女王直属女体拷問吏

那羽都レン

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【幕 間】

アリアーヌのご褒美

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「……ふぅ……ふぅ……ッ!」

 アリアーヌが怯えたような視線で自らの下半身を見詰める。
 彼女の視線の先にあるのは、衣服を剥がされ剥き出しになった股間、度重なる責めで肥大化し包皮から顔を覗かせている陰核、そしてその陰核の前に構えられた細い棒だ。
 下半身はかつて彼女に女体責めを施した時と同じ拘束具によって固定され、アリアーヌが幾ら暴れようとも急所を逃がすことは出来ない。

「……ふぅ……ふぅ……ッ!」

 陰核の前で構えられた……と言うか、俺が構えている棒は左手で一端を固定し、右手でそれをしならせるように手前に引いている。
 もしも俺がこの右手を放せば、しなった棒は反発で元に戻り、そして彼女の陰核を痛烈に打ち付けるだろう。
 そう、ディアーナの乳首を散々打った極細の笞だ。
 あの時の宣言通り、アリアーヌにも褒美をくれてやることにしたのだ。

「……ふぅ……ふぅ……ッ!」

 そう、褒美だ。
 突起責めに特化したこの笞は多少の痛みと凄まじい快楽を彼女の突起に与えるだろう。
 アリアーヌもそれが分かっており、その表情には恐怖と共に期待と興奮の色が見える。
 固定された秘部からはダラダラと愛液が垂れ流しになり、陰核は早く打ってくれと言わんばかりに硬くそそり立っていた。

「……ふぅ……ふぅ……ッ!」

 いつ打つかは言わない。
 アリアーヌにしてみれば、いつ俺の右手が放されるか気が気ではないだろう。
 自らの股間を見下ろしながら息を呑んで待ち構えているが、ずっとその緊張感を保ち続けることは出来ない筈だ。
 必ず気を抜く瞬間がある。

「……ふぅ……ふぅ……ッ!」

 荒い息を吐きながら戦々恐々として待ち続けるアリアーヌの前で、俺はフッと脱力して笞を構えていた両手を下げた。

「……ふぅ〜……」

 莫迦め。
 俺が笞を下げたのを見て肩から力を抜いて脱力し長い溜息を吐いたアリアーヌの隙を突いて、俺は再び笞を構えて彼女が気付く前にその右手を放した。
 しなっていた笞は勢いよく直線に戻ろうとし、その途中にあった桃色の突起にぶつかる。
 笞が非常に極細のために大きな炸裂音はしなかったが、極間近に居る俺にはピシンという音が確かに聞こえた。

「ッ!? 〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」

 油断していたところに突然加えられた暴虐に、アリアーヌは咄嗟に反応出来なかった。
 いや、刺激が強過ぎてそれがなんであるか身体が理解するまでも時間が掛かったのだろう。
 目と口を大きく開き、声にならない悲鳴を上げるアリアーヌ。
 次の瞬間、彼女の股間から黄色い液体がプシャアアアっと勢いよく噴き出した。
 勿論、それを予想していた俺は笞を打つのと同時に彼女の前からどいていたため、尿まみれになることは回避出来ている。

「─────ああああぁぁぁッ!?」

 漸く身体が受け取った信号を理解出来たのか、遅れたようにアリアーヌが嬌声を上げた。
 彼女が受けた刺激は三割の激痛と七割の快楽といったところか。
 悲鳴を上げる様だけ見ると痛みに泣き叫んでいるのと見分けが付かないが、俺の目には彼女の腰の辺りに浮かんでいる数字が一気にゼロまで減ったのが見える。絶頂したのだ。
 本来なら絶頂に達する時には宣言をするようにと言い聞かせてあるのだが、その余裕も無かったようだ。
 常人であれば痛みの方が勝るだろうが、幾度となく責めを受けて鍛え上げられた彼女の陰核は、こんな苛烈な責めでも快楽を感受することが出来る。
 大きさ、硬さ、そして感度共に普通の女性が持つそれより遥かに強く、そして卑猥だ。

「はぁ……はぁ……」

 漸く刺激が引いたのか息を整えようとするアリアーヌに、俺は顎で床の方を差して示した。

「……? あ……」
「お前が漏らしたせいで床が汚れたな」
「こ、これは……」

 床を見て初めて自分が失禁してしまったことに気付いたのか、アリアーヌは顔を赤くし慌て始める。
 俺の指摘になんとか言い訳をしようと考えているが、彼女が漏らした事実には変わりないので言い訳など出来る筈もない。

「それと、教えた口上をさぼったな。仕置き、だ」
「あ、あ、あ……ひあああああぁぁぁぁ! 雌ちんぽで果てます!」

 仕置きによる追加の笞を陰核に入れると、アリアーヌは再び悲鳴を上げた。
 二回目故か先程よりも快楽の割合が強かったようだ。ゼロになった数字と痙攣する腰、そして彼女の卑猥な宣言が彼女の絶頂を示している。
 勿論、笞で打ち据えている以上は痛みがゼロになることはないと思うが、最早痛みは軽いスパイスにしかなっていない。
 股間から尿の代わりに潮を噴き出すアリアーヌに、最早遠慮は不要と俺は幾度も笞を入れ始めた。

「ああああぁぁ! だ、だめぇ! し、死んじゃいます! 雌ちんぽで果てちゃう!」

 一打入れるごとに絶頂し続ける元王女は、連続絶頂に陥り息絶え絶えになっている。
 しかし、同じ刺激をずっと続ければ段々鈍化してくることは避けられないだろう。
 変化を付けるべきだと判断した俺は、もう一つの道具を取り出す。
 俺が取り出したそれを目に留めた瞬間、アリアーヌの表情が期待と怯えに引き攣った。

「ダ、ダメです。
 そ、それは……筆はダメですっ!」

 何がダメなのか分からないが、俺は筆の毛先を彼女の秘所へと突き入れる。

「ひん!」

 勿論、毛先だけなので処女膜を破るようなことにはならない。これはあくまで筆に彼女の蜜液をまぶすためだ。
 そうしてしっとりと濡れた筆で、幾度も打ち据えられ真っ赤に腫れ上がった陰核を癒やすように撫で始める。

「ひいいいいいいいッ! め、雌ちんぽで果てますぅ!」

 うっとりとした表情で絶頂を告げるアリアーヌの姿を見て、俺は再び笞を構える。
 筆による優しい責めの後だからこそ、尚更に笞の味は峻烈なものとなるだろう。
 濡れそぼった筆による甘い「飴」と、苛烈な笞打ちという「鞭」。
 緩急付けた責め苦に彼女が何処まで耐えられるか、見ものだ。

 結局その後、アリアーヌが泡を噴いて失神するまで彼女の突起に仕置きを続けるのだった。
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