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叙勲の日
PHASE-05
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大公様が僕を賞賛するので、男爵様の忙しく動いていた目がとまり、生唾を飲んでから、僕に対して作り笑顔を向けてきた。
我が子にも謝らせようと考えていたようだが、ホーリーさんの姿に高速でこの場から逃げ出していたので、不可能な状況。あわあわしている。
もういいですよ。寛大さと、子供に優しくも厳しい、男爵と親を両立した偉人になってください。
「だが、公務員としては出世しにくいな」
今度は駄目出しの大公様。
理解出来ます。偉い人の靴を舐めてでも、逆らわずにやっていかなければならないのだろうに、なぜか、それが無性に嫌で、突っぱねる。
平地の行き届いた人生を送りたいなら、本当はキッズの為の馬にならなきゃいけなかったんだろうけどね。引き下がるのが嫌だったんだよね。
前へ、前へ。って感情が強かった。
「これもブートキャンプのたまものだね」
いつの間にか、椅子に座るロールさんの太ももに座っているケサランパサランが、僕に羨ましいだろうとばかりの視線を向けつつ、口を開く。
ああ、羨ましいさ! 代わってくれ。あめ玉あげるから。好きだろ? ちっさい子はあめ玉が好きって相場が決まってるから。今ならなんと! ハッカ味を十個あげよう。
「ブートキャンプ?」
知らないですよね。大公様。貴方方の所でやれば、間違いなく流行ると思いますよ。体を動かす脳筋にはもってこいですから。
キドさんと、ちびっ子が僕の経緯を大公様に伝えてくれる。
流石は大公様。二王も敬語で対応している。
階級的には、不死王さんの下だから、二王は敬語を使用しなくていいのだろうけど、大公だからね。本人は頭に元を付けてるけど、未だ貴男は大公ですからね。
正直、扱いづらい方だろうね。階級が下でも、命令なんて言いにくそうだよね。
というか、ちゃんと敬語を使って話せるんだな。ちびっ子。
――。
「それは素晴らしい事を実行してますな。これは我が主にもお教えせねば」
「いいですな。演習場を近くに突貫で作りましょう。大公様も参加なさいますか?」
「久しぶりに軍略で、脳漿を満たしますかな」
ほら、ノリノリだよ。すげ~楽しそうになってるよ。
――そんな感じで、僕が壌獣王さんの新兵を率いて、敗北するも、散華玉砕な戦い方で、相手に屈しなかったのが、そのまま今に至っているのだろうという答えになった。
「だが、玉砕は――いかんな」
「ですよね」
でも、なぜか吶喊精神で幕を閉じた僕の精神が、不死王軍の戦い方に近いものがあったのか、嬉しそうな表情と、語調ではある大公様。
「付き従った者達の信頼を短期間で得たのは、ウィザースプーン殿の元々の徳の大きさでしょうな」
「それは褒めすぎでは?」
「そんな事ありません」
ホーリーさんと、大公様の会話に割って入ったのは、サージャスさん。
自分の為に、これだけの装備を提供してくれて、今後の食事の提供なども食堂の方々と親身になってくれたりと、まあ、それはそれは乙女の表情を丸出しで語ってくれまして。僕は非常に嬉しいのです。
ブートキャンプ終えてから、女の子と親密になれているような気がしてならない。大変だったけど、やってよかったよ。
「あ~ん」
「うん、おいしいね~。じゃあ、次は葡萄がいいな~」
あん? 何してんの? ねえ、何してんの? 膝に座ってるだけじゃ飽き足らず、何を食べさせてもらってるの?
