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春の章
第2話 夫婦の寝室
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その日の夜。夕食の後片付けが終わったキッチンとダイニングテーブル。明かりが落とされたリビング。
寝室には読書灯だけが輝いていた。静かな金曜日の夜。
「ねぇ、あなた・・・今日は・・しないの・・・?」
ベッドの中で夫の手を両手で握って甘えてみる。
「ん?珍しいね。真理子から誘うなんて。」
「そうじゃないけどぉ・・・。」
「違うの?」
「違わないけどぉ・・・。」
くねくねしてみせてパジャマ越しに胸を夫の腕に押し付けた。
「わかったよ。」
夫が真理子を抱き寄せた。ぎゅっと抱きしめてキスをする。
「んっ・・・。」
気持ちいい。もっと欲しい・・・。真理子のメスの部分が目を醒ましはじめる。
「ベロ出して。」
んぁー
びちゅ、ぶちゅうぅ
夫が真理子の舌先を吸う。
(あぁ、もっとしてぇ。)
ディープキスを続けながら夫は真理子の胸に手を置いた。パジャマ越しに真理子の胸を揉みしだく夫の手。快感がゆっくりこみ上げる。乳房がセックスモードになると、乳首に触れてほしくなる。
(もっと、もっと・・・)
興奮した息遣いでパジャマのボタンを外し、真理子のナイトブラをずり下げる夫。真理子の美しいDカップが露わになった。乳首の大きさといい、乳輪の大きさといい、美しいバストが晒された。
「きれいだよ」
カップがずり下げられたDカップはまるで乱暴されている女性のようで、夫を興奮させた。乳首を含み吸い、下で転がす。
「ぁ、ああっ」
「真理子っ!真理子っ!」
妻の名前を呼びながら夫は真理子のバストにむしゃぶりつく。胸の快感に浸りつつも、真理子には小さな欲望が芽生えていた。
(触りたい・・・。お口に含みたい・・・。)
しかし結婚以来、自分から触りに行ったことなどない。淫乱な女だと思われたくない。そうやって今まで小さな欲望を抑えてきた。しかし、昨夜のこともあり、今夜の真理子は少し違った。そっと気づかれないように腕を動かす。自分に覆いかぶさっている夫との隙間に。そしてパジャマ越しに夫の股間に触れてみる。彼は驚いたようだったが、何の抵抗もなかった。何か言ってほしかったが、真理子はそのまま夫のパジャマのズボンを下した。
夫のボクサーパンツが大きくなった男性器を隠している。グレーの下着越しに、夫の男性そのものを白い手のひらでさすってみた。びくびくしている。かわいい。もっと触っていたかったのに、ボクサーを脱いで仁王立ちになる夫。跪く真理子。勃起したあれをゆっくり口に含む。この味。夫の味。真理子の中のメスが完全に目を醒ました。
「んぐっ、んぐっ、ぐん、んっ、っん・・・」
美しいロングヘアを乱しながら、男性そのものを口に含み、欲望を満たしてゆく。
(もっとお口いっぱいに欲しい・・・。)
舌で裏筋を擦りながらのフェラチオ。唇でカリを刺激するフェラチオ。真理子は昼間の清純そうな奥様とは打って変わって、お口で男に奉仕する情婦のような目をしてなめ続けた。
「出ちゃうよ。」
「え?」
もっと舐めたいのに・・・。強制的にストップさせられ、仰向けにさせられている間も真理子の眉は少し歪んでいた。かわいい下着を身に着けているのに、夫は興味が無い様だった。おろしたての紐パンを乱暴に脱がせると、真理子の足を広げた。
「いやぁ・・。」
真理子が小さくそういうと、夫の指が真理子の女性を開いた。小陰唇を広げられているのがわかる。
「見ないで。」
真理子の甘い訴えは夫の耳には届かず、濡れた唇は夫の指に蹂躙された。
「あっ、あ、ああぁっ」
「ここだろ?真理子?」
「そ、そこぉ。」
夫の指が真理子の女性の核を責め立てる。指の腹がクリトリスを擦り上げる。
「い、いぃぃぃっ」
刺すような快感が真理子の脳天に押し寄せる。
(もっと、もっとして!気持ち・・・イイィ・・)
夫の中指が膣口をなぞり始めた。
(あぁ、入ってきちゃう・・)
ゆっくりと夫の指が真理子の女性器に侵入してゆく。
「あぁぁぁぁ」
夫の指はいつもGスポットを探ってから愛撫を強くする。
(あぁ、探られてる・・感じるところを、探られている・・・)
「んん、くっ、あぁ・・・」
「気持ちいい?」
「はぁ、はぁ、う、うん」
真理子の声が上ずっている。心ではもっとしてを連呼する真理子。夫の腕をつかんで感じていることを伝えたい真理子。気持ちいい、だけど、もっと・・・!
