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アイヴィの無表情に負けない!②
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首元を羽でくすぐる作戦、失敗。アイヴィは声すら上げず。
廊下でぶつかりそうになる作戦、失敗。レックスはアイヴィに優しく抱きかかえられる。
このようないたずらが度重なって行われた日から一日が経過。レックス、アイヴィ、サフィアの三人は、母であるマーガレットの頼みで屋敷裏に存在する古びた倉庫に来ていた。
マーガレットは少々の笑みを浮かべながら、裏の倉庫に存在する資料を持ってきてほしいと3人に頼んだのだ。
古くから代々使われている倉庫であったが、現領主はほとんど使っていないようだ。また、他の新しい倉庫が屋敷の隣にあるため、現状ほとんど放置状態である。
「お母様はこの古い倉庫に何を求めているんでしょう? 巻物や資料などをとってきてくれとおっしゃってましたが……」
「ほんとだよな。もうこの倉庫は潰して、荷物は全部他の倉庫に移した方がいいんじゃないか?」
「見るからにボロッちいもんねー。さて……入り口硬っ!? よいしょっと」
錆びた鍵を開け、サフィアが力を入れて倉庫の入口を押して開く。
中の様子はというと、天井に穴が開いて光がいくつか漏れ出ている状態であり、目当ての物らしき資料は水に濡れていた。
民家の小部屋ほどもある倉庫だが、あちこちボロがきたようで、荷物は他に移した方が良いというのも納得の光景である。
しかし、レックスは中の様子を見て少々の違和感を覚えた。放置されているにしては、中が綺麗なのである。
あちこちの埃は最近拭き取られたようで、廃品となった椅子は欠けた足が修理されている。まるで、誰かが来ることを予見されていたかのように……。
「お兄ちゃんとアイヴィお姉ちゃん、先に中へ入ってよ。力仕事は年上の方が得意でしょー」
「力、使うか?」
「いいからいいからー、進んで進んで……ほいっと」
2人はサフィアにグイグイと押されて中に入る。やはり何か怪しい。何かを拭くためのような清潔な布切れまで用意されているのはおかしくないか、と考えたところで。
サフィアはどんっと2人の背中を突いて押し出し、重い扉を閉めて彼らを倉庫の中へ閉じ込めた。
「えっ」
「古い物置に閉じ込められる作戦。アイヴィお姉ちゃんの不安な表情を見る作戦かいしー。しばらくそこでじっとしててねー」
ガチャリと鍵がかけられる音。どうやらレックスとアイヴィはまんまとサフィアの作戦に引っかかってしまったようだ。
しかも、人の訪れることのない裏の倉庫に。母親まで一枚噛んでいたかとレックスは息を飲んだ。
「ああくそっ!? まさか母さんとサフィアがグルだったなんて!? そんなのは予想していなかった! おい開けろサフィア! これはさすがにやりすぎだぞ! いつまで閉じ込めておくつもりだ!?」
ドンドンと扉を中から叩き、今すぐ開けるようにサフィアに命令する。
しかし、外からはにひひひひっという笑いが遠ざかっていくだけで、何も反応が返ってくることは無かった。
「くっそぉ……さすがに親父の許可なしに倉庫を壊すことなんてできないからなぁ」
何とかできない? そう考えてレックスはアイヴィの方に振り返る。しかしそこには、自分を抱きしめてガチガチと歯を鳴らして震える彼女の姿があった。
「うっ、うぅ」
「あ、アイヴィ? どうしたんだ? ここは寒くなんてないのに」
「も、申し訳ありません。このような暗くて狭い場所にいると、奴隷だった時を思い出して……申し訳ありません、すぐに回復しますから。痛く、しないでください……」
「痛くしないでって、そんな……」
普段の様子からは全く予想できない怯え具合。レックスはその姿をみて驚愕したと同時に、やはりアイヴィに対していじわるをしようなどと考えなければよかったのだと激しく後悔した。
心の中で、思い人をこんな状態にさせてしまった、こんなくだらない理由で恐怖を体験させてしまったという激痛が走る。
「ごめんアイヴィ。お前の、その、いつもとは違った顔を見たくてこんなことに巻き込んでしまった。サフィアに協力したりなんかしたから……ごめん」
頭を下げて謝罪する。しかし、アイヴィから返ってきたのは拒否の反応だった。
「……許しません」
「うっ」
「後でキスをください、精もごくりと飲ませてください。そしてたくさん愛し合いましょう。そうしなきゃ、許してあげませんっ」
レックスと会話したことでやや回復したのか、アイヴィは頬を膨らませてぷいっとそっぽを向いた。
――どうしよう。怒られているのに、アイヴィが物凄く可愛い。
