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変転
PHASE-20
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「リューディア……」
「お久しぶりだね。ルネア」
おや? ヘイターが美少女様の登場に驚いているようだ。後方へと一歩さがったぞ。
「――……兄さんはリューディアを使役しているんだね」
「使役などしていない。お前と一緒にするな。大体、使役しているなら、主をこうやって殴るわけがないだろう」
「そうよ、どちらかと言えば、私が使役してる立場だと思わない?」
「私は真面目な話をしてるんだが……」
「あら、私はいつも真面目よ」
「あ、ああ……」
へ~。ゲイアードさんがペースを握られてる。ヘイターも困惑してるし。
リューディアさんて人、気の強そうなところはロールさんに似てるな。
「ヘイターどうした? 何を臆している」
「うるさいわよ。後ろに下がってふんぞり返るだけの小者」
「なん……だと…………」
おお! ヘルムにまで一喝だ。ますますロールさんみたいだな。あの強気っ子。
――――というか、どこから現れたんだ。
使役ってヘイターが言ってるから、似たようものかな。ゲイアードさんは違うって言ってたけど。
分類は――――、
「亡者?」
「ピート君ひどい!」
「へ?」
ぽろっと出した言葉を拾われてしまったが、それよりも、僕の名前をなんで知っているんだ? 会った事なんてないぞ。
「会った事ないって顔だね。でも、私は会ってるんだよ」
この状況で笑顔を作れるって、余裕のある人だな。リューディアさんて。
「あいつのは、無理矢理に死者の魂を使役している」
「そうだよ。それが死霊魔術師だからね。当たり前のことだろ、兄さん」
「当たり前のことしか出来ないから、進歩がないんだ」
と、ヘイターの発言を問答無用で両断。
ヘイターも、リューディアさんの登場で、しゃべり方がまともになってる。
リューディアさん。まずは苦情を口にした魔王さんに、粗相をと、典雅な一礼で謝罪してから、ゲイアードさんの眼鏡を拾い、かけてあげた。
そして、口を開く。
「ノイエの魔術は、死者である私と無理矢理じゃなく、対等な関係で契約を結んでるの。信頼関係からなっていて、私の意思で行動も出来るから、ノイエ――――つまり、ゲイアードは私に魔力供給しなくてもいいわけ、負担はルネアよりないわね。私が現世に留まるように、維持する魔力は消費してるけど、それでも微々たるもの」
なるほどね。主従でなく対等関係なのか。だから自由行動も可能なんだな。
だから叩けるわけだ……。痛いってゲイアードさんが口に――――!?
たしか、以前も似たような事が何度かあったな――――。
「急にゲイアードさんが痛がっている時があったけど――――」
「それは私だ」
「ケルプト山での道中で、ロールさんの話をしてて、ゲイアードさんが悶絶するくらいに痛がってましたけど――――」
「それは私だ」
「さっきの大きな口から救った後に、きつめに叩いたのも――――」
「それも私だ」
ふふんと、どや顔だ。
ノリの良さは最高である。この人とは楽しい食事が出来そうだ。
明るくて、楽しい。ますますロールさんに似たタイプの方だな。一緒にいるだけで元気がもらえる。
「とまあ、こういう女性だ」
殺気立っていたのに、ゲイアードさんは冷静になってる。
僕には見えていなかったけど、普段からゲイアードさんの側にいたんだね。
確かに亡者発言は失礼だったな。生者のように血色がいい。向こうの亡者とは違いすぎる。
物語に出て来る名家のご令嬢みたいな、美しい薄色の金髪を健康的にポニーテールでまとめてる。毛先は膝裏まで伸びた長いものだ。
薄い色の髪で、際立つ赤い瞳。
黒いタイトなボトムに、男性が着用する、インパネスコートに似た白い服装。
インパネスコートのような服からでも膨らみはよく分かる。大きすぎず、小さくもないといったものだな。
「さすがはピート君。こんな状況下で、しかもさっきまでお腹に穴が空いてたのに、私を上から下まで舐めるように見る余裕たるや」
「あははははは――――」
バレバレだよ……。
「恥じるな、恥じるな。エロは偉大だから。子孫繁栄にはエロが大事だから。ここの朴念仁みたいになっちゃ駄目だからね」
