47 / 160
第一部 地球編
44 君の元へ
しおりを挟む
マスターウェザー、タンク、ガントンの能力が少し回復したので、戦場に復帰した
「マスターウェザー。三人の帰りが遅い。宇宙船の近くに様子を見に行ってくれ。三人を見つけたら、必ず連れ戻せ」
エドガーにそう言われたマスターウェザーは本部から飛んでいった
第四軍団は順調に敵を倒していき、宇宙船に少しずつ近づいていた。クイックとコールドアイの連携と、カーナによって兵士達を失うのが少ないからだ。やがて、センスからカーナに連絡が入った
「レッドマジシャン達が、本部に帰還し、向こうのリーダーは九人いるそうです」
「九人!?強いの?」
「一対一だと、負けるそうです」
「分かった」
カーナは、クイックとコールドアイ、ガンドルド。そして、遅れてきたタンクに伝えた
「強敵とは会いたくないな」
「けど、倒さないといけない」
「分かってるさ」
「みんな、何十時間も動いてるから、限界よ」
「休憩させるか」
休憩後、宇宙船の近くまできた。すると、エイリアンの大軍と戦うことになった。いつも通り、コールドアイが止めてる間に、クイックが敵の中心に走って、敵を一掃していると。クイックが走るのをやめた
「フラン?」
クイックにはゆっくり動いて見える周りの中に、死んだ恋人の姿が見えた
「勘違いだ。もう、死んだ!」
クイックが少し止まった隙を、エイリアン達は攻撃したが、全員返り討ちにあった。タンクが敵の前線を倒してる間に、クイックが内側から倒していく作戦は上手くいき、敵は混乱している。また、クイックが急停止した
「いる!フランがいる!?」
フランの姿の方に全速で駆け寄ると、恐る恐る声をかけた
「フラン?」
「あら、クイック。どうしたの?」
敵がクイックに攻撃をしかけた
「邪魔するな!」
クイックが襲ってきた敵をバラバラに引き裂いた。あまりのクイックの雰囲気に敵は怖じ気付いている
「どうしてここに?君は死んだろ?」
「私は死んだの?」
「日本での任務でライガーと一緒に」
「何で、死んだの?」
「殺されたんだよ!」
「あなたは、その時何してたの?何で助けてくれなかったの?」
クイックはあの日、フランへのプレゼントを買いに行っていた
「ごめん」
クイックは分かっていた。これが、敵の能力であると。しかし、分かっていても喋っていたい。クイックへの攻撃を仕掛けるエイリアンは全員殺された。フランとの時間を邪魔されたくなかったから
「どうしてすぐに私の所に来てくれなかったの?」
「あの時は、君の母国のフランスにいたから、間に合わなかった」
「違う。何で、後を追って死んでくれなかったの?待ってたのに!」
「えっ」
クイックはあの日、フランが死んだと聞かされて、自殺を考えてた
「けど、こうしてまた・・・」
「えぇ。会えたわ」
だが、フランは悲しい顔をしてる。クイックの異変をカーナが敵味方がごちゃごちゃしてる戦場で見つけた
「クイック!何止まってるの!」
「カーナ。フランが会いに来てくれた」
クイックがフランを指差したが、カーナには何も見えていない
「フラン?何言ってるの?」
「ほら!そこに」
「誰も居ないわ。誰かの能力で見えてるだけでしょ?」
カーナはクイックに喋りかけながら、敵を素手で一秒触って即死させてる
「クイック。戦って!あなたがいないと~」
カーナは後方に能力で吹き飛ばされていった
「クイック。私が死んでからカーナに乗り換えたの?」
「違う。僕は君だけしか愛してない!また、一緒に」
「クイック。私は死んで、あなたは生きてる。私は悲しいわ。自分だけが死んでるなんて」
「戦争が終わったら、すぐに君の元へ」
「嫌。今来てよ!私を愛してるのなら!今、死んで一緒になろう」
フランがクイックに手を差し出した。クイックがその手をゆっくり握った。クイックのゴーグルの中は、涙でいっぱいだ
「今、殺すよ」
「良かった」
「フランを見せた能力者を!フランは俺にそんなことを言わない!」
