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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 14
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「うう、引き受けちゃった…」
結局、ガランに押しきられ、引き受けたリョウのテンションが低い。
しかも、リョウが預かったはずの烈震は、まだ気を許していないので、俺の頭に張り付いている。
「まぁ、代わりに便利なモノ貰ったから良いじゃないか」
「そうだけど…」
「私の分まで交渉してくださって、ありがとうございます」
「それは、別に良いけど…」
ガランは、どうしてもリョウに受けてもらいたいらしく、便利なモノをいろいろと分けてくれた。
シスが言っていたのは、この事だったのかな?
中でも、闇魔力持ちなら扱えるという収納庫はありがたかった。
しかも、リョウが異世界知識で、色々質問して不便な点を際立たせたことで、クラリーちゃんにまで、お裾分けされた。
「しかし、時間停止機能付の収納庫とか、収納量が無限で、しかも、分別管理とか、更には、収納内で解体までしてくれるなんて凄いものがあるんだなぁ」
「それは、神様の力で、かなり強引な、ご都合主義というか、ゲームとかの、空想の話で…実際にある訳じゃないけどね」
今回、リョウが貰ったのは、一メートル四方の空間収納。但し、ミンテのとは違い、その空間を納める場所が自分の影という制限がある。しかも、その空間内の物を出し入れするのに特殊な道具が必要だった。
俺なんて、それだけでも、便利な魔術?魔道具?があるなぁと思ったのだが、リョウは、その機能について更に質問した。
ガランは、リョウの言う機能は付けられないということでショックを受け、他に要望を聞いてきたが、リョウの言う機能が高度過ぎて更に落ち込む事に、結局、空間収納の他に、重力制御ができるネックレスと、地属性魔術の力を上げる指輪も付けてくれることになった。
そして、それらの扱い方を教えてもらう時に、一メートル四方の収納は使いづらいとリョウが愚痴ると、慌てて改良点を聞いてきたので、もっと浅い方が良いし、分別出来た方が良いと提案したら、空間を分けてくれた。そして、全部自分で持つより、分け合いたいとしてクラリーちゃんにも空間収納を使えるようにして貰ったのだ。
ガランは、かなり落ち込んだ様子で帰っていった。
その後ろ姿を見ながら、次に会ったときも、リョウに相手をしてもらおうと決心した。
「ねぇ、それより気になってることあるんだけど…」
「なんだ?」
「蠱毒の穴に落とされたってやつ」
「スルーしたいけど、ダメなのか?」
「ああ、ディルの虫とか蜘蛛嫌いの原因だったりする?」
「トラウマだな」
「やっぱり…でも、僕が読んだ話だと、蠱毒で生き残った場合凄い怪物になるとかいう話があったんだけど…」
「んー、まぁ、間違ってないかな。こっちの世界では、荒行の一つだしな」
「荒行?」
「そう、獣人族が考えたんだけど、強い戦士を産み出すために、ひたすら戦い続けるんだ。そして、最後に立っていた者が凶戦士のようになるそうだ。鬼神とか言われてたかな」
「て、事は…ディルも?」
「ああ…そういう心配か…まぁ、強くはなったかな。ただ、最初の目的が違ったから、そこまで戦闘能力が上がった訳じゃない。あらゆる毒耐性や、毒生成能力がついたけどな。それに、気持ち悪かったから、火の精霊に頼んで燃やし尽くしただけだし」
「ディル様が、食べられない食材がないのはその為ですか?」
「…まぁ、そんな感じかな」
「前も、チラッと言ってたけど、ディルって凄いことしてるよね?」
「してるじゃなくて、させられた、だけどな」
「はぁ、強いわけだ…」
「何故、ため息混じりで言う?」
「いや、ため息っていうか、そんな修行受けなくて良かったと思って」
「やりたいか?」
「ううん、遠慮するよ。僕には耐えられないです」
リョウが、おもいっきり首を横に振って拒否してきた。
俺の時は、ポンポン入れられて、拒否権なんて無かったんだよなぁ…
「ガラン様みたいに、投げ入れるのもナシにしてね」
バレたか…
「まぁ、エルフだから出来る事で、人族では、かなり厳しいな」
「やっぱり…ディルも、クラリーちゃんも、身体能力凄いよね?」
「「「「!」」」」
リョウの一言で、リョウ以外の動きが止まった。あっ、違った。バレンと烈震は、俺達の様子を伺っている感じだ。
「え?なに?みんなどうしたの?」
「いえ、私達は、この大陸の者で魔獣ですので、他種族より、優れているのは当たり前です。…まぁ、ディル様は、飛び抜けておりますが…」
『皆、神つながりで、特殊なの』
『普通、こうして、ワタシ達に乗ること事態、特別な事なのですが…』
「え?そうなの?」
「ああ、ここでは、余り目立たないかも知れないが、リョウは既に、人族の中では、かなりの強さになっているはずだ。魔術に関しても、メリロットが言っていただろ。魔術師になれるかもしれないと」
「…それって、人間の中では、特殊ってこと?」
「おそらく、まぁ、人族の国に行ってみないと、どれぐらいなのかは、分からないが」
「おお、知らずにチートになっていた♪」
結局、ガランに押しきられ、引き受けたリョウのテンションが低い。
しかも、リョウが預かったはずの烈震は、まだ気を許していないので、俺の頭に張り付いている。
「まぁ、代わりに便利なモノ貰ったから良いじゃないか」
「そうだけど…」
「私の分まで交渉してくださって、ありがとうございます」
「それは、別に良いけど…」
ガランは、どうしてもリョウに受けてもらいたいらしく、便利なモノをいろいろと分けてくれた。
シスが言っていたのは、この事だったのかな?
