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ギルド職員マフユ
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『ここは俺に任せて先に行け!』
そう叫んだ彼は帰らぬ人となってしまった。
私が増援を呼んでミカイの森へ戻った時にはもう遅かった。森には激しい戦闘の痕跡が残っていて、ミノタウロスは完全に息絶えていた。
そして……ミノタウロスの死体の上にはアークがつけていたマスクが残されていた。
肝心のアークの姿は見つけられなかったけど、ギルド総出で調査した結果彼は死んだものとして扱われることになった。
私を庇ったせいで、アークは死んだ。
後からわかったけど、あのミノタウロスは変異種だったみたいで、私が対峙した時よりも1.5倍くらいの大きさになっていたらしい。
それはAランク相当の強さだから、情けなく意識を失ったケンゴウ・バスタードでは到底敵わない相手だとわかる。
「……アーク、本当に死んじゃったの……?」
あの日から10日が経っていたけど、私の心にはぽっかり穴が空いたままだった。
ギルドのみんなはアークと関わりがなかったからもう忘れかけている。
むしろ、男爵貴族のケンゴウ・バスタードと、ギルドマスターの娘である私が死ななくてよかったという話をしているくらいだった。
誰もアークを案ずることはなかった。
1つ良いことがあるとすれば、ケンゴウ・バスタードの痴態を周知させられたことくらいだ。
今では、彼が街を歩けば”お漏らし貴族”、”変態マゾヒスト”と囁かれているらしい。
私はそんな噂を広めてないから、多分誰かが情報を仕入れてばら撒いたんだと思う。
いい気味だ。
そんな私は今日、ギルマス——お母様に呼び出されていた。お母様の元に行くのは、危険度調査で起きたことを報告した時以来だった。
大事な話があるらしい。
「お母様」
「来たわね、座りなさい」
私は冒険者ギルドの最上階にあるギルマスの部屋を尋ねると、お母様に言われるがままソファに腰を下ろした。
「……話って?」
「本題の前に、剣の名家バスタード家の三男にしてBランク冒険者のケンゴウ・バスタードについて、軽く情報共有しておくわね」
窓際に立つお母様の表情は見えないけど、その口ぶりはどこか軽やかに聞こえた。
「ケンゴウ・バスタードはこの街を離れることになったわ」
「え?」
「先の一件で痴態を晒したこともあって、バスタード家から勘当されたそうよ。三男とはいえ剣の名家の子息ともあろう人物がミノタウロス程度に敗走し、ましてや気絶までしたんだもの。彼らの中では恥ずべきことなのでしょうね」
「もうあの顔を見ないで済むのですね」
「ええ。本当に良かった」
こちらに振り返るお母様は晴れやかな顔つきだった。
憑き物が取れたようにすっきりしている。
でも、私からすればその結果を得るには失うものが大きすぎるように思えた。
「……お母様、アークは本当に死んでしまったのですか?」
「残念ながら」
お母様は淡々と返してきた。
「何も思わないのですか?」
「そういうわけではないのだけれど、今さら嘆いても彼は戻ってこないわ。アークさんには2度と会えないのよ」
「っ……」
まるで”アークなんて人は最初からいなかった”とでも言うような口ぶりだった。
普段は冒険者の方が亡くなった時は悲しそうにしているのに、アークに対しては冷酷なくらい淡々としていた。
もうこれ以上はお母様と話をしても無駄なんだとわかった。
「……本題に入ってください」
「ええ。そうさせてもらうわね。実は、伯爵から冒険者ギルドへいくつかのお達しがあったのよ。詳しくはこの書類を見てちょうだい。わかりやすく要点をまとめてあるから流し見するだけで理解できると思うわよ」
お母様は5センチほど厚みのある紙の束を持ってきた。表紙には『ヤナヤーツ及び冒険者ギルドの改革案』と書いてある。
ヤミノ・アクニン伯爵はクソみたいなやつだし、どうせ碌でもないお達しなんだってことがわかる。
私は漏れ出てきそうな深いため息を堪えて、紙の束に目を通した。
その中身は、
「……え? な、なんですか、これは……?」
私の予想とは大きく違っていた。
「言ったでしょう。伯爵からのお達しよ」
