9 / 36
ドキドキが止まらない
太鳳くんと……。【P9】
しおりを挟む「どうしたの、彩音」
鍵がない。
それを知って焦っていたら。
太鳳くんがその様子に気付いてくれた。
「家の鍵を忘れてしまって」
お母さんとお父さんとお兄ちゃんの中で一番早く帰ってくるのはお母さん。
だけど。
そのお母さんも最低一時間は帰ってこない。
制服が濡れてしまっているから少しでも早く家の中に入りたかったけれど。
仕方がない。
このまま家の前で待つしかない。
「彩音、このままだと身体が冷えてしまう。
入って」
そう思っていると。
太鳳くんが晴海家に入れてくれようとしている。
「ありがとう、太鳳くん。
だけど、家に入れてもらうなんて悪いから」
そう思い。
太鳳くんにそう言うと。
「なんでそんなにも遠慮するの。
俺に遠慮なんてしてほしくない」
太鳳くんはやさしくそう言ってくれた。
太鳳くんの気持ち。
すごく嬉しくてありがたい。
せっかく太鳳くんがそう言ってくれている。
だから。
「ありがとう、太鳳くん。
それじゃあ、お言葉に甘えておじゃまします」
太鳳くんの親切に甘えさせてもらうことにした。
0
あなたにおすすめの小説
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
妻が通う邸の中に
月山 歩
恋愛
最近妻の様子がおかしい。昼間一人で出掛けているようだ。二人に子供はできなかったけれども、妻と愛し合っていると思っている。僕は妻を誰にも奪われたくない。だから僕は、妻の向かう先を調べることににした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる