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公務員が接待するけど私的なら関係ないよねっ
PHASE-09
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「あの……話が」
「オウオウ、なんだこの男前は! モテるってか? 調子に乗るなよ!」
初対面のお兄様になんて口の利き方。僕の時に学習をしたはずなのに。
「シュパーブ君」
「やめろ……」
うむ。これはいい。おっさんを黙らせるのには本当にいい存在だ。素晴らしいぞシュパーブ君。初めて付いてきてもらって良かったと思えたよ。
おっさんめ、震えてやがる。ハハハハハハッ。
――じゃないよ!
「整備長。こちらロールさんのお兄様であるハイン・ジャイロスパイクさんです。ギルドの調査員の方です」
「あ、これはどうも」
民間でも力のある人だと分かると、襟元を正しますね。
僕たちと比べて、かなり稼いでますよ。
まあ、安定している公務員と比べるのもなんだけどさ。
「妹さんの仕事ぶりは大したもので、一人で五人分はこなしてくれますね。訳の分からない出向で一人いなくなっても、それを日々、補ってましたよ」
ロールさん……。ありがとうございます。
「整備長は補わないんですね」
「へっ」
その嘲笑に対して、ムキにはなりません。ただ、真実だけを口にさせていただきます。
「いかんせん、現場の責任者が責任を果たせないんで、次期整備長のロールさんが頑張るんですよ」
「うるせえ! まだ譲らねえよ。帰ってきて早々にむかつく奴だ」
「なんでむかつくか分かります?」
「なんだよ?」
「本当の事を言われてるからむかつくんですよ~。ハハハ――――」
――…………。
「「コノッ! コノッ!!」」
久しぶりに掴み合う僕たち。嘲笑にはムキにならなくても、掴み合えばムキにはなってしまうね。
しかし――――、
相変わらず煙草臭えヤツだ!
だがな、ヴィン海域帰還公務員の実力を堪能したまえ。
「ハハハハハハハハハハハハハッ」
男前が人目も気にせずの哄笑。
僕たちの普段の光景が久しぶりに訪れたのに、そんな久しぶりに目もくれなかった同僚たちも、何事かと手を止めてお兄様を見ている。
「失敬。妹の言うように、仲のいい間柄ですね」
冗談はよしてください。まごうかたなき、ダメなおっさん。略して―――――、って事はしないけども。
こんなのと仲がいいとか心外ですよ。
「仲なんていいわけねえだろ。心外だぜ」
「あ!」
「あ! なんだコラ。整備長様だぞ」
「こっちはヴィン海域帰還者様だぞ。そこの特定危険生物を従えし者だぞ」
「イエーイ! 俺ちゃん、ボーイの命令には絶対服従」
「クソッ!」
本当に素晴らしい存在だよ。シュパーブ君。
これにこりたら、今後は僕の事を慈しみ、慎ましい生活と、勤勉に仕事に取り組むように。
――――まあ、そんな事はどうでもいいんですよ。こんなどうでもいいやり取りで、話が全く進んでいないよ。
「整備長。お願いした――――」
「やなこっ――――」
「シュパーブ君」
「よし聞こう」
言い終える前に話を断つことが出来るのが、自分だけだと思わないことですね。
「で、なんだよ」
「レオニアさんを紹介してください」
「お前……」
なんだ? そんなに震えて。どうしたってんでい?
「俺からレオニアちゃんを奪う気か!」
奪うって何だよ!? 話だけ聞いてると、その人は貴男の事ではなく、貴男の財布に興味があるんじゃないのかな。
「協力をしていただきたく」
「何だよ、協力って」
お兄様、ここで話に入ってはいけません。イケメンにお気に入りの女性が取られるって思って、余計に警戒しますから。
僕も同じような考えを持つ者なんで、整備長の警戒レベル上昇が、手に取るように分かるんです。
「一席設けようかと」
「俺も行く」
「いえ、結構です。かかずらわせるのもご迷惑かと」
「レオニアちゃんは俺の話にしか耳を貸さねえ」
思い込みが凄いな。本当に、いい客だよ……。どんだけその思い込みで貢いだんですか?
そもそも、貴男にしか耳を貸さないなら、他のお客から不満が上がりますから。
そうなると、レオニアさんはクビになるでしょ?
