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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 38
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「ディル、昨日のを作って欲しいです。イッパイ作って欲しいです」
ユキが、シスに抱っこされながら、大きく手を広げ、俺に訴えてくる。
用事が終われば、帰ると思っていたが、ユキを気に入り、暫く居るというシスと一緒に、クラリーちゃん達に、今日の成果を聞くと、収納庫に詰められた沢山の植物を見せて、昨夜作ったタッジーマッジーを作って欲しいとお願いされた。
「じゃぁ、お昼を食べた後、皆で作って、女王様に送ろうか?」
「ユキも作れるですか?」
「コツさえ掴めばすぐ出来るよ」
「はい、ユキもやります」
そんな感じで、午後は、タッジーマッジー作りの講習会を行うことに―
因みに、モンディールは、お昼前に、リョウ達の所に戻っていった。
「少し大きめの花を中心にして、その回りにいろいろな植物をおいていこう、そして、最後に大きな葉の植物で縁を固めたら出来上がりだよ。始は、色のコントラストで好きなのを作って見ようか」
俺が説明をしながら、同じものを作らせると、二人とも、綺麗に作ることができたので、次は、好きな様に作らせる。
「色の組み合わせ以外で、選ぶ基準があるのですか?」
「薬としての働きがあるんだよ。組み合わせによって、空気清浄したり、虫除けになったり、臭い消しや、安眠作用を目的としてもね。あとは、プレゼントとして、感謝や愛情を表すものとして使ったりね」
「花言葉を使って、メッセージを送るのですね。素敵ですねぇ」
「まぁね。だから、女王のお土産に良いと思ったんだ」
「モンディール様が、あの時、健康と幸運と言っていたのは、その事だったのですね」
「そういう事だね。でも、それは、いろいろ勉強してからで、今日のところは、好きな色でやってみようか」
「はい」
クラリーちゃんと、ユキに、飾りに使えそうな素材を足した後、シスに任せて、リョウ達の様子を見に行くことにした。
リョウは、集落の中の修練場にいるのでそちらに向かうと、ココも後をついてきた。
「クラリーちゃんに、付いてなくて良いのかい」
『シス様がいますから』
「モンディールに隠れてたけど、シスは苦手?」
『あっ、いえ、そんなことありませんが…初対面が…』
「ああ、インパクトありすぎたね。まぁ、直に慣れるよ」
『そういう、ディル…様も、苦手ですよね?』
「ハハ…まぁね。って、様?」
今まで、呼びすてだったのに…
『あ、いえ、いろいろ、聞いてみると、スゴい方なのだと思って…』
「参ったなぁ…仲間なんだし、今まで通りで良いよ」
『はぁ、しかし、これから先も、いろいろありそうなんですが…』
「ハハ…否定は出来ないかな?」
『やっぱり…』
「ココは、心配性だな。本当に、おっさんが創ったのか?…そう言えば、バレンもか、本当にシスに創られたのか?」
『え?こちらに飛び火が…』
いきなりふったせいか、少し慌てたバレンだが。一拍おいた後…
『『だからですよ』』
ココとバレンの声が重なった。
「ぎゃっぎゃっぎゃっ」
烈震が笑い出す。
ココは、バレンの声が聞こえないせいか、キョトンと烈震を見て、バレンは、何かを悟った様な目で遠くを見ている。
俺は、訳が分からず一人オロオロしてしまった。
「え?反面教師ってこと?」
『いえ、そうではありません。初めの頃は、性格や能力面も自分に似た感じのモノを創っていたようです。しかし、それでは、バランスが悪いことに気がついたんです』
『モンディール様もです。特に、私は弱視のクラリーの補助に付くために創られましたから…』
「ああ、自分の苦手部分を補わせる様なモノ達を創るようにしたのか…そして、心配性のココやバレンが生まれたのか、ハハハ、そういうことか」
伊達に、長いこと生きてる訳じゃ無いんだ。自分自身を、よく分かってるって事か?
今思えば、俺は、ちょっとばかし、丈夫に生まれたせいで、本人が直接面倒見てくれたおかげで、かなりヒドイ目に合ったからな…
『失礼ね。私は、可愛がってあげたのよ!』
『ワシは、鍛えるために預かったのだ。あれくらい出来んでどうする』
…だから、普通に考えてる事に、返事するなよ。
『リョウを見習い、精進せい』
『ダメよ。ディルはこのままで良いのよ』
…はいはい。
でも…こんなに、ちょっかい出してくるということは…そうか、ここの集落の事を考えれば、神って、皆、心配性なのか?
