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第一章 碧玉
十五話
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神様についてもっと聞いてみたかったけど、朝から、驚いたり泣いたりで、疲れた感じがして、食事の後、目を開けているのが辛くなってきた。
「フー、今日は疲れたね。明日も、慣れない船に乗らないと行けないし、もう寝ていいよ」
「でもぉ…食事の、後の片付け…する」
「それは、私がやるから、ほら、歩けるかい?」
「…うん、大丈夫」
眠い目を擦って先生の後に付いていくと、ちょっと広めの部屋にベッドが四つ置かれていて、入り口近くのベッドにだけ、寝具が用意されていた。そして、その横に大きな手洗が置かれていた。
「この布巾を使っていいからね。それと、寝巻き代わりにこれを着て寝なさい」
「…はい」
眠かったし、サンダルを買ってもらった時に、足を洗ったからいいかと思ったけど、汗でベタつく感じがあったから、ざっと身体をふいて、先生が置いていってくれた寝巻きに着替えて布団に潜った。
なんか、考えたいことがあったと思っていたけど…
目が覚めるといつもは微かに聞こえる波の音が大きく聞こえて、逆に鳥のさえずりが遠くで聞こえる。
寝ちゃってた…
なんか、また、夢を見たような気がしたけど…覚えてない。
外の方で水を使う音がしてるから、先生が起きてるのかと思って新しい服に着替えて外に出てみる。
ぼんやりと靄がかかったような朝焼けの中、生活用に小屋の方に引いてる水路の所で、先生が洗濯をしていた。
「おはようございます」
「おはよう。もう起きたのかい?ダルさとかないかい?」
「はい、ぐっすり寝たから、大丈夫です」
「じゃぁ、フーも洗濯するかい?風魔法で、乾かせば荷物に入れられる」
「はい」
部屋に戻り洗濯物を持って来ると、ソープワートの茎や葉を煮出した液が入った瓶を渡してくれた。その煮汁を泡立てて洗っている間に、先生は自分の洗濯物をバサバサ振りながら、風魔法で乾かして小屋に入って行った。
綺麗に洗って、ワタシも広げた洗濯物を風魔法で乾かしていると、小屋の中から―
「あれまぁ、先生、今日はお早いですねぇ」
という、マーヤさんの声が聞こえてきた。
なんとなく先生の声も聞こえるけど、マーヤさん程通る声ではないから何を言ってるのかは分からない。
「ええ、さっき、漁場から知らせが来て、もう一時もしない内に着くそうですよ」
ん?それって、本山から代わりの神父様とクク様を乗せた船の事?
「あ、あれ、まぁ…」
ん?なんか、マーヤさんさんの戸惑った声が気になったから、乾かすのを中断して、小屋に入って先生達が居ると思う炊事場兼食堂に入ると、マーヤさんが、ポカンとした顔で固まっていた。…けど、ワタシも直ぐ前に立つ先生の姿を見て固まってしまった。
「ん?マーヤさんどうしました?」
「…いえ、いえねぇ…そう、そうでした。十年前、初めてこの島に来た時は、その格好でしたね。あまりにこの島に馴染んでいたんで。忘れてましたよ」
そうなんだ…
いつもは黒っぽいズボンに、生なりのゆったりとした神父職の上着を着ている事が多い。髪も散髪はしているから、変に伸びてはないけれど、洗ったままという感じのまとまりのない髪で、無精髭を生やしている。でも、今は、髭を綺麗に剃って、髪も香油かな?艶のある髪を綺麗に整えて、革と黒っぽい金属で出来た軽鎧を着て、腰にも剣を下げている。
「フー、今日は疲れたね。明日も、慣れない船に乗らないと行けないし、もう寝ていいよ」
「でもぉ…食事の、後の片付け…する」
「それは、私がやるから、ほら、歩けるかい?」
「…うん、大丈夫」
眠い目を擦って先生の後に付いていくと、ちょっと広めの部屋にベッドが四つ置かれていて、入り口近くのベッドにだけ、寝具が用意されていた。そして、その横に大きな手洗が置かれていた。
「この布巾を使っていいからね。それと、寝巻き代わりにこれを着て寝なさい」
「…はい」
眠かったし、サンダルを買ってもらった時に、足を洗ったからいいかと思ったけど、汗でベタつく感じがあったから、ざっと身体をふいて、先生が置いていってくれた寝巻きに着替えて布団に潜った。
なんか、考えたいことがあったと思っていたけど…
目が覚めるといつもは微かに聞こえる波の音が大きく聞こえて、逆に鳥のさえずりが遠くで聞こえる。
寝ちゃってた…
なんか、また、夢を見たような気がしたけど…覚えてない。
外の方で水を使う音がしてるから、先生が起きてるのかと思って新しい服に着替えて外に出てみる。
ぼんやりと靄がかかったような朝焼けの中、生活用に小屋の方に引いてる水路の所で、先生が洗濯をしていた。
「おはようございます」
「おはよう。もう起きたのかい?ダルさとかないかい?」
「はい、ぐっすり寝たから、大丈夫です」
「じゃぁ、フーも洗濯するかい?風魔法で、乾かせば荷物に入れられる」
「はい」
部屋に戻り洗濯物を持って来ると、ソープワートの茎や葉を煮出した液が入った瓶を渡してくれた。その煮汁を泡立てて洗っている間に、先生は自分の洗濯物をバサバサ振りながら、風魔法で乾かして小屋に入って行った。
綺麗に洗って、ワタシも広げた洗濯物を風魔法で乾かしていると、小屋の中から―
「あれまぁ、先生、今日はお早いですねぇ」
という、マーヤさんの声が聞こえてきた。
なんとなく先生の声も聞こえるけど、マーヤさん程通る声ではないから何を言ってるのかは分からない。
「ええ、さっき、漁場から知らせが来て、もう一時もしない内に着くそうですよ」
ん?それって、本山から代わりの神父様とクク様を乗せた船の事?
「あ、あれ、まぁ…」
ん?なんか、マーヤさんさんの戸惑った声が気になったから、乾かすのを中断して、小屋に入って先生達が居ると思う炊事場兼食堂に入ると、マーヤさんが、ポカンとした顔で固まっていた。…けど、ワタシも直ぐ前に立つ先生の姿を見て固まってしまった。
「ん?マーヤさんどうしました?」
「…いえ、いえねぇ…そう、そうでした。十年前、初めてこの島に来た時は、その格好でしたね。あまりにこの島に馴染んでいたんで。忘れてましたよ」
そうなんだ…
いつもは黒っぽいズボンに、生なりのゆったりとした神父職の上着を着ている事が多い。髪も散髪はしているから、変に伸びてはないけれど、洗ったままという感じのまとまりのない髪で、無精髭を生やしている。でも、今は、髭を綺麗に剃って、髪も香油かな?艶のある髪を綺麗に整えて、革と黒っぽい金属で出来た軽鎧を着て、腰にも剣を下げている。
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