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牧場見学
従魔契約
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「俺がですか?」
『地上』には、酸素を生み出す植物類と、水中生活の魚類、二足歩行の人類と四足歩行の獣類と、飛行能力がある鳥類、それらに入らないのは、昆虫とか、小さき者とか、呼ばれている。そして、その中で、魔術を扱う者を魔獣という。(魔力量やスキルは関係ない)
転移者に驚かれるのは、人類も魔術を使える者は、魔獣となる。だが、同族同士ではなく、他の種族に言語が通じるかどうか(念話は含まれない)と、子育ての仕方というか、成長スピードで、立ち位置が変わってくる。
魔獣の多くは、神が直接作ったか、神の血が流れている者が多い。そんな生まれだから、当然、知能が高く、気位も高い者が多い。
群れをつくり、集落で暮らす者達もいるし、一人で自由に暮らす者もいる。中には、困った者もいて、神の血が薄れ魔力に引っ張られて暴走するものもいる(鼠族や昆虫族、小さき者達に多い)が、ほとんどの者は、長寿なので、繁殖力は低く、個体数も少ない。
ウプアートが、番でいるのも驚きだけど、子をなしたのか…しかも、俺に?
神々の仕業か?
リョウの鑑定魔法やおっさんの事があるからなぁ。
怪しい、怪しすぎる…どうしよう…
「そんなに、考えなくてもいいですよ。この子を見て、一緒にいたいと思ったら名前をつけて下さい」
悩んでいる俺の元に、セルバンさんが、ウプアートの子を抱いてきた。後ろには、乳をあげていたウプアートと、シフと呼ばれていたウプアートが並んで俺を見下ろしている。
シフまで、三メートルになってる…
両親が揃っているところで、産まれたばかりの子を従魔に…
「えーと、産まれたばかりなのに、いいのですか?」
「魔獣ですから、初乳さえ与えれば問題ないんですよ」
セルバンさんは、笑顔で答えてくれた。
そして、セルバンさんの腕の中の子が、金色の混じる黒い目で、俺をジッと見つめてくる。幼い顔は猫っぽくもあってとても可愛い、この子を連れていったら、リョウが喜ぶだろうなぁ…
「性別は?」
「女の子です」
俺は、「ふぅー」と息をはき、覚悟を決める。
小さなウプアートと目を合わせ、従魔契約の言を唱える。
「パルカに代わり名を与える。汝の名は『ミンテ』なり」
言葉により、俺とウプアートの魔力が繋がれる。小さなウプアートの姿がセルバンさんの腕の中から消え、俺の前に体長一メートルの姿で現れる。
『我の名は『ミンテ』ディルと共に生きる者なり』
俺とミンテが淡い光に包まれた。
契約が成功した証拠だ。
光が収まると、ミンテは、また二十センチに戻り、足元で尻尾を振りながら俺を見上げてる。
「無事、契約が成されたことを、セルバン・ハバー・シーズ・リノが保証します。保証書は、今夜の内に出しておきますので、明日、役所で手続きしてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
従魔契約は、第三者がいないところで行うと、その後の手続きがややこしいのだ。
使役魔法や禁忌とされる薬物などによる強制支配されてないか検査を受けて、更に、契約を行った場所に行き、皆の前で、きちんと魔力が繋がっているところを見せないといけない、この時の立ち会いは成人が三人以上となる。
契約時の場合では、成人が一人立ち会い、契約者よりも、先に保証書を提出すればいいだけなのだ。
因みに、この世界では、精霊魔法による精霊召喚や使役以外の召喚、使役は厳しい決まりがあるし、悪魔召喚は、禁止となっている。
俺は、ミンテを抱き上げて、皆の所に戻ると、予想していた通り、リョウが大騒ぎして喜んだ。そして、なんと帰りは、ミンテの両親が俺たちを乗せシーズの街まで送ってくれた。
次の日、リョウは興奮し過ぎて、なかなか寝つけなかったようだ。
「ふわぁ~」
もう何度目になるかわからないアクビをしつつ、リョウが、朝食を食べている。
「おい、大丈夫か?今日は、訓練も休みにしたんだから、もう少し寝ててもいいぞ」
「えー、でもでも、ミンテちゃん、登録しに行くんでしょ?それに、クラリーちゃんの様子も見に行くんでしょ?」
「ああ」
「じゃぁ、一緒にいく。食べれば、目が覚めるよ。大丈夫!甘いものもあるし!」
今日の、朝食は、昨日、テイクアウトしてきたマトンの香草焼きで、サンドイッチを作り、コケモモの果実水と、パンケーキに、コケモモジャムを挟んだものだ。
契約した魔従は、主と同じものを食べられる。そのせいか、ミンテは、肉類より、果物の方が好きらしい。干しコケモモを、美味しそうに、ハムハムと食べている。
『地上』には、酸素を生み出す植物類と、水中生活の魚類、二足歩行の人類と四足歩行の獣類と、飛行能力がある鳥類、それらに入らないのは、昆虫とか、小さき者とか、呼ばれている。そして、その中で、魔術を扱う者を魔獣という。(魔力量やスキルは関係ない)
転移者に驚かれるのは、人類も魔術を使える者は、魔獣となる。だが、同族同士ではなく、他の種族に言語が通じるかどうか(念話は含まれない)と、子育ての仕方というか、成長スピードで、立ち位置が変わってくる。
魔獣の多くは、神が直接作ったか、神の血が流れている者が多い。そんな生まれだから、当然、知能が高く、気位も高い者が多い。
群れをつくり、集落で暮らす者達もいるし、一人で自由に暮らす者もいる。中には、困った者もいて、神の血が薄れ魔力に引っ張られて暴走するものもいる(鼠族や昆虫族、小さき者達に多い)が、ほとんどの者は、長寿なので、繁殖力は低く、個体数も少ない。
ウプアートが、番でいるのも驚きだけど、子をなしたのか…しかも、俺に?
