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ブートキャンプへようこそ♪
PHASE-26
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「なんか、随分とモテてるね」
「そうですかね?」
「そうだよ~演習はちゃんとまじめにしてたのかな~」
「痛い、痛いです」
鼻を摘ままれてしまう。
「何を笑ってるのかな~」
そりゃ、笑うさ。
――だって、ロールさん、この状況で怒るって事はヤキモチと考えて良いと思うんだ。嬉しさから笑顔がこぼれるよ。後者であってほしいと願ってよかった。
お互い、心通じてると考えて良いですか? 合意と見てよろしいですね?
「もう知らない!」
僕が、笑顔を崩さないものだから、鼻を摘まむの止めて、そっぽ向いてます。
頬を膨らませましたよ。可愛い! ギュュュウってしたい。
「あのさ……話しをしても、いいかな?」
おう、ちびっ子、いたのか。
いいぞ、話せ。僕は今凄く気分が良い。頑張った甲斐があったてもんよ。
「僕たちに二心なんてないから。この事だけは、整備局から、カグラ様に強く言っておいてよ」
「その通りです、常にオープンにしておりますから、整備局の方々の訪問を年中無休で歓迎します」
キドさんが現れた。
二人の姿、低頭平身。威厳をどこかに忘れているかのようだ。
この二人にとって、カグラさんは絶対に逆らえない存在なんだな。
まあ、特に、キドさんと配下の方々は怖いだろうね。特にジュラルミンさんの種族とか。不死王さんの所と同様に、燃やされたらエライ事になりそうだもんね。
「その辺りは、我々からも伝えますので」
整備長のその言葉に、二王が深々と頭を下げている。
「それで、なんで、お二人と皆さんが?」
大仰しいったらないよ。
「最後に、見せておこうと思ってね」
何を? ちびっ子は何を僕たちに見せようとしているのか――。
――――とりあえず、銃を作る前に、この森をスムーズに移動出来る物でも開発しないかい?
王都の魔道開発局とシンパシー通じるような気もするし、木々を縫って走れる魔道車の小型版を作ろうぜ。
僕はこの一週間の演習で、道無き道を走り回ったから大丈夫だけど、整備長は相変わらずの顔面蒼白。
本気で、葉煙草やめればいいよ。
ロールさんに目を向ければ、やはり辛いようで、肩で息をしてる。
なので、
「大丈夫ですか?」
って、言うとさ、頬を膨らませるんだよ。可愛すぎる。
そのリアクション見たさに、歩く合間合間にロールさんに語りかける僕がいる。
これは、本当にモテ期が来たんじゃないかな。
心が踊るし、久しぶりに僕の脳内では、小さな複数の僕が、中央の櫓太鼓を取り囲んで、小躍りをしている。
「あっ」
ほら言わんこっちゃない。
転びそうになったから、僕が体を支えてあげようと動く。
「大丈夫かい? お姉さん」
「ありがとうございます」
「このくらい、お安いご用さ」
――ええと、キドさんは二心を抱いていないけど、ちびっ子は抱いていると――――、そのように、カグラさんに伝えれば良いのかな?
僕が支えるつもりだったのに! 二人して手をつないじゃって!
今度は僕が頬を膨らませる事になってしまいました。リスの頬袋も顔負けだね。
――――。
久しぶりに砂漠を見た。
そうだった――。ここは砂漠地帯だったな。油断してると忘れてしまう。
熱風だね……。この森の中とは本当に別世界だ。くっきりと境が目に見えてきそうだ。
――でだ、こんな場所にわざわざ足を向けさせて、何がしたいのか。出来れば、僕たちがここに立ち入った場所に移動してもらいたかった。
そしたら、そっちの用事を目にしてさ、さっさと帰れるのに。
「じゃあ、今から僕たちがどうやってこの森を作っていったかを見せてあげるよ」
おお、それは見てみたい。
でも、それはガチ勢達の集いで、大魔法の放ち合いが招いた副産物だと理解しているから、わざわざ唱えてもらわなくてもいいんだけど。
「今では制限もあるし、演習中だからね。砂漠地帯には、ちょっとした雨くらいしか降らせてなかったけど、これから目にするのはレアだよ」
そうそう見れる物じゃないのなら、見せてもらいたい。
現在は新兵、正規兵の演習が行われているから、全ての行程が無事に終えるまでは、無理はしたくないそうだ。
使用すれば、体力を大きく消費して、演習の監督が出来なくなるらしいからね。
「だから、今回は僕とキキの融合魔法を見せてあげるよ。これ、僕たちの幹部の中でも、目にしているのは、片手の指で数えるくらいしかいないからね。光栄に思いなよ」
上からだな~。まったく。可愛げないが無いけども、周りの期待感たるや、子供みたいに目を輝かせてるよ。
まあ、僕も、レアだという事で、高揚しているけどね。
「――では、やるか」
「OK」
ふわりと二人が宙に浮かぶと、そのまま上昇していく。
見えなくなる――、という距離ではない。
動作なんかも理解出来るし、声も聞こえる距離だ。
手をつないで、息を合わせたかのように、残った手を前に向ける。
二王の姿に、皆が固唾を呑み、木々の鳥たちも肌で感じ取っているのか、無理に飛び立つ事もせず、木々に留まっているのが分かる。
森のしじま――――。
「そうですかね?」
「そうだよ~演習はちゃんとまじめにしてたのかな~」
「痛い、痛いです」
鼻を摘ままれてしまう。
「何を笑ってるのかな~」
そりゃ、笑うさ。
――だって、ロールさん、この状況で怒るって事はヤキモチと考えて良いと思うんだ。嬉しさから笑顔がこぼれるよ。後者であってほしいと願ってよかった。
お互い、心通じてると考えて良いですか? 合意と見てよろしいですね?
