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ウィザースプーン、ヴィン海域に行ったてよ
PHASE-14
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「待て、待て、待て、待て!」
「なんだ、ガルイル?」
海の中から三叉矛を手にした、ナマズのように立派に伸びた髭をもつ半漁人が現れた。
「ドレッドノート。この方の服装を見ろ。つなぎだ」
「ん?」
「理解したか?」
「おお! これは整備局の方か」
「向こう側の代表者であるナイゼルから連絡が来ていただろう」
「で、あったな。我ともあろうものが、ついつい血肉を味わい興奮していたようだ。申し訳ない」
理解してもらったと同時に、恐怖と安心感から僕の精神の線がぷつんと切れた。
意識が遠くに旅立って行く――――。
――――。
「ぐらぶろはぶーん! はい、はいぃぃぃぃぃぃぃ、はぁぃ――――はぁぁぁぁぁぁぁぁ――ああ!?」
あ、あ~。あ、お? なんだここは? 僕はどうなった?
分かった事は起き上がりが素っ頓狂だったことだけだ。
異世界か? とうとう僕も異世界転生したのかな? 無敵の体を手に入れて、女の子にモテモテの世界にやって来たのかな?
――――んなわきゃない。
まずは五体満足か、体を眺める。――――OK、問題ない。
それにしても、何だろう、この独特な香りは? 周囲の材質からの香りかな? 香木を使用しているのだろうか、リラックスできる芳香である。
天井に、僕が横になっているベッド。木材、木の皮、それらを網目状にしている作りだ。
オリエンタルなデザインによって統一されている部屋。
開かれた窓からは、透明度の高い鮮やかな青い海に、抜けるような青空。
先ほどまで、耳に体にと震わせていた轟音響く戦闘は、夢幻だった。とばかりに静かな世界だ。
――――やはり異世界転生しちゃった?
「お目覚めですか」
「ひゃ!?」
心が随分と弱ってるよ。柔和な声だったのに、この驚きようたるや……。
僕の驚いた声に、語りかけた方も目を見開いて驚いていた。
――――ふぇ~。
これはやはり転生したのかな? それとも一歩前かな?
目の前におられる方のなんとお美しい。この方が、僕を次の世界に転生させてくれる女神様なのだろうか? 美しいからね。きっと女神だよね。
藍色で、ウェーブな長い髪。
そして――――、肌の色も青い。
人と同じ体型だけど、初めて見る肌の色。やはり、異世界へと導く女神様かな?
肩が露出していて、胸元の谷間に目が行ってしまうような、肌より色味が薄い妖艶なドレス。
スカートは足下を隠す長さだけど、スリットが深く入っていて、すらりと伸びた健康的な御御足が目に飛び込んでくる。
サンダルのようなデザインでヒールが高い履き物。如何にも南国といった感じの風采だ。
「一瞬で全てを見られた気分ですよ。色がお好きで」
いや、あの……。反論は出来ませんよ。色。すなわち色事。はい、僕はエロです。とっても大好きですよ。
きっと僕は、なめるような視線だったんだろうけども、美人様はニッコリと余裕の笑みだ。大人の女性である。
肌の色からして、亜人の方だろうけど、聞いた事ないな。青い肌。
でも、落ち着くよ。とってもね。
理由は簡単だ。この方の目だ。しっかりとした輝きある虹彩。ナイゼルさんとは違う、輝く金目だ。
病んでいない方と出会えた事からくる、安堵感だな。
「特に、胸元と、スリット部分への視線には熱を感じました」
うん……。完全に見透かされてる。その通りです。
「それだけ本能に従順なら、心には強い傷を負ってはいないようですね」
この包容力。そして、人じゃない存在。
もしかして、この方がカグラさんの妹である氷竜王のシズクさん?
だとしたら頷ける。柔和な振る舞いはカグラさんに似ている。
「失礼ですが、氷竜王さんでしょうか?」
「その質問の答えは――違います。自己紹介が遅れました。わたくし、イスキ・ナミル・パルルスと申します」
ミドルネームがあるって事は、階級の高い方か。
「貴方方、人間の間では、水の大精霊ウンディーネで知られています」
「四大精霊様!?」
てことは、やっぱりここはあの世か?