神々の仕業か?
リョウの鑑定魔法やおっさんの事があるからなぁ。
怪しい、怪しすぎる…どうしよう…
「そんなに、考えなくてもいいですよ。この子を見て、一緒にいたいと思ったら名前をつけて下さい」
悩んでいる俺の元に、セルバンさんが、ウプアートの子を抱いてきた。後ろには、乳をあげていたウプアートと、シフと呼ばれていたウプアートが並んで俺を見下ろしている。
シフまで、三メートルになってる…
両親が揃っているところで、産まれたばかりの子を従魔に…
「えーと、産まれたばかりなのに、いいのですか?」
「魔獣ですから、初乳さえ与えれば問題ないんですよ」
セルバンさんは、笑顔で答えてくれた。
そして、セルバンさんの腕の中の子が、金色の混じる黒い目で、俺をジッと見つめてくる。幼い顔は猫っぽくもあってとても可愛い、この子を連れていったら、リョウが喜ぶだろうなぁ…
「性別は?」
「女の子です」
俺は、「ふぅー」と息をはき、覚悟を決める。
小さなウプアートと目を合わせ、従魔契約の言を唱える。
「パルカに代わり名を与える。汝の名は『ミンテ』なり」
言葉により、俺とウプアートの魔力が繋がれる。小さなウプアートの姿がセルバンさんの腕の中から消え、俺の前に体長一メートルの姿で現れる。
『我の名は『ミンテ』ディルと共に生きる者なり』
俺とミンテが淡い光に包まれた。
契約が成功した証拠だ。
光が収まると、ミンテは、また二十センチに戻り、足元で尻尾を振りながら俺を見上げてる。
「無事、契約が成されたことを、セルバン・ハバー・シーズ・リノが保証します。保証書は、今夜の内に出しておきますので、明日、役所で手続きしてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
従魔契約は、第三者がいないところで行うと、その後の手続きがややこしいのだ。
使役魔法や禁忌とされる薬物などによる強制支配されてないか検査を受けて、更に、契約を行った場所に行き、皆の前で、きちんと魔力が繋がっているところを見せないといけない、この時の立ち会いは成人が三人以上となる。
契約時の場合では、成人が一人立ち会い、契約者よりも、先に保証書を提出すればいいだけなのだ。
因みに、この世界では、精霊魔法による精霊召喚や使役以外の召喚、使役は厳しい決まりがあるし、悪魔召喚は、禁止となっている。
俺は、ミンテを抱き上げて、皆の所に戻ると、予想していた通り、リョウが大騒ぎして喜んだ。そして、なんと帰りは、ミンテの両親が俺たちを乗せシーズの街まで送ってくれた。
次の日、リョウは興奮し過ぎて、なかなか寝つけなかったようだ。
「ふわぁ~」
もう何度目になるかわからないアクビをしつつ、リョウが、朝食を食べている。
「おい、大丈夫か?今日は、訓練も休みにしたんだから、もう少し寝ててもいいぞ」
「えー、でもでも、ミンテちゃん、登録しに行くんでしょ?それに、クラリーちゃんの様子も見に行くんでしょ?」
「ああ」
「じゃぁ、一緒にいく。食べれば、目が覚めるよ。大丈夫!甘いものもあるし!」
今日の、朝食は、昨日、テイクアウトしてきたマトンの香草焼きで、サンドイッチを作り、コケモモの果実水と、パンケーキに、コケモモジャムを挟んだものだ。
契約した魔従は、主と同じものを食べられる。そのせいか、ミンテは、肉類より、果物の方が好きらしい。干しコケモモを、美味しそうに、ハムハムと食べている。
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