「入れていい?」
「え!?」
驚いて頭を上げると、いつの間にか夫はコンドームをつけていた。
「う、うん。」
消化不良な感じは否めないまま、真理子は足を広げた。夫は股間を近づけると、自分の男性器で真理子の濡れた割れ目にこすりつけた。
「ひうっ」
予告のない刺激に声が出た。そんなことお構いなしに、夫の男性器が真理子の女性器に埋もれていく。
「・・!!・・あ・・っあ・・!!」
声にならない快感が真理子を貫く。あぁ、これが欲しかったの!大きな声で言えたらどんなに嬉しいだろう。
挿入したとたん、すぐにピストンが始まる。本当はもっとゆっくりから始めてほしいのに、男はできる限り速くピストンしようとする。
「・・く、・・ぁ・・・」
真理子の中に快感が広がり、そして溜まってゆく。これが零れてしまう時が絶頂である。夫の男性自身が真理子の奥に一瞬届きそうになった時、真理子のメスの部分が、真理子に声を出す許可を出した。
「あ、あなた!気持ちいい!気持ちいいのぉ!」
「もっと、して、ねぇ、もっと奥までぇ・・」
「そこそこ! そこがいいの! あぁ、あなたぁ!」
「気持ちいいぃ、あなたぁ、愛してる?私のこと、愛してるぅ??」
「わ、私もよぉ、そこ、もっとして!」
「あぁぁぁ、イイ、あなたぁ」
このままならイケる。真理子は歓喜した。これが続けば今日はイケそうだ。だからそれを続けて!真理子は心の中で懇願した。しかし、夫の様子がおかしい。
「イクよ?」
(えっ?もうちょっと頑張って!)
「ああ、イク、イク!」
(あなた待って!)
「んんんっ!んあ、あああ!」
(ああ、イってるぅ。止めないで、もうちょっとでイキそうだから!)
「はぁはぁ・・・・・。ふぅ・・・、真理子、イケた?」
「う・・うん。」
真理子は今夜も嘘をついた。いや、夫が真理子に嘘をつかせたといったほうがいいだろう。動けない真理子とは対照的に、夫はシャワーを浴びに行った。真理子はこんな状態で放っておかれてしまったことに、目一杯の切なさを全身で感じていた。そんな時、真理子に何かのアプリの通知が来た。ベッドの隣のローテーブルには二人のスマホが置いてあったのだ。
(マッチングキャンペーン ご近所さんと秘密の交際)
真理子の眼の色が変わったのは、薄暗い部屋で画面の光を浴びていたからだけでは無かったようだ。
寝室には読書灯だけが輝いていた。静かな金曜日の夜。
「ねぇ、あなた・・・今日は・・しないの・・・?」
ベッドの中で夫の手を両手で握って甘えてみる。
「ん?珍しいね。真理子から誘うなんて。」
「そうじゃないけどぉ・・・。」
「違うの?」
「違わないけどぉ・・・。」
くねくねしてみせてパジャマ越しに胸を夫の腕に押し付けた。
「わかったよ。」
夫が真理子を抱き寄せた。ぎゅっと抱きしめてキスをする。
「んっ・・・。」
気持ちいい。もっと欲しい・・・。真理子のメスの部分が目を醒ましはじめる。
「ベロ出して。」
んぁー
びちゅ、ぶちゅうぅ
夫が真理子の舌先を吸う。
(あぁ、もっとしてぇ。)
ディープキスを続けながら夫は真理子の胸に手を置いた。パジャマ越しに真理子の胸を揉みしだく夫の手。快感がゆっくりこみ上げる。乳房がセックスモードになると、乳首に触れてほしくなる。
(もっと、もっと・・・)
興奮した息遣いでパジャマのボタンを外し、真理子のナイトブラをずり下げる夫。真理子の美しいDカップが露わになった。乳首の大きさといい、乳輪の大きさといい、美しいバストが晒された。
「きれいだよ」
カップがずり下げられたDカップはまるで乱暴されている女性のようで、夫を興奮させた。乳首を含み吸い、下で転がす。
「ぁ、ああっ」
「真理子っ!真理子っ!」
妻の名前を呼びながら夫は真理子のバストにむしゃぶりつく。胸の快感に浸りつつも、真理子には小さな欲望が芽生えていた。
(触りたい・・・。お口に含みたい・・・。)
