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第59話 竜、冒険者になる
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「あたしはしばらくここに居ると思うけど、どうして?」
「いや、僕達と冒険者をやるかどうかという話をしていたからどうするのかなって……」
あっさりと返したトーニャにヒューシが少し言葉を詰まらせて、先日正体がバレる前に口にしていたことを聞いていた。
「でも仇のドラゴン……違ったわけだけど、ディランさん達を見つけるためにそうしようとしただけだからやる必要なくない?」
トーニャが答える前にユリが唇に指を当てて答える。そこでトーニャがポンと手を打ってから話を続けた。
「あー、言った言った! そうねえ……あたしが冒険者になってもいいかな?」
「む?」
「あら」
するとトーニャはディランとトワイトに意見を求めた。
お酒を飲んで正体がバレそうになったことがあるのでそこは自分だけで判断しなかった形だ。
「人の姿で活動をする分には問題ないと思うぞ。ただ、ドラゴンであることを知られてもワシらは困らんがモルゲンロート殿に迷惑がかかる。それを忘れてはならんぞ」
「うん」
「後は喧嘩が起こった際、人間は脆いから全力で殴ったらいけませんよ?」
「そうね」
「物騒だなあ……」
夫婦が注意点をそれぞれ口にし、トーニャが頷く。ガルフはトワイトが言ったことに冷や汗をかいてポツリと呟く。
それ以外にも武器をちゃんと使うといったカモフラージュは必要だろうとひとつずつ確認していく。
「オッケー! パパとママがここに居るのは分かったし、依頼を受けている方が楽しそうだもんね」
「おお、ならパーティに入ってくれるのね!」
「任せてよ! あたしに勝てる相手なんてママくらいなものだもの!」
「ディランさんは?」
「パパはそんなことをしないもの! いたぁ!?」
そこで不穏な笑みを浮かべてリヒトを抱っこしたトワイトがトーニャの肩に空いた手を置く。
「トーニャちゃんはパパが大好きですものね」
「あーい」
「あら、リヒトが手を」
痛がるトーニャを見てリヒトがトワイトの手を伸ばしダメだと言わんばかりに振っていた。
「お姉ちゃんが痛いのが分かるのね。うふふ、ごめんなさいトーニャちゃん」
「うう……まあ、ママがパパ大好きなのは知っているからいいけど……あたし娘よ?
というかリヒト、ありがとね♪」
「あー♪」
「ならこれからはメンバーとしてよろしくねトーニャ!」
トーニャが微笑みながらリヒトの頭を撫でると嬉しそうに笑う。
ひとまず彼女の行動指針が決まり、ガルフやレイカ達と握手をする。
「宿代が勿体ないと思ったらここに来るといいぞい」
「ご飯とお風呂くらいなら出せるからね。トーニャちゃんをよろしくお願いします」
「もう、いつもお世話になっているのはこっちですよ! それじゃ、このまま一緒に行く?」
「そうね! なんか適当に裏から武器を持って行っていい?」
「ええぞ」
ディランが冒険者としてやっていくというなら装備は持って行けと言って頷くと、トーニャはすぐに自宅へ入り倉庫へと向かう。
「魔法使いかなやっぱり。ウチはガルフとユリが前衛でヒューシが魔法を使えるけど、威力が桁違いだもんね」
「ああ。あれは僕の目指すところではある。できるならトーニャに教えてもらいたいと思っているくらいだよ」
「あ、そうなんだ? 私はてっきりヒューシがトーニャをす……むぐお!?」
「なにを適当なことを言おうとしているんだ!?」
トーニャが自宅へ入った後、レイカが前衛か後衛か、どっちを選ぶのか興味があると口にする。するとヒューシが魔法は教えてもらいたいと零す。
ユリはそれを聞いてなにかを口にしようとしたが、ヒューシが慌てて口を塞いでいた。夫婦とガルフは首を傾げ、レイカは苦笑する。
