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第一章
3.リデュース、リユース、リサイクル
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目を覚ました無悪は、映写機から伸びる青白い光の筋を見て自分が映画館にいることに気がついた。空中に漂う埃を照らして正面のスクリーンにモノクロの映画を投影している。
ポップコーンも炭酸飲料もなしに惰性で映画を鑑賞していたが、どうして映画など観ていたのか頭を捻ってみても理由を思い出せない。
三十人も入れば満席になる規模の小さな映画館で、客は無悪一人。上映されている映画の作品名は不明。映画監督も不明。出演俳優は誰一人として思い出せない。そもそも映画が好きだったかさえ思い出せない。
なにからなにまでわからないことずくめだった。
映画の内容は終始胸糞悪い展開で進んでいく。主人公の父親はアルコール依存症でギャンブル三昧の浪費家。一回り以上年若い母親は、貞淑なふりをして若い男に囲まれていないと生きていけない惨め女。
母親の連れ子で愛を知らずに育った少年が、この作品の主人公にあたる。この世に生まれ堕ちた瞬間から協調性の欠片もなければ、最初からブレーキが取り外されたみたいに暴力を振るうことも厭わない。
近寄るもの皆傷つける暴力を武器に生きている危うい役柄を、見事に演じきっていた子役には鬼気迫るものを感じた。不思議と他人事には思えず、胸がわけも分からずざわめく。
しかし、自らの境遇を呪い続けた主人公が破滅へと突き進んでいく物語は、決して趣味がいいとはいえず観ていると嫌気がさしてくる。
一昔前のフランス映画にありそうな、ただただ陰鬱な雨が振り続ける映画のようでそれが芸術性と言われてしまえばそれまでの話だが、主人公の周囲に振り続けていたのは雨は雨でも血の雨である。
自らを暴力で支配し続けた両親を金属バットで滅多打ちにし、児童福祉施設に送られたあとにも度重なる問題を引き起こす。少年院を行ったり来たりする生活を送るうちに裏社会に自然と染まるのは既定路線だった。生まれ持った暴力性を遺憾なく発揮し、天職とも呼べる極道の世界に身も心もどっぷりと浸かっていく。
自分の為なら――オヤジの為なら――邪魔な人間を容赦なく崖の下に蹴落とすなど朝飯前。
弱肉強食を体現し、弱者から奪えるものは全て奪う。利用価値のない人間、苛つかせる人間、意に背く人間がいれば命を奪う行為も顔色一つ使えずに平然と行ってきた。唯一手を差し伸べてくれた恩人のもとで、傍若無人に暴れ回る日々を送っていた主人公は、ついに一介の組長の座に就く。
しかし、主人公はさらなる高みを望んでいた。
いつか裏社会の頂点に立って全てを牛耳ってやると、夢物語ではなく本気で実行に移すつもりでいた。その先に破滅が待ち構えているとも知らずに――。
最期は自業自得としか言いようのない非業の死でフィナーレを迎え、無間地獄に叩き落された男の物語にようやく幕間が下りたのである。
訴えかけるメッセージ性もなければ、終演後のカタルシスも存在しない。駄作も駄作で改めて何故このような作品を観ていたのか、やはり思い出そうとすると頭の中に靄がかかってしまって肝心な記憶を引き出すことが出来ない。
兎にも角にも、用が終わったのならここにいる意味もなし――映画館から出ようと腰を浮かすと、誰もいなかったはずの隣の席から突然声がかけられ、驚いて振り返る。
「どうだったかい? 映画の出来は」
「……誰だ、あんた」
最初から隣で一緒に鑑賞していたとでもいうように、優雅に足を組みながら悠然と構える燕尾服姿の男は、お世辞にも似合ってるとはいえないカイゼル髭をしきりに指先で弄りながら、作品の出来について訊ねてきた。
