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レコンキスタ
PHASE-81
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「さっさと起きてもらわないと困るとか言っていた割には、状況も伝えないで、私の体をなめるように見るのね~」
と、指摘を受けてしまう。
「いや~。もの凄い美人だったのでつい」
「褒められるのは悪い気はしないわね」
「ですよね~。ね~ゲイアードさんもそう思いますよね」
「なぜ、そこで私に振る……。ケーシー殿でいいだろうに……」
背後ではどう答えるのかと、リューディアがコキコキと首から小気味にいい音を鳴らして、圧を背中にかけていた。
なので、視線下方四十五度凝視にて、ノーコメントに徹するゲイアード。
「僕が急いで欲しいと発言しているのを理解しているという事は、クリスタルの中から聞いてたんですね?」
「まあね」
説明は省略できると、パルティナは捷利嚮導の乙女へと目を向ける。
「分かってはいたけど、アレが敵になるのは残念ね……」
遙か昔に邪神を倒すため、共に戦っていた兵仗が今は脅威となっている。
彼女にとって見たくなかった現実。
こういう事が起こるからこそ、生前は率先して戦女神に対し、直ぐさま兵仗の返還を行ったのだが、歪んでしまった者たちは今も昔も変わらないと、寂しげな表情に変わる。
「変わったといえば、まさかの邪神が共に戦ってるなんてね……」
「昔からあんな感じだったんですか?」
「ううん、もっとナルシスト入ってたかな。傲慢でいて粘着質な性格だった。とくに女性には」
「「「「あ~」」」」
得心がいくと、その場にいた全員がパルティナの発言に首肯する。
「にしても、長く眠っていたから、体を持つと変な感じ。どうやって動かすのかいちいち考えちゃうね」
ぐっと背伸びや屈伸を行い調子を整えるパルティナ――――。
「さて、ちょっと行ってくるよ」
整ってきたのか、その場で軽く跳躍を繰り返しながら継いで伝えれば、次にはパルティナは宙へと浮かび、最前線へと赴いた――――。
「――――ん? げぇ!? パルティナ!」
「あら、本当に雰囲気が変わったみたいで」
突如として現れた邪神を封じた存在の一人に、素っ頓狂な声を出す以前封じられた存在。
「久しいな」
「カグラ様もお元気そうで」
「少し、きついがな」
「弱音を吐くとは珍しい。皆さんもご健勝のご様子」
「形式ばった挨拶はいいからさっさと準備しなさい」
シズクの淡々とした発言。
相変わらずだと、パルティナが笑みを見せれば、
『誰かな? 更にお客が増えたようだが』
「兵仗の力を欲し、力に溺れた存在には名乗らなくてもいいと思うの」
『溺れた? 利用しているだけだよ。私の元で秩序ある世界を創造する為のね』
「ああ、これは倒さないといけない相手だね」
会話を少し交わしただけで理解するパルティナ。
『それは無駄だよ。で、名は?』
「しつこい男は嫌われるけども、教えてあげるよ。私はパルティナ。パルティナ・ラキパラス。八重歯がチャームポイントな、永遠の十七歳です♪」
『おいおい――――。その名が本当なら、十七歳はいくら何でも――――』
「絶対に倒す!」
初老の男に小馬鹿にされた声音で発言を受ければ、カチンときたのか食指を向けて、チャームポイントな八重歯を攻撃的に覗かせながらお怒りのご様子。
『ふむん。本人となれば伝説の勇者。警戒は大にせねばならんので、登場早々に悪いが消えてもらう――――。まとめてね』
頭部からの攻撃と警戒する面々だったが、捷利嚮導の乙女の所作は、両手を胸部の位置で合掌させる。
合わせた手の部分より赤黒い光が漏れ始めた。
合掌が徐々に開いていけば、溢れる光が強まっていき、その光は胸部へと集束する。
「くるぞ!」
邪神の慌てた声。
それだけで、今までのものとは違う威力とサージャスは判断。
現在の邪神は魔法陣を展開しても、打ち消される可能性がある。
もし、これから放たれる攻撃がこちらに直撃すれば、大きな被害を受けるのは必至。
『こちらとしてもデメリットがあるが、ここで使わねば勝利を得る事は出来ん』
無敵の存在にヒビを入れられ、更には伝説の勇者も登場。
ヘルムも焦りを見せる。
「気をつけて。捷利嚮導の乙女最強の攻撃よ」
以前も目にしているパルティナは、邪神と違い冷静に伝える。