「大丈夫ですよ。ここは現世です」
そうか……。よかった。
まさか目を覚ましたら、四大精霊の一角と邂逅するなんてね。
「なんだ、ガルイル?」
海の中から三叉矛を手にした、ナマズのように立派に伸びた髭をもつ半漁人が現れた。
「ドレッドノート。この方の服装を見ろ。つなぎだ」
「ん?」
「理解したか?」
「おお! これは整備局の方か」
「向こう側の代表者であるナイゼルから連絡が来ていただろう」
「で、あったな。我ともあろうものが、ついつい血肉を味わい興奮していたようだ。申し訳ない」
理解してもらったと同時に、恐怖と安心感から僕の精神の線がぷつんと切れた。
意識が遠くに旅立って行く――――。
――――。
「ぐらぶろはぶーん! はい、はいぃぃぃぃぃぃぃ、はぁぃ――――はぁぁぁぁぁぁぁぁ――ああ!?」
あ、あ~。あ、お? なんだここは? 僕はどうなった?
分かった事は起き上がりが素っ頓狂だったことだけだ。
異世界か? とうとう僕も異世界転生したのかな? 無敵の体を手に入れて、女の子にモテモテの世界にやって来たのかな?
――――んなわきゃない。
まずは五体満足か、体を眺める。――――OK、問題ない。
それにしても、何だろう、この独特な香りは? 周囲の材質からの香りかな? 香木を使用しているのだろうか、リラックスできる芳香である。
天井に、僕が横になっているベッド。木材、木の皮、それらを網目状にしている作りだ。
オリエンタルなデザインによって統一されている部屋。
開かれた窓からは、透明度の高い鮮やかな青い海に、抜けるような青空。
先ほどまで、耳に体にと震わせていた轟音響く戦闘は、夢幻だった。とばかりに静かな世界だ。
――――やはり異世界転生しちゃった?
「お目覚めですか」
「ひゃ!?」
心が随分と弱ってるよ。柔和な声だったのに、この驚きようたるや……。
僕の驚いた声に、語りかけた方も目を見開いて驚いていた。
――――ふぇ~。
これはやはり転生したのかな? それとも一歩前かな?
目の前におられる方のなんとお美しい。この方が、僕を次の世界に転生させてくれる女神様なのだろうか? 美しいからね。きっと女神だよね。
藍色で、ウェーブな長い髪。
そして――――、肌の色も青い。
人と同じ体型だけど、初めて見る肌の色。やはり、異世界へと導く女神様かな?
肩が露出していて、胸元の谷間に目が行ってしまうような、肌より色味が薄い妖艶なドレス。
スカートは足下を隠す長さだけど、スリットが深く入っていて、すらりと伸びた健康的な御御足が目に飛び込んでくる。
サンダルのようなデザインでヒールが高い履き物。如何にも南国といった感じの風采だ。
「一瞬で全てを見られた気分ですよ。色がお好きで」
いや、あの……。反論は出来ませんよ。色。すなわち色事。はい、僕はエロです。とっても大好きですよ。
きっと僕は、なめるような視線だったんだろうけども、美人様はニッコリと余裕の笑みだ。大人の女性である。
肌の色からして、亜人の方だろうけど、聞いた事ないな。青い肌。
でも、落ち着くよ。とってもね。
理由は簡単だ。この方の目だ。しっかりとした輝きある虹彩。ナイゼルさんとは違う、輝く金目だ。
病んでいない方と出会えた事からくる、安堵感だな。
「特に、胸元と、スリット部分への視線には熱を感じました」
うん……。完全に見透かされてる。その通りです。
「それだけ本能に従順なら、心には強い傷を負ってはいないようですね」
この包容力。そして、人じゃない存在。
もしかして、この方がカグラさんの妹である氷竜王のシズクさん?
だとしたら頷ける。柔和な振る舞いはカグラさんに似ている。
「失礼ですが、氷竜王さんでしょうか?」
「その質問の答えは――違います。自己紹介が遅れました。わたくし、イスキ・ナミル・パルルスと申します」
ミドルネームがあるって事は、階級の高い方か。
「貴方方、人間の間では、水の大精霊ウンディーネで知られています」
「四大精霊様!?」
てことは、やっぱりここはあの世か?
「大丈夫ですよ。ここは現世です」
そうか……。よかった。
まさか目を覚ましたら、四大精霊の一角と邂逅するなんてね。
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