「う、うそ! お給金アップとか新しい制服の支給とか、あとは人員補充とか……全部私たちがずっと言い続けてきたことではありませんか!」
新しい窓口の開設という文字も見えたけど、それよりも今挙げた3つがあまりにも衝撃的だった。
「ふふっ……全て伯爵自身の提案なのよ」
お母様はお淑やかながら朗らかに笑っていた。
私の知ってるお母様なら、伯爵が何を言おうと、何をしようと絶対に信じることなかったのに。
おかしい。何かがおかしい。
「……お母様」
「なにかしら」
「何か隠していることはありませんか?」
「あら、私のことを疑っているのかしら?」
妖艶な笑みを浮かべるお母様は、私の追求ものらりくらりと交わしてくる。
昔からそうだ。お父様がバスタード家に目をつけられた時も、私に心配かけないように取り繕っていた。
きっと今も何かを隠しているに違いない。
「……まさか、ギルド存続のためにお母様は身を犠牲にしていませんよね?」
お母様は妖艶な女性だから、その身を差し出せばかなりの待遇に期待できる。
クソ伯爵が無償で私たちに何かを施してくれるなんてあり得ない。
スラムがあった場所に新しい建物を建てたのも伯爵らしいけど、そんな話は全く信じられない。
あんな最低でクズな人間が領民のために何か善行をするわけがないんだ。
「マフユ。正直ね、初めは私も信じられなかったのよ。でも、伯爵は噂通りの悪い人ではなさそうなの。見た目は前までの伯爵なんだけど、中身はまるで別人のよう……良い意味で伯爵は少し前から変貌しているのよ」
「……お母様」
洗脳されているわけでもなく、単にお母様はあのクソ伯爵のことを信じているようだった。
何がそうさせたのかはわからないけど、お母様がなんと言おうと私の意見は変わらなかった。
「とにかく、本題は伯爵が到着してから話すわね」
「え! 伯爵がここにくるのですか!?」
そんな話は初めて聞いたし、私は伯爵なんかに会いたくなかった。
「もうそろそろ約束の時間よ。一度お話ししてご覧なさい。あなたにとっても有意義な瞬間になるはずだから。アークさんのことも相談してみたらどうかしら?」
「……もういいです! 今日は帰りますから!」
「マフユ!」
立ち去ろうとする私のことを止めようとしてくる。
「お母様にはがっかりしました。性格の悪い貴族にお父様を殺されて、ここのおかしな伯爵のことも恨んでいたのに急に盲信しちゃって……私はアークが死んじゃってショックなのに、お母様はなにも感じていないんですよね? それっておかしいことですからね?」
私はそれだけ言い残して返事を待たずに部屋を後にした。
溢れる涙を拭くこともせず、首を垂らしながら廊下を歩く。もう気分は最悪だった。お母様の考えていることが全くわからない。
「……なんなのよ」
もやもやとする私の頭の中には憎たらしい伯爵の顔が浮かんできた。
同時に、恩人でもあるアークのことも思い出す。
彼がいてくれたら、どんな粗雑な言葉をかけてくれたのかな。
たった2日しか過ごしてないし彼のことを詳しく知らないけど、きっと彼がいたら少しは私の心が安らぐ気がする。
寄り添ってくれるわけではなかったけど、ぶっきらぼうながら話はしやすかった。
そして私のことを助けてくれた。運良く大嫌いなケンゴウ・バスタードのことも追い出せたし、本当に感謝してもしきれないくらいの恩がある。
いくら彼を想っても何も変わらないのに……私は考えることをやめられなかった。
そんな折、下を向く私は向かいから歩いてくる人に気が付かず、勢いのままに衝突してしまった。
「あ……ご、ごめんなさい」
尻餅をつく私は泣いて崩れた顔を見られたくなくて、失礼を承知で俯いたまま謝った。
すると、相手の人は私の手を取った。
「立てるか」
その声を聞いた瞬間、その手を握った瞬間、私の心臓が跳ねた。
「……え?」
思わず顔を上げた。
しかし、そこにいたのはある意味予期せぬ人物だった。
「はく、しゃく……?」
「無事で良かった」
正装に身を包むヤミノ・アクニン伯爵は、優しげな顔で微笑みかけてきた。そして私の返事を待つでもなく、従者と思しき獣人の女の子を連れて歩き去った。
憎悪の対象として何度も想起した存在が、私の目の前にいた。
なのに、私の心には憎しみや恨み、悲しみや怒りは湧いていなかった。
