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レコンキスタ
PHASE-26
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「何と不甲斐ない!」
先ほどのグライフ君に負けないくらいに耳に響く声だ。
数で勝りながらも押し込まれるとは、と、現役勇者のアルコンのご登場。
「久しぶりだな。サージャス・バレンタイン」
「名を覚えてくれているようで」
「ダイアンを相手にして、且つここまで来るとは」
ダイアンは無視してきちゃったからね。しかもここまで来るとはとか言ってるけど、ほぼ脅威なしだったんだけど。
グライフ君がまさかの無双モードだったし。
言われると、ダイアンの事を無視して、ここまで来てしまったサージャスさんは、アルコンの言葉に後ろめたさがあるのか、アルコンから視線を逸らしていた。
まあ別に、一騎討ちとかって事でもなかったし、無視してでも捷利嚮導の乙女を止める方が優先だから、恥ずべき事ではないでしょう。と、後でフォローしておこう。
「なんだ? このおっさん」
「だれがおっさんだ! 現役の勇者だ!」
「ぐは!」
おお……。
瞬時に移動して、アクシャイさんに拳を見舞った。
派手に吹き飛んだぞ。
「アクシャイ!」
いいのをもらったと、アズナさんが心配すると、
「OK問題ない。ちょっと油断しただけだ」
の、割にはプルプルと震えてますよ?
アクシャイさんの巨躯を吹き飛ばす膂力。流石は勇者。
「おっさん。俺は全然余裕だぜ」
食指をクイクイと動かして、挑発するアクシャイさん。
「ふん。バンカラを気取っても小物は小物だ」
「なめんな! アクシャイ・タリマンド。テメーを倒す男の名前だ!!」
「アルコン・ストラトス。貴様を凌駕する存在だ」
漆黒の肌と、純白の鎧がぶつかり合えば……、
鮮血が宙に舞い、アクシャイさんが落ちていく。
「無茶しやがって!」
アズナさんが重そうにしながらも、懸命にアクシャイさんの腕を掴んで落下を防いだ。
「これは戦い、卑怯と言うなよ」
隙だらけのアズナさんに手を向けるアルコン。
魔法による追い打ちを仕掛けるつもりだ。
急ぎ銃を手にしてアルコンへと向ける僕と、グライフ君を急き立てて接近するサージャスさん。
「――――これは戦い、卑怯と言うなよ」
「ぬ!?」
魔法を唱えるのを中断して、瞬時に捷利嚮導の乙女の肩へと降り立ち、迎撃の構え。
アルコンの表情が、背後からのオウム返しに青ざめていた。
青ざめさせた原因――――。
「おのれ! 背後からとは卑怯な!」
「傷ついた者を救っているところに、追い打ちをかけるのは卑怯じゃないんだろう? 背後をとるのも似たようなもんだ」
「黙れ! ニコ・グッドスピード」
「気安く呼ぶなよ。ロートル」
「だからそれは貴様だ!」
常に背後から襲うケーシーさん。
流石のサージャスさんも、いきなりのケーシーさんの登場に驚いていた。
いきなりなのはアサシンとしては、正道なんだろうけど。
サージャスさんが驚いているのは、気配をまったく感じ取れなかったからだろうな。
男爵様の庭園に設けてあったガボゼでも驚いていたけど、実戦でそれを知ると、あの時以上の驚きを感じたようだ。
僕としては、空中にいたアルコンに対して、背後をどうやって取ったのかが驚きなんだけどね。
そもそもどうやって来たの?
「まったく! あの時の戦いで懲りたと思えば」
「いやいや、俺が終始優勢だっただろう」
かぎ爪のついたロープを捷利嚮導の乙女に投げて、宙づりの状態でニヤリと笑んで、アルコンを挑発すれば、
「ふざけるな!」
乗せられやすい勇者である。
「サージャスちゃんは戒律の乙女を」
「分かりました」
返せば、捷利嚮導の乙女の烏帽子のような頭部を目指す。
アクシャイさんは意識はあるみたいだけど、傷は深いようで、動けそうにない。
なんとかアズナさんが捷利嚮導の乙女の安定した所に寝かせようとするが、アクシャイさんの体が捷利嚮導の乙女に触れた途端に、ジュっと焼けるような音がしたため、アズナさんは全力で翼を羽ばたかせて、重いアクシャイさんを引っ張りながら離れる。
魔王さんの言っていた、魔力を有する者が触れると、ダメージを受けるってやつか。だからケーシーさんは宙づりでいるわけだ。
直接、触れなければいいんだな。
――――二人のいるところに移動して、僕が乗っていたグライフ君に、アクシャイさんを乗せた。
恐る恐る捷利嚮導の乙女に足をつけてみるけど、何も感じない。
魔力が開花していないとダメージを受けないのは本当のようだ。本当じゃないとここから先がどうにもならないけどね。
先ほどのグライフ君に負けないくらいに耳に響く声だ。
数で勝りながらも押し込まれるとは、と、現役勇者のアルコンのご登場。
「久しぶりだな。サージャス・バレンタイン」
「名を覚えてくれているようで」
「ダイアンを相手にして、且つここまで来るとは」
ダイアンは無視してきちゃったからね。しかもここまで来るとはとか言ってるけど、ほぼ脅威なしだったんだけど。
グライフ君がまさかの無双モードだったし。
言われると、ダイアンの事を無視して、ここまで来てしまったサージャスさんは、アルコンの言葉に後ろめたさがあるのか、アルコンから視線を逸らしていた。
まあ別に、一騎討ちとかって事でもなかったし、無視してでも捷利嚮導の乙女を止める方が優先だから、恥ずべき事ではないでしょう。と、後でフォローしておこう。
「なんだ? このおっさん」
「だれがおっさんだ! 現役の勇者だ!」
「ぐは!」
おお……。
瞬時に移動して、アクシャイさんに拳を見舞った。
派手に吹き飛んだぞ。
「アクシャイ!」
いいのをもらったと、アズナさんが心配すると、
「OK問題ない。ちょっと油断しただけだ」
の、割にはプルプルと震えてますよ?
