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第三章
act 16 賢司の想い
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遠く離れた刑務所の中、賢司は何を思っているのだろうか?
賢司の脳裏をよぎるのは、溺愛している愛娘の瑠花とそして片時も忘れる
事の出来ないあの、覚醒剤を使った瞳とのSEXだった。
瞳はこの俺が、俺の好みに合わせて調教した、俺の愛する唯一の女だ。
夜、布団の中で夢見る瞳は、いつも薬が効いた虚ろな眼差しをしてこの俺を見ていた。
賢司は、そんな瞳が恋しくて仕方がなかった。
早くここから出て、帰りたい。
もう、一年を切ってからの賢司の頭の中には出所の日の事しかなかった。
・・・・当たり前、と言えばそうだろう。
何の楽しみも、自由もない単調な毎日の繰り返しなのだから。
出所したら一番に何をしよう?
食べたい物は山の様にある。
やりたい事は何だろう?
瑠花と思い切り遊びたい。
三人でディズニーランドに行こうと、瑠花と約束したんだっけ。
瑠花がどれだけ楽しみにしているのかは、面会に来る度賢司に言っていた事でよく解っていた。
「パパ、ディズニーランド連れてってね?」
「もちろん約束だよ、瑠花」
「やったぁー、一泊で行こうよ?賢司?」
そう言えば、瞳の方が張り切っていたな。
幾つになっても、子供みてぇな奴だからな。
その割に、この俺を惑わす魅力は大したもんだな。
瞳か・・・・。
俺は、瞳を前にして果たして薬の魔力に勝てるだろうか?
でも、もう後がないんだ。
今回のは、俺の人生のリセットを賭けた勝負だったんだからな。
リセットか。
全てを失くす事はなかった。
家族は瞳が守ってくれたから、俺には帰る場所がある。
だからこそ、今度こそ俺は立ち直らなけりゃならねぇんだ。
俺を愛して、待っていてくれるふたりの為にもな。
瞳は俺が何度逮捕されても、その度に精一杯の事をしてくれた。
そんな可愛い女は瞳以外に考えられねぇ。
・・・・まぁ、家事は全然ダメだけどな。
あいつ、ちゃんと瑠花に食わせてるんだろうな。
まぁ、面会に来る瑠花はいつも元気だから、何とかやってるんだろう。
俺が帰ればその辺は心配ないんだがな。
今は瞳を信じるしかないんだからなぁ。
賢司の脳裏をよぎるのは、溺愛している愛娘の瑠花とそして片時も忘れる
事の出来ないあの、覚醒剤を使った瞳とのSEXだった。
瞳はこの俺が、俺の好みに合わせて調教した、俺の愛する唯一の女だ。
夜、布団の中で夢見る瞳は、いつも薬が効いた虚ろな眼差しをしてこの俺を見ていた。
賢司は、そんな瞳が恋しくて仕方がなかった。
早くここから出て、帰りたい。
もう、一年を切ってからの賢司の頭の中には出所の日の事しかなかった。
・・・・当たり前、と言えばそうだろう。
何の楽しみも、自由もない単調な毎日の繰り返しなのだから。
出所したら一番に何をしよう?
食べたい物は山の様にある。
やりたい事は何だろう?
瑠花と思い切り遊びたい。
三人でディズニーランドに行こうと、瑠花と約束したんだっけ。
瑠花がどれだけ楽しみにしているのかは、面会に来る度賢司に言っていた事でよく解っていた。
「パパ、ディズニーランド連れてってね?」
「もちろん約束だよ、瑠花」
「やったぁー、一泊で行こうよ?賢司?」
そう言えば、瞳の方が張り切っていたな。
幾つになっても、子供みてぇな奴だからな。
その割に、この俺を惑わす魅力は大したもんだな。
瞳か・・・・。
俺は、瞳を前にして果たして薬の魔力に勝てるだろうか?
でも、もう後がないんだ。
今回のは、俺の人生のリセットを賭けた勝負だったんだからな。
リセットか。
全てを失くす事はなかった。
家族は瞳が守ってくれたから、俺には帰る場所がある。
だからこそ、今度こそ俺は立ち直らなけりゃならねぇんだ。
俺を愛して、待っていてくれるふたりの為にもな。
瞳は俺が何度逮捕されても、その度に精一杯の事をしてくれた。
そんな可愛い女は瞳以外に考えられねぇ。
・・・・まぁ、家事は全然ダメだけどな。
あいつ、ちゃんと瑠花に食わせてるんだろうな。
まぁ、面会に来る瑠花はいつも元気だから、何とかやってるんだろう。
俺が帰ればその辺は心配ないんだがな。
今は瞳を信じるしかないんだからなぁ。
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