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第366話 竜、舌鼓を打つ
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「あ、ここね。二十年前と変わっていないわ」
「さすがにお主達は中へ入れんから外じゃな」
「あーい?」
「あうー」
「とても繊細な食材だから、毛とかあると大変なの。ごめんなさいね」
「わほぉん」
「こけ」
「ぴよ」
「アー」
「ぷひ」
大名と出会った後、再び醤油のお店を目指していた一行は無事に到着した。
トワイトが変わっていないとほほ笑むが、すぐに真顔になった。
理由は簡単で食材を扱うお店へは立ち入れないと伝えた。
もちろんダル達は了承し、お店の前でずらりと並んで待つことを示唆している。
「賢いー」
「アッシュウルフやカイザーペンギンはともかく、ニワトリとひよこの聞き分けが良すぎるような……」
「ちなみにこやつはアヒルの子じゃ」
「ぴよー♪」
「あ、そうなの? 確かにちょっと大きいかも?」
お座りをしたダル達の前にジェニファー達が並んでいた。ケイレブがジェニファーとひよこは魔物じゃないから賢すぎる気がすると口にしていた。
そこでディランはソオンを手に乗せてアヒルだと言う。
「あ、はい……アヒルの雛でも賢すぎる気がします……」
「まあいいじゃねえか。それじゃ中へ入ろうぜ!」
「適当だなあ……あれ? ディランさんは入らないのですか?」
ギーラは気にした風もなく早く中へ入ろうと笑う。ケイレブが呆れていると、ディランが動かないことに気づいた。
「ワシはこやつらと一緒におるからええぞ。油断しているとさらわれてしまうからのう」
「あー、子豚ちゃんとかニワトリは食べられちゃいますもんね……」
「こけー……」
「ぷひー……」
「うむ。悪い奴はどこにでもおるからのう。ワシとて人間だからといって手放しで信用しているわけではない」
「……なるほど」
目を光らせていないと小さい動物は割とさらわれることがあるらしい。貧しい国では無くなったが、そういう風習のようなものは残っているとのこと。
「それじゃギーラ、ケイレブ君、シスちゃん行くわよ」
「あーい!」
「あうー」
「リヒト達も一応連れて行ってくれ。飽きてそうならワシが面倒を見るわい」
「ええ」
「わほぉん」
リヒトとライルはペット達がついてこないことに名残惜しそうだったが、ダル達が前足を上げて見送るとお店の中へと入っていった。
「ふうむ、ええ天気じゃ。さて、戻ってくるまで日向ぼっこでもするか」
「わほぉん……」
「うぉふ」
「わん!」
ディランは自身のカバンから折り畳み式の椅子を取り出して座る。ダルやヤクト、ルミナスはその周辺で寝そべり、ひよこ達は膝の上やヤクトの背中に乗ったりと様々だ。
「ふむ、作ってから使う機会が無かったがまあまあ悪くないのう。試せてよかったわい」
「あの……」
「ん?」
「わふ?」
◆ ◇ ◆
「いらっしゃいませ! あら、外国の方!」
「こんにちは」
「あーい!」
「あーう!」
「こんにちはー」
「ど、どうも……」
「こんちゃっす」
トワイトを先頭にしてお店へ入ると、二十代くらいの若い女性が出迎えてくれた。
店のつくりはシンプルで、商品は並んでおらずカウンターと囲炉裏があった。
女性がカウンターから出てくると、リヒトとライルたちが挨拶をする。
「あら、元気な赤ちゃんも。今日はどういったものをお探しで?」
「お醤油とお味噌を買いにきたんです。種類も見せて欲しいわ」
「まあ、外国の方でお醬油とお味噌をご所望とは珍しいです!」
「うふふ、お料理で使うんですよ。前は元気なおじいさまがいらっしゃったと思うのだけれど?」
「あ、おじいちゃんを知っているんですか? 今は裏で仕込みと訓練をしているんじゃないかしら? お父さんと兄と継ぐのが決まったので」
「あら、そうなんですね。久しぶりだからご挨拶をしたかったわ」
女性は異国人がこの調味料を二つも見せて欲しいというのは珍しいと言う。
そのついでに前にいた店主にも挨拶をしたいとトワイトが口にすると、裏にいると答えた。
「呼んできましょうか?」
「いいえ、お忙しいなら買い物だけで済ませるわ」
「ではお品書きです。あ、そうそう商品を購入してくれたお客さんにサービスをしているんです。用意するので少々お待ちください」
