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VS触手の森・特大ローパー
▼足元を見れば
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「気をつけろ、エルジュ! 何かいるぞ!」
頭で考えるより先にグリオスは声を放ち、エルジュを庇おうと蠢くものたちの前に立ちはだかる。
淫靡な世界に意識が旅立ってしまったエルジュに、攻撃の動きは一切なかった。
そしてポツリと呟く声をグリオスは聞き逃さなかった。
「んー……やっぱりガマンできないなあ」
いつも通り、淫らな世界に囚われた気配。グリオスの背筋に悪寒が走る。
「正気に戻れ! 来るぞ――」
顔を蠢くものたちから背けずにグリオスは叫ぶ。
しかし次の瞬間――ぐにゃり。地面がぬかるんだ。
「……っ、ま、まさか……」
チラリとグリオスは視線を落とす。
道だと思って歩き続けていたものが足元で波打っている。
巨大な触手なのだと分かった時には、もう遅かった。
地響きとともに二人の体が揺さ振られたかと思えば、足の裏から一切の感覚がなくなる。
真下を見ればいつの間にかとぐろを巻いた触手の渦が広がり、中心へ吸い込まれるように落ちていくのが分かった。
「く……ッ、エルジュだけは……!」
グリオスはエルジュの体を抱えると、体を捻り、勢いをつけて手近な木の上へ投げ飛ばす。そうして自身はより速く触手の渦へと向かっていく。
――ばゆんっ。
触手の体は思いのほか弾力があり、グリオスが衝突しても打ち身の痛みすら感じなかった。
だが、ベトリと。
触手から滲み出た体液に塗れ、グリオスは全身に激しい疼きが沸き起こった。
「は……ッ……あ、ぁぁ……っ……」
身悶えるほどに体液が付着し、グリオスを淫らな生き物へと変えていく。
溶けゆく理性の中で仰向けば、木の上で揺れながらも枝に乗り、グリオスを覗き込むエルジュの姿があった。
どうにか避難できたことを確認して、グリオスは小さく安堵の息をつく。しかし顔をしかめて歯軋りをしてしまう。
こちらを見るエルジュの顔が明らかに欲情し切っている。
自分も仲間に入れて欲しいと飛び込んできそうな気配に、グリオスは激しく首を振って訴える。
ねちゃっ、べちゃっ。
動くほどに触手の体液はさらに量を増やし、辺りへ飛び散るほどになる。
その粘ついた飛沫が口に入った途端、グリオスの頭の芯が甘く蕩けた。
「ふぁ……ぁ……ん……はぁ……」
ぐったりと弛緩したグリオスへ、森の暗い所で蠢いていたもの――数多の触手が我先にと近づき、その身を貪り始める。
頭で考えるより先にグリオスは声を放ち、エルジュを庇おうと蠢くものたちの前に立ちはだかる。
淫靡な世界に意識が旅立ってしまったエルジュに、攻撃の動きは一切なかった。
そしてポツリと呟く声をグリオスは聞き逃さなかった。
「んー……やっぱりガマンできないなあ」
いつも通り、淫らな世界に囚われた気配。グリオスの背筋に悪寒が走る。
「正気に戻れ! 来るぞ――」
顔を蠢くものたちから背けずにグリオスは叫ぶ。
しかし次の瞬間――ぐにゃり。地面がぬかるんだ。
「……っ、ま、まさか……」
チラリとグリオスは視線を落とす。
道だと思って歩き続けていたものが足元で波打っている。
巨大な触手なのだと分かった時には、もう遅かった。
地響きとともに二人の体が揺さ振られたかと思えば、足の裏から一切の感覚がなくなる。
真下を見ればいつの間にかとぐろを巻いた触手の渦が広がり、中心へ吸い込まれるように落ちていくのが分かった。
「く……ッ、エルジュだけは……!」
グリオスはエルジュの体を抱えると、体を捻り、勢いをつけて手近な木の上へ投げ飛ばす。そうして自身はより速く触手の渦へと向かっていく。
――ばゆんっ。
触手の体は思いのほか弾力があり、グリオスが衝突しても打ち身の痛みすら感じなかった。
だが、ベトリと。
触手から滲み出た体液に塗れ、グリオスは全身に激しい疼きが沸き起こった。
「は……ッ……あ、ぁぁ……っ……」
身悶えるほどに体液が付着し、グリオスを淫らな生き物へと変えていく。
溶けゆく理性の中で仰向けば、木の上で揺れながらも枝に乗り、グリオスを覗き込むエルジュの姿があった。
どうにか避難できたことを確認して、グリオスは小さく安堵の息をつく。しかし顔をしかめて歯軋りをしてしまう。
こちらを見るエルジュの顔が明らかに欲情し切っている。
自分も仲間に入れて欲しいと飛び込んできそうな気配に、グリオスは激しく首を振って訴える。
ねちゃっ、べちゃっ。
動くほどに触手の体液はさらに量を増やし、辺りへ飛び散るほどになる。
その粘ついた飛沫が口に入った途端、グリオスの頭の芯が甘く蕩けた。
「ふぁ……ぁ……ん……はぁ……」
ぐったりと弛緩したグリオスへ、森の暗い所で蠢いていたもの――数多の触手が我先にと近づき、その身を貪り始める。
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