「オッケー! これにするわ! ……ってあれ? どしたの?」
「な、なんでもない。というかトーニャ、それで戦うのか……?」
「うんうん! カッコいいでしょ?」
「ヤツが置いていった形見でもある刀か。いいと思うぞ」
トーニャが持って来たのは大昔にディラン達と戦い、そして寿命で逝ってしまった者の刀だった。それには合わない軽鎧を着こんでいた。
「あれか……めちゃくちゃ冷たい印象のある武器だったよな」
「あ、ガルフも知っているんだ」
「この前倉庫に入れてもらった時にな。うーん、でもその服と装備じゃちょっと浮いてるな」
「まあまあ。王都に戻ったら買えばいいんじゃない?」
「わん!」
もうすでにパーティーメンバーとして依頼を受けたことがあるため、溶け込むのは早い。あべこべな装備と衣服に笑いあっているのが微笑ましい。
そこでトワイトが口を開く。
「お金はあるから持って行くといいわ。絨毯を売った時のお金が殆ど手付かずになっているからね」
「じゃな。ワシらはミルク代くらいがあれば食い物には困らん。こやつらと狩りをすればええしの」
「いいの? ……うん、ありがとう! ママ、パパ!」
「久しぶりに会ったし、親らしいことをしてあげたかったから良かったわ♪」
「あー♪」
トワイトに抱き着くトーニャ。
やっぱり仲はいいなと一同が微笑んでいると、そのトワイトがなにかを閃いて言う。
「あ、そうだ! モルゲンロートさんにトーニャが活動することを伝えに行きましょう。昨日帰ったばかりだけど、こういうのはちゃんとしておかないといけませんね」
昨日決まっていたら言ったのにと微笑みながら提案を口にする。そこでディランが難色を示した。
「都か……」
「娘のために頼みに行くのはいいでしょう、あなた?」
「そうじゃな……」
人の多いところはとぶつぶつ口にするが、トワイトの言う通りなにか迷惑をかける可能性があるため断りを入れておくのは筋かと納得する。
「ディランさん達来るの? 全然いいと思うけど!」
「ダル達も連れて行く?」
「わほぉん?」
急に名前を呼ばれて頭を上げた。ヤクトとルミナスは尻尾を振りながら続きを待つ。
「話をしてすぐ戻ってくるだけじゃから留守番じゃな。あまり魔物を都で歩かせるわけにもいくまい」
「わん!?」
「うぉふ……」
「くあ……」
「まあ、そうだよな。残念だけど」
ディランはアッシュウルフ達を連れていくのはナシだと告げ、ルミナスとヤクトがしおしおになりダルはあくびをしていた。
言う通り、魔物を連れて町を歩くにはリスクが高い。下手をすると門前払いを受けるだろうとガルフがヤクトを撫でながら言う。
「ジェニファー達は?」
そこでユリがひよこを背に乗せているジェニファーを持ち上げて尋ねると、ディランは少し悩む。
「リヒトのポケットに入っていればひよこはいいかのう。迷子になったら探せんから。ジェニファーはカバンに入れていくし、そのまま動けんぞい?」
「こけ!」
「「「ぴよっ!」」」
ジェニファー達は魔物ではないので連れて行くことにした。特にひよこ達はリヒトと一緒に居たいと思っているので考慮した。
「ルミナスたちはすまんが自宅のリビングか外で過ごしてくれ。玄関の横に出入り口を作っておくわい」
「わん」
アッシュウルフ達は大丈夫と鳴いてディランとトワイトの足に頭をこすり付けた。
それからディランは早速玄関横に通り道を作成し、扉をつけた。
これで出入りが自由になるので散歩も行けるようになった。
周囲はドラゴンの圧があるので魔物が寄ってこず、ダルの日向ぼっこはいつでも可能だ。
その間にトワイトが出かける準備をして出発となる。
「では行ってくるぞ。危ないと思ったら家に入っておれよ」
「「「わふ」」」
「またねー!」
三頭は綺麗に並んでお座りをし、ディラン達を見送ってくれた。ゆっくり馬車は進んでいき、夫婦はその横を歩いていく。