「あーい!」
「わかったわ。さてと、白と赤の味噌と濃いお醬油でいいかしら? 黒竜の島にも少し置いておきたいし……」
「お金は……」
「とりあえず出しておくわ。もし気に入って買いたいとなったらお金を稼ぐしかないけれど」
女性はひとまずお品書きと書かれた紙をトワイトに渡して奥へと行く。
トワイトがお品書きを見ながらどれにするか考えていると、ケイレブが黒竜の島用のはお金が無いと告げた。
だが、最初の投資は自分がやると笑う。
「うーん、なにかあるといいけどなあ」
「ギーラがやる気になっているのは……珍しいね……」
お金を稼ぐためにギーラが悩む。
一番といっていいほど自由に生きてきたのが彼なのでケイレブが首を傾げていた。
「俺達の黒竜全員のためならまあ、やってもいいかなってよ。お前もそうだからここまできたんだろ? 平和に日向ぼっこばっかしているのによ」
「ま、まあ……」
「いいことじゃない。みんなでそういうふうになれば多分上手くいくと思うわよ。ねー?」
「あーう♪」
「だといいねえ」
ギーラが真面目な顔で答え、シスが応援するとライルと一緒に笑う。ケイレブがそれを見てほっこりしながら、そうだといいと口にした。
「はーい! お待たせしました! 一人一本、こちらを食べてください!」
「え? あら、味噌田楽♪ 美味しいですよね」
「ミソデンガク……? 美味しいってことは食べ物か……!」
「ええ。これはお餅かしら? この子たちは食べられないからみんなで食べて」
「あーい……」
「あうー」
そこで女性が持ってきたのは餅に味噌を塗った味噌田楽だった。香ばしい匂いが数位を包み、ギーラの目が輝いた。
「へへ、悪いな」
「喉に詰まらせないように少しずつね」
「うお、伸びるだと……!?」
「あ、凄い!」
「あー♪」
「あ、でもこりゃうめえな!」
早速ギーラがかぶりつき、ケイレブがびよんと伸ばして焦っていた。
それを見ていた双子が手を叩いて笑う。
「そっかあ、まだ食べられないんですね」
「今はフルーツまでね。そうそうドラゴンフルーツも探しているの」
「え、ドラゴンフルーツということは竜玉の実、ですか?」
「ええ」
「……うーん、今はこの国では手に入らないかも……」
「ええ?」
ドラゴンフルーツのことを尋ねると、女性は腕組みをしてうなりを上げた。
「さすがにお主達は中へ入れんから外じゃな」
「あーい?」
「あうー」
「とても繊細な食材だから、毛とかあると大変なの。ごめんなさいね」
「わほぉん」
「こけ」
「ぴよ」
「アー」
「ぷひ」
大名と出会った後、再び醤油のお店を目指していた一行は無事に到着した。
トワイトが変わっていないとほほ笑むが、すぐに真顔になった。
理由は簡単で食材を扱うお店へは立ち入れないと伝えた。
もちろんダル達は了承し、お店の前でずらりと並んで待つことを示唆している。
「賢いー」
「アッシュウルフやカイザーペンギンはともかく、ニワトリとひよこの聞き分けが良すぎるような……」
「ちなみにこやつはアヒルの子じゃ」
「ぴよー♪」
「あ、そうなの? 確かにちょっと大きいかも?」
お座りをしたダル達の前にジェニファー達が並んでいた。ケイレブがジェニファーとひよこは魔物じゃないから賢すぎる気がすると口にしていた。
そこでディランはソオンを手に乗せてアヒルだと言う。
「あ、はい……アヒルの雛でも賢すぎる気がします……」
「まあいいじゃねえか。それじゃ中へ入ろうぜ!」
「適当だなあ……あれ? ディランさんは入らないのですか?」
ギーラは気にした風もなく早く中へ入ろうと笑う。ケイレブが呆れていると、ディランが動かないことに気づいた。
「ワシはこやつらと一緒におるからええぞ。油断しているとさらわれてしまうからのう」
「あー、子豚ちゃんとかニワトリは食べられちゃいますもんね……」
「こけー……」
「ぷひー……」
「うむ。悪い奴はどこにでもおるからのう。ワシとて人間だからといって手放しで信用しているわけではない」
「……なるほど」
目を光らせていないと小さい動物は割とさらわれることがあるらしい。貧しい国では無くなったが、そういう風習のようなものは残っているとのこと。
「それじゃギーラ、ケイレブ君、シスちゃん行くわよ」
「あーい!」
「あうー」
「リヒト達も一応連れて行ってくれ。飽きてそうならワシが面倒を見るわい」