「私はこの映画館のしがない雇われ館長だよ。そんなことより教えてくれないか? 君が観た映画の出来を」
「駄作だな。製作の意図はわからないうえに、監督の独りよがりが目立つ作品だった。観てる側にストレスしか与えない。最初から最後まで醜悪極まる内容すぎて誰から見ても不興を買うに決まっている。少なくとも金を払ってまで観たいとは思わない」
正直な感想を伝えると、男は何が可笑しいのか、必死に笑いを堪えながら酷く気に障る視線を寄越してきた。
「それはそれは、辛辣な助言をどうもありがとう。だけどね、一つ教えてあげよう」
「なんだ」
いちいち勿体ぶる男の態度が苛ついてしょうがない。
「気がついてないみたいだけど、というか忘れてるだけなんだけど、君が観ていた出来の悪い映画とやらはそっくりそのまま君が歩んできた人生を再生した映像に過ぎないんだよ」
「俺の人生? あんた頭おかしいんじゃないのか」
「まあまあ、最後まで黙って聞きなよ。何が言いたいかって言うとね、君が抱いた感想は、客観的に眺めた自分の人生に対する自己評価そのものなのさ」
男が話している意味の一割も理解できないでいると、突然指を鳴らす。それを合図に閉じていた幕間が再び開いた。スクリーンには主人公が最後に息絶えるシーンが映し出されている。
物語のクライマックスで、カメラの画角の外から何者かが発砲し、主人公が頭を撃ち抜かれるシーンを何度も見せつけられる。だんだんと怒りがこみ上げてくるのはなぜなのか。
「ちょっと待て。言うに事欠いて、この映像がすべて俺の人生だって? ふざけたこと言うなよ。俺の人生はもっと、もっと……」
はじめから違和感を感じていた。
何かがおかしいと。
どうせ男の安い挑発だろうと、これまでの順風満帆だった人生を振り返ろうとしたのだが、恐ろしいことに過去の記憶が何一つ思い出せなかった。髭を弄っていた男は全てお見通しと言わんばかりに話を続ける。
「そろそろなにも思い出せなくなってる頃だろう。いいかい、君は一度現世で死んだんだよ。ここは一度死んだ人間が、これまで歩んできた人生を振り返る最後の場所なのさ。走馬灯をイメージしてくれればわかりやすい。ちなみに、あと数分もすれば君の濁りきった魂はこの世から永遠に消滅するんだけど……って聞いてる?」
――俺が……死んだだって?
男の言葉を反芻していると、額からドロリと液体が伝い落ちてきて指先で拭うと、それがドス黒く変色した血であることを知って自らの身に何が起こったのか、遅ればせながら全て理解した。
「俺は……本当に死んだのか」
「やっと理解してくれたかい。さて、ここからが本題だ。早速で悪いけど、君にはとある世界へ渡ってもらいたいんだ」
「なんだって? お前の話している意味がわからない」
「物わかりが悪いなぁ。日本人は誰でも異世界転生を読んでるって聞いたんだけど。いいかい? その世界は地球の常識も通用しないし、物理法則も異なる文字通り〝異世界〟なんだ。君にはその異世界で第二の生を送ってもらいたいというわけ。たったそれだけのことさ」
「なんだ、つまり俺は生き返えることができるってわけか?」
「厳密に言うと、〝死んだことをなかったことにする〟わけなんだけどね。それで、どうする? ちなみに断ってくれてもいいけれど、さっきも言ったように君の魂は汚れきっているから輪廻転生は受け付けられない。産業廃棄物として処分されるだけなんだけど、どうする?」
唐突に与えられた蜘蛛の糸。未だに理解が追いつかない部分があるにはあるが、復讐の機会を失った自分が異世界とやらで再び蘇ったところで、その人生に意味があるとはとても思えない。
「意味ならもう一度与えてやればいい。そのためにこうして人間に機会を与えているのさ。ハリウッドも顔負けのスペクタクルショーをみせてくれるのか、はたまた愛に生きて愛に死ぬラブロマンスを見せてくれるのか、それとも世界を揺るがす大騒動に巻き込まれるのか――君ならどんな人生を観させてくれるんだろうね」