むしろ、喜ばしい気持ちで胸がいっぱいになっていた。
それがなぜかはまだわからない。でも、伯爵のことを知っていけば答えが見えてくるような気がした。
そう叫んだ彼は帰らぬ人となってしまった。
私が増援を呼んでミカイの森へ戻った時にはもう遅かった。森には激しい戦闘の痕跡が残っていて、ミノタウロスは完全に息絶えていた。
そして……ミノタウロスの死体の上にはアークがつけていたマスクが残されていた。
肝心のアークの姿は見つけられなかったけど、ギルド総出で調査した結果彼は死んだものとして扱われることになった。
私を庇ったせいで、アークは死んだ。
後からわかったけど、あのミノタウロスは変異種だったみたいで、私が対峙した時よりも1.5倍くらいの大きさになっていたらしい。
それはAランク相当の強さだから、情けなく意識を失ったケンゴウ・バスタードでは到底敵わない相手だとわかる。
「……アーク、本当に死んじゃったの……?」
あの日から10日が経っていたけど、私の心にはぽっかり穴が空いたままだった。
ギルドのみんなはアークと関わりがなかったからもう忘れかけている。
むしろ、男爵貴族のケンゴウ・バスタードと、ギルドマスターの娘である私が死ななくてよかったという話をしているくらいだった。
誰もアークを案ずることはなかった。
1つ良いことがあるとすれば、ケンゴウ・バスタードの痴態を周知させられたことくらいだ。
今では、彼が街を歩けば”お漏らし貴族”、”変態マゾヒスト”と囁かれているらしい。
私はそんな噂を広めてないから、多分誰かが情報を仕入れてばら撒いたんだと思う。
いい気味だ。
そんな私は今日、ギルマス——お母様に呼び出されていた。お母様の元に行くのは、危険度調査で起きたことを報告した時以来だった。
大事な話があるらしい。
「お母様」
「来たわね、座りなさい」
私は冒険者ギルドの最上階にあるギルマスの部屋を尋ねると、お母様に言われるがままソファに腰を下ろした。
「……話って?」
「本題の前に、剣の名家バスタード家の三男にしてBランク冒険者のケンゴウ・バスタードについて、軽く情報共有しておくわね」
窓際に立つお母様の表情は見えないけど、その口ぶりはどこか軽やかに聞こえた。
「ケンゴウ・バスタードはこの街を離れることになったわ」
「え?」
「先の一件で痴態を晒したこともあって、バスタード家から勘当されたそうよ。三男とはいえ剣の名家の子息ともあろう人物がミノタウロス程度に敗走し、ましてや気絶までしたんだもの。彼らの中では恥ずべきことなのでしょうね」
「もうあの顔を見ないで済むのですね」
「ええ。本当に良かった」
こちらに振り返るお母様は晴れやかな顔つきだった。
憑き物が取れたようにすっきりしている。
でも、私からすればその結果を得るには失うものが大きすぎるように思えた。
「……お母様、アークは本当に死んでしまったのですか?」
「残念ながら」
お母様は淡々と返してきた。
「何も思わないのですか?」
「そういうわけではないのだけれど、今さら嘆いても彼は戻ってこないわ。アークさんには2度と会えないのよ」
「っ……」
まるで”アークなんて人は最初からいなかった”とでも言うような口ぶりだった。
普段は冒険者の方が亡くなった時は悲しそうにしているのに、アークに対しては冷酷なくらい淡々としていた。
もうこれ以上はお母様と話をしても無駄なんだとわかった。
「……本題に入ってください」
「ええ。そうさせてもらうわね。実は、伯爵から冒険者ギルドへいくつかのお達しがあったのよ。詳しくはこの書類を見てちょうだい。わかりやすく要点をまとめてあるから流し見するだけで理解できると思うわよ」
お母様は5センチほど厚みのある紙の束を持ってきた。表紙には『ヤナヤーツ及び冒険者ギルドの改革案』と書いてある。
ヤミノ・アクニン伯爵はクソみたいなやつだし、どうせ碌でもないお達しなんだってことがわかる。
私は漏れ出てきそうな深いため息を堪えて、紙の束に目を通した。
その中身は、
「……え? な、なんですか、これは……?」
私の予想とは大きく違っていた。
「言ったでしょう。伯爵からのお達しよ」
「う、うそ! お給金アップとか新しい制服の支給とか、あとは人員補充とか……全部私たちがずっと言い続けてきたことではありませんか!」
