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第一部 地球編
53 地球の未来
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レッドマジシャン、スノーメロディー、ヘドロ、ガンドルドはトリックスターが死んだ次の日、集まってた
「トリックスターは残念だった。レッドマジシャン」
「信念の決闘だったから、悔いもないでしょう」
「ところで、どうやって人類を半分減らすんだ?」
ヘドロの言葉にレッドマジシャンは
「神の力で滅ぼす」
「?」
「世界各地で異常気象を起こす!」
その後、一ヶ月レッドマジシャンは瞑想をして、能力を貯蓄した。そして、地上に上がると
「『マスターウェザーの能力』」
天気を操り始めた。レッドマジシャンが全能力を注ぎ込んで、行った技は、地球上全てに影響した。赤道近くの国々を凍らせたり、各地に降った豪雨で土砂崩れが起きたり、暴風で大津波を起こして海岸部を沈めたり、雷を落としまくり、強風を操り台風、ハリケーン、竜巻、サイクロンを起こしたりした
自然の脅威に人類は対抗できず、世界各地が壊滅していった。レッドマジシャン達四人はA.C.T の本部で会議をしていた
「ガンドルド。兵士達はどう?」
「残り少ない兵士隊は、君への服従を決心した者しかいない」
「戦士を見張るはずの兵士隊も、世界を崩壊させる方につくなんて。国連は予想しなかったでしょう」
「私は、エドガーの遺言で、誰かを主人にしてみようと思った。私は、レッドマジシャンを主人にし、服従するが・・・」
「するが・・・」
「人類は半分減る。私も人類の一人だ。生き残る確率は半分ではないだろうか?」
「どうするの?」
スノーメロディーが聞いたら、ガンドルドはコインを取り出した
「これだ!表が出たら死ぬ。裏なら服従」
「運で決めるの!?」
「楽しいだろ?」
ガンドルドはコインを投げて、手の甲で取った
「自分の命を運で決めるなんて」
「どっちかな。表なら、撃ち殺してくれ」
コインを見ると、裏だった
「ふぅー。それ、私達もやらないといけないの?」
「私はやろうかな?」
レッドマジシャンが言うと、スノーメロディーが叱責した
「あなたは!トリックスターとの決闘に勝った。その勝負に勝つのは半分の確率よ!あなたが勝ち得た命よ!」
「そう・・・。あなたはやらないでしょ?イカれてないから」
その時、コールドアイが入ってきた
「レッドマジシャン。薬は?約束は守ってくれるんでしょ?」
「もちろん」
「普通の人間になりたい!普通になれるから、世界を破壊するのを手伝った」
「もうできてる。ビーストソウル達のデータを見て、私なりに改善してみた。あと、ウィリーも手伝ってくれた」
「それならいいけど。約束を守らないなら、殺しにかかるよ」
コールドアイは出ていった
「気が荒いわね」
「仕方ないわ。先輩達をしんがりにして、自分が生き残ってしまったのが、許せないんでしょう」
「これから、世界をどうやって治める?」
「私は治めないわよ」
レッドマジシャンが言うと、三人は驚いた
「君が言い出したんだろ!」
「私は、南極にいるエイリアン達と一緒に、違う星に行かないと行けない」
「聞いてないぞ!」
「でしょうね。今、話した」
「なぜ?」
「あの星の王の弟が、宇宙征服するために、宣戦布告してきたから、一掃しに行く」
「地球の女王様は忙しいですね」
「いつから行くの?」
「明日」
「明日!?」
三人が声を揃えて驚いた
「明日よ。ということで、A.C.T は解散!」
「解散!?」
「生き残った人類を導くのは我々だろ?」
「人類を導く?私は救世主。導くのは私じゃなくてもいい。コンピューターが、人類半分ほど減ったから地球の未来は当分滅びないだろうって。だけど、王の弟が宇宙を滅ぼす前に倒して、地球を救う」
「私達はどうすんの?」
「地球の治安を託した。私のせいで、地球は救われたが、人類は壊れた。あなた達が、守っていくのよ。あと、A.C.T の基地は全て爆破しといて」
レッドマジシャンはそれだけ言うと、部屋から出ていった
そして、コールドアイに完成した薬を飲ませた
「コールドアイ。どう?」
「変わった感じしないけど」
「私を見て!能力使えたら、殺していいから」
コールドアイは目を見開いて、レッドマジシャンを見た。しかし、普通に動けてる
「能力が使えない。使えない!」
「成功ね」
「天才ですか?」
「えぇ。だけど、前の天才達が残したデータがあったからよ」
レッドマジシャンはその後、バルドルの部屋を訪れた
