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レコンキスタ
PHASE-25
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「流石ですピートさん! 脅しをかけて、相手の動きで侵入ルートを探るとは!」
僕の真横で大声で称えないでいただきたい。鼓膜が壊れるよ、アクシャイさん。
「お褒めの言葉ありがとうございます。ここから先は一人で行くので、二人はサージャスさんをお願いします。標的はあれです」
烏帽子のようなデザインの頭部の頂き部分に、盾のような形状をしたものが、明らかに外付けされているのが分かる。
「あれが、戒律の乙女だと思われます」
継いで発言すれば、アクシャイさんの方からボキボキと、拳の骨を鳴らす音が響く。
あまりの大きな音に、小気味よさなんてありゃしない。
「では、一番槍はボクが」
「お願いします」
騎乗のまま典雅に一礼を行って、お三方に託す。
ここで戒律の乙女を奪還できないと、こちらは敗戦が濃厚になる。
三人が目標へと近づいていけば、
「行かせるな!」
やはりあれが王軍の主目標だというのが理解できた。
捷利嚮導の乙女は動く城としても考えられていたのか、肩を守るようなパーツ部分から、ラゴット勢が先へと行かせないと、飛翔魔法で接近。
先ほどから、腕を大いに動かしていた捷利嚮導の乙女であるが、その時、中にいたあいつらは、どうなっていたのか気になるところ。
――――次々と現れるラゴット勢は、三十ほど。
「一人、たったの十人ですね」
勝ち気に発するサージャスさんに、同様の笑みを見せるお二人。
発言にお怒りのその他。
こちらとしては、他にもいらっしゃる飛行能力を有したハーピーさんに、リケルメさん達の協力が欲しいところだけど、前線を維持するための、伝達と対空戦の要となっているようで、こちらの援軍として駆けつけてくれる気配はない。
現状、この三人だけなんだけど、大丈夫か? サージャスさんはともかく、二人は訓練を終えたばかり。
先ほどはラゴットの三人を容易く倒したけども、今度は十倍。笑んではいるけども、サージャスさんと違って、こわばりも見えるな。
「ボクの後ろを付いてきてください」
それが分かっているからだろう、前には出さないで、後方での支援を頼むところが、サージャスさんが戦う場に長くいた事で培った経験則からの答えだろう。
この中で一番若いけど、一番頼りになる。
「行きます!」
声に合わせて、グライフ君が空中で馬のように竿立ちすると、一気に加速してラゴット勢に迫る。
数で有利であっても、捷利嚮導の乙女の攻撃を受け止める美少女が幻獣に乗って突っ込んでくれば、流石に慌てるようだ。
「臆するな!」
一人がそう言って、サージャスさんに雷系の魔法で攻撃。
当たってしまった……。グライフ君に。
「ごめん!」
当たった首元を優しく撫でるサージャスさん。
グライフ君。痛みよりも、よほど頭にきたのか、猛禽の目だ。人がみせるそれとは違って、本家の猛禽の目で魔法を使用した術者を睨めば、
「うわ~……」
未だかつて見たことのない高速飛行にて間合いを詰めて、
「ひっ」
怯える術者の頭に、でっかい前脚を振り下ろした。
ドズンと鈍い音。
思いっ切りはたかれた術者は、捷利嚮導の乙女の肩部分に叩き付けられて再起不能。
「キュィィィィィィィイ」
耳を塞ぎたくなる劈く鳴き声。
幻獣がお怒りです。
「お、落ち着いて」
優しくサージャスさんがなだめてるけども、眼前のラゴット勢を前に大立ち回り。
前脚、嘴、尻尾に翼。
グライフ君、体をフル活用して、ボッコボコにしていく。
あれ? サージャスさんの一番槍は?