「能力者?何言ってるの?私を愛してないの?」
「愛してるさ!」
クイックは自らの手で、フランを引き裂いた。フランは最後まで悲しい表情をして消えていった
「誰だ!フランを侮辱したのは!」
クイックが走りだそうとしたが、足が動かない。すると、二人のエイリアンがクイックに近づいてきた
「動かないだろ」
「お前らが、フランを見せたのか」
「えぇ。私は死者を蘇らせる能力。ただし、能力にかかってる本人と私にしか見えないけど」
「幻か?」
「違う。本物よ。あの国のフランを呼び出したのよ。呼び出されたフランは、状況が分かってないけど」
「彼女は俺に死んでくれと言った。彼女はそんなこと言わん!」
「生きてたら言わないでしょうね。ただ、死者からすれば生きてる人を見るのは辛い。ましてや、恋人を見るのはもっと辛い。それを知っても言わないと断言できる?」
「それは・・・。ていうか、何で殺さないんだ?」
「殺しますよ。絶望した顔をして死んでほしい。私の能力で、自ら死を望む人は多い。死者を見てる人は、気を取られ動かなくなる」
「そこで、俺の能力だ。三秒間その場から動かない相手を拘束することができる」
クイックは体を動かし始めた。上半身は動かさすことができるのに、下半身が全く動かせない
「速さしか才が無い奴が走れないとは」
「あの女の所に送ってやるよ」
クイックがゴーグルを取った
「速さこそ、最強の攻防。速さは強さだ!」
「そのスピードは封じられて可哀想に」
クイックはニッコリ笑って腕を二人に向けて、振り回した
「下半身しか拘束できないとは、残念な能力だな!」
クイックの腕から強風が生まれた。風はだんだん強くなっていき、二人のエイリアンを吹き飛ばした。また、二人以外にも、敵味方関係なく、突風で吹っ飛ばした。五分間、腕を振り回し続けて、やがて腕の回転のスピードが落ちた
「長くやると、能力消費が凄いな。やだな~。寒い所で死にたくないな~」
強風が吹いている間はクイックの周囲に誰も居なくなったが、強風が吹き止むと、エイリアンは殺しに来た。味方は、クイックを守ろうと集まり出した
「クイック。動けないのか!?」
タンクがクイックに叫んだ
「あいつの能力だ!」
クイックが、拘束した二人のエイリアンを指差した
「分かった!兵士ども!必ず、クイックを死なせるな!」
タンクはクイックが指差したエイリアンに向かっていった。エイリアン達はクイックを殺そうと、兵士達をどんどん倒していく。兵士達と、カーナやコールドアイ、ガンドルド達も頑張って応戦するが、劣勢だ。やがて、クイックがカーナを呼んだ
「退却させろ。兵を失う」
「タンクがもう少しで倒してくれる。そうすれば、あなたは動ける」
「俺一人のために、兵をこれ以上失うな!」
「あなたは、この戦いに必要なの!あなたがいないと戦いに勝てない!」
「いいから退かせろ!」
「やだ!」
「もう、いいんだよ。俺は十分よくやった」
クイックがカーナの背中を押した
「分かった。退却ー!」
カーナの震えた大声に、兵士達は不服ながら退いていった。コールドアイとガンドルドは最後まで救おうとしたが、カーナに無理やり退却させられた。クイックは、エイリアン達から、斬りつけられる直前に足が動いた
「タンク。倒してくれたんだな」
最後は安堵した顔で、首を切り落とされた
フランスのパリ。お店の開店と同時にクイックは店に入店した。商品を物色してると、店員に喋りかけられた
「お客様。婚約指輪をお求めですか?」
「えぇ。どんなデザインがいいですかね?シンプルな物か、派手な物か」
「恋人さんは、どんな方なのですか?」
「花のように美しい人です」
「花ですか。では、こちらはいかがですか?少し、他より高価ですが」
店員が、指輪の一つを取り出して見せてくれた
「繊細なデザイン。いいですね。サイズもピッタリだ。買います」
「プロポーズはいつですか?」