「ええ」
「わほぉん」
リヒトとライルはペット達がついてこないことに名残惜しそうだったが、ダル達が前足を上げて見送るとお店の中へと入っていった。
「ふうむ、ええ天気じゃ。さて、戻ってくるまで日向ぼっこでもするか」
「わほぉん……」
「うぉふ」
「わん!」
ディランは自身のカバンから折り畳み式の椅子を取り出して座る。ダルやヤクト、ルミナスはその周辺で寝そべり、ひよこ達は膝の上やヤクトの背中に乗ったりと様々だ。
「ふむ、作ってから使う機会が無かったがまあまあ悪くないのう。試せてよかったわい」
「あの……」
「ん?」
「わふ?」
◆ ◇ ◆
「いらっしゃいませ! あら、外国の方!」
「こんにちは」
「あーい!」
「あーう!」
「こんにちはー」
「ど、どうも……」
「こんちゃっす」
トワイトを先頭にしてお店へ入ると、二十代くらいの若い女性が出迎えてくれた。
店のつくりはシンプルで、商品は並んでおらずカウンターと囲炉裏があった。
女性がカウンターから出てくると、リヒトとライルたちが挨拶をする。
「あら、元気な赤ちゃんも。今日はどういったものをお探しで?」
「お醤油とお味噌を買いにきたんです。種類も見せて欲しいわ」
「まあ、外国の方でお醬油とお味噌をご所望とは珍しいです!」
「うふふ、お料理で使うんですよ。前は元気なおじいさまがいらっしゃったと思うのだけれど?」
「あ、おじいちゃんを知っているんですか? 今は裏で仕込みと訓練をしているんじゃないかしら? お父さんと兄と継ぐのが決まったので」
「あら、そうなんですね。久しぶりだからご挨拶をしたかったわ」
女性は異国人がこの調味料を二つも見せて欲しいというのは珍しいと言う。
そのついでに前にいた店主にも挨拶をしたいとトワイトが口にすると、裏にいると答えた。
「呼んできましょうか?」
「いいえ、お忙しいなら買い物だけで済ませるわ」
「ではお品書きです。あ、そうそう商品を購入してくれたお客さんにサービスをしているんです。用意するので少々お待ちください」
「あーい!」
「わかったわ。さてと、白と赤の味噌と濃いお醬油でいいかしら? 黒竜の島にも少し置いておきたいし……」
「お金は……」
「とりあえず出しておくわ。もし気に入って買いたいとなったらお金を稼ぐしかないけれど」
女性はひとまずお品書きと書かれた紙をトワイトに渡して奥へと行く。
トワイトがお品書きを見ながらどれにするか考えていると、ケイレブが黒竜の島用のはお金が無いと告げた。
だが、最初の投資は自分がやると笑う。
「うーん、なにかあるといいけどなあ」
「ギーラがやる気になっているのは……珍しいね……」
お金を稼ぐためにギーラが悩む。
一番といっていいほど自由に生きてきたのが彼なのでケイレブが首を傾げていた。
「俺達の黒竜全員のためならまあ、やってもいいかなってよ。お前もそうだからここまできたんだろ? 平和に日向ぼっこばっかしているのによ」
「ま、まあ……」
「いいことじゃない。みんなでそういうふうになれば多分上手くいくと思うわよ。ねー?」
「あーう♪」
「だといいねえ」
ギーラが真面目な顔で答え、シスが応援するとライルと一緒に笑う。ケイレブがそれを見てほっこりしながら、そうだといいと口にした。
「はーい! お待たせしました! 一人一本、こちらを食べてください!」
「え? あら、味噌田楽♪ 美味しいですよね」
「ミソデンガク……? 美味しいってことは食べ物か……!」
「ええ。これはお餅かしら? この子たちは食べられないからみんなで食べて」
「あーい……」
「あうー」
そこで女性が持ってきたのは餅に味噌を塗った味噌田楽だった。香ばしい匂いが数位を包み、ギーラの目が輝いた。
「へへ、悪いな」
「喉に詰まらせないように少しずつね」
「うお、伸びるだと……!?」
「あ、凄い!」
「あー♪」
「あ、でもこりゃうめえな!」
早速ギーラがかぶりつき、ケイレブがびよんと伸ばして焦っていた。
それを見ていた双子が手を叩いて笑う。
「そっかあ、まだ食べられないんですね」
「今はフルーツまでね。そうそうドラゴンフルーツも探しているの」
「え、ドラゴンフルーツということは竜玉の実、ですか?」
「ええ」
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