猫を飼いたいと思ったのだけど…

kaoru

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大丈夫。

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「え?ショコラちゃんが?」

「そうよ。あなたの様子を見て自分から車の陰に行ったのよ。私は、ショコラが、凄い心配そうな目で見ていたから、声をかけたのよ」

「あ、ショコラちゃんが怖かった訳じゃなくて…」

「ちゃんと、分かっているわよ。ただ、ショコラが気を使う相手だもの、あなたは、大丈夫、心配しなくても、この子を飼えるわよ」

 大丈夫…二回も言ってくれた。

 本当に、そうなのかなぁ…?

 でも、嬉しい。

「はい、頑張ってみます」

「だ、か、ら、そんなに、力まなくて良いわよ。この子の方があなたを選んだんだから、そんなに、気を張らなくても、うまくやっていけるわよ」

「は、はい…」

「じゃあ、先ず、名前を決めてしまいましょうか」

 う、名前…さっき、拒否ってたよね。

「名前ですか…さっき、いろんな名前を言ってしたけど、全部ダメなんですよね?」

「そうらしいわね」

「茶色ぽい毛並みの子に、『きなこ』とか『コムギ』とか、食べ物の名前可愛いなぁって思っていたのになぁ」

「そうよねぇ、でも…」

 すました顔で、首を横に振る。

「にゃにゃ『却下!』」

「やっぱり、ダメみたいね」

「茶色を連想させるような名前は、全部出てたように思えるんですが…」

「確かに、出てたわね。だから、他の名前考えてね」

 う、さっき、他人事だと思って、笑ってしまったせいか、井之上さんに、とても良い笑顔で丸投げされてしまった。




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