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燐光石 -6-
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山道、とは言ったものの、道らしい道はなかった。つまり、単純に山に分け入っていくに都合がよい場所、というだけで、山林の道なき道を入っていく。それもその筈で、そもそも人形山は立ち入り禁止区域なのだ。とは言え、荒れ果てているという訳ではなく、広葉樹が多く、木々の間隔がそれなりに開いている為、歩きづらいという事もなかった。日中さほど陽が挿さない為か、背の高い草もそれほど茂ってはいない。こういう森林は、かえって人が無計画に植林をしていない方が、探索しやすいのかもしれないな。
僕は歩きながら、山の形や攻略手順について頭の中で復習をした。まず、人形山は山頂…つまり噴火口…から、ほぼ同心円上に広がっている。神社のある南東側は比較的木が生い茂っており森林になっているが、実は北西側は岩肌や砂利の地面が露出している面積が大きい。つまり、南側の方が探索は困難だ。そして、噴煙は偏西風に乗って南東側に集中しているから、結局、攻略の中心は森の中となる。その森を三十分割した場合、エリアひとつあたりの大きさは300m~500m四方。当然、麓に近い方が面積は大きくとってある。この森林の様子だと、立ち止まって見渡せる範囲は半径30m弱程度だろうか。とすると、60m進んで立ち止まり、周囲を見渡し燐光石の光を確認する、という作業を繰り返せばよい。単純計算でひとつのエリアあたり三十地点~八十地点。八十地点としても歩く距離は…約5km。山道を石を拾いながら二時間なら妥当な線だろう。探索が進んで行けば、その日の開始地点に至るまでの移動時間があるが、それを考慮したとしても、なんとかなりそうだ。人形山の標高は約1,000m程度。緩やかな斜面なので、山としては高山病を心配する程でもないが、森林限界を迎える程の高さでもない。
初日、という事もあり、僕は全ての装備を背負ったまま、移動する事にした。拠点を作らずに行動ができれば、最終的な移動距離は最小限に抑える事ができる。が、石の量が多かったりすると、体力の方が先に削られ、逆に非効率的になる。この程度を把握する必要があるだろう。
まず、地図アプリで、エリアの四隅にピンを打っておく。これを目印に、歩数を数えておおよその移動距離を測る。移動するときはヘッドライトを点け、注意深く進む。地点に着いたら、ライトを消して周囲の光を確認する。もちろん、歩いている途中で見つけられたなら、その都度石を拾う。そんな手順を踏みながら、僕は燐光石を探し始めた。
思った以上に、落ちていない…。探索開始後、すぐに僕はそう感じた。地点に立ち、ライトを消す。数秒間目を瞑り、視野を暗闇に慣れさせる。それから目を開き、周囲をくまなく見渡す。当然、木の裏に隠れている場合もあるだろうから、地点を中心に視点を変えながら、光を探す。地面だけでなく、上方の木の枝の方も探す。ライトを点け、移動しながらも探す。
初めて燐光石の光を見たのは、四つ目の地点だった。それは、厄介だった。というのも、地面に落ちているのではなく、枝の上に引っかかっていたからだ。幸い、暗闇の中で石ははっきりと発光している。つまり、多少、木陰や葉陰に隠れたとしても、今の探索方法で見落とす可能性は少ない。が、木の上となると、別の問題が発生する。
「さて…どうしたものかな。木登りなんて特技は持ち合わせていないし…」
かといって、鉈で切り落とせるほど細い木でもない。何か物を投げて落とせるほど低い場所でもない。これは…。
僕は、背負っていたソフトケースを肩から外すと、猟銃を取り出した。それからスコープを覗き込み、燐光石のある辺りに向け、ヘッドライトを点けた。よく見ると、燐光石は枝に引っかかっているのではなかった。石は…大きな鳥の巣の中にあり、建材となっている小枝の隙間から光を漏らしている様だった。
「カラス…か?」
そう言えば、森に入ってから、カラスの鳴き声は殆ど聞いていない。騒がしいのは虫だけだ。見た感じ、巣の中に雛はいない様だ。つまり、もう使われていないのだろう。巣立ってしまったのだろうか…。カラスの繁殖期っていつ頃が盛んなんだろうか。そもそもカラスって夜行性?