「乗らなくていいのか?」
「なあに歩きで十分じゃ。まだまだ若い者には負けんぞ」
「そうですね♪ リヒトは眠くなったら寝ていいわよ」
「あー♪」
というわけで夫婦たちは一路、王都を目指すのだった。
「いや、僕達と冒険者をやるかどうかという話をしていたからどうするのかなって……」
あっさりと返したトーニャにヒューシが少し言葉を詰まらせて、先日正体がバレる前に口にしていたことを聞いていた。
「でも仇のドラゴン……違ったわけだけど、ディランさん達を見つけるためにそうしようとしただけだからやる必要なくない?」
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「あー、言った言った! そうねえ……あたしが冒険者になってもいいかな?」
「む?」
「あら」
するとトーニャはディランとトワイトに意見を求めた。
お酒を飲んで正体がバレそうになったことがあるのでそこは自分だけで判断しなかった形だ。
「人の姿で活動をする分には問題ないと思うぞ。ただ、ドラゴンであることを知られてもワシらは困らんがモルゲンロート殿に迷惑がかかる。それを忘れてはならんぞ」
「うん」
「後は喧嘩が起こった際、人間は脆いから全力で殴ったらいけませんよ?」
「そうね」
「物騒だなあ……」
夫婦が注意点をそれぞれ口にし、トーニャが頷く。ガルフはトワイトが言ったことに冷や汗をかいてポツリと呟く。
それ以外にも武器をちゃんと使うといったカモフラージュは必要だろうとひとつずつ確認していく。
「オッケー! パパとママがここに居るのは分かったし、依頼を受けている方が楽しそうだもんね」
「おお、ならパーティに入ってくれるのね!」
「任せてよ! あたしに勝てる相手なんてママくらいなものだもの!」
「ディランさんは?」
「パパはそんなことをしないもの! いたぁ!?」
そこで不穏な笑みを浮かべてリヒトを抱っこしたトワイトがトーニャの肩に空いた手を置く。
「トーニャちゃんはパパが大好きですものね」
「あーい」
「あら、リヒトが手を」
痛がるトーニャを見てリヒトがトワイトの手を伸ばしダメだと言わんばかりに振っていた。
「お姉ちゃんが痛いのが分かるのね。うふふ、ごめんなさいトーニャちゃん」
「うう……まあ、ママがパパ大好きなのは知っているからいいけど……あたし娘よ?
というかリヒト、ありがとね♪」
「あー♪」
「ならこれからはメンバーとしてよろしくねトーニャ!」
トーニャが微笑みながらリヒトの頭を撫でると嬉しそうに笑う。
ひとまず彼女の行動指針が決まり、ガルフやレイカ達と握手をする。
「宿代が勿体ないと思ったらここに来るといいぞい」
「ご飯とお風呂くらいなら出せるからね。トーニャちゃんをよろしくお願いします」
「もう、いつもお世話になっているのはこっちですよ! それじゃ、このまま一緒に行く?」
「そうね! なんか適当に裏から武器を持って行っていい?」
「ええぞ」
ディランが冒険者としてやっていくというなら装備は持って行けと言って頷くと、トーニャはすぐに自宅へ入り倉庫へと向かう。
「魔法使いかなやっぱり。ウチはガルフとユリが前衛でヒューシが魔法を使えるけど、威力が桁違いだもんね」
「ああ。あれは僕の目指すところではある。できるならトーニャに教えてもらいたいと思っているくらいだよ」
「あ、そうなんだ? 私はてっきりヒューシがトーニャをす……むぐお!?」
「なにを適当なことを言おうとしているんだ!?」
トーニャが自宅へ入った後、レイカが前衛か後衛か、どっちを選ぶのか興味があると口にする。するとヒューシが魔法は教えてもらいたいと零す。
ユリはそれを聞いてなにかを口にしようとしたが、ヒューシが慌てて口を塞いでいた。夫婦とガルフは首を傾げ、レイカは苦笑する。
「オッケー! これにするわ! ……ってあれ? どしたの?」
