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ウィザースプーン、ヴィン海域に行ったてよ
PHASE-36
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「ナイゼル! 指示を!!」
「……突撃だ」
「いいんだな?」
「ああ……」
「了解だ……」
あ、何だろう。この風景。どこかで見た事あるぞ。
「我らが最後の希望! ピートさん! 後は任せました!!」
なにを? 僕に何を託そうとしているんですかね? なんの手順も話も聞かされていないのに、なにを行えと?
そもそも僕が、それを聞いていたとして、実行するとでも?
「ばんざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
「「「「ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」」」」
ああ……、どこかで見たと思ったら、自分自身だった。僕もそれ演習の時にやったよ。
後、シズクさんとの初対面時に、言い合いから発展した時は一人でやった。
演習の時は残った皆さんと一緒にやったな~。皆さん元気にしてるかな~。
でも、結局それを実行するとさ……。
「バイバイ」
――……皆さん仲良くカチコチになったよ……。
全くもって歯が立たないとはこの事。
シズクさんはコンクエストとかに参加しちゃ駄目なんじゃないかな?
いや――――、これはルールがあるとはいえ、冒険者と魔王軍の戦いなんだから、しかたがないのか。
弱い冒険者が悪いって事になるな。
いいところまでいったんだろけど、シズクさんは越えられない壁だね。
「はい、今回も勝ち――――と、するべきなのでしょうか?」
それはつまり、僕を倒してないから、まだ勝負がついていないという内容の元で、話しているのでしょうか?
「出来ればそうしていただけると、ありがたいですね」
ナイゼルさんは僕に託そうとしてるけど、どうしろと? そもそも僕は冒険者ではないですから。
分かってますよ。一緒に寝食を共にしているのに、そこだけは線を引くなんて、手前勝手じゃないかとも思われるでしょう。
でも、そうなんだから仕方がないのですよ。だって僕、公務員なんで。
僕は――――、戦いたくなんかないし、戦えない! だって僕、公務員なんで。
「お怪我は?」
「問題ないです」
「よかった。非戦闘員に怪我でもされたら恥ですから」
ほら! ね! シズクさんも非戦闘員と認識してますよ。
貴方たちだけですよ。僕を戦闘要員と考えてるのは!
目力で伝えてみるけど、氷の世界に閉じ込められてるからね、この気持ちは伝わらないよね~。
と、いうことで、今回も冒険者サイドが全滅で終わりでいいじゃないですか。
どうせ死んだ事がなかったかのように、生き返るんだから。リセットのきく人生で万歳だね。
うん――――、思考がここに馴染んできてる。そろそろ、本気で鏡と向かい合うのが怖くなってきた。
魚の目はやだ! キラキラの蒼眼を維持したい!!
よし、コンクエスト終わり。感想戦に移行して、検討でもやりましょうか。
「僕に配慮をしてくださる優しさを、もう少し配下の方々に向けてあげてほしいです」
ん? って、首を傾げて、言っている意味が分からないって表情。
分かっちゃいるが、本当に命を軽く見てる面々ばかりだよ……。
「長たる者、慈悲を持つ事で、徳を得るというのも大事だと思うんです。素人が生意気で申し訳ないですけども」
歴史が物語ってるけども、恐怖政治はろくな結果も生まないし、いずれは淘汰されるってものだ。
カグラさんの妹さんなんだから、配下の方からの忠誠も、お姉さんに負けないくらいになってほしいわけですよ。
比べると不愉快になるだろうから、経験を活かして口には出さないヘタレな僕。
「ピート様がそう言うのでしたら、考えを改めましょう」
あら? 最初のころと違って、素直になられて。
それくらい素直に接していれば、最高に可愛い存在なのに。
脱、戦々恐々による統治を、スローガンに掲げていただきたい。
「では、結果は魔王軍の勝利でいいですね?」
「ナイゼル達もやり手ではありますが、まだまだですね」
これでまだまだなんだからね。魔王討伐に最も近いとされているカルタさん達って、どれだけ強いの?
噂では魔王幹部と互角の勝負が出来るみたいな事になってるけど、シズクさんのこの無双っぷりを目にすると、信憑性に欠ける。
というか、シズクさんが規格外なだけなんだよね。
実際、どうなんだろうね。あのパーティー。強いのは確かなんだろうけどさ。
目の前の現実を見せられるとね~。これで本気じゃないんだよ。
――――ま、そんな事は、正直、僕のような一般人がいちいち気にする事でもないので――――、
「調査はこれくらいでいいよね~」
独白して、ここでの調査を無理矢理に終わらせる事を決定。
ここの方々の生き様ってのも理解できたし。
魔力粒子が測定不能なくらいの濃度だという事をレポートにすれば、及第点だろう。
「……突撃だ」
「いいんだな?」
「ああ……」
「了解だ……」
あ、何だろう。この風景。どこかで見た事あるぞ。
「我らが最後の希望! ピートさん! 後は任せました!!」
なにを? 僕に何を託そうとしているんですかね? なんの手順も話も聞かされていないのに、なにを行えと?