「盗撮《のぞき》が趣味とは、良い趣味とはいえねぇな」
「まだ君の心が揺れ動かないのであれば、特別に良いことを教えてあげよう。君はきっと食いつくはずさ」
男の言葉を合図にスクリーンに大鰐会長の死のシーンが映し出される。
「実はね、これから君に渡ってもらいたい世界には君の恩人と、君自身を殺した犯人も渡っているんだ」
また一つ、暇潰し程度にはなりそうな作品を堪能できる。第二の人生を受け入れた人間が旅立つと、がらんとした座席に座っていた男は抑えきれない衝動に身を任せ、仰け反りながら盛大に笑い声をあげた。
笑いすぎて生まれて初めて呼吸困難で死にそうになり、涙しながら呼吸を整え、誰に聞かせるわけでもなく一人呟く。
「これだから、本当に人間ってやつは面白いんだ」
ポップコーンも炭酸飲料もなしに惰性で映画を鑑賞していたが、どうして映画など観ていたのか頭を捻ってみても理由を思い出せない。
三十人も入れば満席になる規模の小さな映画館で、客は無悪一人。上映されている映画の作品名は不明。映画監督も不明。出演俳優は誰一人として思い出せない。そもそも映画が好きだったかさえ思い出せない。
なにからなにまでわからないことずくめだった。
映画の内容は終始胸糞悪い展開で進んでいく。主人公の父親はアルコール依存症でギャンブル三昧の浪費家。一回り以上年若い母親は、貞淑なふりをして若い男に囲まれていないと生きていけない惨め女。
母親の連れ子で愛を知らずに育った少年が、この作品の主人公にあたる。この世に生まれ堕ちた瞬間から協調性の欠片もなければ、最初からブレーキが取り外されたみたいに暴力を振るうことも厭わない。
近寄るもの皆傷つける暴力を武器に生きている危うい役柄を、見事に演じきっていた子役には鬼気迫るものを感じた。不思議と他人事には思えず、胸がわけも分からずざわめく。
しかし、自らの境遇を呪い続けた主人公が破滅へと突き進んでいく物語は、決して趣味がいいとはいえず観ていると嫌気がさしてくる。
一昔前のフランス映画にありそうな、ただただ陰鬱な雨が振り続ける映画のようでそれが芸術性と言われてしまえばそれまでの話だが、主人公の周囲に振り続けていたのは雨は雨でも血の雨である。
自らを暴力で支配し続けた両親を金属バットで滅多打ちにし、児童福祉施設に送られたあとにも度重なる問題を引き起こす。少年院を行ったり来たりする生活を送るうちに裏社会に自然と染まるのは既定路線だった。生まれ持った暴力性を遺憾なく発揮し、天職とも呼べる極道の世界に身も心もどっぷりと浸かっていく。
自分の為なら――オヤジの為なら――邪魔な人間を容赦なく崖の下に蹴落とすなど朝飯前。
弱肉強食を体現し、弱者から奪えるものは全て奪う。利用価値のない人間、苛つかせる人間、意に背く人間がいれば命を奪う行為も顔色一つ使えずに平然と行ってきた。唯一手を差し伸べてくれた恩人のもとで、傍若無人に暴れ回る日々を送っていた主人公は、ついに一介の組長の座に就く。
しかし、主人公はさらなる高みを望んでいた。
いつか裏社会の頂点に立って全てを牛耳ってやると、夢物語ではなく本気で実行に移すつもりでいた。その先に破滅が待ち構えているとも知らずに――。
最期は自業自得としか言いようのない非業の死でフィナーレを迎え、無間地獄に叩き落された男の物語にようやく幕間が下りたのである。
訴えかけるメッセージ性もなければ、終演後のカタルシスも存在しない。駄作も駄作で改めて何故このような作品を観ていたのか、やはり思い出そうとすると頭の中に靄がかかってしまって肝心な記憶を引き出すことが出来ない。