「バルドルさん?」
「レッドマジシャン。どうした」
バルドルが部屋の中から、覇気が全くない声で返答した
「ここから移動してね。生き残った人類が私達に報復に来る前に、A.C.T の基地は全て爆破するから」
「どこに行けばいい?いや、外に出ずに、爆破に巻き込まれて死ぬか」
「みんな、あなたを頼りにしてるわ」
「君は人類を減らしたのか?」
「えぇ」
「よくそんなことができるな。マスターウェザーはそんなこと絶対しなかった」
「マスターウェザーは私に地球を託した。だから、救った。それに、マスターウェザーは優しかった。それが、人々を間違えさせた」
「CAは世界を支配したら、能力を持っていても受け入れられる。他者の違いを理解し合える世界を創りたかった」
「私は、世の中に間違えなんてないと思う」
「正当化してるのか?」
「許されるわけないことをした。ただ、世の中で自分一人は自分の行いを認めてあげないと」
「そうか」
「もう行くわね」
ドアから離れた。バルドルが小さい声で言った
「背負うな」
医班が面倒を見てる昏睡状態のソーンの様子をレッドマジシャンが見てると、班長のウィリーが話しかけてきた
「ソーンは、目覚めないかもしれない」
「夢の世界に逃げることが、いかに楽なことか」
「ソーンの気持ちも理解してやれ」
「もちろん。現実逃避したいもの。ビーストソウルとトリックスターを殺したことも、何十億人の命を奪ったことも許されるわけない。ビジョンで二人か死ぬのを恐れてたけど。結局、自分が殺してたとは」
「君は愛する者を殺しても、泣かないくらい強い人だ。医者としては、敵も味方も関係なく、命は救うべきだと思う。命が何より大事だからな。しかし、医者ではなくウィリーとしての意見は、命より大事にしていかないといけないものもあると思う」
ウィリーはレッドマジシャンの肩を叩いた
「死ぬなよ。君が帰ってきてからが、地球の始まりだ。ソーンは死なせん!」
次の日の朝、本部から出て南極に行こうとしてると、スノーメロディーが見送りに来た
「行くの?」
「うん。お願いね」
「トリックスターの遺体は、ビーストソウルの隣に埋葬しようと思う」
「二人が喜ぶわ」
「私は、あなたが大好き。お姉ちゃんのようにも思えるし、後輩だから妹のようにも思える」
「えぇ。地球最強の姉妹よ」
スノーメロディーがレッドマジシャンに抱きついた
「死なないでね。帰ってきてね」
「大丈夫。死んだら、あの世で全員に殺されるから」
レッドマジシャンはスノーメロディーとおでこをつけて合わせて見つめ合った
南極大陸にいる、エイリアン達の本船は、戦争の時の船より、さらに大きかった。レッドマジシャンを出迎えた王様は歓迎してた
「これは、レッドマジシャン。地球の女王。お一人ですか?もう一人は?軍隊は?」
「えぇ。彼は死んだわ。兵は私一人で十分」
「そうですか、不服ですが。自己紹介遅れました。我は、唯一王シュリオン」
「どれくらい?」
「目的の星までですか?」
「えぇ」
「5年です」
「そうですか。5年」
「そんなに長くないでしょ?」
「私達には、5年は長いのよ!」
「これは失礼。では、早速行きましょう」
レッドマジシャンとシュリオン達は、船に乗り込んだ。離星する前に、シュリオンはレッドマジシャンにあることを聞いた
「私が教えた救済方法の、人類を半分に減らすのは、やったのですね」
南極戦争終了後。トリックスターが、世界を回ってる時に、レッドマジシャンは南極に来て、シュリオンに星を救う方法を聞いていた
「えぇ。これで、未来は変わった?」
「見てみましょう」
シュリオンが部下に指示を出すと、数秒後、シュリオンは部下にデータを見せられた。すると、レッドマジシャン達のいる部屋が変わった
「我の術であなたに見せましょう」
部屋の中は、以前見せられた枯れた大地ではなく、澄んだ都市が広がっていた
「大丈夫です。数十年後は、変わりました」
「良かった。犠牲は大きかったけど」
「救った数の方が多いと思いなさい。食糧、土地、資源、地球の全てが、あなたに救われた」
「まだよ。あなたの弟を殺してから、始めて安心できる」
船は動き出し、地球から離れていった。どんどん、スピードが上がり、地球が離れていくのを、レッドマジシャンはずっと見ていた。これから、レッドマジシャンは戦に行く。地球をシュリオン達からも、シュリオンの弟達からも守るために一人で犠牲になり
レッドマジシャンがしたことは許されることではない。しかし、人間が生きている以上、誰かが犠牲になっている。知人かもしれないし、喋ったこともない他人かもしれない。また、未来の人間達かもしれない。一人一人は自覚して生きていかないといけない。自分が生きるということは、誰かから何かを奪ってることを。きっと、誰もが誰かの殺人者