そもそも僕が、それを聞いていたとして、実行するとでも?
「ばんざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
「「「「ypaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」」」」
ああ……、どこかで見たと思ったら、自分自身だった。僕もそれ演習の時にやったよ。
後、シズクさんとの初対面時に、言い合いから発展した時は一人でやった。
演習の時は残った皆さんと一緒にやったな~。皆さん元気にしてるかな~。
でも、結局それを実行するとさ……。
「バイバイ」
――……皆さん仲良くカチコチになったよ……。
全くもって歯が立たないとはこの事。
シズクさんはコンクエストとかに参加しちゃ駄目なんじゃないかな?
いや――――、これはルールがあるとはいえ、冒険者と魔王軍の戦いなんだから、しかたがないのか。
弱い冒険者が悪いって事になるな。
いいところまでいったんだろけど、シズクさんは越えられない壁だね。
「はい、今回も勝ち――――と、するべきなのでしょうか?」
それはつまり、僕を倒してないから、まだ勝負がついていないという内容の元で、話しているのでしょうか?
「出来ればそうしていただけると、ありがたいですね」
ナイゼルさんは僕に託そうとしてるけど、どうしろと? そもそも僕は冒険者ではないですから。
分かってますよ。一緒に寝食を共にしているのに、そこだけは線を引くなんて、手前勝手じゃないかとも思われるでしょう。
でも、そうなんだから仕方がないのですよ。だって僕、公務員なんで。
僕は――――、戦いたくなんかないし、戦えない! だって僕、公務員なんで。
「お怪我は?」
「問題ないです」
「よかった。非戦闘員に怪我でもされたら恥ですから」
ほら! ね! シズクさんも非戦闘員と認識してますよ。
貴方たちだけですよ。僕を戦闘要員と考えてるのは!
目力で伝えてみるけど、氷の世界に閉じ込められてるからね、この気持ちは伝わらないよね~。
と、いうことで、今回も冒険者サイドが全滅で終わりでいいじゃないですか。
どうせ死んだ事がなかったかのように、生き返るんだから。リセットのきく人生で万歳だね。
うん――――、思考がここに馴染んできてる。そろそろ、本気で鏡と向かい合うのが怖くなってきた。
魚の目はやだ! キラキラの蒼眼を維持したい!!
よし、コンクエスト終わり。感想戦に移行して、検討でもやりましょうか。
「僕に配慮をしてくださる優しさを、もう少し配下の方々に向けてあげてほしいです」
ん? って、首を傾げて、言っている意味が分からないって表情。
分かっちゃいるが、本当に命を軽く見てる面々ばかりだよ……。
「長たる者、慈悲を持つ事で、徳を得るというのも大事だと思うんです。素人が生意気で申し訳ないですけども」
歴史が物語ってるけども、恐怖政治はろくな結果も生まないし、いずれは淘汰されるってものだ。
カグラさんの妹さんなんだから、配下の方からの忠誠も、お姉さんに負けないくらいになってほしいわけですよ。
比べると不愉快になるだろうから、経験を活かして口には出さないヘタレな僕。
「ピート様がそう言うのでしたら、考えを改めましょう」
あら? 最初のころと違って、素直になられて。
それくらい素直に接していれば、最高に可愛い存在なのに。
脱、戦々恐々による統治を、スローガンに掲げていただきたい。
「では、結果は魔王軍の勝利でいいですね?」
「ナイゼル達もやり手ではありますが、まだまだですね」
これでまだまだなんだからね。魔王討伐に最も近いとされているカルタさん達って、どれだけ強いの?
噂では魔王幹部と互角の勝負が出来るみたいな事になってるけど、シズクさんのこの無双っぷりを目にすると、信憑性に欠ける。
というか、シズクさんが規格外なだけなんだよね。
実際、どうなんだろうね。あのパーティー。強いのは確かなんだろうけどさ。
目の前の現実を見せられるとね~。これで本気じゃないんだよ。
――――ま、そんな事は、正直、僕のような一般人がいちいち気にする事でもないので――――、
「調査はこれくらいでいいよね~」
独白して、ここでの調査を無理矢理に終わらせる事を決定。
ここの方々の生き様ってのも理解できたし。
魔力粒子が測定不能なくらいの濃度だという事をレポートにすれば、及第点だろう。
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