「くそ、鳥が!」
矢をつがえてグライフ君に向けるも、
「幻獣を鳥とか言ってる時点で認識が甘いんだよ!」
背後からアズナさんが、銃床にて首元に一撃。
「幻獣として対応しないから手痛い目に遭うんだ」
意識のなくなった相手に決め台詞だ。
暴れるグライフ君。
なだめつつも周囲のラゴット勢を倒していくサージャスさん。
グライフ君の勢いに鼓舞されて、混乱しているラゴット勢を確実に倒していくアズナさんとアクシャイさん。
――――いくら冒険者をドロップアウトしたとはいえ、三十人近くいて、短時間でここまで容易くやられるのは、敵対しているとはいえ、どうかと思うぞ。
僕の真横で大声で称えないでいただきたい。鼓膜が壊れるよ、アクシャイさん。
「お褒めの言葉ありがとうございます。ここから先は一人で行くので、二人はサージャスさんをお願いします。標的はあれです」
烏帽子のようなデザインの頭部の頂き部分に、盾のような形状をしたものが、明らかに外付けされているのが分かる。
「あれが、戒律の乙女だと思われます」
継いで発言すれば、アクシャイさんの方からボキボキと、拳の骨を鳴らす音が響く。
あまりの大きな音に、小気味よさなんてありゃしない。
「では、一番槍はボクが」
「お願いします」
騎乗のまま典雅に一礼を行って、お三方に託す。
ここで戒律の乙女を奪還できないと、こちらは敗戦が濃厚になる。
三人が目標へと近づいていけば、
「行かせるな!」
やはりあれが王軍の主目標だというのが理解できた。
捷利嚮導の乙女は動く城としても考えられていたのか、肩を守るようなパーツ部分から、ラゴット勢が先へと行かせないと、飛翔魔法で接近。
先ほどから、腕を大いに動かしていた捷利嚮導の乙女であるが、その時、中にいたあいつらは、どうなっていたのか気になるところ。
――――次々と現れるラゴット勢は、三十ほど。
「一人、たったの十人ですね」
勝ち気に発するサージャスさんに、同様の笑みを見せるお二人。
発言にお怒りのその他。
こちらとしては、他にもいらっしゃる飛行能力を有したハーピーさんに、リケルメさん達の協力が欲しいところだけど、前線を維持するための、伝達と対空戦の要となっているようで、こちらの援軍として駆けつけてくれる気配はない。
現状、この三人だけなんだけど、大丈夫か? サージャスさんはともかく、二人は訓練を終えたばかり。
先ほどはラゴットの三人を容易く倒したけども、今度は十倍。笑んではいるけども、サージャスさんと違って、こわばりも見えるな。
「ボクの後ろを付いてきてください」
それが分かっているからだろう、前には出さないで、後方での支援を頼むところが、サージャスさんが戦う場に長くいた事で培った経験則からの答えだろう。
この中で一番若いけど、一番頼りになる。
「行きます!」
声に合わせて、グライフ君が空中で馬のように竿立ちすると、一気に加速してラゴット勢に迫る。
数で有利であっても、捷利嚮導の乙女の攻撃を受け止める美少女が幻獣に乗って突っ込んでくれば、流石に慌てるようだ。
「臆するな!」
一人がそう言って、サージャスさんに雷系の魔法で攻撃。
当たってしまった……。グライフ君に。
「ごめん!」
当たった首元を優しく撫でるサージャスさん。
グライフ君。痛みよりも、よほど頭にきたのか、猛禽の目だ。人がみせるそれとは違って、本家の猛禽の目で魔法を使用した術者を睨めば、
「うわ~……」
未だかつて見たことのない高速飛行にて間合いを詰めて、
「ひっ」
怯える術者の頭に、でっかい前脚を振り下ろした。
ドズンと鈍い音。
思いっ切りはたかれた術者は、捷利嚮導の乙女の肩部分に叩き付けられて再起不能。
「キュィィィィィィィイ」
耳を塞ぎたくなる劈く鳴き声。
幻獣がお怒りです。
「お、落ち着いて」
優しくサージャスさんがなだめてるけども、眼前のラゴット勢を前に大立ち回り。
前脚、嘴、尻尾に翼。
グライフ君、体をフル活用して、ボッコボコにしていく。
あれ? サージャスさんの一番槍は?
「くそ、鳥が!」
矢をつがえてグライフ君に向けるも、
「幻獣を鳥とか言ってる時点で認識が甘いんだよ!」
背後からアズナさんが、銃床にて首元に一撃。
「幻獣として対応しないから手痛い目に遭うんだ」
意識のなくなった相手に決め台詞だ。
暴れるグライフ君。
なだめつつも周囲のラゴット勢を倒していくサージャスさん。
グライフ君の勢いに鼓舞されて、混乱しているラゴット勢を確実に倒していくアズナさんとアクシャイさん。
――――いくら冒険者をドロップアウトしたとはいえ、三十人近くいて、短時間でここまで容易くやられるのは、敵対しているとはいえ、どうかと思うぞ。
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