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レコンキスタ
PHASE-23
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「じゃあ、いきますよ」
ぎゃぁぁぁぁぁあ! むさい龍人とかやだー! これから単身で頑張るんだから、少しは良い思いさせてくれよ……。
「頑張って」
「あ、はい……」
笑顔だけど、圧を感じますよロールさん……。
まったくさ、嫉妬でしょ? 僕がシナンさんに抱っこされるのが嫌なんでしょ。そうでしょ? そうなら嬉しい。そうあってくれ。
とか思いつつ、アクシャイさんに乗っかる。
アズナさんだと抱きかかえてもらう事を選択するけど、アクシャイさんはデカいから、背に乗る事を選択。
グライフ君に似た運用法だな。むさいのに抱きかかえられるのは、ごめんこうむるからね。
――…………!?
「そうだよ! グライフ君だよ!! どこにいるんだ、あの幻獣たちは!」
グライフ君がいれば、アクシャイさんに乗らなくてもいいじゃん。
エギンバで待機か? この状況下で待機なのか! サージャスさん達を連れてきたのは優秀だったけども、ここでいないのはよくないぞ。ここでこそだろう!
「グライフ君ならいるよ」
「え?」
なんですって? ロールさん。
おもむろに指笛を吹く。その指になりたいと、一瞬でも思った僕は、真性の変態なんだろう。
――――程なくすると、本当にやって来た。
「いるじゃん」
「うん、ずっと高い位置で飛んで待機してたからね」
なんて、ご都合的な内容なんだ。
まあ、知能は高いからな。危険なところには踏み入らないけど、上空では待機してたんだな。
――――じゃあ、せっかく来てくださいましたが、アクシャイさんはまたの機会があればという事で。
ゆっくりと降りてきたグライフ君の傍らに立って、暗にアクシャイさんを拒否する僕。
「さあ、行こう!」
跨がったら、振り落とされたよ……。
なんでだよ! この鳥ぃ!
「無理だよ。怖がってるから」
優しく撫でるロールさんには嬉しそうな表情だ。
ゴロゴロと喉を鳴らしてさ。猫かよ!
怖がってるか……。確かに、ヴィン海域に行くのは拒んだからな。
それ以上にここを脅威と感じているのかもしれない。
だが、ここは無理を通してもらわねば困る。
ただでさえ飛行が可能な存在は、現状即戦力なんだから。
「嫌がるんじゃないの。男爵様のところの大海蛇たちも、頑張って運河を移動したんだから、ここは君たちも根性見せないと。同じ幻獣として。僕だって、これから単身で地獄に行くんだぞ」
言ったところでおすまし顔ですよ。可愛くねえ!
「ロールさん」
ここは貴女が言ってくれないとダメみたいです。
「危険だけど、頑張れる?」
「キュウ~」
は! 何それ! その可愛らしい鳴き声は!
しかもやる気になってるし。この、とりぃぃぃぃぃぃぃい!
まったくよ! なんでロールさんにだけそんなに従順なんだよ。エロ鳥め!
「乗るよ」
ぷいっとそっぽ向かれた!
「……乗らせてください」
で、ようやく乗せてくれる……。
なぜか残念そうなアクシャイさん。気持ち悪いのでやめていただきたい。
一頭に騎乗して、一頭を連れて行く。サージャスさんのためだ。
アズナさんと、乗らなくてすんだアクシャイさんには、これから頑張ってもらう。
少しでもサージャスさんの掩護をしていただきたい。
かなり危険な任務になると思うけど、二人とも端から理解しての志願だったようで、僕には気にしなくていいと言ってくれる。
――――それじゃあ、
「やったるか!」
ロールさんや王様に手を振り空へと上がる――――。
見下ろせば、捷利嚮導の乙女の最初の払う一撃で、土色の線が庭園に描かれている。
崩れた状況の前線だったけど、これ以上の攻撃はないと信じて、冒険者、兵士の皆さんが堪えてくれている。
堪えられる理由は、サージャスさんが攻撃を防いでくれているから。
それを信じているといった感じだ。
多額の違反金を背負った勇者様が、今では皆の心の支柱となっておられる。
ぎゃぁぁぁぁぁあ! むさい龍人とかやだー! これから単身で頑張るんだから、少しは良い思いさせてくれよ……。
「頑張って」
「あ、はい……」
笑顔だけど、圧を感じますよロールさん……。
まったくさ、嫉妬でしょ? 僕がシナンさんに抱っこされるのが嫌なんでしょ。そうでしょ? そうなら嬉しい。そうあってくれ。
とか思いつつ、アクシャイさんに乗っかる。
アズナさんだと抱きかかえてもらう事を選択するけど、アクシャイさんはデカいから、背に乗る事を選択。
グライフ君に似た運用法だな。むさいのに抱きかかえられるのは、ごめんこうむるからね。
――…………!?