彼女が愛おしくてたまらない。罪悪感と愛おしさからレックスが出した答えは、彼女と触れ合うことだった。
「あとでキスじゃなくて、今しよう。そうすれば怖くなくなるかもしれないから」
「レックス様? んっ――」
つま先立ちし、レックスはアイヴィにキスをする。受け入れたアイヴィはすこしかがんで、レックスの唇を吸う。
だんだんとそれは舌を擦り合わせる深い口づけになっていく。互いに強く体を抱きしめる。アイヴィは愛おしくて我慢できずに、そっとレックスの体を椅子の上へ倒した。
「怖いです、レックス様。責任、とってくださいますね?」
「う、うん」
ぷちぷちとシャツのボタンを外していく音。カチャカチャとわざと音を立ててベルトを外して興奮を煽る。
レックスの興奮を悟ったアイヴィは、髪をかき上げて露出した下半身に顔を近づけた。
そして少々の時間が経った後……。
「ふぁっ、レックス様の美味しいです。おなかが暖かい……」
「アイヴィっ、今動くのやめてっ、敏感だから……!」
「やめませんよ。じっくりたっぷり、私の中を味わってください。たくさん私を愛して、ここにいる怖さを無くさせてください。好き、好きっ」
「アイヴィ! また出るっ!」
「出してくださいっ。私の中で気持ちよくなった証拠を、中に」
倉庫の中から漏れ出る、2人の幸せそうな声。愛し合うその声を聞き、外にいるサフィアはあわあわと震えあがった。
「あわわわわわ……」
「レックス様のためなら、私はたくさん乱れますよ? レックス様も、私のために乱れてくれますか? ふあっ、ああっ」
「アイヴィ! もちろんだ! 大好きだ! くっ、ううううう!」
「レックス様、好きぃ、大好きぃぃ」
あっ、これたぶん2人して同時にイったな。それを理解したくなくとも理解してしまったサフィアは、半泣きの状態でその場から逃げ出した。
「ガッデエエエエエエム!!」
その後、サフィアは人知れない場所で絶叫した。強く地団太を踏み、草むらに寝そべってじたばた。姉にも母親にも、誰にも見せられない姿である。
兄に姉の驚愕とした表情を確認させるはずが、兄と姉の仲が進展してしまった。サフィアにとっては計算外である。
そして、母はこうなる事がわかっていたのではないか、だから含み笑いをしていたのではないかと気づく。
「負けてないしー! アタシはお姉ちゃんたちに負けないしー! んもおおおおおおお!! 不遇じゃないもん、妹でも勝つんだもーん! うぎぎぎぎぎ!」
なお、クモ等のいたずらをしたことバレたサフィアは、アイヴィからキツイお仕置きをくらったという。
廊下でぶつかりそうになる作戦、失敗。レックスはアイヴィに優しく抱きかかえられる。
このようないたずらが度重なって行われた日から一日が経過。レックス、アイヴィ、サフィアの三人は、母であるマーガレットの頼みで屋敷裏に存在する古びた倉庫に来ていた。
マーガレットは少々の笑みを浮かべながら、裏の倉庫に存在する資料を持ってきてほしいと3人に頼んだのだ。
古くから代々使われている倉庫であったが、現領主はほとんど使っていないようだ。また、他の新しい倉庫が屋敷の隣にあるため、現状ほとんど放置状態である。
「お母様はこの古い倉庫に何を求めているんでしょう? 巻物や資料などをとってきてくれとおっしゃってましたが……」
「ほんとだよな。もうこの倉庫は潰して、荷物は全部他の倉庫に移した方がいいんじゃないか?」
「見るからにボロッちいもんねー。さて……入り口硬っ!? よいしょっと」
錆びた鍵を開け、サフィアが力を入れて倉庫の入口を押して開く。
中の様子はというと、天井に穴が開いて光がいくつか漏れ出ている状態であり、目当ての物らしき資料は水に濡れていた。
民家の小部屋ほどもある倉庫だが、あちこちボロがきたようで、荷物は他に移した方が良いというのも納得の光景である。
しかし、レックスは中の様子を見て少々の違和感を覚えた。放置されているにしては、中が綺麗なのである。
あちこちの埃は最近拭き取られたようで、廃品となった椅子は欠けた足が修理されている。まるで、誰かが来ることを予見されていたかのように……。
「お兄ちゃんとアイヴィお姉ちゃん、先に中へ入ってよ。力仕事は年上の方が得意でしょー」
「力、使うか?」
「いいからいいからー、進んで進んで……ほいっと」
2人はサフィアにグイグイと押されて中に入る。やはり何か怪しい。何かを拭くためのような清潔な布切れまで用意されているのはおかしくないか、と考えたところで。
サフィアはどんっと2人の背中を突いて押し出し、重い扉を閉めて彼らを倉庫の中へ閉じ込めた。
「えっ」
「古い物置に閉じ込められる作戦。アイヴィお姉ちゃんの不安な表情を見る作戦かいしー。しばらくそこでじっとしててねー」