兎にも角にも、用が終わったのならここにいる意味もなし――映画館から出ようと腰を浮かすと、誰もいなかったはずの隣の席から突然声がかけられ、驚いて振り返る。
「どうだったかい? 映画の出来は」
「……誰だ、あんた」
最初から隣で一緒に鑑賞していたとでもいうように、優雅に足を組みながら悠然と構える燕尾服姿の男は、お世辞にも似合ってるとはいえないカイゼル髭をしきりに指先で弄りながら、作品の出来について訊ねてきた。
「私はこの映画館のしがない雇われ館長だよ。そんなことより教えてくれないか? 君が観た映画の出来を」
「駄作だな。製作の意図はわからないうえに、監督の独りよがりが目立つ作品だった。観てる側にストレスしか与えない。最初から最後まで醜悪極まる内容すぎて誰から見ても不興を買うに決まっている。少なくとも金を払ってまで観たいとは思わない」
正直な感想を伝えると、男は何が可笑しいのか、必死に笑いを堪えながら酷く気に障る視線を寄越してきた。
「それはそれは、辛辣な助言をどうもありがとう。だけどね、一つ教えてあげよう」
「なんだ」
いちいち勿体ぶる男の態度が苛ついてしょうがない。
「気がついてないみたいだけど、というか忘れてるだけなんだけど、君が観ていた出来の悪い映画とやらはそっくりそのまま君が歩んできた人生を再生した映像に過ぎないんだよ」
「俺の人生? あんた頭おかしいんじゃないのか」
「まあまあ、最後まで黙って聞きなよ。何が言いたいかって言うとね、君が抱いた感想は、客観的に眺めた自分の人生に対する自己評価そのものなのさ」
男が話している意味の一割も理解できないでいると、突然指を鳴らす。それを合図に閉じていた幕間が再び開いた。スクリーンには主人公が最後に息絶えるシーンが映し出されている。
物語のクライマックスで、カメラの画角の外から何者かが発砲し、主人公が頭を撃ち抜かれるシーンを何度も見せつけられる。だんだんと怒りがこみ上げてくるのはなぜなのか。
「ちょっと待て。言うに事欠いて、この映像がすべて俺の人生だって? ふざけたこと言うなよ。俺の人生はもっと、もっと……」
はじめから違和感を感じていた。
何かがおかしいと。
どうせ男の安い挑発だろうと、これまでの順風満帆だった人生を振り返ろうとしたのだが、恐ろしいことに過去の記憶が何一つ思い出せなかった。髭を弄っていた男は全てお見通しと言わんばかりに話を続ける。
「そろそろなにも思い出せなくなってる頃だろう。いいかい、君は一度現世で死んだんだよ。ここは一度死んだ人間が、これまで歩んできた人生を振り返る最後の場所なのさ。走馬灯をイメージしてくれればわかりやすい。ちなみに、あと数分もすれば君の濁りきった魂はこの世から永遠に消滅するんだけど……って聞いてる?」
――俺が……死んだだって?
男の言葉を反芻していると、額からドロリと液体が伝い落ちてきて指先で拭うと、それがドス黒く変色した血であることを知って自らの身に何が起こったのか、遅ればせながら全て理解した。
「俺は……本当に死んだのか」
「やっと理解してくれたかい。さて、ここからが本題だ。早速で悪いけど、君にはとある世界へ渡ってもらいたいんだ」
「なんだって? お前の話している意味がわからない」
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男の言葉を合図にスクリーンに大鰐会長の死のシーンが映し出される。
「実はね、これから君に渡ってもらいたい世界には君の恩人と、君自身を殺した犯人も渡っているんだ」
また一つ、暇潰し程度にはなりそうな作品を堪能できる。第二の人生を受け入れた人間が旅立つと、がらんとした座席に座っていた男は抑えきれない衝動に身を任せ、仰け反りながら盛大に笑い声をあげた。
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