女王直属女体拷問吏

那羽都レン

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【第3章】女騎士の秘裂

第21話:水蛇

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「セ、セオドール……それをどうするつもりだ?
 まさかとは思うが……」

 俺が抱えるようにして拷問部屋に持ち込んだそれを目にした女王が、信じられないものを見る表情で恐る恐る問い掛けてきた。
 しかし、そんな態度を取る以上は概ね予想が付いている証左である。

「勿論、挿れるに決まっているでしょう」
「ひっ!?」

 俺の答えを聞いた女王は、自らの尻を隠すように手で押さえながら後ずさりした。

「な、なんだ? 一体何を言っている?」

 俺と女王のやり取りを聞いたルフェリアが、逆さに拘束されたまま不安そうな声を上げる。
 彼女からは姿勢と視点の高さ的に俺が持っている物が何だか見えていないが、女王の反応から不穏な予感を覚えたのだろう。
 俺は抱えていたタライを床に置き、女王が見て怯えたそれをルフェリアにも見せてやることにした。

 タライに入った水の中を泳ぐそれの首の辺りを掴み、水面から出して見せてやる。

「ひぃっ!? へ、蛇?」
「水蛇だ」

 俺がそれを見せた瞬間、ルフェリアは青褪めた表情になって短い悲鳴を上げた。
 部屋の外から持ってきたのは、水蛇の入ったタライだ。
 赤い体躯の細い蛇で、体長はそれほど大きくはない。
 首を当たりを掴んで持ち上げているが活発で、尾を激しく振り回して俺の手から逃れようとしてくる。
 身体がぬるぬると滑り易いため、落としてしまわないようにするのが一苦労だ。

「そ、それをどうするつもりだ?」
「先程の俺の言葉を聞いていなかったのか?
 お前のいやらしく開いたそこに挿れると言っただろう」
「ッ……い、いやあああああぁぁぁあぁぁ!?」

 ルフェリアは一瞬息を呑み込んだかと思うと、甲高い悲鳴を上げた。
 これまでにも嬌声は何度も上げていたが、今回はそうではなく単純に恐怖からの悲鳴だ。
 どうも彼女、蛇が苦手なようだ。
 尤も、こんなものを大事な部分に捻じ込まれると聞けば、大半の女は悲鳴を上げるだろうが。

「い、いやだ! やめろ、やめてくれ!」
「やめて欲しいのなら……分かっているな?
「そ、それは……」

 俺が責めを終わらせる条件は、これまでにも何度か彼女に話したものと何も変わらない。ルフェリアが王権を簒奪したシェレイラ王女を裏切り、彼女の捕縛に協力することだ。
 これまでは即答で、あるいは逡巡しながらもキッパリと断っていた提案に、女騎士は言葉に詰まったまま答えない。
 それだけ、俺の手の中で暴れる水蛇を怖れているのだろう。

 しかし、それでも首を縦に振らなかったところは称賛すべきだと思う。

「……時間切れだ」
「ま、待て! 待ってくれ!」
「安心しろ。こいつは毒を持たない種類だし、胎内を噛まないように牙も抜いてある」

 安心しろとは言ったものの、この状況で本当に安心出来る者は存在しないだろう。
 俺はそんなことを思いながら、拘束された身体を揺すって逃れようとするルフェリアの秘部に筒を挿入する。そして、その筒の入口に手に持っていた水蛇を頭部から流しこむように入れた。

「ひ、ひいいいいぃぃぃぃぃ!?
 取って、お願い、取って取って取って!」

 細長い体躯の水蛇が入り込むおぞましい感触に、ルフェリアはまるで幼い娘のように半狂乱になって泣きじゃくった。
 首を激しく振って拒絶を露わにするが、既に胎内に入り込んだ水蛇を追い出すことは出来ない。

