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40 未来の天使
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一行は玄関ホールを抜け、城の奥へと進んだ。廊下を歩きながら、シャルロッテがカレンの手を握ってきた。小さな温かい手。シャルロッテと目が合い、お互い微笑み合う。
カレンはその手をそのまま握り返しながら、サロンへと向かった。
サロンに入ると、侍女たちが手早く茶の準備を整えてくれた。子どもたちは興奮が冷めやらず、汽車に乗った話や、見えた景色、北でやりたいことなどをあれこれと話し続けている。
「ねぇおじ様、僕たち、大事なお役目があるんだよ」
ヒューゴが誇らしげに胸を張った。
「おば様のヴェールを持つの!」
シャルロッテも負けじと声を上げる。
挙式の日、花嫁のヴェールの裾を持って歩く役目。二人はその大役を任されていた。
リュシアナがカレンの耳元で囁いた。
「この子たち、寝る前もシーツで練習していたのよ」
「まあ」
「見てあげて。披露したくてうずうずしているの」
リュシアナがクスクスと笑いながら合図を送ると、ヒューゴとシャルロッテはぴんと背筋を伸ばした。
「いちぃ、にっ、いちぃ、にっ」
ヒューゴが小声で数えながら、歩幅を揃えて歩き始める。シャルロッテもそれに合わせて、小さな足を一生懸命動かしている。見えないヴェールを両手で持ち上げ、真剣な顔で歩く姿。
カレンはハルシオンの袖をそっと引いた。
「……なんて可愛らしいのでしょう」
囁くと、ハルシオンも小さく頷いた。彼のその目元が、優しく緩んでいた。
☆
やがて春の陽光にあてられたのか、疲れが出たのか、子どもたちの瞼が重くなってきた。
「おじ様と一緒に、お昼寝したい」
ヒューゴが突然そう宣言し、シャルロッテもすかさず「わたしも!」と続いた。
リュシアナは困ったような顔をしたが、ふと何かを思いついたように微笑んだ。
「丁度いいわ。カレンさんと話があるの。ハル、お願いできる?」
「もちろん」
ハルシオンは二人の手を取り部屋を出て行くと、サロンにはカレンとリュシアナ、女性二人だけが残された。子どもたちの賑やかな声が遠ざかり、静けさが戻ってくる。
リュシアナは小さく「ほんと賑やかでしょう?」と、微笑みながらカレンに言うと、テーブルの上に置かれたカップを手に取った。春のこの時期が一番美味しい、ベルガモットが香り立つアールグレイを一口含むと再び口を開いた。
「マグリットのこと、大丈夫だった?」
思いがけない名前に、カレンは少し驚いた。
「ご存知だったのですか」
「ええ。というより、ハルとあなたのね、距離感を最初に懸念したのは、わたくしなの」
「……え?」
リュシアナは楽しそうに、でも少し申し訳なさそうに眉を下げ、小さく笑う。
「あなたとハルの間に、少し遠慮があるように見えたのよ。春の競馬会の時や、手紙のやり取りをしていて、そう感じたの。だからマグリットに、様子を見てきてくれないかとお願いしたの。文にもちょっと、不穏なこと書いちゃったけども。申し訳なかったわ。でもあれくらいでちょうどいいかなと思って」
カレンは言葉を失った。マグリットは何も言っていなかった。リュシアナに頼まれたことも、二人の距離を縮めるために来たことも。
「マグリット様は……妃殿下については何も」
「そう、それも彼女らしいわねぇ」
リュシアナはくすくすと笑った。
「余計なことは言わない、それもあの子の良い所なのよ。でもほら、やりすぎることもあるのよね。なので保険として、困ったら遠慮なく言ってねと、手紙に書き添えたの」
カレンの胸にあの時のことが蘇り、マグリットの顔が浮かぶ。ケラケラと笑いながら『世話が焼けるわ』と言っていた顔。
「いいえ。寧ろ感謝しています。マグリット様のおかげで、ハルとの距離が縮まりましたから」
「そう。それなら本当によかったわ」
リュシアナはカレンの言葉を聞き、満足そうに頷いた。
「次は三人でお茶をしましょう。あなたとマグリットとわたくしで」
「そういえば、マグリット様も同じことを仰られました」
二人は顔を見合わせ、小さく笑い合った。
しばらく穏やかな沈黙が流れた後、リュシアナが少し声を落とした。
「それとね。まだ誰にも言っていないのだけれど……」
カレンは静かに耳を傾けた。
「汽車の中で気分が優れなくてね。この感覚……どうやら三人目を身籠っているかもしれないの。気が付いたのだけれども、月のものも無くって」
「まあ……っ!」
