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34 恋のライバルは
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その夜の夕食時、ハルシオンがカレンの私室まで迎えに来て、身体をそっと抱き上げる。
いつも彼が纏う香りと、肌から伝わる温もりと鼓動、そして腕の力強さにカレンは身を寄せた。最初の頃は恥ずかしくて顔を上げられなかったこの姿勢も、今ではカレンにとって、安心感と心地よさを覚えるものとなっていた。
「行きましょうか」
「はい」
廊下を進むハルシオンの腕の中で揺られながら、カレンは視線を上げた。斜め上、しかも至近距離で見るハルシオンの横顔。長い睫毛や整った鼻梁、細くしなやかな顎のラインが蠱惑さを醸し出し、カレンはついつい見惚れてしまう。耳に掛かるヘーゼルブロンドの髪が、動きに合わせて揺れる様さえも、彼の色気を際立たせていた。
そして、ふと過ぎる昼間のサロンでのことが、まだ胸の奥で温かく燻っている。ハル、と呼んだ。敬語をやめてもいいかと聞かれて、頷いた。それだけのことが、こんなにも大きな変化をもたらすとは思わなかった。
だがお互いに、まだ照れがあるのか、もしくは慣れていないのか。頬を染めつつ呼び合い、敬語を崩す。結局、無理やりそうせずに、少しずつ慣らしていきましょうと言うことで落ち着き、お互い笑い合った。
膳の間の扉が開き、中にはマグリットが既に席についていた。紅のドレスを纏っている彼女は、扉の音に気付いたのか、顔をこちらに向けた。
そして、カレンを抱いたまま入ってきたハルシオンを見て、マグリットが長い睫毛をパチパチと上下に揺らし、瞬きをする。
カレンとハルシオンの後を付いて来た侍女が、椅子を引く。ハルシオンはカレンをそっと座らせ、その髪に触れた指先を離すのを、少しだけ惜しむような仕草をした。
「ありがとう、ハル」
今度はカレンの口から、自然に出た言葉。見上げると、ハルシオンが静かに微笑んでいる。
「どういたしまして」
その穏やかな二人のやり取りを、マグリットは固まったまま見つめていた。
「え……?」
マグリットの小さく漏らした声に、カレンは彼女の方を向いた。青い瞳が大きく見開かれている。
ハルシオンは何事もなかったかのように自分の席に着くと同時に、給仕たちが料理の皿を運び始めた。
いつもと変わらない夕食の風景。だが、マグリットは昨夜や今日の昼間とは違い、無口だった。
カレンとハルシオンは挙式の準備について話を続けている。祝宴のバンケットメニューはほぼ決まったこと、楽団との打ち合わせが来週に控えていること、領民へのパレードのルートをどうするか。
「ああ、それから姉上から連絡があった。挙式の二週間ほど前から、子供たちと先に来るらしいです」
「まあ、それは楽しみ。私宛の文にも、妃殿下が汽車に乗られることを楽しみにしていると、書かれておられました。王子・王女殿下方にお会いできるのも楽しみだわ」
「初夏の時は結局、会えずじまいでしたしね。私の甥っ子と姪っ子は、王太子殿下にそっくりで」
そんな会話を交わしながら、二人で顔を見合って微笑み合う。カレンはふとマグリットの方を見た。フォークを持ったまま、こちらをじっと観察している。その目が、すぅっと細められていた。
そしてとうとう、マグリットが堪えきれなくなったのか、フォークを置いて身を乗り出した。
「ねぇ、あなたたち」
声が食堂に響く。
「何かあった? もしかしなくても、あったわよね?」
ハルシオンは平然とワインのグラスを傾けた。
「ああ、ちょっと、ね。マグリットのおかげ、かな?」
その言い方があまりに淡々としていたが、口角は上がっている。それを聞いていたカレンの方へ、マグリットの視線が向く。目が合った瞬間、なぜか恥ずかしさが込み上げたカレンは、俯いてしまった。
「……なるほどねぇ」
マグリットがさらに目を細め、片眉を少し上げた。次の瞬間、ぱん、と手を叩いて笑い出した。
「あぁっ! もう! ほんと世話が焼けるんだから!」
急に楽しそうに話すマグリットに、カレンは顔を上げた。
「え?」
マグリットはケラケラと笑いながら、目の前に置かれている赤ワインのグラスの脚を指先で摘み、くるりと回してから口元に運んだ。
そして、はぁと溜息を吐くと、肩を竦めて話し出した。
「だってね、最初見た時から分かったのよ。あなたたち、変に遠慮しあってるって。距離があるっていうの? それがもう、見てらんなくて。だからちょぉっと、ね? 意地悪言っちゃった。ハルを取っちゃうわよー? って感じでね?」
「……え」
「ほら、焦ったら距離って縮まるじゃない? 実際、カレンさんあなた、ちゃんと焦ったでしょう?」