「な、何を?」

 俺は駄目押しとばかりに、彼女の秘所から筒を抜き、代わりに貞操帯を取り付けてやる。これで、貞操帯を外さない限りは水蛇は外に出ることが出来なくなった。

 水蛇の本来棲息している場所からすると、ルフェリアの胎内は熱く、水蛇にとっては苦しい環境だ。
 そのせいで、水蛇はすぐに彼女の胎内で激しく暴れ出す。

「あ、あひゃあああああ!?
 へ、蛇が私の中で……く、くねってる!
 や、やめろ! 動くなぁ!
 くうううううううーーーーッ!?」

 貞操帯に隠れて外からは見えないが、水蛇の激しい動きは絶叫するルフェリアの反応から見て取れた。
 流石に嫌悪感が強いのか、快楽を感じる余裕も無さそうだった。

「うあああああ! 気持ち悪い!
 た、助け……助けて。ひ、姫様……っ!」

 しかし、これまで散々捏ねられて幾度となく絶頂に達した身体は快楽に対して非常に貪欲になっており、次第に嫌悪や恐怖よりも快感の方が勝り始めた。

「い、いやぁ……あう、くはっ、ひう」

 一度胎内で身をくねらせる水蛇に快楽を感じてしまえば、もう手遅れだった。それを快感だと認識してしまった女騎士の身体は加速度的に感度を鋭くしてゆく。

「んくう、あふ、ああああ、うあああああ!」

 そして……。

「う、嘘だ……こ、こんなもので!?
 あ、あ、あ、ダメだ! く、くる……来てしまう!
 こ、こんなもので……あひぃ!? こんなもので、果ててしまうなど……っ!」
「水蛇を陰部に捻じ込まれて絶頂に達するのか?
 フッ、変態だな」
「ち、違う! ひぅ!?」

 俺の嘲りに、ルフェリアは顔を真っ赤にして否定の言葉を放つ。俺の視界には彼女が絶頂に達する寸前であることが数字としてハッキリ見えているため、虚勢を張っても無駄なのだが、彼女はそれを知らないのだから仕方ないだろう。

「わ、私はこんなおぞましいもので感じてなど……っ!」

 否定の言葉と同時に絶頂を堪えようとしたのか、ギュッと身を固くする。
 しかし、それは悪手だった。
 身を固くすることによって、彼女の膣は胎内に侵入した水蛇をきつく締め付けた。
 締め付けられることによって摩擦が強くなり、ルフェリアは胎内でくねる水蛇の感触をより鮮明に感じてしまう。
 また、膣内に居る水蛇にとってはたまったものではない。
 突然身体を締め付けられた水蛇は驚き、これまで以上に激しく暴れた。

「あひゃああああーーーー!?
 な、何故だ!? う、動きが激しく……っ!
 や、やめ……やめてぇ!」
「お前の奉仕に、水蛇も喜んでいるのだろう。
 諦めて果ててしまえ」
「うあああ! も、もうダメだ!
 果てる、果てる果てるッ!
 あああああああああーーーーーーーッ!!」

 ルフェリアの股間の横に浮かぶ数字がゼロまで達し、彼女は果てた。
 屈辱と嫌悪の涙を浮かべながら、それでも胎内をくねる水蛇の感触に感じて絶頂に達したのだ。
 それは、通常の絶頂よりも深く彼女の心を削り取ったことだろう。

 しかし、快楽地獄はまだ終わらない。

「え? あ、どうして? ま、まだ動いてる!?
 や、待って! 待ってくれ!」
「水蛇は別にお前を感じさせるために動いているわけではないからな。
 そこから解放しない限り、お前の中で暴れ続ける」
「そ、そんな……!?
 あ、今、果てたばかりで敏感だから……っ!
 ま、また来る!?
 うああああああああっ!?」

 絶頂に達して敏感になった秘所を容赦なく掻き回す水蛇に、ルフェリアは再び悲痛な声を上げて達した。
 勿論、二度果てても水蛇が止まるようなことはない。

 その後も何度か連続で達し続け、ルフェリアは息も絶え絶えに荒い息を吐く。

「はぁ……はぁ……し、死ぬ。死んでしまう。
 も、もう許して……」
「ん? 水蛇の動きが鈍ってきたか」

 ルフェリアも疲弊しているが、水蛇もまた活力を失って動きが緩慢になっているようだ。
 元々冷たい水の中で棲息する生き物だから、熱く狭い秘所に押し込められて暴れ続けたら疲労するのも無理はない。

 俺は無言のまま、ルフェリアの股間に装着した貞操帯を外す。

「や、やっと……やっと終わるのか」

 水蛇が外に出ないように閉じ込めていた貞操帯を外したことで、ルフェリアはホッと安堵の表情を浮かべる。

「安心しろ」
「?」

 俺はそう言うと、足元からあるものを掲げて不思議そうな顔をしているルフェリアの視界に映るようにしてやる。

「水蛇ならまだ居る」
「? え? い、いやああああああああーーーーーーッ!?」

 逆さまになった女騎士の表情が絶望に染まると同時に、心の折れる音がしたような気がした。
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