「もう知らない!」
僕が、笑顔を崩さないものだから、鼻を摘まむの止めて、そっぽ向いてます。
頬を膨らませましたよ。可愛い! ギュュュウってしたい。
「あのさ……話しをしても、いいかな?」
おう、ちびっ子、いたのか。
いいぞ、話せ。僕は今凄く気分が良い。頑張った甲斐があったてもんよ。
「僕たちに二心なんてないから。この事だけは、整備局から、カグラ様に強く言っておいてよ」
「その通りです、常にオープンにしておりますから、整備局の方々の訪問を年中無休で歓迎します」
キドさんが現れた。
二人の姿、低頭平身。威厳をどこかに忘れているかのようだ。
この二人にとって、カグラさんは絶対に逆らえない存在なんだな。
まあ、特に、キドさんと配下の方々は怖いだろうね。特にジュラルミンさんの種族とか。不死王さんの所と同様に、燃やされたらエライ事になりそうだもんね。
「その辺りは、我々からも伝えますので」
整備長のその言葉に、二王が深々と頭を下げている。
「それで、なんで、お二人と皆さんが?」
大仰しいったらないよ。
「最後に、見せておこうと思ってね」
何を? ちびっ子は何を僕たちに見せようとしているのか――。
――――とりあえず、銃を作る前に、この森をスムーズに移動出来る物でも開発しないかい?
王都の魔道開発局とシンパシー通じるような気もするし、木々を縫って走れる魔道車の小型版を作ろうぜ。
僕はこの一週間の演習で、道無き道を走り回ったから大丈夫だけど、整備長は相変わらずの顔面蒼白。
本気で、葉煙草やめればいいよ。
ロールさんに目を向ければ、やはり辛いようで、肩で息をしてる。
なので、
「大丈夫ですか?」
って、言うとさ、頬を膨らませるんだよ。可愛すぎる。
そのリアクション見たさに、歩く合間合間にロールさんに語りかける僕がいる。
これは、本当にモテ期が来たんじゃないかな。
心が踊るし、久しぶりに僕の脳内では、小さな複数の僕が、中央の櫓太鼓を取り囲んで、小躍りをしている。
「あっ」
ほら言わんこっちゃない。
転びそうになったから、僕が体を支えてあげようと動く。
「大丈夫かい? お姉さん」
「ありがとうございます」
「このくらい、お安いご用さ」
――ええと、キドさんは二心を抱いていないけど、ちびっ子は抱いていると――――、そのように、カグラさんに伝えれば良いのかな?
僕が支えるつもりだったのに! 二人して手をつないじゃって!
今度は僕が頬を膨らませる事になってしまいました。リスの頬袋も顔負けだね。
――――。
久しぶりに砂漠を見た。
そうだった――。ここは砂漠地帯だったな。油断してると忘れてしまう。
熱風だね……。この森の中とは本当に別世界だ。くっきりと境が目に見えてきそうだ。
――でだ、こんな場所にわざわざ足を向けさせて、何がしたいのか。出来れば、僕たちがここに立ち入った場所に移動してもらいたかった。
そしたら、そっちの用事を目にしてさ、さっさと帰れるのに。
「じゃあ、今から僕たちがどうやってこの森を作っていったかを見せてあげるよ」
おお、それは見てみたい。
でも、それはガチ勢達の集いで、大魔法の放ち合いが招いた副産物だと理解しているから、わざわざ唱えてもらわなくてもいいんだけど。
「今では制限もあるし、演習中だからね。砂漠地帯には、ちょっとした雨くらいしか降らせてなかったけど、これから目にするのはレアだよ」
そうそう見れる物じゃないのなら、見せてもらいたい。
現在は新兵、正規兵の演習が行われているから、全ての行程が無事に終えるまでは、無理はしたくないそうだ。
使用すれば、体力を大きく消費して、演習の監督が出来なくなるらしいからね。
「だから、今回は僕とキキの融合魔法を見せてあげるよ。これ、僕たちの幹部の中でも、目にしているのは、片手の指で数えるくらいしかいないからね。光栄に思いなよ」
上からだな~。まったく。可愛げないが無いけども、周りの期待感たるや、子供みたいに目を輝かせてるよ。
まあ、僕も、レアだという事で、高揚しているけどね。
「――では、やるか」
「OK」
ふわりと二人が宙に浮かぶと、そのまま上昇していく。
見えなくなる――、という距離ではない。
動作なんかも理解出来るし、声も聞こえる距離だ。
手をつないで、息を合わせたかのように、残った手を前に向ける。
二王の姿に、皆が固唾を呑み、木々の鳥たちも肌で感じ取っているのか、無理に飛び立つ事もせず、木々に留まっているのが分かる。
森のしじま――――。
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