マグリットの言う事は、図星だった。カレンは何も言い返せず、ただ口を開けたり閉じたりしている。
ハルシオンは相変わらず平然としていた。が、その顔は、僅かに照れくささを隠そうとしているようにも見える。マグリットの話に相槌を打つでもなく、カレンの方をチラリとみて微笑む。
「それにね」
マグリットの話はまだ続いていたが、ふと彼女の表情が寂し気になった。
「婚姻の約束~とか色々言ったけれども、私、愛なんてこりごりなのよ。旦那なんてもう嫌」
カレンはその言葉に、瞬きを繰り返す。リュシアナの手紙にも『離縁をして』と言うようなことが書かれてあった。もしかしたら、マグリットも辛い思いをしてきたのだろうか? と、カレンの指に、知らず知らず少し力が入る。
「隣国へわざわざ嫁いだのよ? なのに、浮気したのよ、あの男! でもまだ、離縁してないんだけどね。もう、時間の問題よ」
「浮気……ですか」
「そうよ。熊みたいな図体のくせに、よその男とね」
「えっ!?」
カレンが思わず漏らした声と、ハルシオンがワインを吞んでいたのだろう口元から、ゴッグッと言う妙な声が同時に漏れた。
「お、男? マグリット、それはどういう……」
ハルシオンがナプキンで口元を拭きつつ聞くが、マグリットはそれに気づかず、さらに熱を込めて続ける。
「私ね、熊みたいな男は好きなのよ? あの、冬眠前みたいに丸くて、抱きついたらモフモフって沈む感じの。ハルみたいに細身の筋肉男、いわゆる色男は、全然好みじゃないの」
ハルシオンは無表情のまま、カレンは唖然としたまま、マグリットの話を聞き続ける。
「でも浮気熊は無理なの! しかも相手が男ってどういうことよ!? 私の何がいけなかったのよ!? なによ! バカにしてると思わない? 私これでも、釣書が山ほど来た女なのよ?」
マグリットの声が膳の間に響き渡る。仕え人たちの困惑を浮かべた顔が、カレンの視界の端に見えた。
「だから私はもう恋愛はいいの。でもね、あなたたちの距離は気になって仕方なかったのよ。見てるとゾワゾワしちゃう。それに、私みたいにさ……手遅れになってほしくない。ああ、でも、誰にでもお節介するわけじゃないわよ? 私の大事な人たちにだけ」
マグリットはワインのグラスを置き、満足げに頷いた。
********
長くなってしまいましたので、2回に分けて続きを夜に投稿致します。
ややこしくて申し訳ありません。
いつも彼が纏う香りと、肌から伝わる温もりと鼓動、そして腕の力強さにカレンは身を寄せた。最初の頃は恥ずかしくて顔を上げられなかったこの姿勢も、今ではカレンにとって、安心感と心地よさを覚えるものとなっていた。
「行きましょうか」
「はい」
廊下を進むハルシオンの腕の中で揺られながら、カレンは視線を上げた。斜め上、しかも至近距離で見るハルシオンの横顔。長い睫毛や整った鼻梁、細くしなやかな顎のラインが蠱惑さを醸し出し、カレンはついつい見惚れてしまう。耳に掛かるヘーゼルブロンドの髪が、動きに合わせて揺れる様さえも、彼の色気を際立たせていた。
そして、ふと過ぎる昼間のサロンでのことが、まだ胸の奥で温かく燻っている。ハル、と呼んだ。敬語をやめてもいいかと聞かれて、頷いた。それだけのことが、こんなにも大きな変化をもたらすとは思わなかった。
だがお互いに、まだ照れがあるのか、もしくは慣れていないのか。頬を染めつつ呼び合い、敬語を崩す。結局、無理やりそうせずに、少しずつ慣らしていきましょうと言うことで落ち着き、お互い笑い合った。
膳の間の扉が開き、中にはマグリットが既に席についていた。紅のドレスを纏っている彼女は、扉の音に気付いたのか、顔をこちらに向けた。
そして、カレンを抱いたまま入ってきたハルシオンを見て、マグリットが長い睫毛をパチパチと上下に揺らし、瞬きをする。
カレンとハルシオンの後を付いて来た侍女が、椅子を引く。ハルシオンはカレンをそっと座らせ、その髪に触れた指先を離すのを、少しだけ惜しむような仕草をした。
「ありがとう、ハル」
今度はカレンの口から、自然に出た言葉。見上げると、ハルシオンが静かに微笑んでいる。
「どういたしまして」
その穏やかな二人のやり取りを、マグリットは固まったまま見つめていた。
「え……?」
マグリットの小さく漏らした声に、カレンは彼女の方を向いた。青い瞳が大きく見開かれている。
ハルシオンは何事もなかったかのように自分の席に着くと同時に、給仕たちが料理の皿を運び始めた。
いつもと変わらない夕食の風景。だが、マグリットは昨夜や今日の昼間とは違い、無口だった。
カレンとハルシオンは挙式の準備について話を続けている。祝宴のバンケットメニューはほぼ決まったこと、楽団との打ち合わせが来週に控えていること、領民へのパレードのルートをどうするか。