なってないという事は、貴男以外にもちゃんと応対してるんですよ。
「オウオウ、なんだこの男前は! モテるってか? 調子に乗るなよ!」
初対面のお兄様になんて口の利き方。僕の時に学習をしたはずなのに。
「シュパーブ君」
「やめろ……」
うむ。これはいい。おっさんを黙らせるのには本当にいい存在だ。素晴らしいぞシュパーブ君。初めて付いてきてもらって良かったと思えたよ。
おっさんめ、震えてやがる。ハハハハハハッ。
――じゃないよ!
「整備長。こちらロールさんのお兄様であるハイン・ジャイロスパイクさんです。ギルドの調査員の方です」
「あ、これはどうも」
民間でも力のある人だと分かると、襟元を正しますね。
僕たちと比べて、かなり稼いでますよ。
まあ、安定している公務員と比べるのもなんだけどさ。
「妹さんの仕事ぶりは大したもので、一人で五人分はこなしてくれますね。訳の分からない出向で一人いなくなっても、それを日々、補ってましたよ」
ロールさん……。ありがとうございます。
「整備長は補わないんですね」
「へっ」
その嘲笑に対して、ムキにはなりません。ただ、真実だけを口にさせていただきます。
「いかんせん、現場の責任者が責任を果たせないんで、次期整備長のロールさんが頑張るんですよ」
「うるせえ! まだ譲らねえよ。帰ってきて早々にむかつく奴だ」
「なんでむかつくか分かります?」
「なんだよ?」
「本当の事を言われてるからむかつくんですよ~。ハハハ――――」
――…………。
「「コノッ! コノッ!!」」
久しぶりに掴み合う僕たち。嘲笑にはムキにならなくても、掴み合えばムキにはなってしまうね。
しかし――――、
相変わらず煙草臭えヤツだ!
だがな、ヴィン海域帰還公務員の実力を堪能したまえ。
「ハハハハハハハハハハハハハッ」
男前が人目も気にせずの哄笑。
僕たちの普段の光景が久しぶりに訪れたのに、そんな久しぶりに目もくれなかった同僚たちも、何事かと手を止めてお兄様を見ている。
「失敬。妹の言うように、仲のいい間柄ですね」
冗談はよしてください。まごうかたなき、ダメなおっさん。略して―――――、って事はしないけども。
こんなのと仲がいいとか心外ですよ。
「仲なんていいわけねえだろ。心外だぜ」
「あ!」
「あ! なんだコラ。整備長様だぞ」
「こっちはヴィン海域帰還者様だぞ。そこの特定危険生物を従えし者だぞ」
「イエーイ! 俺ちゃん、ボーイの命令には絶対服従」
「クソッ!」
本当に素晴らしい存在だよ。シュパーブ君。
これにこりたら、今後は僕の事を慈しみ、慎ましい生活と、勤勉に仕事に取り組むように。
――――まあ、そんな事はどうでもいいんですよ。こんなどうでもいいやり取りで、話が全く進んでいないよ。
「整備長。お願いした――――」
「やなこっ――――」
「シュパーブ君」
「よし聞こう」
言い終える前に話を断つことが出来るのが、自分だけだと思わないことですね。
「で、なんだよ」
「レオニアさんを紹介してください」
「お前……」
なんだ? そんなに震えて。どうしたってんでい?
「俺からレオニアちゃんを奪う気か!」
奪うって何だよ!? 話だけ聞いてると、その人は貴男の事ではなく、貴男の財布に興味があるんじゃないのかな。
「協力をしていただきたく」
「何だよ、協力って」
お兄様、ここで話に入ってはいけません。イケメンにお気に入りの女性が取られるって思って、余計に警戒しますから。
僕も同じような考えを持つ者なんで、整備長の警戒レベル上昇が、手に取るように分かるんです。
「一席設けようかと」
「俺も行く」
「いえ、結構です。かかずらわせるのもご迷惑かと」
「レオニアちゃんは俺の話にしか耳を貸さねえ」
思い込みが凄いな。本当に、いい客だよ……。どんだけその思い込みで貢いだんですか?
そもそも、貴男にしか耳を貸さないなら、他のお客から不満が上がりますから。
そうなると、レオニアさんはクビになるでしょ?
なってないという事は、貴男以外にもちゃんと応対してるんですよ。
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