でも、空き巣であれば好都合だ。このまま猟銃で周囲の枝を落とせば、巣ごと落下させて回収する事ができる。あとは、このペレット弾に枝を弾き飛ばすだけの力があるか、だが…。
僕はヘッドライトの光を頼りに、枝に照準を合わせると、慎重に一本ずつ、狙っていった。パシュッ、パシュッ、という音は周囲に木霊する事もなく、枝を破壊した。数ヵ所に打ち込んでやったところで、見事に巣は支えを失い落下した。それで、僕は手袋をすると、トングを使って燐光石を回収し、袋にしまった。それは、町の燐光石よりも、幾許か大きい個体であるように見えた。袋の中で、石の発光は強烈だが、淡く優しく、なんだか暖かみすら感じさせた。これが毒だなんて…。
結局、初日のエリアを回り終えて見つけた燐光石の数は、二十一個だった。最初のひとつ以外は、多くが地面に落ちている物だった。この程度の個数であれば、わざわざ浄化なんて大それた事はせずとも、山の中に放って置けばよいのではないだろうか。さすがに、この少数の石の為に島の住民半数を島外退避させたというのは理解し難い。となると、やはり再度の噴火が疑われるのではないだろうか…? でも…それだけ、ウミの負担が減ったのだと思えば、悪い話ではない筈だ。ウミも僕もこの調子でなんともなく、淡々と仕事ができれば、ただ単に島の一組の少年少女の手に火傷の痕が残っただけの、語り継ぐまでもないひと夏の思い出で終われる。とはいえ、エリアにつき二十個…そうか、それでも三十エリアあれば六百個になるのか…これは、多いのか、少ないのか…。
社に戻ると、物理教師が待っていてくれた。首尾について語ると、安心したような表情を見せた。
「君が危険な目に遭わなくてよかったし、想定通りに攻略できたのも良かったよ。個数的には、思っていたよりはちょっと少ないかな。でも山頂に近づくにつれ、多くなってくるだろうね」
僕は装備を物置に片付けると、社の扉を開けた。中では、神主とウミと、祖母…後から合流したのだろう…が待っていたが…神主とウミは正装だ。神主は例の着物を着ているし、ウミは巫女装束を纏っている。これ、毎回やるのか?
「ユウくん、お疲れさま」
ウミは満面の笑みで、僕を出迎えてくれた。彼女はどんな時もこの調子だから、いまいち状況がつかめないというか、場の雰囲気が解らない。でも、その笑顔は、二時間程度の短い間ではあるが、闇夜の森の中の孤独で硬直した僕の心をほぐしてくれた。
「はい、これ」僕はあえて、少し不愛想に、袋をウミに渡した。「お土産」
僕の言葉に、ウミは、にひひ、と笑った。
「どうせ光るなら、宝石だったらよかったのにね」袋の中を確認しながら、ウミが呟いた。「大変だったね、ありがとうね」
ありがとう…か。
ウミは、三方の上に、丁寧にひとつずつ、石を積み上げ始めた。またお祓いでもしてから、浄化の呼吸を行うのだろう。
「僕は、見ていても良いのかな?」
「だめだよ」ウミは首を横に振った。「だって、恥ずかしいんだもん」
やっぱり、恥ずかしい…のかなあ…。
僕は神主の方を見た。神主は、薄っすらと笑みを浮かべていた。
「圷さん、お疲れ様でした。あとは私たちに任せて、あなたは帰宅して休んでください」
言われて、祖母の方を見たが、祖母は頷くだけだった。そうか、着替えの手伝いかなにかがあるのか。
僕は社から出ると、帰路についた。どうも、緊張感がない様に思えるのだけれど、あんな調子で浄化は進んでいくのだろうか。なんというか…色々心配して、損だった気がする。
僕は歩きながら、山の形や攻略手順について頭の中で復習をした。まず、人形山は山頂…つまり噴火口…から、ほぼ同心円上に広がっている。神社のある南東側は比較的木が生い茂っており森林になっているが、実は北西側は岩肌や砂利の地面が露出している面積が大きい。つまり、南側の方が探索は困難だ。そして、噴煙は偏西風に乗って南東側に集中しているから、結局、攻略の中心は森の中となる。その森を三十分割した場合、エリアひとつあたりの大きさは300m~500m四方。当然、麓に近い方が面積は大きくとってある。この森林の様子だと、立ち止まって見渡せる範囲は半径30m弱程度だろうか。とすると、60m進んで立ち止まり、周囲を見渡し燐光石の光を確認する、という作業を繰り返せばよい。単純計算でひとつのエリアあたり三十地点~八十地点。八十地点としても歩く距離は…約5km。山道を石を拾いながら二時間なら妥当な線だろう。探索が進んで行けば、その日の開始地点に至るまでの移動時間があるが、それを考慮したとしても、なんとかなりそうだ。人形山の標高は約1,000m程度。緩やかな斜面なので、山としては高山病を心配する程でもないが、森林限界を迎える程の高さでもない。
初日、という事もあり、僕は全ての装備を背負ったまま、移動する事にした。拠点を作らずに行動ができれば、最終的な移動距離は最小限に抑える事ができる。が、石の量が多かったりすると、体力の方が先に削られ、逆に非効率的になる。この程度を把握する必要があるだろう。
まず、地図アプリで、エリアの四隅にピンを打っておく。これを目印に、歩数を数えておおよその移動距離を測る。移動するときはヘッドライトを点け、注意深く進む。地点に着いたら、ライトを消して周囲の光を確認する。もちろん、歩いている途中で見つけられたなら、その都度石を拾う。そんな手順を踏みながら、僕は燐光石を探し始めた。
思った以上に、落ちていない…。探索開始後、すぐに僕はそう感じた。地点に立ち、ライトを消す。数秒間目を瞑り、視野を暗闇に慣れさせる。それから目を開き、周囲をくまなく見渡す。当然、木の裏に隠れている場合もあるだろうから、地点を中心に視点を変えながら、光を探す。地面だけでなく、上方の木の枝の方も探す。ライトを点け、移動しながらも探す。
初めて燐光石の光を見たのは、四つ目の地点だった。それは、厄介だった。というのも、地面に落ちているのではなく、枝の上に引っかかっていたからだ。幸い、暗闇の中で石ははっきりと発光している。つまり、多少、木陰や葉陰に隠れたとしても、今の探索方法で見落とす可能性は少ない。が、木の上となると、別の問題が発生する。
「さて…どうしたものかな。木登りなんて特技は持ち合わせていないし…」
かといって、鉈で切り落とせるほど細い木でもない。何か物を投げて落とせるほど低い場所でもない。これは…。
僕は、背負っていたソフトケースを肩から外すと、猟銃を取り出した。それからスコープを覗き込み、燐光石のある辺りに向け、ヘッドライトを点けた。よく見ると、燐光石は枝に引っかかっているのではなかった。石は…大きな鳥の巣の中にあり、建材となっている小枝の隙間から光を漏らしている様だった。
「カラス…か?」
そう言えば、森に入ってから、カラスの鳴き声は殆ど聞いていない。騒がしいのは虫だけだ。見た感じ、巣の中に雛はいない様だ。つまり、もう使われていないのだろう。巣立ってしまったのだろうか…。カラスの繁殖期っていつ頃が盛んなんだろうか。そもそもカラスって夜行性?
