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第一章 碧玉
二十四話
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屋台というところに居る男から貰った海鮮炒めという食べ物の中にある白い塊をフーが食べ「甘くて美味しい」と言った。
甘い?
昔、一度だけ行ったことのある兄だと言う者の住まいに咲く花という生き物の匂いを「甘い臭い」と教えてもらった。「甘い」というのは、花の香りだと思っていたのに、何だか、複雑でなんとも言い表せない匂いをしている海鮮炒めというものを「甘い?」どう言うことなのだ?
神の一柱とされるククだが、住み処から出ることなく存在していたので、無知であった。地上に下りてからも、何モノにも接触せず、ほとんど寝て過ごしていた。今回、フーと旅をしろと言われたので、地上のモノについての知識を得たばかりだった。
そんな、無気力な存在のククだったが、何故か今は目の前の料理というものに釘付けになっている。
目の前に置かれた料理を食べるための道具の使い方も分からなかったが、フー達を真似て手に取ってみる。そして、フーが甘いと言ったエビという生き物の身を突き刺し近くで見てみる。
どう見ても花のようなものには見えないし、匂いも…花を感じるような匂いなどどこにもない…口に入れれば分かるかと思ったが、入れた瞬間は火の様に熱く感じ、噛んで見ると何やら液体が出てきて、熱さは押さえられ不思議な香りが口の中に広がった。
これが甘いというものなのか?それに、甘くて美味しいと言っていたな。
これが美味しいものかと聞けば、人それぞれ味覚が違うと言われた。だが美味しいと思う者が多かったから、屋台で商売が出来ているのだと言う。何やら難しいが、人とはそういうものだと思うことにする。
ジャスパーは、他の料理の説明もして目の前に置いていく、先程会ったマーヤという者が作ったという、パンとスープも勧められた。
「パンは、歯ごたえがあって面白い」
フーが、パンをちぎりその上に海鮮炒めを乗せて食べたのを見たので、真似てみる。
「お、この食べ方は、色々な食感が楽しいな。気に入った」
続いてフーが、もう一つある道具を手に取り、スープというものを食べ始めるのを見て、今度も真似てみる。
が……
「こ、これは何だ?」
大きな塊がありそれを道具ですくい少し噛んでみたが、グニャリとしていて、気持ちが悪い。
「それは、羊のお肉だよ」
フーが教えてくれた。
「どうかしましたか?」
「この食感は好きではないな、気持ちが悪い」
「では、それは残しておいてください。他のはどうですか?」
スープには何やら、いろいろな物が入っているから、一つ一つ確かめていく。
赤い物は柔らかく食べやすかったが、ペラペラの緑のは何だかおかしな匂い?味なのか?がした。白いものと少し黄色ぽい物が何だかザラザラとした食感があり、それも好きとは言えなかった。
「クク様は、茹でた物はあまり好きではないということなのかな?こちらのウサギ肉はどうですか?食べてみて下さい」
ジャスパーに言われた物を食べてみる。さっきのグニャリとしたのが気持ちが悪かったので、端の方を少し噛んでみた。
「ん?」
さっきと似た食感はあるものの、少し固い部分がありそこに塗られている物がピリリとなんとも言えない刺激があり、気持ちが悪さはなく食べられた。道具に残った塊を口の中に入れてみる。
先程よりは食感も気にならず食べられた。
「ふむ。こちらは悪くないな、食べられる」
「では、この付け合わせの芋はどうですか?スープと違い、焼いた物です」
ジャスパーに言われ、芋を突き刺し食べてみる。
「カリカリというの面白い、ホクホクした食感も好きだ」
私がそう言うと、何故か、皆、手を止めてこちらを見た。
甘い?
昔、一度だけ行ったことのある兄だと言う者の住まいに咲く花という生き物の匂いを「甘い臭い」と教えてもらった。「甘い」というのは、花の香りだと思っていたのに、何だか、複雑でなんとも言い表せない匂いをしている海鮮炒めというものを「甘い?」どう言うことなのだ?
神の一柱とされるククだが、住み処から出ることなく存在していたので、無知であった。地上に下りてからも、何モノにも接触せず、ほとんど寝て過ごしていた。今回、フーと旅をしろと言われたので、地上のモノについての知識を得たばかりだった。
そんな、無気力な存在のククだったが、何故か今は目の前の料理というものに釘付けになっている。
目の前に置かれた料理を食べるための道具の使い方も分からなかったが、フー達を真似て手に取ってみる。そして、フーが甘いと言ったエビという生き物の身を突き刺し近くで見てみる。
どう見ても花のようなものには見えないし、匂いも…花を感じるような匂いなどどこにもない…口に入れれば分かるかと思ったが、入れた瞬間は火の様に熱く感じ、噛んで見ると何やら液体が出てきて、熱さは押さえられ不思議な香りが口の中に広がった。
これが甘いというものなのか?それに、甘くて美味しいと言っていたな。
これが美味しいものかと聞けば、人それぞれ味覚が違うと言われた。だが美味しいと思う者が多かったから、屋台で商売が出来ているのだと言う。何やら難しいが、人とはそういうものだと思うことにする。
ジャスパーは、他の料理の説明もして目の前に置いていく、先程会ったマーヤという者が作ったという、パンとスープも勧められた。
「パンは、歯ごたえがあって面白い」
フーが、パンをちぎりその上に海鮮炒めを乗せて食べたのを見たので、真似てみる。
「お、この食べ方は、色々な食感が楽しいな。気に入った」
続いてフーが、もう一つある道具を手に取り、スープというものを食べ始めるのを見て、今度も真似てみる。
が……
「こ、これは何だ?」
大きな塊がありそれを道具ですくい少し噛んでみたが、グニャリとしていて、気持ちが悪い。
「それは、羊のお肉だよ」
フーが教えてくれた。
「どうかしましたか?」
「この食感は好きではないな、気持ちが悪い」
「では、それは残しておいてください。他のはどうですか?」
スープには何やら、いろいろな物が入っているから、一つ一つ確かめていく。
赤い物は柔らかく食べやすかったが、ペラペラの緑のは何だかおかしな匂い?味なのか?がした。白いものと少し黄色ぽい物が何だかザラザラとした食感があり、それも好きとは言えなかった。
「クク様は、茹でた物はあまり好きではないということなのかな?こちらのウサギ肉はどうですか?食べてみて下さい」
ジャスパーに言われた物を食べてみる。さっきのグニャリとしたのが気持ちが悪かったので、端の方を少し噛んでみた。
「ん?」
さっきと似た食感はあるものの、少し固い部分がありそこに塗られている物がピリリとなんとも言えない刺激があり、気持ちが悪さはなく食べられた。道具に残った塊を口の中に入れてみる。
先程よりは食感も気にならず食べられた。
「ふむ。こちらは悪くないな、食べられる」
「では、この付け合わせの芋はどうですか?スープと違い、焼いた物です」
ジャスパーに言われ、芋を突き刺し食べてみる。
「カリカリというの面白い、ホクホクした食感も好きだ」
私がそう言うと、何故か、皆、手を止めてこちらを見た。
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