「明日、仕事でアジアに行ってる彼女が帰ってくるので、その時に」
「それは、彼女さんは喜びますね」
その後、クイックは指輪を手に、A.C.T の本部に帰ってきた。本部に帰るとすぐに、マスターウェザーが駆け寄ってきた
「クイック。すぐに、日本に行きますよ!」
「日本?」
「フランとライガーが死にました」
指輪をその場に落として、マスターウェザーと共に駆け出した
東京支部に着くと、フランとライガーの死体が回収されていた。二人とも体全体が、原型をとどめていない
「フラン」
フランの美しかった顔を撫でながら、クイックは崩れた。そこに、サンストーンが入ってきた
「クイック。来てたのか」
クイックは一瞬で、サンストーンを壁に押し付けた
「何で!何でお前がいながらフランが、二人が死ぬんだよ!」
「すまない。必要なら、責任を取って、腹を斬るが」
「殺す!殺す!殺す!お前を殺す!組織を殺す!自分を殺す!」
異変に気付きマスターウェザーが入ってきて止めた
「冷静に。フランとライガーの死は無駄ではありません」
「は?」
「適合者がいます。三人も」
「二人は用済みか・・・」
クイックは部屋から出ていき、気付いたら個室で首吊りをしようとしていた。首を吊ろうとした瞬間、クイックにフランの声が聞こえた
「生きて!」
クイックが目を開けると、そこには花がたくさん咲く丘にいた。丘の上には小さな小屋がある
「ここは?」
「やっと来た!」
フランが後ろから、声をかけた
「フラン!」
「あなた。私を引き裂いたわね」
「悪い。偽物かと思った」
「けど、本当に会いに来てくれた」
二人は、小屋の中に入った。普通の家と変わらない部屋だ
「ここが家?」
「あなたが付き合い始めた頃に言ってたじゃない!」
「何を?」
「いつか、二人で姿を消して、誰もいない所で、家族になりたいね。って」
クイックはフランを抱きしめた
「あぁ。やっと二人きりだ!」
クイックは、フランと共にあの世で、ゆっくりと過ごした。誰にも邪魔されない二人だけの場所で
「マスターウェザー。三人の帰りが遅い。宇宙船の近くに様子を見に行ってくれ。三人を見つけたら、必ず連れ戻せ」
エドガーにそう言われたマスターウェザーは本部から飛んでいった
第四軍団は順調に敵を倒していき、宇宙船に少しずつ近づいていた。クイックとコールドアイの連携と、カーナによって兵士達を失うのが少ないからだ。やがて、センスからカーナに連絡が入った
「レッドマジシャン達が、本部に帰還し、向こうのリーダーは九人いるそうです」
「九人!?強いの?」
「一対一だと、負けるそうです」
「分かった」
カーナは、クイックとコールドアイ、ガンドルド。そして、遅れてきたタンクに伝えた
「強敵とは会いたくないな」
「けど、倒さないといけない」
「分かってるさ」
「みんな、何十時間も動いてるから、限界よ」
「休憩させるか」
休憩後、宇宙船の近くまできた。すると、エイリアンの大軍と戦うことになった。いつも通り、コールドアイが止めてる間に、クイックが敵の中心に走って、敵を一掃していると。クイックが走るのをやめた
「フラン?」
クイックにはゆっくり動いて見える周りの中に、死んだ恋人の姿が見えた
「勘違いだ。もう、死んだ!」
クイックが少し止まった隙を、エイリアン達は攻撃したが、全員返り討ちにあった。タンクが敵の前線を倒してる間に、クイックが内側から倒していく作戦は上手くいき、敵は混乱している。また、クイックが急停止した
「いる!フランがいる!?」
フランの姿の方に全速で駆け寄ると、恐る恐る声をかけた
「フラン?」
「あら、クイック。どうしたの?」
敵がクイックに攻撃をしかけた
「邪魔するな!」
クイックが襲ってきた敵をバラバラに引き裂いた。あまりのクイックの雰囲気に敵は怖じ気付いている
「どうしてここに?君は死んだろ?」
「私は死んだの?」
「日本での任務でライガーと一緒に」
「何で、死んだの?」
「殺されたんだよ!」