新しい窓口の開設という文字も見えたけど、それよりも今挙げた3つがあまりにも衝撃的だった。
「ふふっ……全て伯爵自身の提案なのよ」
お母様はお淑やかながら朗らかに笑っていた。
私の知ってるお母様なら、伯爵が何を言おうと、何をしようと絶対に信じることなかったのに。
おかしい。何かがおかしい。
「……お母様」
「なにかしら」
「何か隠していることはありませんか?」
「あら、私のことを疑っているのかしら?」
妖艶な笑みを浮かべるお母様は、私の追求ものらりくらりと交わしてくる。
昔からそうだ。お父様がバスタード家に目をつけられた時も、私に心配かけないように取り繕っていた。
きっと今も何かを隠しているに違いない。
「……まさか、ギルド存続のためにお母様は身を犠牲にしていませんよね?」
お母様は妖艶な女性だから、その身を差し出せばかなりの待遇に期待できる。
クソ伯爵が無償で私たちに何かを施してくれるなんてあり得ない。
スラムがあった場所に新しい建物を建てたのも伯爵らしいけど、そんな話は全く信じられない。
あんな最低でクズな人間が領民のために何か善行をするわけがないんだ。
「マフユ。正直ね、初めは私も信じられなかったのよ。でも、伯爵は噂通りの悪い人ではなさそうなの。見た目は前までの伯爵なんだけど、中身はまるで別人のよう……良い意味で伯爵は少し前から変貌しているのよ」
「……お母様」
洗脳されているわけでもなく、単にお母様はあのクソ伯爵のことを信じているようだった。
何がそうさせたのかはわからないけど、お母様がなんと言おうと私の意見は変わらなかった。
「とにかく、本題は伯爵が到着してから話すわね」
「え! 伯爵がここにくるのですか!?」
そんな話は初めて聞いたし、私は伯爵なんかに会いたくなかった。
「もうそろそろ約束の時間よ。一度お話ししてご覧なさい。あなたにとっても有意義な瞬間になるはずだから。アークさんのことも相談してみたらどうかしら?」
「……もういいです! 今日は帰りますから!」
「マフユ!」
立ち去ろうとする私のことを止めようとしてくる。
「お母様にはがっかりしました。性格の悪い貴族にお父様を殺されて、ここのおかしな伯爵のことも恨んでいたのに急に盲信しちゃって……私はアークが死んじゃってショックなのに、お母様はなにも感じていないんですよね? それっておかしいことですからね?」
私はそれだけ言い残して返事を待たずに部屋を後にした。
溢れる涙を拭くこともせず、首を垂らしながら廊下を歩く。もう気分は最悪だった。お母様の考えていることが全くわからない。
「……なんなのよ」
もやもやとする私の頭の中には憎たらしい伯爵の顔が浮かんできた。
同時に、恩人でもあるアークのことも思い出す。
彼がいてくれたら、どんな粗雑な言葉をかけてくれたのかな。
たった2日しか過ごしてないし彼のことを詳しく知らないけど、きっと彼がいたら少しは私の心が安らぐ気がする。
寄り添ってくれるわけではなかったけど、ぶっきらぼうながら話はしやすかった。
そして私のことを助けてくれた。運良く大嫌いなケンゴウ・バスタードのことも追い出せたし、本当に感謝してもしきれないくらいの恩がある。
いくら彼を想っても何も変わらないのに……私は考えることをやめられなかった。
そんな折、下を向く私は向かいから歩いてくる人に気が付かず、勢いのままに衝突してしまった。
「あ……ご、ごめんなさい」
尻餅をつく私は泣いて崩れた顔を見られたくなくて、失礼を承知で俯いたまま謝った。
すると、相手の人は私の手を取った。
「立てるか」
その声を聞いた瞬間、その手を握った瞬間、私の心臓が跳ねた。
「……え?」
思わず顔を上げた。
しかし、そこにいたのはある意味予期せぬ人物だった。
「はく、しゃく……?」
「無事で良かった」
正装に身を包むヤミノ・アクニン伯爵は、優しげな顔で微笑みかけてきた。そして私の返事を待つでもなく、従者と思しき獣人の女の子を連れて歩き去った。
憎悪の対象として何度も想起した存在が、私の目の前にいた。
なのに、私の心には憎しみや恨み、悲しみや怒りは湧いていなかった。
むしろ、喜ばしい気持ちで胸がいっぱいになっていた。
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