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33 あなたの呼び名
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マグリットがサロンを出ていき、扉が静かに閉まった。
二人きりになった所で、ハルシオンがカレンの傍に歩み寄った。
「座りましょう」
そう言ったハルシオンは外套を脱ぎ、近くの椅子の背に掛けるといつものように、カレンの身体をそっと抱きかかえソファに座らせた。松葉杖を壁に立てかけ、自分はその隣に腰を下ろす。
そしてカレンの顔を覗き込むようにして、ハルシオンが口を開いた。
「午前中、カレンはどう過ごされてましたか?」
「挙式の準備を少し。バンケットのメニューの最終確認と、楽団との打ち合わせ日程の調整を」
「そうだったのですね。ありがとうございます」
カレンの言葉に、ハルシオンの顔が嬉しそうに綻んだ。
「カレンが懸命に準備をしてくださっている間、留守にしてしまって……本当にすみませんでした」
「いいえ、とんでもありません。それは、私がお願いしたことでもありますから」
カレンは微笑みを作りそう答えたが、やはりうまく笑えている気はしなかった。
それを察したのか、ハルシオンの目が真っ直ぐにカレンを見る。
「カレン」
「……はい」
「何か、その……気になることがありましたか?」
その声は、探るようだった。こちらを覗き込む灰色の瞳には、戸惑いのような色が浮かんでいる。
「いいえ、何も」
「本当に?」
ハルシオンの手が伸びて、カレンの指に触れた。外を走ってきたばかりのその手は、まだ冷たい。
「カレン。私は……その、こういうことに疎くて、配慮不足だったと思います。今日のことも、本来ならばあなたと一緒に居るべきでした。言い訳に過ぎませんが……」
視線を落としながら、ハルシオンが言葉を探すように続けた。
「ですが、カレンが何を考えているか、分からないことがある。分かりたいと思っているのですが……上手く聞けなくて」
カレンはふと、リュシアナがハルシオンを不器用な男だと言っていたこと思い出す。その言葉が、頭を過ぎった。
「大丈夫です、ハルシオン様。本当に」
そう答えたカレンの瞳を、ハルシオンの視線が射抜いたまま動かない。その目は優しく、眉は下がっている。普段は白狼のように颯爽としているのに、今は甘さの方が際立っていた。見つめられるだけで心臓が高鳴ってゆく。だがそれと同時に、締め付けられるような苦しさも覚えた。
やがてハルシオンの口元から、小さく息を吐く音が聞こえた。
「……そうですか」
その声は柔らかかったが、返事に納得したのではなく、これ以上踏み込めないと悟ったような、そんな響きにカレンには聞こえた。
「カレン、無理はしないでください。私は少し着替えてきます。また、夕食の時に。侍女を呼んできますね」
ハルシオンは立ち上がり、扉へ向かっていく。白いシャツを着た彼の背中が、遠ざかっていく。
それを見た瞬間、カレンの中で何かが弾けた。
また行ってしまう。昨夜と同じだ。
また一人になる。また、何も言えないまま見送ってしまう。
本音を吐露することと、我慢すること、そして弁えることは違う。
嫌だ。
カレンは、思わず立ち上がった。松葉杖も使わずに、よろめきながらハルシオンの背中を追いかけた。
「ハルシオン、様……っ」
カレンの小さな叫びのような呼びかけに、振り返ったハルシオンの袖口を、カレンの手が掴んでいた。白いシャツの袖、厚手の生地を握りしめる指が白くなっている。
「カレン! 足が」
咄嗟にハルシオンも膝をつき、抱きかかえるようにカレンのその身を受け止める。
「……行かないで……っ」
その言葉が、カレンの口から零れ落ちた。
「行かないで……ください」
声が震えていた。目から涙が溢れ、頬を伝って顎から落ちていく。
それを見たハルシオンの目が、大きく見開いた。
「カレン?」
「私……」
カレンは恥ずかしくなり、その顔を俯けた。
こんな醜い感情を見せたくなかったのに。
「行かないで……マグリット様のところに、行かないで、ください」
一度口をついて出た言葉は、後は溢れるだけ。次々と想いが零れ落ちてゆく。
