そこにワナがあればハマるのが礼儀でしょ!~ビッチ勇者とガチムチ戦士のエロ冒険譚~

天岸 あおい

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VS触手の森・特大ローパー

○心の奥底まで染みついたもの

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「エルジュ……っ、きて……はや、く……だいて……ッ……」

 おびただしい快楽で意識が朦朧としながらも、グリオスはエルジュに懇願する。

 どれだけ魔物によって淫らにされても、中に迎えてもいいと思うのはエルジュだけ。
 心の奥底まで染みついてしまったものが、意図せずにグリオスの口から出ていた。

 自分を求める声を聞き、エルジュの顔から表情が消える。

 そして恍惚と多幸感に溢れた笑みを浮かべ、腰の剣に手を置いた。

「そっかあ……そんなにオレとヤりたかったんだ。こんなに理性がグズグズになっても言えちゃうほどだなんて、ホントーにグリオスってエロいよねー」

 鞘から抜き、覗いた刃がまばゆい光を放つ。

 刹那。エルジュは煌々と自ら輝く剣の柄を両手で握り、木を蹴って勢いよく巨大な触手の渦へと飛び込んでいく。

 グリオスの目前に現れたエルジュは、真下に剣を深く突き立て、口端を大きく引き上げた。

「――肉欲まみれのグリオス、大好き」

 横目で艶めかしい視線をグリオスに送りながら呟くと、エルジュは全身を光らせる。

 そうして剣へと光が伝わり、大きな触手へ無数の真白い線が走り抜けていく。次いで数多の触手たちにも光は伝染し、森全体で火花が散ったように輝いた。

 ボト、ボトボトボトッ、と刻まれた触手の残骸が降り注ぐ。
 グリオスを捕えていた触手も力が抜け、ずるりと足元へと落ちていく。

 締め付けも、淫らに這いずり回る感触も、鮮烈だった刺激の何もかもが消える。
 グリオスに残ったのは、激しい疼きと淫らな衝動のみだった。

「あ、ぁぅ……はぁ、はぁ……エルジュぅ……」

 その場に崩れ落ちて願い請うようにグリオスが見上げれば、エルジュは無邪気な笑顔を絶やさぬまま熱い視線を向けていた。

「お待たせーグリオス。もう待てないよね? ここで始めちゃおうか――うわっ」

 傍に寄って膝をつこうとしたエルジュを、グリオスは「ぅぅ……っ」と唸りながら押し倒す。

 発情した獣そのものだ、という自覚がグリオスにはあった。
 しかし早く抱かれたいという衝動に抗えず、グリオスはエルジュへ馬乗りになり、まさぐりながら性急に下穿きを脱がしにかかる。

 強引に下着ごとずり下ろし、表に飛び出たエルジュの欲情し切った肉棒に手を添え、躊躇なく鍛えられたその身の中へと埋めていく。

「あぁ……ッ、んンッッ……あ、はぁ……ぅ、あ……」

 一気に腰を下ろしていけば、最奥に届いて押された瞬間にグリオスの中が弾ける。

 やっとイけた。だが足らない。
 中で達した時に起きる浮遊感に少しだけうっとりするが、わずかに快感が落ち着き出すと激しい疼きに襲われ、グリオスは夢中でエルジュの上で腰を振る。

 その様を嬉々とした目でエルジュは鑑賞していた。
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