「な、なんでもない。というかトーニャ、それで戦うのか……?」
「うんうん! カッコいいでしょ?」
「ヤツが置いていった形見でもある刀か。いいと思うぞ」
トーニャが持って来たのは大昔にディラン達と戦い、そして寿命で逝ってしまった者の刀だった。それには合わない軽鎧を着こんでいた。
「あれか……めちゃくちゃ冷たい印象のある武器だったよな」
「あ、ガルフも知っているんだ」
「この前倉庫に入れてもらった時にな。うーん、でもその服と装備じゃちょっと浮いてるな」
「まあまあ。王都に戻ったら買えばいいんじゃない?」
「わん!」
もうすでにパーティーメンバーとして依頼を受けたことがあるため、溶け込むのは早い。あべこべな装備と衣服に笑いあっているのが微笑ましい。
そこでトワイトが口を開く。
「お金はあるから持って行くといいわ。絨毯を売った時のお金が殆ど手付かずになっているからね」
「じゃな。ワシらはミルク代くらいがあれば食い物には困らん。こやつらと狩りをすればええしの」
「いいの? ……うん、ありがとう! ママ、パパ!」
「久しぶりに会ったし、親らしいことをしてあげたかったから良かったわ♪」
「あー♪」
トワイトに抱き着くトーニャ。
やっぱり仲はいいなと一同が微笑んでいると、そのトワイトがなにかを閃いて言う。
「あ、そうだ! モルゲンロートさんにトーニャが活動することを伝えに行きましょう。昨日帰ったばかりだけど、こういうのはちゃんとしておかないといけませんね」
昨日決まっていたら言ったのにと微笑みながら提案を口にする。そこでディランが難色を示した。
「都か……」
「娘のために頼みに行くのはいいでしょう、あなた?」
「そうじゃな……」
人の多いところはとぶつぶつ口にするが、トワイトの言う通りなにか迷惑をかける可能性があるため断りを入れておくのは筋かと納得する。
「ディランさん達来るの? 全然いいと思うけど!」
「ダル達も連れて行く?」
「わほぉん?」
急に名前を呼ばれて頭を上げた。ヤクトとルミナスは尻尾を振りながら続きを待つ。
「話をしてすぐ戻ってくるだけじゃから留守番じゃな。あまり魔物を都で歩かせるわけにもいくまい」
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言う通り、魔物を連れて町を歩くにはリスクが高い。下手をすると門前払いを受けるだろうとガルフがヤクトを撫でながら言う。
「ジェニファー達は?」
そこでユリがひよこを背に乗せているジェニファーを持ち上げて尋ねると、ディランは少し悩む。
「リヒトのポケットに入っていればひよこはいいかのう。迷子になったら探せんから。ジェニファーはカバンに入れていくし、そのまま動けんぞい?」
「こけ!」
「「「ぴよっ!」」」
ジェニファー達は魔物ではないので連れて行くことにした。特にひよこ達はリヒトと一緒に居たいと思っているので考慮した。
「ルミナスたちはすまんが自宅のリビングか外で過ごしてくれ。玄関の横に出入り口を作っておくわい」
「わん」
アッシュウルフ達は大丈夫と鳴いてディランとトワイトの足に頭をこすり付けた。
それからディランは早速玄関横に通り道を作成し、扉をつけた。
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周囲はドラゴンの圧があるので魔物が寄ってこず、ダルの日向ぼっこはいつでも可能だ。
その間にトワイトが出かける準備をして出発となる。
「では行ってくるぞ。危ないと思ったら家に入っておれよ」
「「「わふ」」」
「またねー!」
三頭は綺麗に並んでお座りをし、ディラン達を見送ってくれた。ゆっくり馬車は進んでいき、夫婦はその横を歩いていく。
「乗らなくていいのか?」
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