「あなたは、その時何してたの?何で助けてくれなかったの?」
クイックはあの日、フランへのプレゼントを買いに行っていた
「ごめん」
クイックは分かっていた。これが、敵の能力であると。しかし、分かっていても喋っていたい。クイックへの攻撃を仕掛けるエイリアンは全員殺された。フランとの時間を邪魔されたくなかったから
「どうしてすぐに私の所に来てくれなかったの?」
「あの時は、君の母国のフランスにいたから、間に合わなかった」
「違う。何で、後を追って死んでくれなかったの?待ってたのに!」
「えっ」
クイックはあの日、フランが死んだと聞かされて、自殺を考えてた
「けど、こうしてまた・・・」
「えぇ。会えたわ」
だが、フランは悲しい顔をしてる。クイックの異変をカーナが敵味方がごちゃごちゃしてる戦場で見つけた
「クイック!何止まってるの!」
「カーナ。フランが会いに来てくれた」
クイックがフランを指差したが、カーナには何も見えていない
「フラン?何言ってるの?」
「ほら!そこに」
「誰も居ないわ。誰かの能力で見えてるだけでしょ?」
カーナはクイックに喋りかけながら、敵を素手で一秒触って即死させてる
「クイック。戦って!あなたがいないと~」
カーナは後方に能力で吹き飛ばされていった
「クイック。私が死んでからカーナに乗り換えたの?」
「違う。僕は君だけしか愛してない!また、一緒に」
「クイック。私は死んで、あなたは生きてる。私は悲しいわ。自分だけが死んでるなんて」
「戦争が終わったら、すぐに君の元へ」
「嫌。今来てよ!私を愛してるのなら!今、死んで一緒になろう」
フランがクイックに手を差し出した。クイックがその手をゆっくり握った。クイックのゴーグルの中は、涙でいっぱいだ
「今、殺すよ」
「良かった」
「フランを見せた能力者を!フランは俺にそんなことを言わない!」
「能力者?何言ってるの?私を愛してないの?」
「愛してるさ!」
クイックは自らの手で、フランを引き裂いた。フランは最後まで悲しい表情をして消えていった
「誰だ!フランを侮辱したのは!」
クイックが走りだそうとしたが、足が動かない。すると、二人のエイリアンがクイックに近づいてきた
「動かないだろ」
「お前らが、フランを見せたのか」
「えぇ。私は死者を蘇らせる能力。ただし、能力にかかってる本人と私にしか見えないけど」
「幻か?」
「違う。本物よ。あの国のフランを呼び出したのよ。呼び出されたフランは、状況が分かってないけど」
「彼女は俺に死んでくれと言った。彼女はそんなこと言わん!」
「生きてたら言わないでしょうね。ただ、死者からすれば生きてる人を見るのは辛い。ましてや、恋人を見るのはもっと辛い。それを知っても言わないと断言できる?」
「それは・・・。ていうか、何で殺さないんだ?」
「殺しますよ。絶望した顔をして死んでほしい。私の能力で、自ら死を望む人は多い。死者を見てる人は、気を取られ動かなくなる」
「そこで、俺の能力だ。三秒間その場から動かない相手を拘束することができる」
クイックは体を動かし始めた。上半身は動かさすことができるのに、下半身が全く動かせない
「速さしか才が無い奴が走れないとは」
「あの女の所に送ってやるよ」
クイックがゴーグルを取った
「速さこそ、最強の攻防。速さは強さだ!」
「そのスピードは封じられて可哀想に」
クイックはニッコリ笑って腕を二人に向けて、振り回した
「下半身しか拘束できないとは、残念な能力だな!」
クイックの腕から強風が生まれた。風はだんだん強くなっていき、二人のエイリアンを吹き飛ばした。また、二人以外にも、敵味方関係なく、突風で吹っ飛ばした。五分間、腕を振り回し続けて、やがて腕の回転のスピードが落ちた
「長くやると、能力消費が凄いな。やだな~。寒い所で死にたくないな~」
強風が吹いている間はクイックの周囲に誰も居なくなったが、強風が吹き止むと、エイリアンは殺しに来た。味方は、クイックを守ろうと集まり出した
