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叙勲の日
PHASE-10
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「おお、これは敗北だね」
「そうだよ」
「大敗北だ」
「そうだよ!」
「相手を辛勝にすら出来なかった」
「そうだよ!!」
仮面の存在の掴み所がない感じは、ピート達もだが、仲間のダイアンも嘆息を漏らすくらいに呆れていた。
「ああいう、飄々としたのがくせ者なんですよ」
「ですな」
ホーリーと大公が査定。
「でもって、仮面を取ると、すっごく格好いいっていうのが相場で決まってますよね」
「うむ、ベタだ」
ついついピートもその中に入ると、大公が大きく首肯して、周囲もそれに続いた。
仮面で、飄々、そして、式典に参加気分を出したいのか、行動を共にしている者達と違い、奇をてらった黒の燕尾服。
完全にやり手の黒幕ポジション。
ただ者じゃない。
登場の仕方がまんまだからだ。
と、少しでも大公とお近づきになりたいのか、モルドー領主の男爵を筆頭に、貴族の者達も、口を揃えて仮面の存在を査定し始めた。
「止めてよ、ハードル上げるの……仮面を取った時のガッカリ感の視線が怖くて、もう皆の前で外せなくなるから」
寂しげで有り、涙声の震えたもの。
そのような調子だから、余計にアレはやり手だ、強い奴だ、と言う声が上がった。
それがとても嫌なようで、嗚咽が今にでも仮面の奥から聞こえてきそうである。
ガラスのハートと例えるべきなのか。それも演じているものなのだろうが。
「と、とにかく。我々はこれでおいとまを」
「させると思う?」
即座にダイアンの後ろにいる仮面の存在に、黒剣を煌めかせる。
「雷加護」
二の句を継いでの魔法剣。
黒剣に雷が宿る。
剣身からはビシンッ、ビシャンと、触れれば丸焦げからは逃れられない、向けられる相手の耳には極悪な音として聞こえるだろう。
魔法剣を構えるサージャス自身も驚きの表情。
柄にはめ込まれた雷系強化のタリスマンの効果が、自分の想像していたもの以上だったようだ。
「やめて……そんなので斬られたら黒炭になって、死んじゃうから」
ヘイターの手を合わせての、懇願する台詞。
懇願の中にも余裕のある声に、サージャスは手加減無しと判断して、濃厚で青白い、荒々しい光を纏った黒剣をヘイターへと躊躇なく振り下ろす。
「あ~怖い。ピリピリする。ピリピリする」
仮面の存在から、霊体のような手が胸の部分から飛び出し、サージャスの剣を軽々と受け止めた。
若干の痺れが体に伝わっているのか、それとも単におちょくっているのか。
どちらにせよ、触れれば昇天する威力に対して、軽い調子の返しからして、無傷と考えられる。
「ほら、見た事か。あやつは強い」
腕を組んで、大公が納得。もちろん貴族の者達もそれに追従する。従順なヒエラルキーがそこにはあった。
「たまたまですよ~」
照れるように仮面の後ろ部分を食指で掻きつつ、否定の発言だが、軽々と一撃を止められたサージャスの目つきは鋭いものだ。
危険な相手だと一太刀で察知したようで、体を動かした事での汗とは違う、脅威から来る冷や汗が背中を伝っていた。
――。
「じゃあ、皆さん今度こそお別れを」
恭しい挨拶。
どう逃げるのか……。
なんて考える事をしなくていいとばかりに、影の中にズブズブと入っていく。
ヘイターだけでなく、戦闘不能になっている、アルコンにゲルニオ、そして、その他の者たちも、各々の影の中に沈んでいった。
ダイアンは〝まったく損しただけだったぜ〟と、刃毀れした双剣を眺め嘆息しながら、サージャスに対して軽く手を振り沈んでいった。
庭園はあっという間にしじまに包まれた。
「え~と……皆様、ご無事ですか?」
急な終わりに、ロールがあっけにとられながらも、周囲に心配の声を投げかけていく。
皆、無事で、避難中に転んですりむいた程度。怪我という怪我はなかった。
本当に何だったのだろうか?
終わってみれば、皆の頭には疑問符が浮かぶといった状況。
まるで、この場を楽しませるためのイベントだったのかとも思えるくらいに、急に始まって、急に終わった。
狐につままれた感じである。
「あのヘイターなる仮面の影使いが、ここまで強襲してきた者達を運んで来たのでしょうな」
「然り」
解説が板に付いているホーリーと大公。
相手がいなくなった庭園の空間を二人で眺めている。
用意周到という言葉はお世辞にも使用出来ない。意図的な攻め方とは到底思えない。
彼等の目的は、彼等自身が口にしたように、魔王軍とのなれ合いを苛烈に反対する存在がおり、それが自分たちだという事を、今回の叙勲式の日に襲撃という形で伝えたかったのだろうと、推測。
叙勲式が大々的に公布された日も浅い。用意周到に行動出来る準備も万全ではなかった。大々的な攻勢は出来なかったが、存在だけは知らせる事が出来た。
今後も叙勲式のような行事を行えば、現在の王政を転覆させる事も辞さないと考えているのかも知れない。
「物騒ですな~」
と、ホーリー。
「いやいや、そこを不死王軍が横槍を入れて、両勢力を――――」
と、物騒な事を画策している大公。モノクルが輝き、口角が大きく上がる。
仮面の存在以上に、黒幕感が出ていた。
――ようやく、兵士たちが、駆けつけてくる。
遅いような、相手のぱっと来て、ぱっと去る手際がよかったのか、どうにもこうにも整理が頭の中で追いついておらず、諸手で頭を抱えるピート。
* *
「こんにちは!」
本日も快活なサージャスさん。
翌日にはいつも通りのお仕事に戻り、現在、庭園の修復に必要なアイテムの見積もりとにらめっこ。
二王も、これ以上ここにいれば市井の方々に迷惑がかかると、叙勲式のその日にお帰りになった。
本来は迎賓館にお泊まりいただいて、功績を称えるパーティーがそれはそれは豪勢に行われる予定だったのに……。
そこでも、端っこの方で、美味しい物が食べられる予定だったのにさ……。
夕飯代を使わないでいい予定だったのに! おのれ、過激派め! どうしてくれようか!!
あれだけ暴れたのである。どれだけ正当性を訴えたところで、名前と顔が分かっている者たちは、皆さん揃って手配書だ。WANTEDだ。絶対に捕縛して、牢屋にぶち込まなければならない。
昨日の今日で、手配クエストも出回った。
これで、勇者や、バウンティハンターなんかが、彼等を追い回す事になる。
無論、クエスト外でも、魔王軍の方々も動くだろう。
逃げるのは難しいぞ!
僕の豪華な夕飯を奪った罪は重いのだ!!
「悪い顔ですよ」
いえいえ、悪は許さないという、必死の形相ですよ。
ワギョウなんかじゃ、神仏を木で彫ったりする時、怒りの形相にも似た神仏を彫る事があるらしいけど、あれって、必死の形相で、人々を救っているという表情として、彫っているらしいですよ。
――なんて感じで、うんちくを語ってみる。
「じゃあ、その確認でもしてみますね」
疑問符だよ。確認とはなんでしょうか?
「二ヶ月後には、和国ことワギョウで、ITADAKI-頂-が開催されるんですよ」
「ITADAKI-頂-?」
「そうだよ」
「大敗北だ」
「そうだよ!」
「相手を辛勝にすら出来なかった」
「そうだよ!!」
仮面の存在の掴み所がない感じは、ピート達もだが、仲間のダイアンも嘆息を漏らすくらいに呆れていた。
「ああいう、飄々としたのがくせ者なんですよ」
「ですな」
ホーリーと大公が査定。
「でもって、仮面を取ると、すっごく格好いいっていうのが相場で決まってますよね」
「うむ、ベタだ」
ついついピートもその中に入ると、大公が大きく首肯して、周囲もそれに続いた。
仮面で、飄々、そして、式典に参加気分を出したいのか、行動を共にしている者達と違い、奇をてらった黒の燕尾服。
完全にやり手の黒幕ポジション。
ただ者じゃない。
登場の仕方がまんまだからだ。
と、少しでも大公とお近づきになりたいのか、モルドー領主の男爵を筆頭に、貴族の者達も、口を揃えて仮面の存在を査定し始めた。
「止めてよ、ハードル上げるの……仮面を取った時のガッカリ感の視線が怖くて、もう皆の前で外せなくなるから」
寂しげで有り、涙声の震えたもの。
そのような調子だから、余計にアレはやり手だ、強い奴だ、と言う声が上がった。
それがとても嫌なようで、嗚咽が今にでも仮面の奥から聞こえてきそうである。
ガラスのハートと例えるべきなのか。それも演じているものなのだろうが。
「と、とにかく。我々はこれでおいとまを」
「させると思う?」
即座にダイアンの後ろにいる仮面の存在に、黒剣を煌めかせる。
「雷加護」
二の句を継いでの魔法剣。
黒剣に雷が宿る。
剣身からはビシンッ、ビシャンと、触れれば丸焦げからは逃れられない、向けられる相手の耳には極悪な音として聞こえるだろう。
魔法剣を構えるサージャス自身も驚きの表情。
柄にはめ込まれた雷系強化のタリスマンの効果が、自分の想像していたもの以上だったようだ。
「やめて……そんなので斬られたら黒炭になって、死んじゃうから」
ヘイターの手を合わせての、懇願する台詞。
懇願の中にも余裕のある声に、サージャスは手加減無しと判断して、濃厚で青白い、荒々しい光を纏った黒剣をヘイターへと躊躇なく振り下ろす。
「あ~怖い。ピリピリする。ピリピリする」
仮面の存在から、霊体のような手が胸の部分から飛び出し、サージャスの剣を軽々と受け止めた。
若干の痺れが体に伝わっているのか、それとも単におちょくっているのか。
どちらにせよ、触れれば昇天する威力に対して、軽い調子の返しからして、無傷と考えられる。
「ほら、見た事か。あやつは強い」
腕を組んで、大公が納得。もちろん貴族の者達もそれに追従する。従順なヒエラルキーがそこにはあった。
「たまたまですよ~」
照れるように仮面の後ろ部分を食指で掻きつつ、否定の発言だが、軽々と一撃を止められたサージャスの目つきは鋭いものだ。
危険な相手だと一太刀で察知したようで、体を動かした事での汗とは違う、脅威から来る冷や汗が背中を伝っていた。
――。
「じゃあ、皆さん今度こそお別れを」
恭しい挨拶。
どう逃げるのか……。
なんて考える事をしなくていいとばかりに、影の中にズブズブと入っていく。
ヘイターだけでなく、戦闘不能になっている、アルコンにゲルニオ、そして、その他の者たちも、各々の影の中に沈んでいった。
ダイアンは〝まったく損しただけだったぜ〟と、刃毀れした双剣を眺め嘆息しながら、サージャスに対して軽く手を振り沈んでいった。
庭園はあっという間にしじまに包まれた。
「え~と……皆様、ご無事ですか?」
急な終わりに、ロールがあっけにとられながらも、周囲に心配の声を投げかけていく。
皆、無事で、避難中に転んですりむいた程度。怪我という怪我はなかった。
本当に何だったのだろうか?
終わってみれば、皆の頭には疑問符が浮かぶといった状況。
まるで、この場を楽しませるためのイベントだったのかとも思えるくらいに、急に始まって、急に終わった。
狐につままれた感じである。
「あのヘイターなる仮面の影使いが、ここまで強襲してきた者達を運んで来たのでしょうな」
「然り」
解説が板に付いているホーリーと大公。
相手がいなくなった庭園の空間を二人で眺めている。
用意周到という言葉はお世辞にも使用出来ない。意図的な攻め方とは到底思えない。
彼等の目的は、彼等自身が口にしたように、魔王軍とのなれ合いを苛烈に反対する存在がおり、それが自分たちだという事を、今回の叙勲式の日に襲撃という形で伝えたかったのだろうと、推測。
叙勲式が大々的に公布された日も浅い。用意周到に行動出来る準備も万全ではなかった。大々的な攻勢は出来なかったが、存在だけは知らせる事が出来た。
今後も叙勲式のような行事を行えば、現在の王政を転覆させる事も辞さないと考えているのかも知れない。
「物騒ですな~」
と、ホーリー。
「いやいや、そこを不死王軍が横槍を入れて、両勢力を――――」
と、物騒な事を画策している大公。モノクルが輝き、口角が大きく上がる。
仮面の存在以上に、黒幕感が出ていた。
――ようやく、兵士たちが、駆けつけてくる。
遅いような、相手のぱっと来て、ぱっと去る手際がよかったのか、どうにもこうにも整理が頭の中で追いついておらず、諸手で頭を抱えるピート。
* *
「こんにちは!」
本日も快活なサージャスさん。
翌日にはいつも通りのお仕事に戻り、現在、庭園の修復に必要なアイテムの見積もりとにらめっこ。
二王も、これ以上ここにいれば市井の方々に迷惑がかかると、叙勲式のその日にお帰りになった。
本来は迎賓館にお泊まりいただいて、功績を称えるパーティーがそれはそれは豪勢に行われる予定だったのに……。
そこでも、端っこの方で、美味しい物が食べられる予定だったのにさ……。
夕飯代を使わないでいい予定だったのに! おのれ、過激派め! どうしてくれようか!!
あれだけ暴れたのである。どれだけ正当性を訴えたところで、名前と顔が分かっている者たちは、皆さん揃って手配書だ。WANTEDだ。絶対に捕縛して、牢屋にぶち込まなければならない。
昨日の今日で、手配クエストも出回った。
これで、勇者や、バウンティハンターなんかが、彼等を追い回す事になる。
無論、クエスト外でも、魔王軍の方々も動くだろう。
逃げるのは難しいぞ!
僕の豪華な夕飯を奪った罪は重いのだ!!
「悪い顔ですよ」
いえいえ、悪は許さないという、必死の形相ですよ。
ワギョウなんかじゃ、神仏を木で彫ったりする時、怒りの形相にも似た神仏を彫る事があるらしいけど、あれって、必死の形相で、人々を救っているという表情として、彫っているらしいですよ。
――なんて感じで、うんちくを語ってみる。
「じゃあ、その確認でもしてみますね」
疑問符だよ。確認とはなんでしょうか?
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