優しい手に守られたい

水守真子

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番外編

番外編の番外編の番外編:幼馴染 前編 ※R18(保険)

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 可南子はシャンプーをいつもより少しだけ多く手に取った。
 珍しく出席した幼馴染の友人の集まりから帰宅するとお風呂に直行したほどに、自分からタバコの臭いがする。
 
「あ、髪を洗っちゃった……」

 無意識の内に髪を濡らしていた事に気づいて、シャンプーを泡立てながら我に返る。

「ああ……もう……」

 もう洗い流すしかなく可南子は溜息をついた。

「舞い上がっているのかな……」
 
 いつもなら不参加で通してきた集まりだったのだが、姉と違い地元の交友関係が密な弟の浩二から強く誘われたせいで断れなかった。
 彼は年末年始や盆などにはそういう集まりの幹事を自然と担っていて、姉とは違って社交的なのだ。
 渋々でも参加してみればお酒を飲まなくても意外に楽しくて、あっという間に時間は過ぎた。
 この話を知った近所に住んでいる義母の朝子が子供を預かるからいってらっしゃいと送り出してくれたお陰だ。

「子供を迎えに行くとき、手土産を忘れないようにしないと」

 手土産のシフォンケーキを冷蔵庫に入れていることを思い出しながらシャンプーを流す。
 亮一は平日に二人で住んでいた会社から近いマンションに住んでいて、週末に郊外の家に帰ってくる。義母はそれを気遣ってくれていて、よく子育てを手伝ってくれていた。
 朝子にゆっくりしておいでねと言われたが、甘えすぎているのを自覚している分、そうはいかない。
 トリートメントもそこそこに、手早く体を洗うとバスルームのドアを開ける。瞬間、視界に長身の人影が映りこんで、可南子は驚きに後退った。

「ただいま」
「あ、びっくり、した」

 洗濯機に寄り掛かっていた亮一は身体を起こすと、裸の可南子にバスタオルを差し出した。
 いつからいたのかわからないが、スーツ姿のままの彼からは外からの匂いがした。休日出勤してから帰ってきたのかもしれない。
 一週間ぶりに会う夫は相変わらず男前だ。今さら裸を見られて照れてもしょうがないと思いつつも頬は赤らむ。 

「ありがとう。おかえりなさい」
「髪も早く乾かさないと風邪をひくぞ」
「あ、うん」

 洗面所は暖房をつけていて暖かいが、濡れたままの髪は体温を奪っていく。
 可南子はバスタオルを受け取ろうと手を伸ばしながら夕ご飯はどうしようかと思った。今から買い物にいってとなると遅くなる。それでもいいかと尋ねようとすると、目の前でバスタオルが広げられた。

「やっぱり、俺が拭く」
「……自分で、できる」
「知ってる」

 目の前に隙なく結ばれたネクタイがある。スーツを濡らすのを憚ると立ったまま動けない。

「自分でできるのに」
「それはそうだろうな」

 このやりとりは出会った頃から続いていて、無駄だとはわかっていても、できると言うことはやめられない。
 思い出したように笑む亮一に釣られて可南子も笑うと、彼はタオルを肩にかけ上から撫でるように体を拭いてくれた。厚めのタオル越しでも彼の手は温かい。

「……タバコ」

 亮一に胸をタオルの上から押さえられて呼吸が乱れた。体を拭いてくれているだけなのに尖端が硬くなり始めているのを誤魔化したくて明るい声を出す。

「服から臭うよね。ごめん、すぐに洗うね」

 日頃、家にない臭いには敏感になるものだ。ランドリーボックスに入れた自分の服から漂うタバコの臭いが洗面所に充満していた。

「謝る事じゃない」

 胸を拭いてくれていた亮一の手が形に添って円を描き膨らみをそっと持ち上げる。優しい手つきとこそばゆさに心臓が早鐘を打ち始めた。
 けれど、子どもを迎えに行かないといけないという焦りが甘い気持ちをとどめる。

「今日は浩二の集まりだったよな」
「あ、うん。行ってきた」
「タバコを吸う奴がいたのか」

 亮一がタオルを肩から下にずらしたせいで露になった胸を慌てて腕で隠す。ウエストから腰にかけて拭いてくれてはいるが撫でる手つきだ。
 くすぐったさは疼きに繋がって、可南子は生唾を呑み込んだ。