「トリックスターは残念だった。レッドマジシャン」
「信念の決闘だったから、悔いもないでしょう」
「ところで、どうやって人類を半分減らすんだ?」
ヘドロの言葉にレッドマジシャンは
「神の力で滅ぼす」
「?」
「世界各地で異常気象を起こす!」
その後、一ヶ月レッドマジシャンは瞑想をして、能力を貯蓄した。そして、地上に上がると
「『マスターウェザーの能力』」
天気を操り始めた。レッドマジシャンが全能力を注ぎ込んで、行った技は、地球上全てに影響した。赤道近くの国々を凍らせたり、各地に降った豪雨で土砂崩れが起きたり、暴風で大津波を起こして海岸部を沈めたり、雷を落としまくり、強風を操り台風、ハリケーン、竜巻、サイクロンを起こしたりした
自然の脅威に人類は対抗できず、世界各地が壊滅していった。レッドマジシャン達四人はA.C.T の本部で会議をしていた
「ガンドルド。兵士達はどう?」
「残り少ない兵士隊は、君への服従を決心した者しかいない」
「戦士を見張るはずの兵士隊も、世界を崩壊させる方につくなんて。国連は予想しなかったでしょう」
「私は、エドガーの遺言で、誰かを主人にしてみようと思った。私は、レッドマジシャンを主人にし、服従するが・・・」
「するが・・・」
「人類は半分減る。私も人類の一人だ。生き残る確率は半分ではないだろうか?」
「どうするの?」
スノーメロディーが聞いたら、ガンドルドはコインを取り出した
「これだ!表が出たら死ぬ。裏なら服従」
「運で決めるの!?」
「楽しいだろ?」
ガンドルドはコインを投げて、手の甲で取った
「自分の命を運で決めるなんて」
「どっちかな。表なら、撃ち殺してくれ」
コインを見ると、裏だった
「ふぅー。それ、私達もやらないといけないの?」
「私はやろうかな?」
レッドマジシャンが言うと、スノーメロディーが叱責した
「あなたは!トリックスターとの決闘に勝った。その勝負に勝つのは半分の確率よ!あなたが勝ち得た命よ!」
「そう・・・。あなたはやらないでしょ?イカれてないから」
その時、コールドアイが入ってきた
「レッドマジシャン。薬は?約束は守ってくれるんでしょ?」
「もちろん」
「普通の人間になりたい!普通になれるから、世界を破壊するのを手伝った」
「もうできてる。ビーストソウル達のデータを見て、私なりに改善してみた。あと、ウィリーも手伝ってくれた」
「それならいいけど。約束を守らないなら、殺しにかかるよ」
コールドアイは出ていった
「気が荒いわね」
「仕方ないわ。先輩達をしんがりにして、自分が生き残ってしまったのが、許せないんでしょう」
「これから、世界をどうやって治める?」
「私は治めないわよ」
レッドマジシャンが言うと、三人は驚いた
「君が言い出したんだろ!」
「私は、南極にいるエイリアン達と一緒に、違う星に行かないと行けない」
「聞いてないぞ!」
「でしょうね。今、話した」
「なぜ?」
「あの星の王の弟が、宇宙征服するために、宣戦布告してきたから、一掃しに行く」
「地球の女王様は忙しいですね」
「いつから行くの?」
「明日」
「明日!?」
三人が声を揃えて驚いた
「明日よ。ということで、A.C.T は解散!」
「解散!?」
「生き残った人類を導くのは我々だろ?」
「人類を導く?私は救世主。導くのは私じゃなくてもいい。コンピューターが、人類半分ほど減ったから地球の未来は当分滅びないだろうって。だけど、王の弟が宇宙を滅ぼす前に倒して、地球を救う」
「私達はどうすんの?」
「地球の治安を託した。私のせいで、地球は救われたが、人類は壊れた。あなた達が、守っていくのよ。あと、A.C.T の基地は全て爆破しといて」
レッドマジシャンはそれだけ言うと、部屋から出ていった
そして、コールドアイに完成した薬を飲ませた
「コールドアイ。どう?」
「変わった感じしないけど」
「私を見て!能力使えたら、殺していいから」
コールドアイは目を見開いて、レッドマジシャンを見た。しかし、普通に動けてる
「能力が使えない。使えない!」
「成功ね」
「天才ですか?」
「えぇ。だけど、前の天才達が残したデータがあったからよ」
レッドマジシャンはその後、バルドルの部屋を訪れた
「バルドルさん?」
「レッドマジシャン。どうした」
バルドルが部屋の中から、覇気が全くない声で返答した
「ここから移動してね。生き残った人類が私達に報復に来る前に、A.C.T の基地は全て爆破するから」