「うるさいよ……。女性がそんなことを口にするものじゃない」
あのゲイアードさんがたじたじだ。
「お久しぶりだね。ルネア」
おや? ヘイターが美少女様の登場に驚いているようだ。後方へと一歩さがったぞ。
「――……兄さんはリューディアを使役しているんだね」
「使役などしていない。お前と一緒にするな。大体、使役しているなら、主をこうやって殴るわけがないだろう」
「そうよ、どちらかと言えば、私が使役してる立場だと思わない?」
「私は真面目な話をしてるんだが……」
「あら、私はいつも真面目よ」
「あ、ああ……」
へ~。ゲイアードさんがペースを握られてる。ヘイターも困惑してるし。
リューディアさんて人、気の強そうなところはロールさんに似てるな。
「ヘイターどうした? 何を臆している」
「うるさいわよ。後ろに下がってふんぞり返るだけの小者」
「なん……だと…………」
おお! ヘルムにまで一喝だ。ますますロールさんみたいだな。あの強気っ子。
――――というか、どこから現れたんだ。
使役ってヘイターが言ってるから、似たようものかな。ゲイアードさんは違うって言ってたけど。
分類は――――、
「亡者?」
「ピート君ひどい!」
「へ?」
ぽろっと出した言葉を拾われてしまったが、それよりも、僕の名前をなんで知っているんだ? 会った事なんてないぞ。
「会った事ないって顔だね。でも、私は会ってるんだよ」
この状況で笑顔を作れるって、余裕のある人だな。リューディアさんて。
「あいつのは、無理矢理に死者の魂を使役している」
「そうだよ。それが死霊魔術師だからね。当たり前のことだろ、兄さん」
「当たり前のことしか出来ないから、進歩がないんだ」
と、ヘイターの発言を問答無用で両断。
ヘイターも、リューディアさんの登場で、しゃべり方がまともになってる。
リューディアさん。まずは苦情を口にした魔王さんに、粗相をと、典雅な一礼で謝罪してから、ゲイアードさんの眼鏡を拾い、かけてあげた。
そして、口を開く。
「ノイエの魔術は、死者である私と無理矢理じゃなく、対等な関係で契約を結んでるの。信頼関係からなっていて、私の意思で行動も出来るから、ノイエ――――つまり、ゲイアードは私に魔力供給しなくてもいいわけ、負担はルネアよりないわね。私が現世に留まるように、維持する魔力は消費してるけど、それでも微々たるもの」
なるほどね。主従でなく対等関係なのか。だから自由行動も可能なんだな。
だから叩けるわけだ……。痛いってゲイアードさんが口に――――!?
たしか、以前も似たような事が何度かあったな――――。
「急にゲイアードさんが痛がっている時があったけど――――」
「それは私だ」
「ケルプト山での道中で、ロールさんの話をしてて、ゲイアードさんが悶絶するくらいに痛がってましたけど――――」
「それは私だ」
「さっきの大きな口から救った後に、きつめに叩いたのも――――」
「それも私だ」
ふふんと、どや顔だ。
ノリの良さは最高である。この人とは楽しい食事が出来そうだ。
明るくて、楽しい。ますますロールさんに似たタイプの方だな。一緒にいるだけで元気がもらえる。
「とまあ、こういう女性だ」
殺気立っていたのに、ゲイアードさんは冷静になってる。
僕には見えていなかったけど、普段からゲイアードさんの側にいたんだね。
確かに亡者発言は失礼だったな。生者のように血色がいい。向こうの亡者とは違いすぎる。
物語に出て来る名家のご令嬢みたいな、美しい薄色の金髪を健康的にポニーテールでまとめてる。毛先は膝裏まで伸びた長いものだ。
薄い色の髪で、際立つ赤い瞳。
黒いタイトなボトムに、男性が着用する、インパネスコートに似た白い服装。
インパネスコートのような服からでも膨らみはよく分かる。大きすぎず、小さくもないといったものだな。
「さすがはピート君。こんな状況下で、しかもさっきまでお腹に穴が空いてたのに、私を上から下まで舐めるように見る余裕たるや」
「あははははは――――」
バレバレだよ……。
「恥じるな、恥じるな。エロは偉大だから。子孫繁栄にはエロが大事だから。ここの朴念仁みたいになっちゃ駄目だからね」
「うるさいよ……。女性がそんなことを口にするものじゃない」
あのゲイアードさんがたじたじだ。
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