「いたよ。臭いがうつっちゃった」
「……誰が来てたんだ」
「学年が違う人の方が多かったから顔見知り程度の人も多くて。わかるのは浩二とりょうちゃんくらい」
「……『りょうちゃん』」
「うん。家まで車で送ってもらった」

 弟と同級生の涼太は、浩二と気が合うのか昔から家によく来ていた幼馴染だ。
 亮一の手が止まり小さな嘆息が聞こえて、可南子は顔を上げる。不機嫌そうに眉間にしわを寄せた見慣れた夫の顔があった。この顔をする時は、異性への鈍感さを責められる時だ。
 可南子は慌てて首を横に振る。

「やだ、何もないよ! こっちに用事があるついでだからって言われたの。家には上げてないし、いや、お茶を断られたんだけど、でも、涼ちゃんは幼馴染で」
「……その涼ちゃんは、煙草を吸う、独身の、イケメンだろう」
「まぁ、うん」 

 客観的事実を述べれば確かにその通りだが責められる覚えは無い。幼馴染と言えば、亮一と結衣の関係の方が濃いと思う。
 可南子はちょうどいい理由を口にしながら、バスタオルの端を掴んだ。

「子供を迎えに行かなくちゃいけないから、この話は後で」

 ちらりと洗面所に置いてある時計をみながらお願いする。暖房があるせいでそこまで寒くはないが、裸のままなのは恥ずかしい。

「断る」

 眉間に皺を寄せたままの亮一にきっぱりと断られ可南子は内心で頭を抱える。こうなった彼をなだめるすべはひとつだ。

「亮一さん」

 可南子は彼の腕を掴んで背伸びをした。彼の堂々とした体躯に体を寄せ、顔を傾け羽のようなキスをする。
 体にかろうじて巻き付いていたタオルがパサリという音をたてて床に落ちた。
 唇に静かな亮一の言葉と息がかかる。

「ただ、送ってもらっただけなの」
「……大昔でも、告白してきた男と車で二人きりだと聞かされれば、俺も動揺するよ。奥さん」

 まったく記憶にないことを言われて可南子はきょとんとした。亮一はかがんでバスタオルを拾い、裸の体をくるんでくれる。

「涼ちゃんに告白なんかされたことないから」
「俺の情報は確かだぞ」

 亮一は可南子が忘れているような過去を仕入れてくる。情報元は弟の浩二で、やめるように注意しても『義兄さんのが怖いから聞かれた事は全部答える』と断言されて相手にしてくれない。

「情報源は浩二でしょう」
「違う、これは涼太本人だ」

 『涼ちゃん』としか話していないのに、亮一は『涼太』と言った。わけがわからない様子の可南子を壁向きにさせ、彼は細い腰を掴み自分に引き寄せた。
 たおやかな丸みがある臀部を、亮一はガラス細工のように優しく撫でる。

「浩二が俺に会いたがっている男がいると、飲みに連れてきたことがある。何年前かな」
「初耳ですよ……」
「話してないからな」

 背後から耳元に唇を寄せて熱い吐息と一緒に呟かれれば、体の奥が熱に引きつったように反応する。

「だから、二人にはならないで欲しい」

 切なげな口調と一緒に押し捏ねられた胸の尖端は敏感に立ち上がる。耳の裏側をねっとりと舌が這い、可南子は壁に額をつけて声を堪えた。
 二人きりといっても車だし、亮一と結婚しているし、涼太とはただの幼馴染で、嫉妬される理由が見当たらない。

「わかりました……けど」

 小さな声は聞こえないかのように、亮一は濡れている髪に鼻を擦り付け匂いを嗅いできた。

「俺の知ってる香りだ。俺の、奥さんの」

 子供を二人も産んでなお、亮一はまだこんな恥ずかしい事を口にしてくれる。
 ツンと尖った乳首を指先で抓まれ、きゅっと太腿を擦り合わせてしまった。シャワーを浴びたばかり脚の間がぬるりとする。

「こっちがどうなっているか、確かめてから髪を乾かす」

 彼の指は何の迷いもなく下肢へと向かい、茂みを掻き分けてきた。

「やっ」

 可南子は壁に手をついたまま戦慄きに背を逸らせて、直接の刺激に目を見開いた。
 亮一の指先が潤い始めた蜜口を通り、芽吹きかけの萌芽を探しあて、可南子の内ももがぶるりと震える。