「ああ、それから姉上から連絡があった。挙式の二週間ほど前から、子供たちと先に来るらしいです」
「まあ、それは楽しみ。私宛の文にも、妃殿下が汽車に乗られることを楽しみにしていると、書かれておられました。王子・王女殿下方にお会いできるのも楽しみだわ」
「初夏の時は結局、会えずじまいでしたしね。私の甥っ子と姪っ子は、王太子殿下にそっくりで」
そんな会話を交わしながら、二人で顔を見合って微笑み合う。カレンはふとマグリットの方を見た。フォークを持ったまま、こちらをじっと観察している。その目が、すぅっと細められていた。
そしてとうとう、マグリットが堪えきれなくなったのか、フォークを置いて身を乗り出した。
「ねぇ、あなたたち」
声が食堂に響く。
「何かあった? もしかしなくても、あったわよね?」
ハルシオンは平然とワインのグラスを傾けた。
「ああ、ちょっと、ね。マグリットのおかげ、かな?」
その言い方があまりに淡々としていたが、口角は上がっている。それを聞いていたカレンの方へ、マグリットの視線が向く。目が合った瞬間、なぜか恥ずかしさが込み上げたカレンは、俯いてしまった。
「……なるほどねぇ」
マグリットがさらに目を細め、片眉を少し上げた。次の瞬間、ぱん、と手を叩いて笑い出した。
「あぁっ! もう! ほんと世話が焼けるんだから!」
急に楽しそうに話すマグリットに、カレンは顔を上げた。
「え?」
マグリットはケラケラと笑いながら、目の前に置かれている赤ワインのグラスの脚を指先で摘み、くるりと回してから口元に運んだ。
そして、はぁと溜息を吐くと、肩を竦めて話し出した。
「だってね、最初見た時から分かったのよ。あなたたち、変に遠慮しあってるって。距離があるっていうの? それがもう、見てらんなくて。だからちょぉっと、ね? 意地悪言っちゃった。ハルを取っちゃうわよー? って感じでね?」
「……え」
「ほら、焦ったら距離って縮まるじゃない? 実際、カレンさんあなた、ちゃんと焦ったでしょう?」
マグリットの言う事は、図星だった。カレンは何も言い返せず、ただ口を開けたり閉じたりしている。
ハルシオンは相変わらず平然としていた。が、その顔は、僅かに照れくささを隠そうとしているようにも見える。マグリットの話に相槌を打つでもなく、カレンの方をチラリとみて微笑む。
「それにね」
マグリットの話はまだ続いていたが、ふと彼女の表情が寂し気になった。
「婚姻の約束~とか色々言ったけれども、私、愛なんてこりごりなのよ。旦那なんてもう嫌」
カレンはその言葉に、瞬きを繰り返す。リュシアナの手紙にも『離縁をして』と言うようなことが書かれてあった。もしかしたら、マグリットも辛い思いをしてきたのだろうか? と、カレンの指に、知らず知らず少し力が入る。
「隣国へわざわざ嫁いだのよ? なのに、浮気したのよ、あの男! でもまだ、離縁してないんだけどね。もう、時間の問題よ」
「浮気……ですか」
「そうよ。熊みたいな図体のくせに、よその男とね」
「えっ!?」
カレンが思わず漏らした声と、ハルシオンがワインを吞んでいたのだろう口元から、ゴッグッと言う妙な声が同時に漏れた。
「お、男? マグリット、それはどういう……」
ハルシオンがナプキンで口元を拭きつつ聞くが、マグリットはそれに気づかず、さらに熱を込めて続ける。
「私ね、熊みたいな男は好きなのよ? あの、冬眠前みたいに丸くて、抱きついたらモフモフって沈む感じの。ハルみたいに細身の筋肉男、いわゆる色男は、全然好みじゃないの」
ハルシオンは無表情のまま、カレンは唖然としたまま、マグリットの話を聞き続ける。
「でも浮気熊は無理なの! しかも相手が男ってどういうことよ!? 私の何がいけなかったのよ!? なによ! バカにしてると思わない? 私これでも、釣書が山ほど来た女なのよ?」
マグリットの声が膳の間に響き渡る。仕え人たちの困惑を浮かべた顔が、カレンの視界の端に見えた。
「だから私はもう恋愛はいいの。でもね、あなたたちの距離は気になって仕方なかったのよ。見てるとゾワゾワしちゃう。それに、私みたいにさ……手遅れになってほしくない。ああ、でも、誰にでもお節介するわけじゃないわよ? 私の大事な人たちにだけ」
マグリットはワインのグラスを置き、満足げに頷いた。
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長くなってしまいましたので、2回に分けて続きを夜に投稿致します。
ややこしくて申し訳ありません。
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