猫を飼いたいと思ったのだけど…

kaoru

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ドキドキ…

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「いえ、私達は良いんだけど…どうしたの?この子が、何かしたの?」

『誤魔化せよ』

 あぅ、ど、どうすれば…

 焦ってしまって、意味もなく辺りを見回す。

 えーと、えーと、

「えーと、関さんは?」

「彼は、ちょっとふて腐れて向こうにいるわ。彼が何か?」

「えーと、やっぱり、ワタシに猫を飼うのって、無理なんですかね?」

「ああ、彼の事は気にしなくて良いわよ。一度持った印象を変えることが苦手なのよ。それで、医院でも注意されてる事が多いのだけど、なかなかね…」

「…そうなんですか?」

「そう、だから、気にしないで、私は、無理だなんて思わないわよ。この子が、こんなにも懐いているんだから、大丈夫よ。でも、どうして、そんな事を聞くの?」

「あ、ありがとうございます。えーと、実家では、ずっと無理だって言われてて、昨日、初めて会った関さんにも、あんな風に言われたから…やっぱり、ワタシには、無理なのかなぁーって、思って…」

「ギャウ!」

『ムリ言うな!』

「あ、はい」

 あう、怒られた。

「関くんのせいで、嫌なこと思い出してしまったのね。それで、塞ぎこんでしまったから、この子が、注意したのね」

「え、ええ、何か、凄いですね。この子…」

『おい!言うなよ』

 あ、普通に言いそうになってた…

『自分の事は、ウダウダ考えて、何も言わないくせに、他人の事は、普通に話そうとするな!』

 はい、ご免なさい。

「そうなのよ。凄い子なのよ。だから、そんな、凄い子に、認められたんだから、大丈夫。ちゃんと飼えるわよ。ウチのショコラだって、あなたを気にしていたんだから、動物に好かれる人に悪い人はいないわ。持論だけどね」

「え?ショコラちゃんが?」

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