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17 身勝手な境界
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窓の外がうっすらと白み始めている。夜明け前、晩夏の北の空気は既に冷たい。
ローランはベッドの縁に腰を下ろしていた。床に散らばった衣類の抜け殻を見つめながら、熱の引いた頭の中で同じ言葉を繰り返す。
これは夢、夢だと思おう。酒に酔って流されるまま、一夜の過ちを犯した。それだけのことだ。酔いが覚めれば、全て元通りになる。それがお互いのためだ。
「もう起きたの? ローラン」
ローランの背後から、ギシッと安く簡素なベッドが軋む音と、ブリジットの気怠げな声がした。
「ああ、さっきな」
振り返らずにそう答え、自分の白シャツに手を伸ばしながら言葉を続ける。
「ブリジット。このことは……夢だったと、」
そう言った瞬間、背中に柔らかなものが押し当てられた。
ブリジットが、ローランの後ろから抱きついてきた。温かな素肌の感触。柔らかな双丘が背に押し付けられ、いつもよりも細く見える腕がローランの胸の前で組まれる。
「なんで? 私、夢なんかじゃないって思いたい。嘘じゃないって」
「……ブリジット」
「ねぇ、なんで夢にしなきゃいけないの?」
「俺は婚姻していて……妻がいる」
「北には、いないじゃない」
「そういう問題じゃないだろ?」
ブリジットの腕を解こうとするが、彼女は離れない。寧ろ、より強くしがみついてくる。
「ブリジット、お前もちゃんとした男と、この先は」
「そういう正論、今は要らない」
ローランが言い終わらないうちに、少し荒げた口調で彼女は再び遮った。
「ここにいる私と、ローラン。それが今の真実でしょう? 違う?」
そう言うと、ブリジットがローランの肩口に顎を乗せた。首筋に、彼女の吐息がかかる。
振り向いた瞬間、唇が重なる。昨夜と同じ、背徳の味が甘い口づけだった。
☆
引き離そうとした。何度も、そうしようとした。
だが、一度そういう関係を持ってしまうと、もう戻れなかった。
訓練が終わった後、ブリジットが目で誘ってくるのを、断ろうとする。今日こそは断ると決めるが、一度覚えた快楽は、ローランの理性を惑わせた。
王都に妻がいると、分かっている。形だけであっても妻は妻だ。最初のうちはカレンのことが、情事を重ねるたびに頭を過ぎった。だが、考えるのも次第に面倒になっていく。あの姿を思い出すと、なぜかいつも苛立ちが込み上げてきた。
憎んでいるとか、嫌悪感があるとか、そういうものではない。何に苛立っているのか自分でも分からないし、分からないから、余計に考えたくなくなっていた。
ブリジットも、離縁してほしいとは言わなかった。
彼女は女らしい顔つきと、纏う衣類を剥がせば煽情的な身体を持ち、そして騎士としての腕も一流。隣にいて誇らしい、社交の場に連れ出しても、堂々と振る舞える女だった。
なのに、ブリジットが腕の中にいる時でさえ、ローランの胸の奥には晴れない靄がかかったまま。空虚とも罪悪とも違う、名前のつけられない感覚を抱えていた。
離縁すればいいのかもしれない。そうすれば、後ろめたさもなくなる。
だがそれも、何故かしようとは思えなかった。煩わしい手続きだったり、両親にも何を言われるか分からない。王都に戻って、あの眼鏡の奥の目と向き合うのも億劫だった。
なにより、不貞をしているのは自分なのだ。
離縁するにしろ、このことが明るみになれば今後、騎士としての道に影を落としてしまう。それは避けなければならない。なら、隠したまま離縁するのか? 何を根拠に? 容姿が気に入らないと言うのか?