「う~ん、どうやればいいですか」
「何がだい?」
「手で渡すのは、はしたないかな~と」
「気にしないさ」
ぐぬぬぬぬぬぬ…………。
羨ましいぞ! ロールさんの指が、ちびっ子妖怪ケサランパサランの口の中に入っている。
「ちょっと、吸わないでくださいよ」
嬉しそうじゃないですか。思い出してください。そいつの実年齢は、僕たちよりも遙かに年上なんですよ。もしかしたらホーリーさんと変わらないかもですよ。
そんな年上が、遙か年下の女性の指をちゅうちゅうするなんて、完全にセクハラですから。
幸せそうに美人様の指に吸い付きやがって。僕のだゾ!!
「怒気が凄いな……」
分かりますか、整備長。あんな事が許されますか?
その手に持っているワインを僕にも分けてもらいたいくらいだ。酔わないとやってられないよ。
大公様も無礼講だから、さっさと飲みモードに戻りましたね。
そんな事はいい。
それよりも――――だ。
他にもお付きの長身美人さんが横に立って、口元を拭いてくれてるし。
充実した現実を謳歌しやがって!
盛大に爆破しろ。ケサランパサラン!
久しぶりにやってきた暗黒面で、怨嗟の念をぶつけてやった。
――――。
どぉぉぉぉぉぉん。
なんだ? 池の向こう側で爆発が起きたんだけども……。森からじゃない。かなり手前だ。
以前もだったけど、僕が願うと何かしらが爆発するのかな。そんな能力を手に入れたのかな?
はい、皆さん避難しましょう。
ね……、皆さん。騒がないで、押さないで、落ち着いて避難ですからね。
まったく出来てないね。それでも普段、威張っている貴族ですかね? 情けないですよ。爆発の一つくらいで……。
どぉぉぉぉぉぉぉぉん!
二つくらい…………。
まったく、王様がいる城内の庭園で爆発とか、分別は付けるべき!
爆発が作り出した熱の籠もった風が、頬を撫でてくる。
「下がってください。絶対に魔王軍の方は手を出さないように」
爆発の原因が十中八九、故意なものだと理解しているサージャスさんは、自分が受けたクエスト内容の状況が始まったと理解。
魔王軍の方がここで少しでも手を出してしまえば、貴族や一般人に手を出したと、後々、流言が飛語する恐れがあるので、サージャスさんはそれを踏まえて念を押す。
「従ってあげようかな。まあ、結界くらいは展開するよ」
「構いません」
ケサランパサランが、ゆっくりとロールさんの膝上から降りると、ぺろりと唇を舐めて、僕たちの前に結界を展開してくれた。
「さあ、今のうちに下がろうか」
ポケットに両手を突っ込んで、軽快な小走りだ。
ホーリーさんも、大公様を守るようにしつつ後退していく。
「やれやれ、こうも容易く侵入を許すとは、情けない。古都ではあり得んな」
不甲斐ないとばかりの語調で、下がる大公様の方向からはっきりと聞こえてきた。
そう思われても仕方ない。普段以上に警備が厳重だったにもかかわらず、こんなにも派手な行動を取ってくる相手の進入を許してしまうのだから。
――。
「逃がさないぞ、悪め!」
野太い声だ。また、【悪め!】ってのがね……。
如何にも凝り固まった正義で動いている方だというのが、そこ台詞だけで分かっちゃうよね。
「何やつ!?」
そこは乗って上げるんですね、大公様。
爆発が起きた反対方向。つまりは僕たちが足を進めている方から現れる。
――――現れる……。
普通に出てこれないのかな……。
ど派手な跳躍から、陽射しを反射し燦然と輝く純白の鎧。
着地してからの指を向ける相手は、問いかけた人物。つまりは大公様。
「我は勇者、アルコン・ストラトス。カザネルの出自」
カザネルって、王都とパルパーナの間くらいにある小さな田舎町だね。特産は羊毛だったな。
だからかな、首回りのモコモコの部分は羊毛だね。町のアピールも一緒に兼ねているのだろうか? だとすると、律儀なおっさん勇者である。
彫りの深い顔立ちに、鋭く闘志が漲るブラウンアイ。目と同じ色のブラウンヘアーのロングを後ろで結った髪型に、無精髭。