「マグリット様がハルシオン様をハルと呼ぶのが、羨ましいんです。ズルいって。お二人は、ずっと時間を過ごしてきたみたいで……それが、それが、悔しいんです」
カレンの告白に、ハルシオンは彼女の身体を受け止めたまま、言葉を挟まずに聞いている。
「醜いと、分かっています。ハルシオン様は何も悪くない。なのに、私……こんな……嫉妬して」
言葉が詰まり、その代わりに嗚咽が漏れる。
ハルシオンのその沈黙が、カレンには永遠のように感じられた。やはり言うべきではなかった。こんな醜い自分を見せるべきではなかった。
そう思った時。
「カレン」
ハルシオンの声が、カレンの耳に静かに届いた。
「どうか、顔を上げてください」
言われるままに、カレンは顔をゆっくりと上げた。涙で滲んだ視界に、ハルシオンの顔が映った。
ハルシオンの目が潤んでいた。灰色の瞳に確かに涙を溜めている。なのに、その顔は弾けるような笑みを浮かべ、嬉しそうだった。口元が緩み、目尻が下がり、長年待ち望んでいたものを漸く手に入れた少年のような表情をしていた。
「ありがとうございます、カレン」
「……え?」
「ずっと、待っていました。カレンが本当の気持ちを言ってくれるのを」
ハルシオンの両手がカレンの頬を包んだ。まだ冷たいその手で涙を拭いながら、灰色の瞳がカレンを真っ直ぐに見つめる。
「私も本音を言います。嫉妬してくれて、嬉しい。カレンが私を欲しいと思ってくれて、嬉しい」
「でも、醜い……」
「醜くなんかありません。私も同じです。カレンを誰にも渡したくない。誰にも触れさせたくない。それは醜い感情ですか? そして、嫉妬してくれた貴方を、嬉しいと思う。これも醜いでしょうか?」
カレンは首を横に振った。
「なら、カレンの気持ちも同じです」
ハルシオンがカレンの額に自分の額を寄せた。互いの吐息が混じり合う距離で、灰色の瞳がカレンだけを映している。
「お願いがあります」
「……何でしょうか」
「私のことを、ハルと呼んでください。マグリットではなく、カレンにそう呼んでほしいのです」
その言葉を聞いた瞬間、カレンの唇がかすかに震えた。なかなか言葉が出てこない。少しの恥ずかしさを追いやって、口元からその呼び方を、カレンは声に乗せた。
「……ハル、様」
口から出た名前は小さく、ほとんど囁きに近い声。
「はい」
ハルシオンの顔が、さらに綻んだ。瞳を潤ませながら、それでも幸せそうに笑っている。
「もう一度、言ってもらっていいですか?」
「ハル様」
「はい」
ハルシオンがカレンを強く抱きしめた。カレンの身体が引き寄せられ、その奥から伝わる体温が温かい。
「それともうひとつ」
耳元で、ハルシオンが囁いた。
「私も、敬語をやめてもよいでしょうか」
腕の中で、カレンは小さく頷いた。
「ありがとう、カレン。そして、決してあなたを不安にさせるような行動は、今後しないと誓う。ただ、私も完璧ではない。もし、不安になるようなことを私がした時は、必ずこうして教えて欲しい」
その声は、今までとは違う響きを持っていた。柔らかく、親密で、二人だけのもののような。カレンだけに向けられた、甘くて、心地の良い空気感。
「はい。ハル様」
「様は、要らない、かな」
「ハル」
カレンがそう呼ぶと、ハルシオンの腕の力がさらに強まった。
「決してどこにも行かない。カレンの傍にいる。ずっと」
カレンもその背中に腕を回した。涙が止まらなかった。でも、それは悲しい涙ではなかった。
「ハル」
「うん」
「……行かないで」
「行かない。どこにも」
窓の外ではあの蒼穹がまだ広がっているのだろう。でも、カレンの目にはもう映っていなかった。ハルシオンの腕の中で、ただ泣いていた。
そして、ハルシオンが小声で囁いた。それはとても甘美な声だった。
「そのうちに、カレン。あなただけの呼び名になる」
「……え?」
言われた意味が分からずに、涙に濡れた睫毛を瞬きで揺らしながらカレンが顔を上げる。そこには、マグリットに見せていた懐かしむような笑みではなく、不敵で甘く、楽しそうに口角を上げた顔があった。
「夫婦になれば『あなた』と、呼んでくれるでしょう?」
『ハル』ではなく、あなた。
過去の誰とも共有しない、二人だけの呼び方。