でも、空き巣であれば好都合だ。このまま猟銃で周囲の枝を落とせば、巣ごと落下させて回収する事ができる。あとは、このペレット弾に枝を弾き飛ばすだけの力があるか、だが…。
僕はヘッドライトの光を頼りに、枝に照準を合わせると、慎重に一本ずつ、狙っていった。パシュッ、パシュッ、という音は周囲に木霊する事もなく、枝を破壊した。数ヵ所に打ち込んでやったところで、見事に巣は支えを失い落下した。それで、僕は手袋をすると、トングを使って燐光石を回収し、袋にしまった。それは、町の燐光石よりも、幾許か大きい個体であるように見えた。袋の中で、石の発光は強烈だが、淡く優しく、なんだか暖かみすら感じさせた。これが毒だなんて…。
結局、初日のエリアを回り終えて見つけた燐光石の数は、二十一個だった。最初のひとつ以外は、多くが地面に落ちている物だった。この程度の個数であれば、わざわざ浄化なんて大それた事はせずとも、山の中に放って置けばよいのではないだろうか。さすがに、この少数の石の為に島の住民半数を島外退避させたというのは理解し難い。となると、やはり再度の噴火が疑われるのではないだろうか…? でも…それだけ、ウミの負担が減ったのだと思えば、悪い話ではない筈だ。ウミも僕もこの調子でなんともなく、淡々と仕事ができれば、ただ単に島の一組の少年少女の手に火傷の痕が残っただけの、語り継ぐまでもないひと夏の思い出で終われる。とはいえ、エリアにつき二十個…そうか、それでも三十エリアあれば六百個になるのか…これは、多いのか、少ないのか…。
社に戻ると、物理教師が待っていてくれた。首尾について語ると、安心したような表情を見せた。
「君が危険な目に遭わなくてよかったし、想定通りに攻略できたのも良かったよ。個数的には、思っていたよりはちょっと少ないかな。でも山頂に近づくにつれ、多くなってくるだろうね」
僕は装備を物置に片付けると、社の扉を開けた。中では、神主とウミと、祖母…後から合流したのだろう…が待っていたが…神主とウミは正装だ。神主は例の着物を着ているし、ウミは巫女装束を纏っている。これ、毎回やるのか?
「ユウくん、お疲れさま」
ウミは満面の笑みで、僕を出迎えてくれた。彼女はどんな時もこの調子だから、いまいち状況がつかめないというか、場の雰囲気が解らない。でも、その笑顔は、二時間程度の短い間ではあるが、闇夜の森の中の孤独で硬直した僕の心をほぐしてくれた。
「はい、これ」僕はあえて、少し不愛想に、袋をウミに渡した。「お土産」
僕の言葉に、ウミは、にひひ、と笑った。
「どうせ光るなら、宝石だったらよかったのにね」袋の中を確認しながら、ウミが呟いた。「大変だったね、ありがとうね」
ありがとう…か。
ウミは、三方の上に、丁寧にひとつずつ、石を積み上げ始めた。またお祓いでもしてから、浄化の呼吸を行うのだろう。
「僕は、見ていても良いのかな?」
「だめだよ」ウミは首を横に振った。「だって、恥ずかしいんだもん」
やっぱり、恥ずかしい…のかなあ…。
僕は神主の方を見た。神主は、薄っすらと笑みを浮かべていた。
「圷さん、お疲れ様でした。あとは私たちに任せて、あなたは帰宅して休んでください」
言われて、祖母の方を見たが、祖母は頷くだけだった。そうか、着替えの手伝いかなにかがあるのか。
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