中でも、闇魔力持ちなら扱えるという収納庫はありがたかった。
しかも、リョウが異世界知識で、色々質問して不便な点を際立たせたことで、クラリーちゃんにまで、お裾分けされた。
「しかし、時間停止機能付の収納庫とか、収納量が無限で、しかも、分別管理とか、更には、収納内で解体までしてくれるなんて凄いものがあるんだなぁ」
「それは、神様の力で、かなり強引な、ご都合主義というか、ゲームとかの、空想の話で…実際にある訳じゃないけどね」
今回、リョウが貰ったのは、一メートル四方の空間収納。但し、ミンテのとは違い、その空間を納める場所が自分の影という制限がある。しかも、その空間内の物を出し入れするのに特殊な道具が必要だった。
俺なんて、それだけでも、便利な魔術?魔道具?があるなぁと思ったのだが、リョウは、その機能について更に質問した。
ガランは、リョウの言う機能は付けられないということでショックを受け、他に要望を聞いてきたが、リョウの言う機能が高度過ぎて更に落ち込む事に、結局、空間収納の他に、重力制御ができるネックレスと、地属性魔術の力を上げる指輪も付けてくれることになった。
そして、それらの扱い方を教えてもらう時に、一メートル四方の収納は使いづらいとリョウが愚痴ると、慌てて改良点を聞いてきたので、もっと浅い方が良いし、分別出来た方が良いと提案したら、空間を分けてくれた。そして、全部自分で持つより、分け合いたいとしてクラリーちゃんにも空間収納を使えるようにして貰ったのだ。
ガランは、かなり落ち込んだ様子で帰っていった。
その後ろ姿を見ながら、次に会ったときも、リョウに相手をしてもらおうと決心した。
「ねぇ、それより気になってることあるんだけど…」
「なんだ?」
「蠱毒の穴に落とされたってやつ」
「スルーしたいけど、ダメなのか?」
「ああ、ディルの虫とか蜘蛛嫌いの原因だったりする?」
「トラウマだな」
「やっぱり…でも、僕が読んだ話だと、蠱毒で生き残った場合凄い怪物になるとかいう話があったんだけど…」
「んー、まぁ、間違ってないかな。こっちの世界では、荒行の一つだしな」
「荒行?」
「そう、獣人族が考えたんだけど、強い戦士を産み出すために、ひたすら戦い続けるんだ。そして、最後に立っていた者が凶戦士のようになるそうだ。鬼神とか言われてたかな」
「て、事は…ディルも?」
「ああ…そういう心配か…まぁ、強くはなったかな。ただ、最初の目的が違ったから、そこまで戦闘能力が上がった訳じゃない。あらゆる毒耐性や、毒生成能力がついたけどな。それに、気持ち悪かったから、火の精霊に頼んで燃やし尽くしただけだし」
「ディル様が、食べられない食材がないのはその為ですか?」
「…まぁ、そんな感じかな」
「前も、チラッと言ってたけど、ディルって凄いことしてるよね?」
「してるじゃなくて、させられた、だけどな」
「はぁ、強いわけだ…」
「何故、ため息混じりで言う?」
「いや、ため息っていうか、そんな修行受けなくて良かったと思って」
「やりたいか?」
「ううん、遠慮するよ。僕には耐えられないです」
リョウが、おもいっきり首を横に振って拒否してきた。
俺の時は、ポンポン入れられて、拒否権なんて無かったんだよなぁ…
「ガラン様みたいに、投げ入れるのもナシにしてね」
バレたか…
「まぁ、エルフだから出来る事で、人族では、かなり厳しいな」
「やっぱり…ディルも、クラリーちゃんも、身体能力凄いよね?」
「「「「!」」」」
リョウの一言で、リョウ以外の動きが止まった。あっ、違った。バレンと烈震は、俺達の様子を伺っている感じだ。
「え?なに?みんなどうしたの?」
「いえ、私達は、この大陸の者で魔獣ですので、他種族より、優れているのは当たり前です。…まぁ、ディル様は、飛び抜けておりますが…」
『皆、神つながりで、特殊なの』
『普通、こうして、ワタシ達に乗ること事態、特別な事なのですが…』
「え?そうなの?」
「ああ、ここでは、余り目立たないかも知れないが、リョウは既に、人族の中では、かなりの強さになっているはずだ。魔術に関しても、メリロットが言っていただろ。魔術師になれるかもしれないと」
「…それって、人間の中では、特殊ってこと?」
「おそらく、まぁ、人族の国に行ってみないと、どれぐらいなのかは、分からないが」
「おお、知らずにチートになっていた♪」
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