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22 これはエリアボス戦ですか?
しおりを挟むレベル上げと筏作りにコツコツと励んで数日、今からエリアボスに挑もうと思う。と、その前に、ステータスを確認しなきゃ。
まずは、かぐやちゃん。
ーーーーーーーーーーーーーーー
名前 かぐや
種族 宝霊
Lv 15
HP 1100/1100
MP 1700/1700
攻撃 23
防御 43
速さ 56
知力 118
運 5
スキル【メテオール】【ゼロ・グラビティ】【アマ・デトワール】
AP 0
ーーーーーーーーーーーーーーー
【アマ・デトワール:上級星魔法。媒体を介して星屑を出す】
【アマ・デトワール】を簡単に言えば、星屑ビームかな。
扇の先からキラキラ光る星屑が敵に向けて発せられるのは、かぐやの神秘的な可愛さと相まってとても幻想的なんだよ。
威力は可愛さの欠けらも無いけどね。
お次は、ゴンちゃん。
ーーーーーーーーーーーーーーー
名前 ゴン
種族 白狐
Lv 18
HP 1350/1350
MP 1350/1350
攻撃 84
防御 32
速さ 103
知力 40
運 5
スキル【狐火】【紅牙】【紅爪】【雷爪】
AP 0
ーーーーーーーーーーーーーーー
【雷爪:雷に包まれた爪で相手を切り裂く】
【雷爪】は【付与】を使って、取ったスキルだよ。今から戦うボスは、火だけだと相性が悪いからね。
そして最後は私です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 ソラ
種族 鬼っ娘
Lv 18
HP 2850/2850
MP 2800/2800
攻撃 0
防御 180
速さ 180
知力 180
運 155
スキル【羅刹化 lv3 7min】【雷魔法lv3】【打撃 lv3】【料理 lv2】【釣り lv3】【テイムlv3】【ヒール(小)※】【付与】【鑑定】【細工 lv5】
AP 0
SP 14
装備:狐神の加護を受けた巫女服一式
アクセサリー:身代わりの指輪、白狐の御守り、天の羽衣
ーーーーーーーーーーーーーー
うん、狐神様の装備様々だね!
一段落したら、お礼も兼ねて顔見せに行かなきゃ。
それから、やっと上がった【羅刹化】スキル。そのためにどれほどの蜘蛛を討伐したことか。
筏も沢山作ったから、【細工】のレベルが1番高い。このボス戦が終わったら【細工】使う予定は無いんだけどな。
『ここから行くのか?』
「うん!」
そして、今私達がいるのは街から少し離れたところにある崖の上。
人が多い街中は避けて、人がいないところここからボス戦に向かうことにした。
「頼むね、ゴンちゃん、かぐや!」
『あぁ。』
「もちろんなのじゃ!」
「それじゃあ、ボス戦といきますか!」
気合を入れ、私はゴンちゃんを抱えて崖から飛び降りた。
「ふぉぉぉおおおおお」
落下による浮遊感を全身で感じる。
海面スレスレまで落ちたところで体勢を立て直し、海の上を滑るように飛ぶ。
朝方の海風がとても心地いい。
「ゴンちゃん、どっち?」
『向こうだ。』
ゴンちゃんが前足で示した方向に向けて進む。
以前、船の上でボスに遭遇した際、ゴンちゃんが攻撃した時の魔力がボスに付着しているらしく、本人の誘導でそれを追っている。
「これが海。圧倒されるのぅ。」
「そうだね。
ボス戦が終わったら、海でも見ながら浜辺で海鮮がメインのバーベキューしようか。」
「楽しみなのじゃー!」
海に足を浸けてその冷たさに驚いたり、海面を飛ぶトビウオのような魚を興味深そうに見ているかぐやを微笑ましく観察していると、ゴンちゃんの尻尾がペシペシと私の腕を叩いた。視線を落とせば、ゴンちゃんは真剣な眼差しで海面を見つめていた。
『この付近だな。』
「え…。前の時よりも街に近づいてない?」
早朝にも関わらず活気ある街並みが、目と鼻の先に見える。船の上に乗っていたとは言え、ここまで近くなかったことは確信できる。
『そのようだな。』
1度遭遇したら、一定の期間内に倒さないといけない決まりなのだろうか。何はともあれ、私たちがすることはただ一つ。
「それじゃあ早いとこ倒さないとね。」
「妾に任せるのじゃ!」
「もちろん2人には期待してるよ。
ゴンちゃん、私の肩に登れる?」
『あぁ。』
私の腕を伝って器用に肩まで登ったゴンちゃん。首元にもふもふがあるって素敵。
「かぐやはこれを持っててくれる?」
「うむ!」
かぐやに作った筏の先端を渡す。袴のポケットから筏ってなかなかにシュールな光景だな。
「そのままそこにいてね!」
かぐやにはその場で留まってもらい、私は、大きな円を描くように飛ぶ。
一周回ってかぐやの位置まで戻ってくると、両端を『蜘蛛の銀糸』で縛り、輪になった筏を海面に漂わせる。筏は、戦う上での足場代わりだ。だから、立てれるほどの大きさでよかったのだ。
一応、中心にボスが来るようにゴンちゃんの指示を聞きながら囲ったけど、ボスの大きさが分からない。
そこで、小さな筏と筏の間をものすごく伸びる『蜘蛛の銀糸』で繋いだのだ。これで柔軟に形を変え、なおかつ伸縮可能な足場の出来上がりだ。
ゴンちゃんが、感触を確認するようにてしてと足踏みしている。
「ゴンちゃん、かぐや、準備はいい?」
『いつでも来い。』
「頑張るのじゃー!」
「【羅刹化】」
2人の返答を合図に、【羅刹化】を発動させ、中心に向かい、釣り糸をそこに垂らす。餌は、なかなかレア度が高かったお魚。
どれぐらいかかるだろう、と思った矢先、グウォンと釣竿が引っ張られた。
釣竿が激しく弧を描いている。
「うぐぐぐっ。どりゃーっ!」
上に飛ぶ勢いを利用しながら、思いっきり上に引き上げる。
吸盤がついた脚が見えてきたところで、一瞬だけ片手を離し、海面に向かって【サンダーボール】を唱える。やっぱり武器を媒介にしてないと威力弱いなあ。
ボスが怯んだ隙に、釣竿を仕舞って木の棒に持ち替え、ひたすら【サンダーアロー】を射つ。
Gyaaaaaaaaoooooooooooo
「いや、でかっ!」
一方的な攻撃に怒ったのか、姿を現したボスは、超特大サイズのダイオウイカのような見た目だった。イカにしては脚数多いけど。
ボスの脚が私に向かって伸びてきたところで、一目散に二人の元に退散する。
体勢を立て直し、さあやるぞと意気込んだ時、無機質なアナウンスがその場に流れた。
ーお知らせします。『アークフォール』にて、レイドボスが発見されました。街に被害が及ぶ前に、プレイヤー同士で協力して倒しましょう。ー
ん?
え……これエリアボスじゃないの!?!?
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