「そうだよ! グライフ君だよ!! どこにいるんだ、あの幻獣たちは!」
グライフ君がいれば、アクシャイさんに乗らなくてもいいじゃん。
エギンバで待機か? この状況下で待機なのか! サージャスさん達を連れてきたのは優秀だったけども、ここでいないのはよくないぞ。ここでこそだろう!
「グライフ君ならいるよ」
「え?」
なんですって? ロールさん。
おもむろに指笛を吹く。その指になりたいと、一瞬でも思った僕は、真性の変態なんだろう。
――――程なくすると、本当にやって来た。
「いるじゃん」
「うん、ずっと高い位置で飛んで待機してたからね」
なんて、ご都合的な内容なんだ。
まあ、知能は高いからな。危険なところには踏み入らないけど、上空では待機してたんだな。
――――じゃあ、せっかく来てくださいましたが、アクシャイさんはまたの機会があればという事で。
ゆっくりと降りてきたグライフ君の傍らに立って、暗にアクシャイさんを拒否する僕。
「さあ、行こう!」
跨がったら、振り落とされたよ……。
なんでだよ! この鳥ぃ!
「無理だよ。怖がってるから」
優しく撫でるロールさんには嬉しそうな表情だ。
ゴロゴロと喉を鳴らしてさ。猫かよ!
怖がってるか……。確かに、ヴィン海域に行くのは拒んだからな。
それ以上にここを脅威と感じているのかもしれない。
だが、ここは無理を通してもらわねば困る。
ただでさえ飛行が可能な存在は、現状即戦力なんだから。
「嫌がるんじゃないの。男爵様のところの大海蛇たちも、頑張って運河を移動したんだから、ここは君たちも根性見せないと。同じ幻獣として。僕だって、これから単身で地獄に行くんだぞ」
言ったところでおすまし顔ですよ。可愛くねえ!
「ロールさん」
ここは貴女が言ってくれないとダメみたいです。
「危険だけど、頑張れる?」
「キュウ~」
は! 何それ! その可愛らしい鳴き声は!
しかもやる気になってるし。この、とりぃぃぃぃぃぃぃい!
まったくよ! なんでロールさんにだけそんなに従順なんだよ。エロ鳥め!
「乗るよ」
ぷいっとそっぽ向かれた!
「……乗らせてください」
で、ようやく乗せてくれる……。
なぜか残念そうなアクシャイさん。気持ち悪いのでやめていただきたい。
一頭に騎乗して、一頭を連れて行く。サージャスさんのためだ。
アズナさんと、乗らなくてすんだアクシャイさんには、これから頑張ってもらう。
少しでもサージャスさんの掩護をしていただきたい。
かなり危険な任務になると思うけど、二人とも端から理解しての志願だったようで、僕には気にしなくていいと言ってくれる。
――――それじゃあ、
「やったるか!」
ロールさんや王様に手を振り空へと上がる――――。
見下ろせば、捷利嚮導の乙女の最初の払う一撃で、土色の線が庭園に描かれている。
崩れた状況の前線だったけど、これ以上の攻撃はないと信じて、冒険者、兵士の皆さんが堪えてくれている。
堪えられる理由は、サージャスさんが攻撃を防いでくれているから。
それを信じているといった感じだ。
多額の違反金を背負った勇者様が、今では皆の心の支柱となっておられる。
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