カレンは口元に手を当て、驚きに目を見開いた。
「おめでとうございます、妃殿下」
「ありがとう。まだ、わからないのよ? そうじゃないかしらって状態ではあるの。なので診察を受けて、ちゃんと確認したら殿下にも話そうと思っているの。でもたぶんね、間違いないわ」
「でしたら、ご気分が優れない時は遠慮なくおっしゃってください。挙式もご無理はなさらず」
「あら、病気ではないもの。大丈夫よ。でもありがとう。辛い時はちゃんと休むわ。それにね、あなたたちの子とも、一緒に遊べそうで嬉しいの。でもまだ、女同士の秘密ね?」
その言葉に、カレンの頬が熱くなる。あなたたちの子。まだ影も形もない、未来の話。でも、その未来が確かに待っているのだと思うと、胸の奥が甘く疼いた。
そんなカレンを見たリュシアナも、楽しそうに笑った。
「楽しみがいっぱい過ぎるわ。毎年夏には、帰省しなきゃ」
女同士で色々と花を咲かせていると、サロンの扉が開き、ハルシオンが戻ってきた。
「あら、ハル。戻ってくるの、早すぎない? まだ女同士の話が終わってないのよ?」
リュシアナが眉を上げると、ハルシオンは穏やかに答えた。
「子どもたちはもう寝ましたよ」
「嘘。あの子たち昼寝、嫌いなのよ? なかなか寝ないんだから」
「はしゃいで疲れているのかもしれませんね」
そう言って微笑むハルシオンの横顔を、カレンは見上げた。子どもたちを寝かしつけてきたばかりの、穏やかな表情。この人が父親になったら、どんな顔をするのだろう。
ふと、ハルシオンの視線がカレンに向いた。何かを察したように、小さく首を傾げる。
「何か、いい話でもありましたか?」
カレンはリュシアナと顔を見合わせた。まだ内緒の話だ。だが、頬が勝手に緩んでしまう。
「将来は毎年、子供たちを連れてここへ避暑に来たいわって話してたの。子どもたちも喜ぶでしょう?」
リュシアナが、しれっとそんなことを言い、同意を求めるようにカレンを見た。
「ええ、将来の……はい」
曖昧に答えると、ハルシオンはそれ以上は問わなかった。ただ、何かを察したのかカレンの座る椅子に近づくと、そっと手を伸ばし、カレンの肩を引き寄せる。
そして前かがみになると、耳元にバリトンの低い声が落ちてきた。
「……時期に、私たちの元にも天使たちは来ますよ」
囁きは、カレンの耳の奥に深く響いた。
瞬間、思わずハルシオンの方へ顔を向けると、彼は楽しそうに口角を上げ、髪を右手で撫でつけていた。
カレンはその手をそのまま握り返しながら、サロンへと向かった。
サロンに入ると、侍女たちが手早く茶の準備を整えてくれた。子どもたちは興奮が冷めやらず、汽車に乗った話や、見えた景色、北でやりたいことなどをあれこれと話し続けている。
「ねぇおじ様、僕たち、大事なお役目があるんだよ」
ヒューゴが誇らしげに胸を張った。
「おば様のヴェールを持つの!」
シャルロッテも負けじと声を上げる。
挙式の日、花嫁のヴェールの裾を持って歩く役目。二人はその大役を任されていた。
リュシアナがカレンの耳元で囁いた。
「この子たち、寝る前もシーツで練習していたのよ」
「まあ」
「見てあげて。披露したくてうずうずしているの」
リュシアナがクスクスと笑いながら合図を送ると、ヒューゴとシャルロッテはぴんと背筋を伸ばした。
「いちぃ、にっ、いちぃ、にっ」
ヒューゴが小声で数えながら、歩幅を揃えて歩き始める。シャルロッテもそれに合わせて、小さな足を一生懸命動かしている。見えないヴェールを両手で持ち上げ、真剣な顔で歩く姿。
カレンはハルシオンの袖をそっと引いた。
「……なんて可愛らしいのでしょう」
囁くと、ハルシオンも小さく頷いた。彼のその目元が、優しく緩んでいた。
☆
やがて春の陽光にあてられたのか、疲れが出たのか、子どもたちの瞼が重くなってきた。
「おじ様と一緒に、お昼寝したい」
ヒューゴが突然そう宣言し、シャルロッテもすかさず「わたしも!」と続いた。
リュシアナは困ったような顔をしたが、ふと何かを思いついたように微笑んだ。
「丁度いいわ。カレンさんと話があるの。ハル、お願いできる?」
「もちろん」
ハルシオンは二人の手を取り部屋を出て行くと、サロンにはカレンとリュシアナ、女性二人だけが残された。子どもたちの賑やかな声が遠ざかり、静けさが戻ってくる。
リュシアナは小さく「ほんと賑やかでしょう?」と、微笑みながらカレンに言うと、テーブルの上に置かれたカップを手に取った。春のこの時期が一番美味しい、ベルガモットが香り立つアールグレイを一口含むと再び口を開いた。
「マグリットのこと、大丈夫だった?」