思考は堂々巡りで、答えが見つかるはずもなく。
だから北にいる間はここのことだけを考え、王都のことは切り離しておけばいい、と、都合よく割り切った。
王都に残してきた妻のことは、できるだけ考えないようになっていった。年に数度、帰省する機会があっても実家へ先に顔を出し、その足で自邸へ戻り束の間の滞在で終わらせた。
その都度ローランは、カレンから手編みのマフラーを手渡された。そのことも自分を責めているようで、ムカムカした気持ちが治まらなくなる。
その中の、数えるほどしか戻らなかった邸で、カレンと夕餉を共にした夜のことだった。
「アルヴェルト公爵閣下から、ご挨拶をいただきましたの」
そう言い、茶を婚約時代のように、カレン手ずから淹れて出された。
「閣下が?」
「はい。旦那様が北の地でしっかりお勤めされていると、お褒めのお言葉と一緒にこの茶を」
カップからは、濃い茶の色から木を燻したような香りが広がる。口に含むと、北の地でよく飲む焦した茶の味がした。
そういえば、とローランは思い出す。
上官も王都出身で、残してきた奥方に閣下自ら挨拶に赴かれたと話していた。家族のことにまで、心砕いてくださる閣下に忠誠が尽きないと、酒交じりの席で笑っていた。
ローランも、閣下からの期待が大きいのかもしれないと、口にした茶の苦みがその時ばかりは心地好く思えた。
結局、北へ赴任して二年目を過ぎた頃には、王都の自邸へ戻ることは無くなり、三年という月日は流れていった。
☆
あの日、訓練場に現れた影を見た時、ローランは自分の目を疑った。
分厚い眼鏡と毛糸の帽子。着膨れした地味な姿。
久しぶりに見た妻へ驚きよりも先に、苛立ちが湧き上がってきた。平穏を乱されたことへの怒り。見たくないものを見せられた不快感。
「……カレン? なぜ、お前がここにいる」
「お久しぶりです、旦那様」
カレンは静かに頭を下げる。その所作は、三年前と何も変わっていなかった。
隣にいたブリジットが、嘲笑を含んだ目でカレンを見下ろしている。その視線が、ローランの中の何かを逆撫でした。
恥ずかしかった。
ブリジットに、この妻を見られること、こんな女と婚姻していることを知られることが。
「旦那様。お手間を取らせるつもりはありません。署名を頂きたく、こちらへ伺いました」
カレンが差し出したのは、離縁状だった。彼女自身の名が、既に書き込まれている。
それを見て、言葉を失った。まさか妻の方から言い出すなんて、想像もしていなかった。
怒りと困惑、そして説明のつかない焦燥が入り混じる。
「……離縁だと? お前、何を考えている」
隣でブリジットが、署名して追い返せばいい、自由になれる、と言っている。
既に、妻という存在を意識することを放棄していた。それを今更突きつけられてもと、半ば自棄になっていたのかもしれない。ブリジットの言葉にも背中を押されるように、ローランは羽根ペンを掴んだ。
「……勝手にしろ! 書けばいいんだろう、書けば!」
乱暴に名前を書き殴った。これで終わりになり、お互いに解放される。
そして、離縁状を突き返した後、
「……長い間、お世話になりました。ローラン・ブレンダル様」
最後に深く頭を下げ、顔を上げた彼女の表情は、ローランが今まで一度も見たことのないものだった。
一瞬、目を奪われた。
こんな風に、笑うのか?
なぜ、そんな風に微笑むんだ? と。
だが、それを問うよりも早く、カレンは既にその場から去っていた。
今までローランが抱えていた理屈と苛立ちをさらに、深く、突きつけたままで。
ローランはベッドの縁に腰を下ろしていた。床に散らばった衣類の抜け殻を見つめながら、熱の引いた頭の中で同じ言葉を繰り返す。
これは夢、夢だと思おう。酒に酔って流されるまま、一夜の過ちを犯した。それだけのことだ。酔いが覚めれば、全て元通りになる。それがお互いのためだ。
「もう起きたの? ローラン」
ローランの背後から、ギシッと安く簡素なベッドが軋む音と、ブリジットの気怠げな声がした。
「ああ、さっきな」
振り返らずにそう答え、自分の白シャツに手を伸ばしながら言葉を続ける。
「ブリジット。このことは……夢だったと、」
そう言った瞬間、背中に柔らかなものが押し当てられた。
ブリジットが、ローランの後ろから抱きついてきた。温かな素肌の感触。柔らかな双丘が背に押し付けられ、いつもよりも細く見える腕がローランの胸の前で組まれる。
「なんで? 私、夢なんかじゃないって思いたい。嘘じゃないって」
「……ブリジット」
「ねぇ、なんで夢にしなきゃいけないの?」
「俺は婚姻していて……妻がいる」
「北には、いないじゃない」
「そういう問題じゃないだろ?」
ブリジットの腕を解こうとするが、彼女は離れない。寧ろ、より強くしがみついてくる。
「ブリジット、お前もちゃんとした男と、この先は」
「そういう正論、今は要らない」
ローランが言い終わらないうちに、少し荒げた口調で彼女は再び遮った。
「ここにいる私と、ローラン。それが今の真実でしょう? 違う?」
そう言うと、ブリジットがローランの肩口に顎を乗せた。首筋に、彼女の吐息がかかる。
振り向いた瞬間、唇が重なる。昨夜と同じ、背徳の味が甘い口づけだった。
☆
引き離そうとした。何度も、そうしようとした。
だが、一度そういう関係を持ってしまうと、もう戻れなかった。
訓練が終わった後、ブリジットが目で誘ってくるのを、断ろうとする。今日こそは断ると決めるが、一度覚えた快楽は、ローランの理性を惑わせた。
王都に妻がいると、分かっている。形だけであっても妻は妻だ。最初のうちはカレンのことが、情事を重ねるたびに頭を過ぎった。だが、考えるのも次第に面倒になっていく。あの姿を思い出すと、なぜかいつも苛立ちが込み上げてきた。
憎んでいるとか、嫌悪感があるとか、そういうものではない。何に苛立っているのか自分でも分からないし、分からないから、余計に考えたくなくなっていた。
ブリジットも、離縁してほしいとは言わなかった。
彼女は女らしい顔つきと、纏う衣類を剥がせば煽情的な身体を持ち、そして騎士としての腕も一流。隣にいて誇らしい、社交の場に連れ出しても、堂々と振る舞える女だった。
なのに、ブリジットが腕の中にいる時でさえ、ローランの胸の奥には晴れない靄がかかったまま。空虚とも罪悪とも違う、名前のつけられない感覚を抱えていた。
離縁すればいいのかもしれない。そうすれば、後ろめたさもなくなる。
だがそれも、何故かしようとは思えなかった。煩わしい手続きだったり、両親にも何を言われるか分からない。王都に戻って、あの眼鏡の奥の目と向き合うのも億劫だった。
なにより、不貞をしているのは自分なのだ。
離縁するにしろ、このことが明るみになれば今後、騎士としての道に影を落としてしまう。それは避けなければならない。なら、隠したまま離縁するのか? 何を根拠に? 容姿が気に入らないと言うのか?
