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トレジャーハントに挑む、三人の公務員
PHASE-12
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「キツイ。流石にしんどい……」
二日目ともなると、抜けきっていない前日の疲労も加算されて辛いものがある。
「はぁ、はぁ……」
大の字になって仰臥な姿のゴートさん。
頑張ってくれましたよ。なんたって半刻も早く到着ですよ。
トレジャーハンターの事も考えると、更に欲を出して先へと進みたいけど、体力がない状況で危機に直面しては意味が無いので、ペースを乱さず野営ポイントを定めたら、そこで休息するのがいいと、ゲイアードさんの指示。
「山や森では、自分の体力を過信した者から、最初に脱落ないし、死んでいく」
だ、そうだ。
すっごく低い語気だったから、怖かった……。
なので無理せず野営の準備だ。体を早く休ませられる分、明日が有利だからね。
モンスターにも出会わないし、それだけでもありがたいよ。
「ぶはぁ!」
あ~も~、勿体ない。もっと大切に水は飲んでくださいよ。
湖まで汲みに戻させますよ。
ゴートさん、体力が完全に枯渇したな。これ以上の移動は行わなくて正解だね。
僕も一口いただくか。
移動中にも飲んだけど。
「飲みやすいですよね」
軟水かな? すーっと、入ってくるよ。
「ゲイアードさんも」
「ありがとう」
「味のある物が飲みたくなりますな~」
余裕が出てきたら、また口が我が儘になってきてるよ、ゴートさん。
さっそくとばかりに、ゲイアードさんが紅茶の準備をしてくれる。本当に出来た方である。僕の上司になってくれないかな~。
錫製のマグカップに注がれる紅茶。
湯気が上がらない。カップに触れると熱くない。
口に含めばぬるかった。
ゴートさんはそれが分かると、ゴクゴクと飲み干す。
「ああ、美味いです」
「いい水ですよ。帰りがけに汲んでいこうかな」
水がお気に召したようだ。
ゲイアードさん、ゴートさんが飲み干して空になったカップにもう一度、紅茶を注いであげている。
今度は湯気が上がり、香りが鼻孔に届く。
喉の渇きを潤したので、今度はゆっくりと紅茶の風味を楽しんで欲しいという配慮だろう。
本当に出来た方である。
対してゴートさんは横になってからカップを手にして、香りを堪能すると、ゆっくりと一口。
満足げな表情だ。
この横柄にも思える姿勢だけども、これがゴートさんの自然体なんだろうね。
妙に憎めないんだよね~。
「さて、流石に二日目となると体がべた付いてくるね……」
おう、ゲイアードさんちょっとテンションが下がっている。やはり毎日、汗を流さないと嫌なタイプなんだな。
「体を拭きますか?」
「ふっ」
なんか、鼻で笑われたよ。
何かあるんでしょうか?
「さて、このケルプト山は活火山なのは知っているね」
「ええ、雲で覆われて、頂上の火口は見えませんけども」
「そして、ケルプト山と王都の間には何があるかな?」
平原。――――って、答えじゃないだろうね。
お祭りの演劇内でも出てきたけど、湯治場がある。
村の名前はウゼン。村としては規模は大きい。
甲鎧王の配下がここまで攻めてきてたんだよね。
答えると、笑顔で首肯。
今現在も湯治場として人気のある観光地だそうだけども、近いからこそ行ったことのない村だな。
いつでも行けると思うと、行かないよね~。人間って。
「では湯治場の湯はどこから来ているのかな?」
「なるほど」
源泉があるんだね。
このテンションからして、近くにあるんだろう。
ゲイアードさんは相当の風呂好きのようだね。僕も好きだけど、ここまで笑顔になるとは、本当に貴重な表情を見させてもらっているよ。
――。
ちょっと歩けば硫黄の匂いがしてきた。
独特の匂いだけど、体をリフレッシュ出来るとなれば、臭いとは形容できないね。
二日目ともなると、抜けきっていない前日の疲労も加算されて辛いものがある。
「はぁ、はぁ……」
大の字になって仰臥な姿のゴートさん。
頑張ってくれましたよ。なんたって半刻も早く到着ですよ。
トレジャーハンターの事も考えると、更に欲を出して先へと進みたいけど、体力がない状況で危機に直面しては意味が無いので、ペースを乱さず野営ポイントを定めたら、そこで休息するのがいいと、ゲイアードさんの指示。
「山や森では、自分の体力を過信した者から、最初に脱落ないし、死んでいく」
だ、そうだ。
すっごく低い語気だったから、怖かった……。
なので無理せず野営の準備だ。体を早く休ませられる分、明日が有利だからね。
モンスターにも出会わないし、それだけでもありがたいよ。
「ぶはぁ!」
あ~も~、勿体ない。もっと大切に水は飲んでくださいよ。
湖まで汲みに戻させますよ。
ゴートさん、体力が完全に枯渇したな。これ以上の移動は行わなくて正解だね。
僕も一口いただくか。
移動中にも飲んだけど。
「飲みやすいですよね」
軟水かな? すーっと、入ってくるよ。
「ゲイアードさんも」
「ありがとう」
「味のある物が飲みたくなりますな~」
余裕が出てきたら、また口が我が儘になってきてるよ、ゴートさん。
さっそくとばかりに、ゲイアードさんが紅茶の準備をしてくれる。本当に出来た方である。僕の上司になってくれないかな~。
錫製のマグカップに注がれる紅茶。
湯気が上がらない。カップに触れると熱くない。
口に含めばぬるかった。
ゴートさんはそれが分かると、ゴクゴクと飲み干す。
「ああ、美味いです」
「いい水ですよ。帰りがけに汲んでいこうかな」
水がお気に召したようだ。
ゲイアードさん、ゴートさんが飲み干して空になったカップにもう一度、紅茶を注いであげている。
今度は湯気が上がり、香りが鼻孔に届く。
喉の渇きを潤したので、今度はゆっくりと紅茶の風味を楽しんで欲しいという配慮だろう。
本当に出来た方である。
対してゴートさんは横になってからカップを手にして、香りを堪能すると、ゆっくりと一口。
満足げな表情だ。
この横柄にも思える姿勢だけども、これがゴートさんの自然体なんだろうね。
妙に憎めないんだよね~。
「さて、流石に二日目となると体がべた付いてくるね……」
おう、ゲイアードさんちょっとテンションが下がっている。やはり毎日、汗を流さないと嫌なタイプなんだな。
「体を拭きますか?」
「ふっ」
なんか、鼻で笑われたよ。
何かあるんでしょうか?
「さて、このケルプト山は活火山なのは知っているね」
「ええ、雲で覆われて、頂上の火口は見えませんけども」
「そして、ケルプト山と王都の間には何があるかな?」
平原。――――って、答えじゃないだろうね。
お祭りの演劇内でも出てきたけど、湯治場がある。
村の名前はウゼン。村としては規模は大きい。
甲鎧王の配下がここまで攻めてきてたんだよね。
答えると、笑顔で首肯。
今現在も湯治場として人気のある観光地だそうだけども、近いからこそ行ったことのない村だな。
いつでも行けると思うと、行かないよね~。人間って。
「では湯治場の湯はどこから来ているのかな?」
「なるほど」
源泉があるんだね。
このテンションからして、近くにあるんだろう。
ゲイアードさんは相当の風呂好きのようだね。僕も好きだけど、ここまで笑顔になるとは、本当に貴重な表情を見させてもらっているよ。
――。
ちょっと歩けば硫黄の匂いがしてきた。
独特の匂いだけど、体をリフレッシュ出来るとなれば、臭いとは形容できないね。
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