『『…』』
真逆だと思ったけど、天上から、地上人観て、何か、危険に遭遇すると、ココやバレンの様にオロオロしている神々の画が浮かんできた。
『弱いくせに、好奇心がありすぎるのだ』
『本当に、大人しくしてれば良いのに!』
図星だったらしい…ちょっと、意外だ。
ユキが、シスに抱っこされながら、大きく手を広げ、俺に訴えてくる。
用事が終われば、帰ると思っていたが、ユキを気に入り、暫く居るというシスと一緒に、クラリーちゃん達に、今日の成果を聞くと、収納庫に詰められた沢山の植物を見せて、昨夜作ったタッジーマッジーを作って欲しいとお願いされた。
「じゃぁ、お昼を食べた後、皆で作って、女王様に送ろうか?」
「ユキも作れるですか?」
「コツさえ掴めばすぐ出来るよ」
「はい、ユキもやります」
そんな感じで、午後は、タッジーマッジー作りの講習会を行うことに―
因みに、モンディールは、お昼前に、リョウ達の所に戻っていった。
「少し大きめの花を中心にして、その回りにいろいろな植物をおいていこう、そして、最後に大きな葉の植物で縁を固めたら出来上がりだよ。始は、色のコントラストで好きなのを作って見ようか」
俺が説明をしながら、同じものを作らせると、二人とも、綺麗に作ることができたので、次は、好きな様に作らせる。
「色の組み合わせ以外で、選ぶ基準があるのですか?」
「薬としての働きがあるんだよ。組み合わせによって、空気清浄したり、虫除けになったり、臭い消しや、安眠作用を目的としてもね。あとは、プレゼントとして、感謝や愛情を表すものとして使ったりね」
「花言葉を使って、メッセージを送るのですね。素敵ですねぇ」
「まぁね。だから、女王のお土産に良いと思ったんだ」
「モンディール様が、あの時、健康と幸運と言っていたのは、その事だったのですね」
「そういう事だね。でも、それは、いろいろ勉強してからで、今日のところは、好きな色でやってみようか」
「はい」
クラリーちゃんと、ユキに、飾りに使えそうな素材を足した後、シスに任せて、リョウ達の様子を見に行くことにした。
リョウは、集落の中の修練場にいるのでそちらに向かうと、ココも後をついてきた。
「クラリーちゃんに、付いてなくて良いのかい」
『シス様がいますから』
「モンディールに隠れてたけど、シスは苦手?」
『あっ、いえ、そんなことありませんが…初対面が…』
「ああ、インパクトありすぎたね。まぁ、直に慣れるよ」
『そういう、ディル…様も、苦手ですよね?』
「ハハ…まぁね。って、様?」
今まで、呼びすてだったのに…
『あ、いえ、いろいろ、聞いてみると、スゴい方なのだと思って…』
「参ったなぁ…仲間なんだし、今まで通りで良いよ」
『はぁ、しかし、これから先も、いろいろありそうなんですが…』
「ハハ…否定は出来ないかな?」
『やっぱり…』
「ココは、心配性だな。本当に、おっさんが創ったのか?…そう言えば、バレンもか、本当にシスに創られたのか?」
『え?こちらに飛び火が…』
いきなりふったせいか、少し慌てたバレンだが。一拍おいた後…
『『だからですよ』』
ココとバレンの声が重なった。
「ぎゃっぎゃっぎゃっ」
烈震が笑い出す。
ココは、バレンの声が聞こえないせいか、キョトンと烈震を見て、バレンは、何かを悟った様な目で遠くを見ている。
俺は、訳が分からず一人オロオロしてしまった。
「え?反面教師ってこと?」
『いえ、そうではありません。初めの頃は、性格や能力面も自分に似た感じのモノを創っていたようです。しかし、それでは、バランスが悪いことに気がついたんです』
『モンディール様もです。特に、私は弱視のクラリーの補助に付くために創られましたから…』
「ああ、自分の苦手部分を補わせる様なモノ達を創るようにしたのか…そして、心配性のココやバレンが生まれたのか、ハハハ、そういうことか」
伊達に、長いこと生きてる訳じゃ無いんだ。自分自身を、よく分かってるって事か?
今思えば、俺は、ちょっとばかし、丈夫に生まれたせいで、本人が直接面倒見てくれたおかげで、かなりヒドイ目に合ったからな…
『失礼ね。私は、可愛がってあげたのよ!』
『ワシは、鍛えるために預かったのだ。あれくらい出来んでどうする』
…だから、普通に考えてる事に、返事するなよ。
『リョウを見習い、精進せい』
『ダメよ。ディルはこのままで良いのよ』
…はいはい。
でも…こんなに、ちょっかい出してくるということは…そうか、ここの集落の事を考えれば、神って、皆、心配性なのか?
『『…』』
真逆だと思ったけど、天上から、地上人観て、何か、危険に遭遇すると、ココやバレンの様にオロオロしている神々の画が浮かんできた。
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