思いがけない名前に、カレンは少し驚いた。
「ご存知だったのですか」
「ええ。というより、ハルとあなたのね、距離感を最初に懸念したのは、わたくしなの」
「……え?」
リュシアナは楽しそうに、でも少し申し訳なさそうに眉を下げ、小さく笑う。
「あなたとハルの間に、少し遠慮があるように見えたのよ。春の競馬会の時や、手紙のやり取りをしていて、そう感じたの。だからマグリットに、様子を見てきてくれないかとお願いしたの。文にもちょっと、不穏なこと書いちゃったけども。申し訳なかったわ。でもあれくらいでちょうどいいかなと思って」
カレンは言葉を失った。マグリットは何も言っていなかった。リュシアナに頼まれたことも、二人の距離を縮めるために来たことも。
「マグリット様は……妃殿下については何も」
「そう、それも彼女らしいわねぇ」
リュシアナはくすくすと笑った。
「余計なことは言わない、それもあの子の良い所なのよ。でもほら、やりすぎることもあるのよね。なので保険として、困ったら遠慮なく言ってねと、手紙に書き添えたの」
カレンの胸にあの時のことが蘇り、マグリットの顔が浮かぶ。ケラケラと笑いながら『世話が焼けるわ』と言っていた顔。
「いいえ。寧ろ感謝しています。マグリット様のおかげで、ハルとの距離が縮まりましたから」
「そう。それなら本当によかったわ」
リュシアナはカレンの言葉を聞き、満足そうに頷いた。
「次は三人でお茶をしましょう。あなたとマグリットとわたくしで」
「そういえば、マグリット様も同じことを仰られました」
二人は顔を見合わせ、小さく笑い合った。
しばらく穏やかな沈黙が流れた後、リュシアナが少し声を落とした。
「それとね。まだ誰にも言っていないのだけれど……」
カレンは静かに耳を傾けた。
「汽車の中で気分が優れなくてね。この感覚……どうやら三人目を身籠っているかもしれないの。気が付いたのだけれども、月のものも無くって」
「まあ……っ!」
カレンは口元に手を当て、驚きに目を見開いた。
「おめでとうございます、妃殿下」
「ありがとう。まだ、わからないのよ? そうじゃないかしらって状態ではあるの。なので診察を受けて、ちゃんと確認したら殿下にも話そうと思っているの。でもたぶんね、間違いないわ」
「でしたら、ご気分が優れない時は遠慮なくおっしゃってください。挙式もご無理はなさらず」
「あら、病気ではないもの。大丈夫よ。でもありがとう。辛い時はちゃんと休むわ。それにね、あなたたちの子とも、一緒に遊べそうで嬉しいの。でもまだ、女同士の秘密ね?」
その言葉に、カレンの頬が熱くなる。あなたたちの子。まだ影も形もない、未来の話。でも、その未来が確かに待っているのだと思うと、胸の奥が甘く疼いた。
そんなカレンを見たリュシアナも、楽しそうに笑った。
「楽しみがいっぱい過ぎるわ。毎年夏には、帰省しなきゃ」
女同士で色々と花を咲かせていると、サロンの扉が開き、ハルシオンが戻ってきた。
「あら、ハル。戻ってくるの、早すぎない? まだ女同士の話が終わってないのよ?」
リュシアナが眉を上げると、ハルシオンは穏やかに答えた。
「子どもたちはもう寝ましたよ」
「嘘。あの子たち昼寝、嫌いなのよ? なかなか寝ないんだから」
「はしゃいで疲れているのかもしれませんね」
そう言って微笑むハルシオンの横顔を、カレンは見上げた。子どもたちを寝かしつけてきたばかりの、穏やかな表情。この人が父親になったら、どんな顔をするのだろう。
ふと、ハルシオンの視線がカレンに向いた。何かを察したように、小さく首を傾げる。
「何か、いい話でもありましたか?」
カレンはリュシアナと顔を見合わせた。まだ内緒の話だ。だが、頬が勝手に緩んでしまう。
「将来は毎年、子供たちを連れてここへ避暑に来たいわって話してたの。子どもたちも喜ぶでしょう?」
リュシアナが、しれっとそんなことを言い、同意を求めるようにカレンを見た。
「ええ、将来の……はい」
曖昧に答えると、ハルシオンはそれ以上は問わなかった。ただ、何かを察したのかカレンの座る椅子に近づくと、そっと手を伸ばし、カレンの肩を引き寄せる。
そして前かがみになると、耳元にバリトンの低い声が落ちてきた。
「……時期に、私たちの元にも天使たちは来ますよ」
囁きは、カレンの耳の奥に深く響いた。
瞬間、思わずハルシオンの方へ顔を向けると、彼は楽しそうに口角を上げ、髪を右手で撫でつけていた。
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