勇者というよりは、勇将って感じだ――――。
我が子にも謝らせようと考えていたようだが、ホーリーさんの姿に高速でこの場から逃げ出していたので、不可能な状況。あわあわしている。
もういいですよ。寛大さと、子供に優しくも厳しい、男爵と親を両立した偉人になってください。
「だが、公務員としては出世しにくいな」
今度は駄目出しの大公様。
理解出来ます。偉い人の靴を舐めてでも、逆らわずにやっていかなければならないのだろうに、なぜか、それが無性に嫌で、突っぱねる。
平地の行き届いた人生を送りたいなら、本当はキッズの為の馬にならなきゃいけなかったんだろうけどね。引き下がるのが嫌だったんだよね。
前へ、前へ。って感情が強かった。
「これもブートキャンプのたまものだね」
いつの間にか、椅子に座るロールさんの太ももに座っているケサランパサランが、僕に羨ましいだろうとばかりの視線を向けつつ、口を開く。
ああ、羨ましいさ! 代わってくれ。あめ玉あげるから。好きだろ? ちっさい子はあめ玉が好きって相場が決まってるから。今ならなんと! ハッカ味を十個あげよう。
「ブートキャンプ?」
知らないですよね。大公様。貴方方の所でやれば、間違いなく流行ると思いますよ。体を動かす脳筋にはもってこいですから。
キドさんと、ちびっ子が僕の経緯を大公様に伝えてくれる。
流石は大公様。二王も敬語で対応している。
階級的には、不死王さんの下だから、二王は敬語を使用しなくていいのだろうけど、大公だからね。本人は頭に元を付けてるけど、未だ貴男は大公ですからね。
正直、扱いづらい方だろうね。階級が下でも、命令なんて言いにくそうだよね。
というか、ちゃんと敬語を使って話せるんだな。ちびっ子。
――。
「それは素晴らしい事を実行してますな。これは我が主にもお教えせねば」
「いいですな。演習場を近くに突貫で作りましょう。大公様も参加なさいますか?」
「久しぶりに軍略で、脳漿を満たしますかな」
ほら、ノリノリだよ。すげ~楽しそうになってるよ。
――そんな感じで、僕が壌獣王さんの新兵を率いて、敗北するも、散華玉砕な戦い方で、相手に屈しなかったのが、そのまま今に至っているのだろうという答えになった。
「だが、玉砕は――いかんな」
「ですよね」
でも、なぜか吶喊精神で幕を閉じた僕の精神が、不死王軍の戦い方に近いものがあったのか、嬉しそうな表情と、語調ではある大公様。
「付き従った者達の信頼を短期間で得たのは、ウィザースプーン殿の元々の徳の大きさでしょうな」
「それは褒めすぎでは?」
「そんな事ありません」
ホーリーさんと、大公様の会話に割って入ったのは、サージャスさん。
自分の為に、これだけの装備を提供してくれて、今後の食事の提供なども食堂の方々と親身になってくれたりと、まあ、それはそれは乙女の表情を丸出しで語ってくれまして。僕は非常に嬉しいのです。
ブートキャンプ終えてから、女の子と親密になれているような気がしてならない。大変だったけど、やってよかったよ。
「あ~ん」
「うん、おいしいね~。じゃあ、次は葡萄がいいな~」
あん? 何してんの? ねえ、何してんの? 膝に座ってるだけじゃ飽き足らず、何を食べさせてもらってるの?
「う~ん、どうやればいいですか」
「何がだい?」
「手で渡すのは、はしたないかな~と」
「気にしないさ」
ぐぬぬぬぬぬぬ…………。
羨ましいぞ! ロールさんの指が、ちびっ子妖怪ケサランパサランの口の中に入っている。
「ちょっと、吸わないでくださいよ」
嬉しそうじゃないですか。思い出してください。そいつの実年齢は、僕たちよりも遙かに年上なんですよ。もしかしたらホーリーさんと変わらないかもですよ。
そんな年上が、遙か年下の女性の指をちゅうちゅうするなんて、完全にセクハラですから。
幸せそうに美人様の指に吸い付きやがって。僕のだゾ!!
「怒気が凄いな……」
分かりますか、整備長。あんな事が許されますか?
その手に持っているワインを僕にも分けてもらいたいくらいだ。酔わないとやってられないよ。
大公様も無礼講だから、さっさと飲みモードに戻りましたね。
そんな事はいい。
それよりも――――だ。
他にもお付きの長身美人さんが横に立って、口元を拭いてくれてるし。
充実した現実を謳歌しやがって!
盛大に爆破しろ。ケサランパサラン!
久しぶりにやってきた暗黒面で、怨嗟の念をぶつけてやった。
――――。
どぉぉぉぉぉぉん。
なんだ? 池の向こう側で爆発が起きたんだけども……。森からじゃない。かなり手前だ。
以前もだったけど、僕が願うと何かしらが爆発するのかな。そんな能力を手に入れたのかな?
はい、皆さん避難しましょう。
ね……、皆さん。騒がないで、押さないで、落ち着いて避難ですからね。
まったく出来てないね。それでも普段、威張っている貴族ですかね? 情けないですよ。爆発の一つくらいで……。
どぉぉぉぉぉぉぉぉん!
二つくらい…………。
まったく、王様がいる城内の庭園で爆発とか、分別は付けるべき!
爆発が作り出した熱の籠もった風が、頬を撫でてくる。
「下がってください。絶対に魔王軍の方は手を出さないように」
爆発の原因が十中八九、故意なものだと理解しているサージャスさんは、自分が受けたクエスト内容の状況が始まったと理解。
魔王軍の方がここで少しでも手を出してしまえば、貴族や一般人に手を出したと、後々、流言が飛語する恐れがあるので、サージャスさんはそれを踏まえて念を押す。
「従ってあげようかな。まあ、結界くらいは展開するよ」
「構いません」
ケサランパサランが、ゆっくりとロールさんの膝上から降りると、ぺろりと唇を舐めて、僕たちの前に結界を展開してくれた。
「さあ、今のうちに下がろうか」
ポケットに両手を突っ込んで、軽快な小走りだ。
ホーリーさんも、大公様を守るようにしつつ後退していく。
「やれやれ、こうも容易く侵入を許すとは、情けない。古都ではあり得んな」
不甲斐ないとばかりの語調で、下がる大公様の方向からはっきりと聞こえてきた。
そう思われても仕方ない。普段以上に警備が厳重だったにもかかわらず、こんなにも派手な行動を取ってくる相手の進入を許してしまうのだから。
――。
「逃がさないぞ、悪め!」
野太い声だ。また、【悪め!】ってのがね……。
如何にも凝り固まった正義で動いている方だというのが、そこ台詞だけで分かっちゃうよね。
「何やつ!?」
そこは乗って上げるんですね、大公様。
爆発が起きた反対方向。つまりは僕たちが足を進めている方から現れる。
――――現れる……。
普通に出てこれないのかな……。
ど派手な跳躍から、陽射しを反射し燦然と輝く純白の鎧。
着地してからの指を向ける相手は、問いかけた人物。つまりは大公様。
「我は勇者、アルコン・ストラトス。カザネルの出自」
カザネルって、王都とパルパーナの間くらいにある小さな田舎町だね。特産は羊毛だったな。
だからかな、首回りのモコモコの部分は羊毛だね。町のアピールも一緒に兼ねているのだろうか? だとすると、律儀なおっさん勇者である。
彫りの深い顔立ちに、鋭く闘志が漲るブラウンアイ。目と同じ色のブラウンヘアーのロングを後ろで結った髪型に、無精髭。
勇者というよりは、勇将って感じだ――――。
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