言いようのない熱が頬に上がり、カレンは「はい」と小声で答えると、今度は深く頷いた。
二人きりになった所で、ハルシオンがカレンの傍に歩み寄った。
「座りましょう」
そう言ったハルシオンは外套を脱ぎ、近くの椅子の背に掛けるといつものように、カレンの身体をそっと抱きかかえソファに座らせた。松葉杖を壁に立てかけ、自分はその隣に腰を下ろす。
そしてカレンの顔を覗き込むようにして、ハルシオンが口を開いた。
「午前中、カレンはどう過ごされてましたか?」
「挙式の準備を少し。バンケットのメニューの最終確認と、楽団との打ち合わせ日程の調整を」
「そうだったのですね。ありがとうございます」
カレンの言葉に、ハルシオンの顔が嬉しそうに綻んだ。
「カレンが懸命に準備をしてくださっている間、留守にしてしまって……本当にすみませんでした」
「いいえ、とんでもありません。それは、私がお願いしたことでもありますから」
カレンは微笑みを作りそう答えたが、やはりうまく笑えている気はしなかった。
それを察したのか、ハルシオンの目が真っ直ぐにカレンを見る。
「カレン」
「……はい」
「何か、その……気になることがありましたか?」
その声は、探るようだった。こちらを覗き込む灰色の瞳には、戸惑いのような色が浮かんでいる。
「いいえ、何も」
「本当に?」
ハルシオンの手が伸びて、カレンの指に触れた。外を走ってきたばかりのその手は、まだ冷たい。
「カレン。私は……その、こういうことに疎くて、配慮不足だったと思います。今日のことも、本来ならばあなたと一緒に居るべきでした。言い訳に過ぎませんが……」
視線を落としながら、ハルシオンが言葉を探すように続けた。
「ですが、カレンが何を考えているか、分からないことがある。分かりたいと思っているのですが……上手く聞けなくて」
カレンはふと、リュシアナがハルシオンを不器用な男だと言っていたこと思い出す。その言葉が、頭を過ぎった。
「大丈夫です、ハルシオン様。本当に」
そう答えたカレンの瞳を、ハルシオンの視線が射抜いたまま動かない。その目は優しく、眉は下がっている。普段は白狼のように颯爽としているのに、今は甘さの方が際立っていた。見つめられるだけで心臓が高鳴ってゆく。だがそれと同時に、締め付けられるような苦しさも覚えた。
やがてハルシオンの口元から、小さく息を吐く音が聞こえた。
「……そうですか」
その声は柔らかかったが、返事に納得したのではなく、これ以上踏み込めないと悟ったような、そんな響きにカレンには聞こえた。
「カレン、無理はしないでください。私は少し着替えてきます。また、夕食の時に。侍女を呼んできますね」
ハルシオンは立ち上がり、扉へ向かっていく。白いシャツを着た彼の背中が、遠ざかっていく。
それを見た瞬間、カレンの中で何かが弾けた。
また行ってしまう。昨夜と同じだ。
また一人になる。また、何も言えないまま見送ってしまう。
本音を吐露することと、我慢すること、そして弁えることは違う。
嫌だ。
カレンは、思わず立ち上がった。松葉杖も使わずに、よろめきながらハルシオンの背中を追いかけた。
「ハルシオン、様……っ」
カレンの小さな叫びのような呼びかけに、振り返ったハルシオンの袖口を、カレンの手が掴んでいた。白いシャツの袖、厚手の生地を握りしめる指が白くなっている。
「カレン! 足が」
咄嗟にハルシオンも膝をつき、抱きかかえるようにカレンのその身を受け止める。
「……行かないで……っ」
その言葉が、カレンの口から零れ落ちた。
「行かないで……ください」
声が震えていた。目から涙が溢れ、頬を伝って顎から落ちていく。
それを見たハルシオンの目が、大きく見開いた。
「カレン?」
「私……」
カレンは恥ずかしくなり、その顔を俯けた。
こんな醜い感情を見せたくなかったのに。
「行かないで……マグリット様のところに、行かないで、ください」
一度口をついて出た言葉は、後は溢れるだけ。次々と想いが零れ落ちてゆく。
「マグリット様がハルシオン様をハルと呼ぶのが、羨ましいんです。ズルいって。お二人は、ずっと時間を過ごしてきたみたいで……それが、それが、悔しいんです」
