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とりあえず診察券を出して二人で並んでロビーに座る。
すぐにぎゅっと膝の上で拳を握りしめた。
「時雨さん……俺も……飽きたらポイされるんですか……?」
「春! 泰史の言っていることはでたらめだから! 泰史が浮気したから別れた、それだけの話だよ?」
時雨さんがそう言って肩を揺さぶってくれたけど、俺はなんだか疑心暗鬼になってしまって。時雨さんを信じなきゃいけないのに、時雨さんの元カレさんっていう存在だけで嫉妬してしまって。
気付けば、瞳からポロリと涙がこぼれ落ちた。
「春、泣かないで? 僕を信じて? 僕は春を裏切ったり飽きて捨てたりなんかしない」
今すぐ抱きしめて欲しかった。
でもここは病院で、人がたくさんいて。
俺はバレないように、こっそり時雨さんの手をぎゅっと握った。すかさずその手を時雨さんがぎゅっと握り返してくれる。痛いくらい、ぎゅっと握られた。
やがて時雨さんの名前が呼ばれて時雨さんは診察室に入って行った。一人で待っている間、何度も何度も先程の元カレさんの言葉が反芻される。
信じていいんだよね? 時雨さん。
時雨さんは俺を捨てたりしないよね?
俺にはもう、時雨さんしかいないんだ。
時雨さんが診察室から出てくると、隣接している薬局で風邪薬を貰ってまたタクシーに乗って部屋まで帰った。
玄関の扉を開けるなり時雨さんにキツく抱きしめられる。
「しぐ、れさ……?」
「春、僕を信じて? 春を失ったら僕は耐えられない」
その言葉に涙がボロボロこぼれてくる。
「俺だって、時雨さ、を失ったら……耐えられ、ません」
時雨さんが性急に口付けてくる。
風邪、感染しちゃうんじゃなかったの?
だけど、俺も必死で時雨さんの舌を求めていた。
すぐにぎゅっと膝の上で拳を握りしめた。
「時雨さん……俺も……飽きたらポイされるんですか……?」
「春! 泰史の言っていることはでたらめだから! 泰史が浮気したから別れた、それだけの話だよ?」
時雨さんがそう言って肩を揺さぶってくれたけど、俺はなんだか疑心暗鬼になってしまって。時雨さんを信じなきゃいけないのに、時雨さんの元カレさんっていう存在だけで嫉妬してしまって。
気付けば、瞳からポロリと涙がこぼれ落ちた。
「春、泣かないで? 僕を信じて? 僕は春を裏切ったり飽きて捨てたりなんかしない」
今すぐ抱きしめて欲しかった。
でもここは病院で、人がたくさんいて。
俺はバレないように、こっそり時雨さんの手をぎゅっと握った。すかさずその手を時雨さんがぎゅっと握り返してくれる。痛いくらい、ぎゅっと握られた。
やがて時雨さんの名前が呼ばれて時雨さんは診察室に入って行った。一人で待っている間、何度も何度も先程の元カレさんの言葉が反芻される。
信じていいんだよね? 時雨さん。
時雨さんは俺を捨てたりしないよね?
俺にはもう、時雨さんしかいないんだ。
時雨さんが診察室から出てくると、隣接している薬局で風邪薬を貰ってまたタクシーに乗って部屋まで帰った。
玄関の扉を開けるなり時雨さんにキツく抱きしめられる。
「しぐ、れさ……?」
「春、僕を信じて? 春を失ったら僕は耐えられない」
その言葉に涙がボロボロこぼれてくる。
「俺だって、時雨さ、を失ったら……耐えられ、ません」
時雨さんが性急に口付けてくる。
風邪、感染しちゃうんじゃなかったの?
だけど、俺も必死で時雨さんの舌を求めていた。
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