堕天使様との恋は前途多難です!〜この恋は筋書きにありません!〜

明夏 向日葵

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堕天使様の愛撫 ♡

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夕暮れの窓辺、スカーレットはアーサーの凱旋パレードの話を終え、微笑みを浮かべながら振り向いた。
その笑顔を見て、ラファエルの心は再びざわつく。嫉妬の炎が、先ほどの穏やかな時間を覆い尽くすように熱く燃え上がった。

「……お前、楽しそうだったな」
「ええ、アーサーが聖騎士になれたのですもの。彼の努力が報われて、私も嬉しかったのですわ」
ラファエルは目を細め、無言でスカーレットをじっと見つめる。言葉には出さないが、胸の奥で沸き起こる独占欲を抑えきれなかった。

その夜、寝室で二人きりになったとき、ラファエルは低く呟く。
「以前言っただろう?お前が完全に回復したら、俺が抱くと」
スカーレットは少し顔を赤らめて答える。
「確かに聞きましたが、その……その心の準備がまだ…」

ラファエルはそっとスカーレットのあごに手を添え、真剣な瞳で見つめる。
「俺は待ったぞ?もう容赦はしない」
スカーレットの胸が高鳴る。
「……貴方に抱かれたいと思ったのは事実ですわ。でも、私は初めてですの。優しくしてください…」

その瞳は潤み、ラファエルの心をさらに熱くさせる。
「分かってる。お前に痛い思いなどさせるものか」
そう言うと、ラファエルは一気にスカーレットに口づけした。

いきなり舌が入る深いキスに、スカーレットは必死でついていく。息が絡み合い、唇が重なり、身体の距離が一気に近づく。名残惜しそうに唇が離れると、ラファエルはすぐにスカーレットの髪を耳にかけ、耳元へ口を寄せる。

「ん…ラ、ラファエル様…そんなところ、舐めないでください…」
スカーレットの腰が無意識に動くのを見て、ラファエルは微笑む。
「そんなこと言っても、お前の腰は勝手に動いてるぞ。耳、感じるだろ?」
「だめ…」

ラファエルの口付けは首筋、肩へと流れ、柔らかな指先はスカーレットの体にそっと触れる。
いつの間にか、ドレスは脱がされ、薄いネグリジェ一枚だけが残った。

「……もう我慢できない」
ラファエルは低く呟き、スカーレットを抱き寄せる。その瞳には、嫉妬と愛情が入り混じった炎が宿っていた。
スカーレットもまた、ラファエルの胸に顔を埋め、甘くも切ない夜の始まりを感じていた。

ラファエルの熱い視線に射抜かれ、スカーレットの頬は真っ赤に染まっていた。
彼は彼女の細い腰を抱き寄せ、ベッドへと導く。柔らかな寝台に背を預けた瞬間、スカーレットはラファエルの影に包み込まれた。

「……お前は俺のものだ」
低く囁かれ、胸の奥が震える。

ラファエルの唇が、もう一度スカーレットの唇をとらえた。今度はゆっくりと、しかし深く。舌と舌が触れ合い、絡み合うたびに甘い声がこぼれ出す。
「……っ、ん……ラファエル様……」

唇が離れると同時に、ラファエルは彼女の白い首筋へ口付けを落とした。熱を帯びた舌先が首筋を辿り、鎖骨にかけて滑る。スカーレットの身体が小さく震え、ベッドシーツをきゅっと掴む。

「怖がるな。……感じてるのは、俺にだけ見せればいい」
「……そんなこと……言わないで……」
潤んだ瞳で彼を見上げるスカーレット。その表情にラファエルの理性はますます薄れていった。

ネグリジェの肩紐をそっと下ろすと、薄布は音もなく彼女の体を滑り落ちていく。月明かりに照らされたスカーレットの素肌に、ラファエルは思わず息を呑んだ。
「……綺麗だ」
「や、やめてください……恥ずかしいですわ……」
「恥じることなどない。全部、俺が愛する」

彼の大きな手が彼女の身体をゆっくりと撫で、口づけが肩から胸元へと流れる。胸の頂を舌で舐める。くすぐったいような、けれど切なく甘い感覚に、スカーレットの声が漏れた。
「ん…やあ…ラ、ラファエル様……そんなふうにされたら……」

彼はその声を楽しむように微笑み、さらに深く彼女を求める。
「お前がどんな声を出すか……全部聞かせろ」

重なる唇、重なる吐息。
甘く溶け合う夜は、二人だけの永遠の契りを刻み込むように深まっていった。
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