落ち着いてはいるものの、あの時は邪神に向けられた攻撃。それが今回は自分へと向けられるとなると、霊体であれ、背筋に冷たいものが走る。
と、指摘を受けてしまう。
「いや~。もの凄い美人だったのでつい」
「褒められるのは悪い気はしないわね」
「ですよね~。ね~ゲイアードさんもそう思いますよね」
「なぜ、そこで私に振る……。ケーシー殿でいいだろうに……」
背後ではどう答えるのかと、リューディアがコキコキと首から小気味にいい音を鳴らして、圧を背中にかけていた。
なので、視線下方四十五度凝視にて、ノーコメントに徹するゲイアード。
「僕が急いで欲しいと発言しているのを理解しているという事は、クリスタルの中から聞いてたんですね?」
「まあね」
説明は省略できると、パルティナは捷利嚮導の乙女へと目を向ける。
「分かってはいたけど、アレが敵になるのは残念ね……」
遙か昔に邪神を倒すため、共に戦っていた兵仗が今は脅威となっている。
彼女にとって見たくなかった現実。
こういう事が起こるからこそ、生前は率先して戦女神に対し、直ぐさま兵仗の返還を行ったのだが、歪んでしまった者たちは今も昔も変わらないと、寂しげな表情に変わる。
「変わったといえば、まさかの邪神が共に戦ってるなんてね……」
「昔からあんな感じだったんですか?」
「ううん、もっとナルシスト入ってたかな。傲慢でいて粘着質な性格だった。とくに女性には」
「「「「あ~」」」」
得心がいくと、その場にいた全員がパルティナの発言に首肯する。
「にしても、長く眠っていたから、体を持つと変な感じ。どうやって動かすのかいちいち考えちゃうね」
ぐっと背伸びや屈伸を行い調子を整えるパルティナ――――。
「さて、ちょっと行ってくるよ」
整ってきたのか、その場で軽く跳躍を繰り返しながら継いで伝えれば、次にはパルティナは宙へと浮かび、最前線へと赴いた――――。
「――――ん? げぇ!? パルティナ!」
「あら、本当に雰囲気が変わったみたいで」
突如として現れた邪神を封じた存在の一人に、素っ頓狂な声を出す以前封じられた存在。
「久しいな」
「カグラ様もお元気そうで」
「少し、きついがな」
「弱音を吐くとは珍しい。皆さんもご健勝のご様子」
「形式ばった挨拶はいいからさっさと準備しなさい」
シズクの淡々とした発言。
相変わらずだと、パルティナが笑みを見せれば、
『誰かな? 更にお客が増えたようだが』
「兵仗の力を欲し、力に溺れた存在には名乗らなくてもいいと思うの」
『溺れた? 利用しているだけだよ。私の元で秩序ある世界を創造する為のね』
「ああ、これは倒さないといけない相手だね」
会話を少し交わしただけで理解するパルティナ。
『それは無駄だよ。で、名は?』
「しつこい男は嫌われるけども、教えてあげるよ。私はパルティナ。パルティナ・ラキパラス。八重歯がチャームポイントな、永遠の十七歳です♪」
『おいおい――――。その名が本当なら、十七歳はいくら何でも――――』
「絶対に倒す!」
初老の男に小馬鹿にされた声音で発言を受ければ、カチンときたのか食指を向けて、チャームポイントな八重歯を攻撃的に覗かせながらお怒りのご様子。
『ふむん。本人となれば伝説の勇者。警戒は大にせねばならんので、登場早々に悪いが消えてもらう――――。まとめてね』
頭部からの攻撃と警戒する面々だったが、捷利嚮導の乙女の所作は、両手を胸部の位置で合掌させる。
合わせた手の部分より赤黒い光が漏れ始めた。
合掌が徐々に開いていけば、溢れる光が強まっていき、その光は胸部へと集束する。
「くるぞ!」
邪神の慌てた声。
それだけで、今までのものとは違う威力とサージャスは判断。
現在の邪神は魔法陣を展開しても、打ち消される可能性がある。
もし、これから放たれる攻撃がこちらに直撃すれば、大きな被害を受けるのは必至。
『こちらとしてもデメリットがあるが、ここで使わねば勝利を得る事は出来ん』
無敵の存在にヒビを入れられ、更には伝説の勇者も登場。
ヘルムも焦りを見せる。
「気をつけて。捷利嚮導の乙女最強の攻撃よ」
以前も目にしているパルティナは、邪神と違い冷静に伝える。
落ち着いてはいるものの、あの時は邪神に向けられた攻撃。それが今回は自分へと向けられるとなると、霊体であれ、背筋に冷たいものが走る。
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