思考は堂々巡りで、答えが見つかるはずもなく。
だから北にいる間はここのことだけを考え、王都のことは切り離しておけばいい、と、都合よく割り切った。
王都に残してきた妻のことは、できるだけ考えないようになっていった。年に数度、帰省する機会があっても実家へ先に顔を出し、その足で自邸へ戻り束の間の滞在で終わらせた。
その都度ローランは、カレンから手編みのマフラーを手渡された。そのことも自分を責めているようで、ムカムカした気持ちが治まらなくなる。
その中の、数えるほどしか戻らなかった邸で、カレンと夕餉を共にした夜のことだった。
「アルヴェルト公爵閣下から、ご挨拶をいただきましたの」
そう言い、茶を婚約時代のように、カレン手ずから淹れて出された。
「閣下が?」
「はい。旦那様が北の地でしっかりお勤めされていると、お褒めのお言葉と一緒にこの茶を」
カップからは、濃い茶の色から木を燻したような香りが広がる。口に含むと、北の地でよく飲む焦した茶の味がした。
そういえば、とローランは思い出す。
上官も王都出身で、残してきた奥方に閣下自ら挨拶に赴かれたと話していた。家族のことにまで、心砕いてくださる閣下に忠誠が尽きないと、酒交じりの席で笑っていた。
ローランも、閣下からの期待が大きいのかもしれないと、口にした茶の苦みがその時ばかりは心地好く思えた。
結局、北へ赴任して二年目を過ぎた頃には、王都の自邸へ戻ることは無くなり、三年という月日は流れていった。
☆
あの日、訓練場に現れた影を見た時、ローランは自分の目を疑った。
分厚い眼鏡と毛糸の帽子。着膨れした地味な姿。
久しぶりに見た妻へ驚きよりも先に、苛立ちが湧き上がってきた。平穏を乱されたことへの怒り。見たくないものを見せられた不快感。
「……カレン? なぜ、お前がここにいる」
「お久しぶりです、旦那様」
カレンは静かに頭を下げる。その所作は、三年前と何も変わっていなかった。
隣にいたブリジットが、嘲笑を含んだ目でカレンを見下ろしている。その視線が、ローランの中の何かを逆撫でした。
恥ずかしかった。
ブリジットに、この妻を見られること、こんな女と婚姻していることを知られることが。
「旦那様。お手間を取らせるつもりはありません。署名を頂きたく、こちらへ伺いました」
カレンが差し出したのは、離縁状だった。彼女自身の名が、既に書き込まれている。
それを見て、言葉を失った。まさか妻の方から言い出すなんて、想像もしていなかった。
怒りと困惑、そして説明のつかない焦燥が入り混じる。
「……離縁だと? お前、何を考えている」
隣でブリジットが、署名して追い返せばいい、自由になれる、と言っている。
既に、妻という存在を意識することを放棄していた。それを今更突きつけられてもと、半ば自棄になっていたのかもしれない。ブリジットの言葉にも背中を押されるように、ローランは羽根ペンを掴んだ。
「……勝手にしろ! 書けばいいんだろう、書けば!」
乱暴に名前を書き殴った。これで終わりになり、お互いに解放される。
そして、離縁状を突き返した後、
「……長い間、お世話になりました。ローラン・ブレンダル様」
最後に深く頭を下げ、顔を上げた彼女の表情は、ローランが今まで一度も見たことのないものだった。
一瞬、目を奪われた。
こんな風に、笑うのか?
なぜ、そんな風に微笑むんだ? と。
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