「どこに行けばいい?いや、外に出ずに、爆破に巻き込まれて死ぬか」
「みんな、あなたを頼りにしてるわ」
「君は人類を減らしたのか?」
「えぇ」
「よくそんなことができるな。マスターウェザーはそんなこと絶対しなかった」
「マスターウェザーは私に地球を託した。だから、救った。それに、マスターウェザーは優しかった。それが、人々を間違えさせた」
「CAは世界を支配したら、能力を持っていても受け入れられる。他者の違いを理解し合える世界を創りたかった」
「私は、世の中に間違えなんてないと思う」
「正当化してるのか?」
「許されるわけないことをした。ただ、世の中で自分一人は自分の行いを認めてあげないと」
「そうか」
「もう行くわね」
ドアから離れた。バルドルが小さい声で言った
「背負うな」
医班が面倒を見てる昏睡状態のソーンの様子をレッドマジシャンが見てると、班長のウィリーが話しかけてきた
「ソーンは、目覚めないかもしれない」
「夢の世界に逃げることが、いかに楽なことか」
「ソーンの気持ちも理解してやれ」
「もちろん。現実逃避したいもの。ビーストソウルとトリックスターを殺したことも、何十億人の命を奪ったことも許されるわけない。ビジョンで二人か死ぬのを恐れてたけど。結局、自分が殺してたとは」
「君は愛する者を殺しても、泣かないくらい強い人だ。医者としては、敵も味方も関係なく、命は救うべきだと思う。命が何より大事だからな。しかし、医者ではなくウィリーとしての意見は、命より大事にしていかないといけないものもあると思う」
ウィリーはレッドマジシャンの肩を叩いた
「死ぬなよ。君が帰ってきてからが、地球の始まりだ。ソーンは死なせん!」
次の日の朝、本部から出て南極に行こうとしてると、スノーメロディーが見送りに来た
「行くの?」
「うん。お願いね」
「トリックスターの遺体は、ビーストソウルの隣に埋葬しようと思う」
「二人が喜ぶわ」
「私は、あなたが大好き。お姉ちゃんのようにも思えるし、後輩だから妹のようにも思える」
「えぇ。地球最強の姉妹よ」
スノーメロディーがレッドマジシャンに抱きついた
「死なないでね。帰ってきてね」
「大丈夫。死んだら、あの世で全員に殺されるから」
レッドマジシャンはスノーメロディーとおでこをつけて合わせて見つめ合った
南極大陸にいる、エイリアン達の本船は、戦争の時の船より、さらに大きかった。レッドマジシャンを出迎えた王様は歓迎してた
「これは、レッドマジシャン。地球の女王。お一人ですか?もう一人は?軍隊は?」
「えぇ。彼は死んだわ。兵は私一人で十分」
「そうですか、不服ですが。自己紹介遅れました。我は、唯一王シュリオン」
「どれくらい?」
「目的の星までですか?」
「えぇ」
「5年です」
「そうですか。5年」
「そんなに長くないでしょ?」
「私達には、5年は長いのよ!」
「これは失礼。では、早速行きましょう」
レッドマジシャンとシュリオン達は、船に乗り込んだ。離星する前に、シュリオンはレッドマジシャンにあることを聞いた
「私が教えた救済方法の、人類を半分に減らすのは、やったのですね」
南極戦争終了後。トリックスターが、世界を回ってる時に、レッドマジシャンは南極に来て、シュリオンに星を救う方法を聞いていた
「えぇ。これで、未来は変わった?」
「見てみましょう」
シュリオンが部下に指示を出すと、数秒後、シュリオンは部下にデータを見せられた。すると、レッドマジシャン達のいる部屋が変わった
「我の術であなたに見せましょう」
部屋の中は、以前見せられた枯れた大地ではなく、澄んだ都市が広がっていた
「大丈夫です。数十年後は、変わりました」
「良かった。犠牲は大きかったけど」
「救った数の方が多いと思いなさい。食糧、土地、資源、地球の全てが、あなたに救われた」
「まだよ。あなたの弟を殺してから、始めて安心できる」
船は動き出し、地球から離れていった。どんどん、スピードが上がり、地球が離れていくのを、レッドマジシャンはずっと見ていた。これから、レッドマジシャンは戦に行く。地球をシュリオン達からも、シュリオンの弟達からも守るために一人で犠牲になり
レッドマジシャンがしたことは許されることではない。しかし、人間が生きている以上、誰かが犠牲になっている。知人かもしれないし、喋ったこともない他人かもしれない。また、未来の人間達かもしれない。一人一人は自覚して生きていかないといけない。自分が生きるということは、誰かから何かを奪ってることを。きっと、誰もが誰かの殺人者
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