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レコンキスタ
PHASE-59
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『うむ、気迫よし! その様なロートル、さっさと倒してしまえ』
「任せてください!」
白刃を煌めかせ、ケーシーへと振るう。
ナイフ二本でそれを受け止めつつ、
「失礼な指導者だな。ロートルとか。俺の方が年下だろうに」
「貴様も私に同じような事を言っただろうが!」
「そうだったか?」
「なめおって!」
小馬鹿にしつつも、アルコンの体力には感心していた。
間接、挑発的な攻撃をしかけても、語りは荒々しくなるが、心は大きくは乱れることもなく、その為、隙が生じず決定打にかけた。
四十年で培った経験が、勇者であるアルコンの強さを支えている。
「お手伝いします」
「お、二対一とは卑怯だな勇者」
ここにゲルニオが参戦。ケーシーを背後から挟撃する。
「卑怯なものか。勇者とはこういうものだ」
言い切るゲルニオ。
一体のモンスターをパーティーで倒すのが卑怯か? と継いで問えば、得心がいったのか、ケーシーは二対一の構図を受け入れる。
「てことは、俺はモンスター枠か……」
自分で言って若干落ち込むケーシー。
「いいではないか、ヴィン海域連中と肩を並べて戦う存在など、巨悪なモンスターでしかないからな」
「言ってくれるな青いの。ならばお前さんは俺よりも、あのようなと馬鹿にする連中と戦ったらどうだ?」
嫌味を交えて、ヴィン海域のお歴々の方向に顎をしゃくってみせれば、
「そ、それはまた今度だ」
声を上擦らせつつ、ゲルニオは断る。
まあ、当然といえば当然。
逆の立場で同じことを言われたら、同じように断るだろうと、ケーシーも思っている。
「本当に世の中は広い。あんな冷酷で凄惨の手練れが当たり前のようにいるんだからな」
自分が最盛期であったとしても、あの連中とは絶対に戦いたくない。勝てる自信も無い。
それ以上に、あれだけの手練れを容易く呼び寄せることの出来る、ピートの人との繋がりは、そこいらの権力者以上だと、感嘆するケーシーであった。
「今は目の前の巨悪」
新たな手槍を手にしてゲルニオ。穂先をケーシーへと向ければ、
「ふん!」
「おお!?」
感心する。距離を瞬時に詰めての突きは鋭く、弓なりになりつつ躱し、そのまま反動を使っての後転からの蹴撃。
「あまい」
蹴りを止められ、槍による二撃目は叩き付け。
横っ飛びで何とか躱す。
「体術に対していいカウンターだな」
「以前に体術が得意な勇者に手痛い目に遭わされたからな」
サージャスとの苦々しい思い出が蘇るゲルニオ。
「経験を活かすのは勇者としてはいいことだな」
「だろ!」
と、背後からアルコンが剣を振る。
常に背後をケーシーから取られた経験を活かしたといったところ。
「いまのは――――危なかった」
ぶうっと、大きな息をこぼすと、頬に冷や汗を伝わせるケーシー。
「伝説のアサシンも、我ら二人はつらいか」
「つらいね。一人でも面倒だと思ってるのに」
ちらりと、後方のゲルニオを見れば、
「ならば降伏すればいい! 我が正義の元で精進させてやろう」
と、返ってくる。
「つらいといっても、暑苦しさが増してなんだが」
「何を!」
馬鹿にされたと、今度は眼前のアルコンが熱さを迸らせ、高速の連撃によってケーシーを追い込み隙を作れば、
「見事です」
背後ががら空きと、諸手にて柄を搾るように握り込むと、強く左足を地面に踏みつけ、同時に突きを放つ。
「ぬぅ……」
「とった!」
ゲルニオの一突きが、ケーシーの体を貫いた。
「任せてください!」
白刃を煌めかせ、ケーシーへと振るう。
ナイフ二本でそれを受け止めつつ、
「失礼な指導者だな。ロートルとか。俺の方が年下だろうに」
「貴様も私に同じような事を言っただろうが!」
「そうだったか?」
「なめおって!」
小馬鹿にしつつも、アルコンの体力には感心していた。
間接、挑発的な攻撃をしかけても、語りは荒々しくなるが、心は大きくは乱れることもなく、その為、隙が生じず決定打にかけた。
四十年で培った経験が、勇者であるアルコンの強さを支えている。
「お手伝いします」
「お、二対一とは卑怯だな勇者」
ここにゲルニオが参戦。ケーシーを背後から挟撃する。
「卑怯なものか。勇者とはこういうものだ」
言い切るゲルニオ。
一体のモンスターをパーティーで倒すのが卑怯か? と継いで問えば、得心がいったのか、ケーシーは二対一の構図を受け入れる。
「てことは、俺はモンスター枠か……」
自分で言って若干落ち込むケーシー。
「いいではないか、ヴィン海域連中と肩を並べて戦う存在など、巨悪なモンスターでしかないからな」
「言ってくれるな青いの。ならばお前さんは俺よりも、あのようなと馬鹿にする連中と戦ったらどうだ?」
嫌味を交えて、ヴィン海域のお歴々の方向に顎をしゃくってみせれば、
「そ、それはまた今度だ」
声を上擦らせつつ、ゲルニオは断る。
まあ、当然といえば当然。
逆の立場で同じことを言われたら、同じように断るだろうと、ケーシーも思っている。
「本当に世の中は広い。あんな冷酷で凄惨の手練れが当たり前のようにいるんだからな」
自分が最盛期であったとしても、あの連中とは絶対に戦いたくない。勝てる自信も無い。
それ以上に、あれだけの手練れを容易く呼び寄せることの出来る、ピートの人との繋がりは、そこいらの権力者以上だと、感嘆するケーシーであった。
「今は目の前の巨悪」
新たな手槍を手にしてゲルニオ。穂先をケーシーへと向ければ、
「ふん!」
「おお!?」
感心する。距離を瞬時に詰めての突きは鋭く、弓なりになりつつ躱し、そのまま反動を使っての後転からの蹴撃。
「あまい」
蹴りを止められ、槍による二撃目は叩き付け。
横っ飛びで何とか躱す。
「体術に対していいカウンターだな」
「以前に体術が得意な勇者に手痛い目に遭わされたからな」
サージャスとの苦々しい思い出が蘇るゲルニオ。
「経験を活かすのは勇者としてはいいことだな」
「だろ!」
と、背後からアルコンが剣を振る。
常に背後をケーシーから取られた経験を活かしたといったところ。
「いまのは――――危なかった」
ぶうっと、大きな息をこぼすと、頬に冷や汗を伝わせるケーシー。
「伝説のアサシンも、我ら二人はつらいか」
「つらいね。一人でも面倒だと思ってるのに」
ちらりと、後方のゲルニオを見れば、
「ならば降伏すればいい! 我が正義の元で精進させてやろう」
と、返ってくる。
「つらいといっても、暑苦しさが増してなんだが」
「何を!」
馬鹿にされたと、今度は眼前のアルコンが熱さを迸らせ、高速の連撃によってケーシーを追い込み隙を作れば、
「見事です」
背後ががら空きと、諸手にて柄を搾るように握り込むと、強く左足を地面に踏みつけ、同時に突きを放つ。
「ぬぅ……」
「とった!」
ゲルニオの一突きが、ケーシーの体を貫いた。
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