アクシャイさんの巨躯を吹き飛ばす膂力。流石は勇者。
「おっさん。俺は全然余裕だぜ」
食指をクイクイと動かして、挑発するアクシャイさん。
「ふん。バンカラを気取っても小物は小物だ」
「なめんな! アクシャイ・タリマンド。テメーを倒す男の名前だ!!」
「アルコン・ストラトス。貴様を凌駕する存在だ」
漆黒の肌と、純白の鎧がぶつかり合えば……、
鮮血が宙に舞い、アクシャイさんが落ちていく。
「無茶しやがって!」
アズナさんが重そうにしながらも、懸命にアクシャイさんの腕を掴んで落下を防いだ。
「これは戦い、卑怯と言うなよ」
隙だらけのアズナさんに手を向けるアルコン。
魔法による追い打ちを仕掛けるつもりだ。
急ぎ銃を手にしてアルコンへと向ける僕と、グライフ君を急き立てて接近するサージャスさん。
「――――これは戦い、卑怯と言うなよ」
「ぬ!?」
魔法を唱えるのを中断して、瞬時に捷利嚮導の乙女の肩へと降り立ち、迎撃の構え。
アルコンの表情が、背後からのオウム返しに青ざめていた。
青ざめさせた原因――――。
「おのれ! 背後からとは卑怯な!」
「傷ついた者を救っているところに、追い打ちをかけるのは卑怯じゃないんだろう? 背後をとるのも似たようなもんだ」
「黙れ! ニコ・グッドスピード」
「気安く呼ぶなよ。ロートル」
「だからそれは貴様だ!」
常に背後から襲うケーシーさん。
流石のサージャスさんも、いきなりのケーシーさんの登場に驚いていた。
いきなりなのはアサシンとしては、正道なんだろうけど。
サージャスさんが驚いているのは、気配をまったく感じ取れなかったからだろうな。
男爵様の庭園に設けてあったガボゼでも驚いていたけど、実戦でそれを知ると、あの時以上の驚きを感じたようだ。
僕としては、空中にいたアルコンに対して、背後をどうやって取ったのかが驚きなんだけどね。
そもそもどうやって来たの?
「まったく! あの時の戦いで懲りたと思えば」
「いやいや、俺が終始優勢だっただろう」
かぎ爪のついたロープを捷利嚮導の乙女に投げて、宙づりの状態でニヤリと笑んで、アルコンを挑発すれば、
「ふざけるな!」
乗せられやすい勇者である。
「サージャスちゃんは戒律の乙女を」
「分かりました」
返せば、捷利嚮導の乙女の烏帽子のような頭部を目指す。
アクシャイさんは意識はあるみたいだけど、傷は深いようで、動けそうにない。
なんとかアズナさんが捷利嚮導の乙女の安定した所に寝かせようとするが、アクシャイさんの体が捷利嚮導の乙女に触れた途端に、ジュっと焼けるような音がしたため、アズナさんは全力で翼を羽ばたかせて、重いアクシャイさんを引っ張りながら離れる。
魔王さんの言っていた、魔力を有する者が触れると、ダメージを受けるってやつか。だからケーシーさんは宙づりでいるわけだ。
直接、触れなければいいんだな。
――――二人のいるところに移動して、僕が乗っていたグライフ君に、アクシャイさんを乗せた。
恐る恐る捷利嚮導の乙女に足をつけてみるけど、何も感じない。
魔力が開花していないとダメージを受けないのは本当のようだ。本当じゃないとここから先がどうにもならないけどね。
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