「クイック。動けないのか!?」
タンクがクイックに叫んだ
「あいつの能力だ!」
クイックが、拘束した二人のエイリアンを指差した
「分かった!兵士ども!必ず、クイックを死なせるな!」
タンクはクイックが指差したエイリアンに向かっていった。エイリアン達はクイックを殺そうと、兵士達をどんどん倒していく。兵士達と、カーナやコールドアイ、ガンドルド達も頑張って応戦するが、劣勢だ。やがて、クイックがカーナを呼んだ
「退却させろ。兵を失う」
「タンクがもう少しで倒してくれる。そうすれば、あなたは動ける」
「俺一人のために、兵をこれ以上失うな!」
「あなたは、この戦いに必要なの!あなたがいないと戦いに勝てない!」
「いいから退かせろ!」
「やだ!」
「もう、いいんだよ。俺は十分よくやった」
クイックがカーナの背中を押した
「分かった。退却ー!」
カーナの震えた大声に、兵士達は不服ながら退いていった。コールドアイとガンドルドは最後まで救おうとしたが、カーナに無理やり退却させられた。クイックは、エイリアン達から、斬りつけられる直前に足が動いた
「タンク。倒してくれたんだな」
最後は安堵した顔で、首を切り落とされた
フランスのパリ。お店の開店と同時にクイックは店に入店した。商品を物色してると、店員に喋りかけられた
「お客様。婚約指輪をお求めですか?」
「えぇ。どんなデザインがいいですかね?シンプルな物か、派手な物か」
「恋人さんは、どんな方なのですか?」
「花のように美しい人です」
「花ですか。では、こちらはいかがですか?少し、他より高価ですが」
店員が、指輪の一つを取り出して見せてくれた
「繊細なデザイン。いいですね。サイズもピッタリだ。買います」
「プロポーズはいつですか?」
「明日、仕事でアジアに行ってる彼女が帰ってくるので、その時に」
「それは、彼女さんは喜びますね」
その後、クイックは指輪を手に、A.C.T の本部に帰ってきた。本部に帰るとすぐに、マスターウェザーが駆け寄ってきた
「クイック。すぐに、日本に行きますよ!」
「日本?」
「フランとライガーが死にました」
指輪をその場に落として、マスターウェザーと共に駆け出した
東京支部に着くと、フランとライガーの死体が回収されていた。二人とも体全体が、原型をとどめていない
「フラン」
フランの美しかった顔を撫でながら、クイックは崩れた。そこに、サンストーンが入ってきた
「クイック。来てたのか」
クイックは一瞬で、サンストーンを壁に押し付けた
「何で!何でお前がいながらフランが、二人が死ぬんだよ!」
「すまない。必要なら、責任を取って、腹を斬るが」
「殺す!殺す!殺す!お前を殺す!組織を殺す!自分を殺す!」
異変に気付きマスターウェザーが入ってきて止めた
「冷静に。フランとライガーの死は無駄ではありません」
「は?」
「適合者がいます。三人も」
「二人は用済みか・・・」
クイックは部屋から出ていき、気付いたら個室で首吊りをしようとしていた。首を吊ろうとした瞬間、クイックにフランの声が聞こえた
「生きて!」
クイックが目を開けると、そこには花がたくさん咲く丘にいた。丘の上には小さな小屋がある
「ここは?」
「やっと来た!」
フランが後ろから、声をかけた
「フラン!」
「あなた。私を引き裂いたわね」
「悪い。偽物かと思った」
「けど、本当に会いに来てくれた」
二人は、小屋の中に入った。普通の家と変わらない部屋だ
「ここが家?」
「あなたが付き合い始めた頃に言ってたじゃない!」
「何を?」
「いつか、二人で姿を消して、誰もいない所で、家族になりたいね。って」
クイックはフランを抱きしめた
「あぁ。やっと二人きりだ!」
クイックは、フランと共にあの世で、ゆっくりと過ごした。誰にも邪魔されない二人だけの場所で
0
あなたにおすすめの小説
無属性魔法しか使えない少年冒険者!!
藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
異世界転移魔方陣をネットオークションで買って行ってみたら、魔王軍と戦うはめになった!
蛇崩 通
ファンタジー
ネットオークションに、異世界転移魔方陣が出品されていた。
三千円で。
二枚入り。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とあった。
おもしろそうなので、買ってみた。
使ってみた。
帰れなくなった。日本に。
魔力切れのようだ。
しかたがないので、異世界で魔法の勉強をすることにした。
それなのに……
気がついたら、魔王軍と戦うことに。
はたして、日本に無事戻れるのか?
<第1章の主な内容>
王立魔法学園南校で授業を受けていたら、クラスまるごと徴兵されてしまった。
魔王軍が、王都まで迫ったからだ。
同じクラスは、女生徒ばかり。
毒薔薇姫、毒蛇姫、サソリ姫など、毒はあるけど魔法はからっきしの美少女ばかり。
ベテラン騎士も兵士たちも、あっという間にアース・ドラゴンに喰われてしまった。
しかたがない。ぼくが戦うか。
<第2章の主な内容>
救援要請が来た。南城壁を守る氷姫から。彼女は、王立魔法学園北校が誇る三大魔法剣姫の一人。氷結魔法剣を持つ魔法姫騎士だ。
さっそく救援に行くと、氷姫たち守備隊は、アース・ドラゴンの大軍に包囲され、絶体絶命の窮地だった。
どう救出する?
<第3章の主な内容>
南城壁第十六砦の屋上では、三大魔法剣姫が、そろい踏みをしていた。氷結魔法剣の使い手、氷姫。火炎魔法剣の炎姫。それに、雷鳴魔法剣の雷姫だ。
そこへ、魔王の娘にして、王都侵攻魔王軍の総司令官、炎龍王女がやって来た。三名の女魔族を率いて。交渉のためだ。だが、炎龍王女の要求内容は、常軌を逸していた。
交渉は、すぐに決裂。三大魔法剣姫と魔王の娘との激しいバトルが勃発する。
驚異的な再生能力を誇る女魔族たちに、三大魔法剣姫は苦戦するが……
<第4章の主な内容>
リリーシア王女が、魔王軍に拉致された。
明日の夜明けまでに王女を奪還しなければ、王都平民区の十万人の命が失われる。
なぜなら、兵力の減少に苦しむ王国騎士団は、王都外壁の放棄と、内壁への撤退を主張していた。それを拒否し、外壁での徹底抗戦を主張していたのが、臨時副司令官のリリーシア王女だったからだ。
三大魔法剣姫とトッキロたちは、王女を救出するため、深夜、魔王軍の野営陣地に侵入するが……
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
毒舌アイドルは毒の魔物に転生する。
馳 影輝
ファンタジー
毒舌を売りにして芸能界で活躍できる様になった。
元々はアイドルとしてデビューしたが、ヒラヒラの衣装や可愛い仕草も得意じゃ無かった。
バラエティーの仕事を貰って、毒舌でキャラを作ったらこれがハマり役で世間からのウケも良くとんとん拍子で有名人になれた。
だが、自宅に帰ると玄関に見知らぬ男性が立っていて私に近づくと静かにナイフで私を刺した。
アイドル時代のファンかも知れない。
突然の事で、怖くて動けない私は何度も刺されて意識を失った。
主人公の時田香澄は殺されてしまう。
気がつくとダンジョンの最下層にポイズンキラーとい魔物に転生する。
自分の現象を知りショックを受けるが、その部屋の主であるリトラの助言により地上を目指す。
ダンジョンの中で進化を繰り返して強くなり、人間の冒険者達が襲われている所に出くわす。
魔物でありながら、擬態を使って人間としても生きる姿や魔王種への進化を試みたり、数え切れないほどの激動の魔物人生が始まる。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる