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洋上
PHASE-02
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「なんかあったら、お兄様が来てくれるって」
それが嫌なんじゃないだろうか。相手にしたくないのに。
呼んだら、くい気味で来るってどうよ。
普通は少しじらしてから現れるもんだろう。言い終わる前に来るんだよ。【我、参上】とか言ってさ。ヒーロー失格だよ。邪神だけども。
あいつ、いつでも出撃できるように、日がな一日、スタンバってる状態でいるんじゃないのかな?
頭の中では、邪神が柔軟体操を念入りにして、ロールさんの声を聞き漏らさないように、ずっと耳に手を当ててるイメージが浮かんでくる。
「は~自分では甲鎧王さんの時に、魔王軍の方々の力を借りると、今後それに依存してしまうとか言って反対したのに、パンゲアさんの力を借りたのが情けない」
「いいじゃないですか。魔王軍の方々に迷惑かけたわけじゃないし、あれは仕方なかったですよ。邪神だしノーカンですよ。正直、来てくれなかったら、僕、死んでましたし。感謝ですよ」
「そうかな?」
「そうですよ」
真面目だから、いちいちそんな事を気にしている。
いいんですよ。あのシスコンは呼ばれる事に喜びを抱くんですから。呼んでやった方が邪神のためですし、あれはロールさんの召喚獣というポジションでいいと思うから、他人の力というより、ロールさんの力と考えていいと思う。
――――大昔、世界を恐怖のどん底に陥れた存在が召喚獣ポジション……。そんな風に考えると、すげ~な~、ロールさん。
「お願い! 一緒に飲むだけでいいから。酒場がむさっ苦しくてよ」
「行こうじゃないの。どうせ、宿に帰るだけだったんだし」
くそ、鬱陶しいのが一人増えたな。
分かってるね~。とか意気投合するなよ。
せっかく、話を逸らして、このままここから立ち去ろうとしたのに。
「じゃあ、お呼ばれしますか」
「「そう来なくっちゃ!」」
ちっ! なんだこのおっさんのコンビネーションは、出会って直ぐで、瞬間、心、重ねて。みないになってるのかね。
もう! これ、ばれた時には、完全に贈答なんて無かった。って言い切らないといけないな……。
心の中で理由つくって、サージャスさんにも奢ってるから、僕も強くは言えないけども。
渋々な僕とは違って、軽い足取りの整備長と、ロールさんも笑顔でその後に続いてますよ。
スキンヘッドさん、腰の部分に両刃斧を装備してたんだな~。
背面部分の腰を見る事で、確認が出来た。
斧全体がむき出しだ。柄の部分で固定しているだけ。危なっかしいとも思うけども、斧全体には幾何学的な模様が施されていて、見ただけで値の張る代物と理解出来る。
――。
奢ると言ったスキンヘッドの方が、スイングドアを豪快に開く。
蝶番の軋む音でこちらに注目が集まった途端、
「ヒュゥゥゥゥゥゥ~」
ってな感じの口笛が各所から吹かれて、視線が注がれるロールさん。
見渡してみれば、女性っ気なしの、むさっ苦しい男達の充満する空間だ。酸素が薄い気にすらなってしまう。換気をしていただきたいところ。
「ささ、こちらへ」
椅子へと進めて、座面を腰蓑のポケットから取り出したハンカチで拭いてあげる配慮。
手を、拭いた座面に向けてからロールさんを座らせた。
厳ついくせに、そのハンカチの綺麗な白たるや。しかも、高価なシルク製じゃないですか。
恰好に似合わず、繊細だな。
「とりあえず、ビールだ! 綺麗に洗って消毒したタンカードに入れろよ」
「うるせえ! こちとら、衛生面は気をくばってら!」
と、カウンター奥のお髭のおっさんが、スキンヘッドさんに返してくる。
「あの、奢ってもらって何ですけども、お名前は」
「おう、ホーキン・ドレークだ」
ようやくここで名前を聞く事が出来た。
――――ドレークさん、普段はこのネーガルから出る商船に乗って、積み荷の護衛を行っている傭兵業を生業にしているそうだ。
かなりの腕前で、各商船からの人気も高く、引っ張りだこだそうだ。
「で、その腕を過信して、ワギョウで開かれるITADAKI-頂-に出るのよ」
過信なんだ。謙遜しますね~。
「斧で出るんですか」
「一番の得物だからな。自分で作った木製の斧を持参するぜ」
デザインは今、腰にぶら下げてる両刃斧と同じ物を制作したらしい。
「ハイどうぞ。綺麗なタンカードだから」
店主さん、ドレークさんを睨みつつ、ピューター製のタンカードを一つ一つ置いていき、ドレークさんの前では、ドンッと、音を立てて置いていく。
衝撃で泡が顔にかかってるよ……。
「まったく冗談なのにな」
頬に突いた泡を、拇指で拭ってペロリ。
「さあ、さあ、飲んで」
二の句を継いで、笑顔で諸手を大きく広げて、振る舞う姿勢。
僕は飲めないんだけどね。
「どうした? 飲めなかったか」
「未成年なんで」
「なに言ってんだ。俺なんて、親父の玉袋にいた時から飲んでたぜ」
まあ、女性がいるのに、なんて下品な発言。シルク製のハンカチを持つ繊細さは何処に行ったの?
貴男の父親は、体中にアルコールが巡ってたんですかね?
「好きじゃないんで」
「そうか、じゃあ、エード系にするか」
お願いしますと頭を下げたところで、僕の前にあるタンカードがすぅぅぅっと、横移動。
「ふぅ」
艶っぽい吐息と共に、
「私が飲んであげるよ」
はい。お願いしますね……。
「え~!? もう飲んだの」
ドレークさんも驚きの表情。
ロールさんそのままキュゥゥゥゥゥゥっと一気に行くと、コトリとタンカードを置いて、先ほどのように艶っぽい吐息を漏らす。
その仕草に、周りの男達はゴクリと生唾飲んで見入っていた。
「大したもんだね」
振る舞ったドレークさんは驚きだ。
タンカードのサイズは、ロールさんの顔を隠すのに十分の大きさ。その量を一気に飲むのだから、剛気な気質の方々はそれを目にしたら、たまらないものがあるんだろうね。
「凄いね、お姉さん。俺からも」
と、隣にいた方が語りかけてくると、
何を抜け駆けを! と、ばかりに俺も俺もと、奢りたがる。
「曇天の大時化で燻ってたのに、こんな美人様に奢れるなんて幸せだぜ」
群がってきたよ。暇をもてあます、独り身の漁師やら、荷役作業員が群がってきましたよ。そんなにたくさん飲めるわけ無いでしょうが! アホか! お腹がタプタプになるだろう。
やい! 整備長。何とかしやがれ。
「で、俺が甲鎧王をね。黙らせてさ――――」
役立たずめ! 酔ったら始まる自慢話に、ドレークさんが困っているよ。
しっかし、酔っ払うのがはえ~な~。
飲ませるなコラァァァァァァァァ! 倒れるだろうが――――。
――――――。
倒れると言ったな。あれは嘘だ。
うん……。まあ、その……。なんとなく分かってはいたけどね。
周りが潰れちゃったね…………。
ロールさんは未だにクピクピと飲んでます。現在はラム酒をストレートで楽しんでいるようです。
それが嫌なんじゃないだろうか。相手にしたくないのに。
呼んだら、くい気味で来るってどうよ。
普通は少しじらしてから現れるもんだろう。言い終わる前に来るんだよ。【我、参上】とか言ってさ。ヒーロー失格だよ。邪神だけども。
あいつ、いつでも出撃できるように、日がな一日、スタンバってる状態でいるんじゃないのかな?
頭の中では、邪神が柔軟体操を念入りにして、ロールさんの声を聞き漏らさないように、ずっと耳に手を当ててるイメージが浮かんでくる。
「は~自分では甲鎧王さんの時に、魔王軍の方々の力を借りると、今後それに依存してしまうとか言って反対したのに、パンゲアさんの力を借りたのが情けない」
「いいじゃないですか。魔王軍の方々に迷惑かけたわけじゃないし、あれは仕方なかったですよ。邪神だしノーカンですよ。正直、来てくれなかったら、僕、死んでましたし。感謝ですよ」
「そうかな?」
「そうですよ」
真面目だから、いちいちそんな事を気にしている。
いいんですよ。あのシスコンは呼ばれる事に喜びを抱くんですから。呼んでやった方が邪神のためですし、あれはロールさんの召喚獣というポジションでいいと思うから、他人の力というより、ロールさんの力と考えていいと思う。
――――大昔、世界を恐怖のどん底に陥れた存在が召喚獣ポジション……。そんな風に考えると、すげ~な~、ロールさん。
「お願い! 一緒に飲むだけでいいから。酒場がむさっ苦しくてよ」
「行こうじゃないの。どうせ、宿に帰るだけだったんだし」
くそ、鬱陶しいのが一人増えたな。
分かってるね~。とか意気投合するなよ。
せっかく、話を逸らして、このままここから立ち去ろうとしたのに。
「じゃあ、お呼ばれしますか」
「「そう来なくっちゃ!」」
ちっ! なんだこのおっさんのコンビネーションは、出会って直ぐで、瞬間、心、重ねて。みないになってるのかね。
もう! これ、ばれた時には、完全に贈答なんて無かった。って言い切らないといけないな……。
心の中で理由つくって、サージャスさんにも奢ってるから、僕も強くは言えないけども。
渋々な僕とは違って、軽い足取りの整備長と、ロールさんも笑顔でその後に続いてますよ。
スキンヘッドさん、腰の部分に両刃斧を装備してたんだな~。
背面部分の腰を見る事で、確認が出来た。
斧全体がむき出しだ。柄の部分で固定しているだけ。危なっかしいとも思うけども、斧全体には幾何学的な模様が施されていて、見ただけで値の張る代物と理解出来る。
――。
奢ると言ったスキンヘッドの方が、スイングドアを豪快に開く。
蝶番の軋む音でこちらに注目が集まった途端、
「ヒュゥゥゥゥゥゥ~」
ってな感じの口笛が各所から吹かれて、視線が注がれるロールさん。
見渡してみれば、女性っ気なしの、むさっ苦しい男達の充満する空間だ。酸素が薄い気にすらなってしまう。換気をしていただきたいところ。
「ささ、こちらへ」
椅子へと進めて、座面を腰蓑のポケットから取り出したハンカチで拭いてあげる配慮。
手を、拭いた座面に向けてからロールさんを座らせた。
厳ついくせに、そのハンカチの綺麗な白たるや。しかも、高価なシルク製じゃないですか。
恰好に似合わず、繊細だな。
「とりあえず、ビールだ! 綺麗に洗って消毒したタンカードに入れろよ」
「うるせえ! こちとら、衛生面は気をくばってら!」
と、カウンター奥のお髭のおっさんが、スキンヘッドさんに返してくる。
「あの、奢ってもらって何ですけども、お名前は」
「おう、ホーキン・ドレークだ」
ようやくここで名前を聞く事が出来た。
――――ドレークさん、普段はこのネーガルから出る商船に乗って、積み荷の護衛を行っている傭兵業を生業にしているそうだ。
かなりの腕前で、各商船からの人気も高く、引っ張りだこだそうだ。
「で、その腕を過信して、ワギョウで開かれるITADAKI-頂-に出るのよ」
過信なんだ。謙遜しますね~。
「斧で出るんですか」
「一番の得物だからな。自分で作った木製の斧を持参するぜ」
デザインは今、腰にぶら下げてる両刃斧と同じ物を制作したらしい。
「ハイどうぞ。綺麗なタンカードだから」
店主さん、ドレークさんを睨みつつ、ピューター製のタンカードを一つ一つ置いていき、ドレークさんの前では、ドンッと、音を立てて置いていく。
衝撃で泡が顔にかかってるよ……。
「まったく冗談なのにな」
頬に突いた泡を、拇指で拭ってペロリ。
「さあ、さあ、飲んで」
二の句を継いで、笑顔で諸手を大きく広げて、振る舞う姿勢。
僕は飲めないんだけどね。
「どうした? 飲めなかったか」
「未成年なんで」
「なに言ってんだ。俺なんて、親父の玉袋にいた時から飲んでたぜ」
まあ、女性がいるのに、なんて下品な発言。シルク製のハンカチを持つ繊細さは何処に行ったの?
貴男の父親は、体中にアルコールが巡ってたんですかね?
「好きじゃないんで」
「そうか、じゃあ、エード系にするか」
お願いしますと頭を下げたところで、僕の前にあるタンカードがすぅぅぅっと、横移動。
「ふぅ」
艶っぽい吐息と共に、
「私が飲んであげるよ」
はい。お願いしますね……。
「え~!? もう飲んだの」
ドレークさんも驚きの表情。
ロールさんそのままキュゥゥゥゥゥゥっと一気に行くと、コトリとタンカードを置いて、先ほどのように艶っぽい吐息を漏らす。
その仕草に、周りの男達はゴクリと生唾飲んで見入っていた。
「大したもんだね」
振る舞ったドレークさんは驚きだ。
タンカードのサイズは、ロールさんの顔を隠すのに十分の大きさ。その量を一気に飲むのだから、剛気な気質の方々はそれを目にしたら、たまらないものがあるんだろうね。
「凄いね、お姉さん。俺からも」
と、隣にいた方が語りかけてくると、
何を抜け駆けを! と、ばかりに俺も俺もと、奢りたがる。
「曇天の大時化で燻ってたのに、こんな美人様に奢れるなんて幸せだぜ」
群がってきたよ。暇をもてあます、独り身の漁師やら、荷役作業員が群がってきましたよ。そんなにたくさん飲めるわけ無いでしょうが! アホか! お腹がタプタプになるだろう。
やい! 整備長。何とかしやがれ。
「で、俺が甲鎧王をね。黙らせてさ――――」
役立たずめ! 酔ったら始まる自慢話に、ドレークさんが困っているよ。
しっかし、酔っ払うのがはえ~な~。
飲ませるなコラァァァァァァァァ! 倒れるだろうが――――。
――――――。
倒れると言ったな。あれは嘘だ。
うん……。まあ、その……。なんとなく分かってはいたけどね。
周りが潰れちゃったね…………。
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