ガチャリと鍵がかけられる音。どうやらレックスとアイヴィはまんまとサフィアの作戦に引っかかってしまったようだ。
しかも、人の訪れることのない裏の倉庫に。母親まで一枚噛んでいたかとレックスは息を飲んだ。
「ああくそっ!? まさか母さんとサフィアがグルだったなんて!? そんなのは予想していなかった! おい開けろサフィア! これはさすがにやりすぎだぞ! いつまで閉じ込めておくつもりだ!?」
ドンドンと扉を中から叩き、今すぐ開けるようにサフィアに命令する。
しかし、外からはにひひひひっという笑いが遠ざかっていくだけで、何も反応が返ってくることは無かった。
「くっそぉ……さすがに親父の許可なしに倉庫を壊すことなんてできないからなぁ」
何とかできない? そう考えてレックスはアイヴィの方に振り返る。しかしそこには、自分を抱きしめてガチガチと歯を鳴らして震える彼女の姿があった。
「うっ、うぅ」
「あ、アイヴィ? どうしたんだ? ここは寒くなんてないのに」
「も、申し訳ありません。このような暗くて狭い場所にいると、奴隷だった時を思い出して……申し訳ありません、すぐに回復しますから。痛く、しないでください……」
「痛くしないでって、そんな……」
普段の様子からは全く予想できない怯え具合。レックスはその姿をみて驚愕したと同時に、やはりアイヴィに対していじわるをしようなどと考えなければよかったのだと激しく後悔した。
心の中で、思い人をこんな状態にさせてしまった、こんなくだらない理由で恐怖を体験させてしまったという激痛が走る。
「ごめんアイヴィ。お前の、その、いつもとは違った顔を見たくてこんなことに巻き込んでしまった。サフィアに協力したりなんかしたから……ごめん」
頭を下げて謝罪する。しかし、アイヴィから返ってきたのは拒否の反応だった。
「……許しません」
「うっ」
「後でキスをください、精もごくりと飲ませてください。そしてたくさん愛し合いましょう。そうしなきゃ、許してあげませんっ」
レックスと会話したことでやや回復したのか、アイヴィは頬を膨らませてぷいっとそっぽを向いた。
――どうしよう。怒られているのに、アイヴィが物凄く可愛い。
彼女が愛おしくてたまらない。罪悪感と愛おしさからレックスが出した答えは、彼女と触れ合うことだった。
「あとでキスじゃなくて、今しよう。そうすれば怖くなくなるかもしれないから」
「レックス様? んっ――」
つま先立ちし、レックスはアイヴィにキスをする。受け入れたアイヴィはすこしかがんで、レックスの唇を吸う。
だんだんとそれは舌を擦り合わせる深い口づけになっていく。互いに強く体を抱きしめる。アイヴィは愛おしくて我慢できずに、そっとレックスの体を椅子の上へ倒した。
「怖いです、レックス様。責任、とってくださいますね?」
「う、うん」
ぷちぷちとシャツのボタンを外していく音。カチャカチャとわざと音を立ててベルトを外して興奮を煽る。
レックスの興奮を悟ったアイヴィは、髪をかき上げて露出した下半身に顔を近づけた。
そして少々の時間が経った後……。
「ふぁっ、レックス様の美味しいです。おなかが暖かい……」
「アイヴィっ、今動くのやめてっ、敏感だから……!」
「やめませんよ。じっくりたっぷり、私の中を味わってください。たくさん私を愛して、ここにいる怖さを無くさせてください。好き、好きっ」
「アイヴィ! また出るっ!」
「出してくださいっ。私の中で気持ちよくなった証拠を、中に」
倉庫の中から漏れ出る、2人の幸せそうな声。愛し合うその声を聞き、外にいるサフィアはあわあわと震えあがった。
「あわわわわわ……」
「レックス様のためなら、私はたくさん乱れますよ? レックス様も、私のために乱れてくれますか? ふあっ、ああっ」
「アイヴィ! もちろんだ! 大好きだ! くっ、ううううう!」
「レックス様、好きぃ、大好きぃぃ」
あっ、これたぶん2人して同時にイったな。それを理解したくなくとも理解してしまったサフィアは、半泣きの状態でその場から逃げ出した。
「ガッデエエエエエエム!!」
その後、サフィアは人知れない場所で絶叫した。強く地団太を踏み、草むらに寝そべってじたばた。姉にも母親にも、誰にも見せられない姿である。
兄に姉の驚愕とした表情を確認させるはずが、兄と姉の仲が進展してしまった。サフィアにとっては計算外である。
そして、母はこうなる事がわかっていたのではないか、だから含み笑いをしていたのではないかと気づく。
「負けてないしー! アタシはお姉ちゃんたちに負けないしー! んもおおおおおおお!! 不遇じゃないもん、妹でも勝つんだもーん! うぎぎぎぎぎ!」
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