「車の中でどんな話をしたんだ」
「あ、こ、こどもの、こと」 
「他には」

 思い出せないほど他愛のないことだ。
 亮一の指が濡れた蜜唇を撫で、可南子の腰が奥に誘うようにゆるゆると動く。だが、指は悪戯をするように奥に進むのを拒み、甘美な疼きがお腹の中で燻っていた。

「風邪をひく」

 亮一の体がすっと離れて、新しく出したタオルを頭に掛けられた。用意していた服を着るように促されて、その間に彼はドライヤーの用意をしてくれる。

「……あの」
「なんだ」

 ドライヤーを持って待ち構えている亮一に、シャツから頭を出した可南子は唇を突き出した。
 こうやってすぐに反応して彼を欲しがる体が憎い。それもあって口調がつい尖る。

「亮一さんだって、結衣さんと幼馴染じゃないですか」

 やましくないのにどんどん声が小さくなったのは、亮一の冷たい目のせいだ。

「結衣」

 彼の調子が外れた声が、全てを語っている。

「あれは幼馴染だ」
「意味がわかんない……」
「ちょっと待て、結衣だぞ。あれは広信にしか扱えない」

 着替えた可南子は洗面所の椅子に座らされた。鏡には心底心外だという顔をした亮一が映っている。

「同じだよ」

 広信が結衣と亮一の仲を未だに嫉妬交じりの目で見ているのは可南子でも気づくほどだ。

「違う」
「おーなーじっ」

 亮一がムッとした顔をしたが譲れない。だいたい、独身の涼太が二人の子持ちの自分をわざわざそんな目で見る必要がないと思う。
 不毛なこの話はもう止めたくて、一呼吸置いてから違う話題を振る。

「亮一さん、夜ご飯はどうしますか。子供たちを迎えに行ってから、買い物に行ってとなると時間が少し掛かるんですけど、大丈夫? お腹は空いてない?」
「……皆で食べられれば何だって良い」

 器用に髪を乾かしてくれる亮一は憮然と言った。家族を大事にしてくれる夫は、たとえ白ごはんだけでも文句は言わない上に、休日は平日にいない分、子供の相手をよくしてくれる。
 寂しくて拗ねているのかもしれないと思うと、可南子の心の角が取れた。

「……ごめんなさい」

 しゅんと項垂れると、亮一が目を見開きドライヤーを動かす手を止めた。

「何を、謝っているんだ」
「亮一さん、平日は一人だから」

 子供と暮らす日々は慌ただしいし大変だけれど賑やかで楽しい。亮一も一人が大丈夫だとはいえ、皆で過ごすのが好きなのは知っている。

「子供との時間、もっと欲しいよね。私があっちに住んだらって言ったから」

 朝早くに家を出て夜遅くに帰ってくる彼の体が心配で、平日は会社に近い家に住んだ方がいいと言って譲らなかったのは可南子だ。

「可南子との時間が少ない方が問題だ」

 髪に丁寧にドライヤーの風を当ててくれる亮一は眉間に皺を寄せた。

「急に謝るから、涼太と何かあったかと思ったじゃないか」
「何か?」

 乾いてきた髪に触れながら尋ねると亮一が顔から剣を無くす。

「可南子は変わらないな」

 含みを感じてどういう意味かを問う前に彼が口を開いた。

「チャーハンでいいなら俺が作る。残っているご飯はあるだろう」

 冷凍しているご飯があるので頷きつつも申し出に戸惑う。帰りが夕方になるのがわかっていたのだから、簡単に食事の準備をして出かけなければいけなかった。

「ありがとう。でも、少し遅くなって申し訳ないけど、買い物にいって何かを作るね」
「母には子供の迎えは少し遅くなると言っておいた。お菓子を食べ過ぎて昼も遅くにとったみたいだ。子供たちも帰ってきた途端、すぐに夕飯だと騒がないだろう」
「朝子さんに電話をしたの?」

 亮一がドライヤーを止めたせいで、大きめに出した可南子の声が洗面所に響いた。
 朝子にではなく自分に電話してくれれば良かったのに、なぜわざわざ義母に電話をしたのだろうか。

「私に電話をくれれば良かったのに」
「二人の時間確保を優先させた結果だな」

 二人の時間、という彼の言葉に期待が膨らんで、お腹の中がうずうずとした。すっかり乾いた髪を触りながら「ありがとう」と伝えて、ドライヤーを片付ける亮一を鏡越しに窺った。
 彼の横顔からは何も読み取れない。

「珈琲を飲む?」

 当たり障りのない提案をすると、亮一は愉快そうに笑った。
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