オネエと男前

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「っ、くっ、、ふっ、、、」


クチュクチュとした水音と共に響く、低く愚ぐもった声。
それは目の前の男が発している音だった。黒く短い短髪、しっかりと付いた筋肉、腰にかけて細くなるライン、まつ毛の下で今にも蕩けそうな目で自身のを目つめる目。それらは、目の前の者を煽るには十分だった。


「ー、ほんと、さっきの素っ気なくて男らしい雰囲気からは想像出来ないぐらいの色気ね、、、っ、最高よ」


目の前の男は、そう言われても尚手を止めない。ずっとこちらを睨みつけるだけだ。


「っ、だまっ、てろ、、、ふっ、この、カマ、野郎っ、、、」


まだそんなことを言える余裕があるなんて、、、

男?は背中にゾクッと駆け巡る電流が走った。

そんなの、、余計に興奮しちゃうじゃない、、、


「あら?そんなことが言える立場なのかしら?」


しかし、あくまで平常心を保つ。


「っ、言ってろっ、、、くっ、、」

「私は媚薬を盛られた可哀想なお客さんを助けてあげようとしただけなのに、、、」

「っ、はぁ、いら、ねぇっ、、、」

「そうは言ってもねぇ?私はこのバーのママで責任とらなきゃだし」

「っ、盛ったやつが悪ぃ、、はっ、ぅんっ、、」

「そう言ってくれて嬉しいわ。、、けど」

「ー、あなたはその疼きが自慰行為だけで収まると思ってる?」


男は息も絶え絶えで、今にも欲望を吐き出したい、そんな顔をしている。

そろそろ堕ちてきてもいい頃合いだけど、、、


「さっきからずっと慰めてるのにイケてないじゃない?」

「おまっえが、話、かける、からっ、集中っ、くっ、できねぇっ、んだよっ、、、」

「でも、あなたの可愛らしいおちんちんは、我慢汁で、ぐっちゃぐちゃよ、、、」

「っ、るせっ、、、」


意地でも、認めなのね、、、可愛い、、、

男は長い髪を耳にかける。

もっといじめたくなっちゃうわ、、、


「案外、見られるの好きだったりする、、?」

「っ!んなわけっ、、、」


私は男の性器の先端を指で擦る。それだけで、我慢汁が溢れ出てくる。

「っ、くっ、、、」

「見られて興奮してるって言うのは、間違いではないでしょ、、、?」

「うるせっ、、、はっ、、手、やめろっ、、、」

「気持ちいでしょ、、?まあ、いいわ。それより、、」


私は、ポケットから袋を取り出す。


「これ。あなたの席の近くに媚薬が落ちていたのよ。全く、うっかりな犯人よね?」


男はそれをまじまじと観察するように見つめる。


「この薬、タチ悪いのよ。少しずつの効果が長時間継続するわ」

「妙に、詳しいんだなっ、、、」

「まぁ、こういうお店をやるには知識を身につけて置いて損はないからね」


ゲイバーを経営するにあたってこういうことはたまに起こる。こういう時も被害にあったお客を裏に呼んで、部屋を使ってもらう。表面的には言ってないけど、店の裏に部屋が何室かあって、盛り上がったお客が頻繁に使ってる。主に常連だけど。


「っ、、、そうかよ、、、」

「あら?もしかして、私がやったと思ってる?」

「はっ、、、どうだかなっ、、、?」

「ふふっ、犯人探しは終わり。後で、私が対応しておくわ」


私は男の性器に触れる。ビクッと反応を示す。


「っ、いきなり、触んなっ、、、」

「触っただけでこんな可愛い反応なんて、、、」

「薬の、せいだっ、、、」


男は顔を背けながら言う。

ほんとに、可愛い顔するわね、、、


「それより、早くイかないと辛いだけよ?」

「っ、イけねっ、んだよっ、、、!」


知ってる。その薬は少し刺激を強くしないと、もどかしい快感が続くってこと言ってなかったわね、、、


「なら、手伝って上げましょうか?」

「いら、、、ないっ、、、」


ほんと、私好みすぎる、、、

男が喋れば喋るほど、自分の好みと重なっていく。


「そう、、、困ったわね、、、私としては、この状態のままお客を1人に出来ないし、かといってこのままだと犯人探しも出来ないわ」

「っ、早く、行けっ、、」

「そうね、、、あなたがあと10分でイけたら、私は大人しく犯人探しに行くわ。ただし、イけなかったら、その時はあなたが楽になるまでイかしてあねる」


男は少し考える素振りを見せる。


「10分だろっ、、?やってやるよ、、、」

「わかったわ、それじゃ頑張って、?」


タイマーをスタートする。


「ふっ、っ、、んっ、、くっ、、、」


男は必死に自身を慰める。

私はそれを舐めまわすようにように見ていた。

激しめが好きなのね、、、先端も、裏筋も、強く扱いてあげたらどんな反応するかしら、、、今以上に乱れて、可愛い顔みせてくれるかしら、、、


「あんまっ、みんじゃ、ねぇよっ、、」


男は、頬を紅く、涙目の目で睨みつけてくる。


「っ、あんまり、可愛いことを言わないでちょうだい、、、いじめたくなっちゃうでしょ?」


私は、男の性器に手を伸ばす。


「やめろっ、っ、さわんなっ、、」

「ふふっ、触らないわよ?そこにはね?」


私は男の手に自分の手を重ねる。


「っ、なにしてっ、、!」

「ほら、私の手に合わせて、手動かして。いつまで経ってもイけないわよ?」


自分とは違う、大きく骨ばった手に興奮を覚える。


「そう、先端をくりくりして、、、そう、そのまま、、、」

「はっあっ、、んんっ、ぐっ、、、」

「裏筋もちゃんと意識しながら、ゆっくり動かしてみて?うん、上手、、」

男の手は止まることなく動かされ続ける。


「っ、くっ、、まっ、、やめろっ、って、、」

「イっていいわよ、、?」

「はぁっ、、んっ、くっ、、、!」


目の前の男はビクビクと震え、白濁液をこぼす。


「っはっ、、 はあっ、、、はあ、、」

「これで、もう1人でイけるわね、、?」

「っ、ああっ、、」

「それじゃ、私は大人しく犯人探ししてくるわ?頑張ってね?」


さすがに引き下がるしかないかしらね、、、


「っ、さっさと、いきやがれ、、、」


私は大人しく部屋から出た。

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