カレンの告白に、ハルシオンは彼女の身体を受け止めたまま、言葉を挟まずに聞いている。
「醜いと、分かっています。ハルシオン様は何も悪くない。なのに、私……こんな……嫉妬して」
言葉が詰まり、その代わりに嗚咽が漏れる。
ハルシオンのその沈黙が、カレンには永遠のように感じられた。やはり言うべきではなかった。こんな醜い自分を見せるべきではなかった。
そう思った時。
「カレン」
ハルシオンの声が、カレンの耳に静かに届いた。
「どうか、顔を上げてください」
言われるままに、カレンは顔をゆっくりと上げた。涙で滲んだ視界に、ハルシオンの顔が映った。
ハルシオンの目が潤んでいた。灰色の瞳に確かに涙を溜めている。なのに、その顔は弾けるような笑みを浮かべ、嬉しそうだった。口元が緩み、目尻が下がり、長年待ち望んでいたものを漸く手に入れた少年のような表情をしていた。
「ありがとうございます、カレン」
「……え?」
「ずっと、待っていました。カレンが本当の気持ちを言ってくれるのを」
ハルシオンの両手がカレンの頬を包んだ。まだ冷たいその手で涙を拭いながら、灰色の瞳がカレンを真っ直ぐに見つめる。
「私も本音を言います。嫉妬してくれて、嬉しい。カレンが私を欲しいと思ってくれて、嬉しい」
「でも、醜い……」
「醜くなんかありません。私も同じです。カレンを誰にも渡したくない。誰にも触れさせたくない。それは醜い感情ですか? そして、嫉妬してくれた貴方を、嬉しいと思う。これも醜いでしょうか?」
カレンは首を横に振った。
「なら、カレンの気持ちも同じです」
ハルシオンがカレンの額に自分の額を寄せた。互いの吐息が混じり合う距離で、灰色の瞳がカレンだけを映している。
「お願いがあります」
「……何でしょうか」
「私のことを、ハルと呼んでください。マグリットではなく、カレンにそう呼んでほしいのです」
その言葉を聞いた瞬間、カレンの唇がかすかに震えた。なかなか言葉が出てこない。少しの恥ずかしさを追いやって、口元からその呼び方を、カレンは声に乗せた。
「……ハル、様」
口から出た名前は小さく、ほとんど囁きに近い声。
「はい」
ハルシオンの顔が、さらに綻んだ。瞳を潤ませながら、それでも幸せそうに笑っている。
「もう一度、言ってもらっていいですか?」
「ハル様」
「はい」
ハルシオンがカレンを強く抱きしめた。カレンの身体が引き寄せられ、その奥から伝わる体温が温かい。
「それともうひとつ」
耳元で、ハルシオンが囁いた。
「私も、敬語をやめてもよいでしょうか」
腕の中で、カレンは小さく頷いた。
「ありがとう、カレン。そして、決してあなたを不安にさせるような行動は、今後しないと誓う。ただ、私も完璧ではない。もし、不安になるようなことを私がした時は、必ずこうして教えて欲しい」
その声は、今までとは違う響きを持っていた。柔らかく、親密で、二人だけのもののような。カレンだけに向けられた、甘くて、心地の良い空気感。
「はい。ハル様」
「様は、要らない、かな」
「ハル」
カレンがそう呼ぶと、ハルシオンの腕の力がさらに強まった。
「決してどこにも行かない。カレンの傍にいる。ずっと」
カレンもその背中に腕を回した。涙が止まらなかった。でも、それは悲しい涙ではなかった。
「ハル」
「うん」
「……行かないで」
「行かない。どこにも」
窓の外ではあの蒼穹がまだ広がっているのだろう。でも、カレンの目にはもう映っていなかった。ハルシオンの腕の中で、ただ泣いていた。
そして、ハルシオンが小声で囁いた。それはとても甘美な声だった。
「そのうちに、カレン。あなただけの呼び名になる」
「……え?」
言われた意味が分からずに、涙に濡れた睫毛を瞬きで揺らしながらカレンが顔を上げる。そこには、マグリットに見せていた懐かしむような笑みではなく、不敵で甘く、楽しそうに口角を上げた顔があった。
「夫婦になれば『あなた』と、呼んでくれるでしょう?」
『ハル』ではなく、あなた。
過去の誰とも共有しない、二人だけの呼び方。
言いようのない熱が頬に上がり、カレンは「はい」と小声で答えると、今度は深く頷いた。
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