しかし結婚以来、自分から触りに行ったことなどない。淫乱な女だと思われたくない。そうやって今まで小さな欲望を抑えてきた。しかし、昨夜のこともあり、今夜の真理子は少し違った。そっと気づかれないように腕を動かす。自分に覆いかぶさっている夫との隙間に。そしてパジャマ越しに夫の股間に触れてみる。彼は驚いたようだったが、何の抵抗もなかった。何か言ってほしかったが、真理子はそのまま夫のパジャマのズボンを下した。
夫のボクサーパンツが大きくなった男性器を隠している。グレーの下着越しに、夫の男性そのものを白い手のひらでさすってみた。びくびくしている。かわいい。もっと触っていたかったのに、ボクサーを脱いで仁王立ちになる夫。跪く真理子。勃起したあれをゆっくり口に含む。この味。夫の味。真理子の中のメスが完全に目を醒ました。
「んぐっ、んぐっ、ぐん、んっ、っん・・・」
美しいロングヘアを乱しながら、男性そのものを口に含み、欲望を満たしてゆく。
(もっとお口いっぱいに欲しい・・・。)
舌で裏筋を擦りながらのフェラチオ。唇でカリを刺激するフェラチオ。真理子は昼間の清純そうな奥様とは打って変わって、お口で男に奉仕する情婦のような目をしてなめ続けた。
「出ちゃうよ。」
「え?」
もっと舐めたいのに・・・。強制的にストップさせられ、仰向けにさせられている間も真理子の眉は少し歪んでいた。かわいい下着を身に着けているのに、夫は興味が無い様だった。おろしたての紐パンを乱暴に脱がせると、真理子の足を広げた。
「いやぁ・・。」
真理子が小さくそういうと、夫の指が真理子の女性を開いた。小陰唇を広げられているのがわかる。
「見ないで。」
真理子の甘い訴えは夫の耳には届かず、濡れた唇は夫の指に蹂躙された。
「あっ、あ、ああぁっ」
「ここだろ?真理子?」
「そ、そこぉ。」
夫の指が真理子の女性の核を責め立てる。指の腹がクリトリスを擦り上げる。
「い、いぃぃぃっ」
刺すような快感が真理子の脳天に押し寄せる。
(もっと、もっとして!気持ち・・・イイィ・・)
夫の中指が膣口をなぞり始めた。
(あぁ、入ってきちゃう・・)
ゆっくりと夫の指が真理子の女性器に侵入してゆく。
「あぁぁぁぁ」
夫の指はいつもGスポットを探ってから愛撫を強くする。
(あぁ、探られてる・・感じるところを、探られている・・・)
「んん、くっ、あぁ・・・」
「気持ちいい?」
「はぁ、はぁ、う、うん」
真理子の声が上ずっている。心ではもっとしてを連呼する真理子。夫の腕をつかんで感じていることを伝えたい真理子。気持ちいい、だけど、もっと・・・!
「入れていい?」
「え!?」
驚いて頭を上げると、いつの間にか夫はコンドームをつけていた。
「う、うん。」
消化不良な感じは否めないまま、真理子は足を広げた。夫は股間を近づけると、自分の男性器で真理子の濡れた割れ目にこすりつけた。
「ひうっ」
予告のない刺激に声が出た。そんなことお構いなしに、夫の男性器が真理子の女性器に埋もれていく。
「・・!!・・あ・・っあ・・!!」
声にならない快感が真理子を貫く。あぁ、これが欲しかったの!大きな声で言えたらどんなに嬉しいだろう。
挿入したとたん、すぐにピストンが始まる。本当はもっとゆっくりから始めてほしいのに、男はできる限り速くピストンしようとする。
「・・く、・・ぁ・・・」
真理子の中に快感が広がり、そして溜まってゆく。これが零れてしまう時が絶頂である。夫の男性自身が真理子の奥に一瞬届きそうになった時、真理子のメスの部分が、真理子に声を出す許可を出した。
「あ、あなた!気持ちいい!気持ちいいのぉ!」
「もっと、して、ねぇ、もっと奥までぇ・・」
「そこそこ! そこがいいの! あぁ、あなたぁ!」
「気持ちいいぃ、あなたぁ、愛してる?私のこと、愛してるぅ??」
「わ、私もよぉ、そこ、もっとして!」
「あぁぁぁ、イイ、あなたぁ」
このままならイケる。真理子は歓喜した。これが続けば今日はイケそうだ。だからそれを続けて!真理子は心の中で懇願した。しかし、夫の様子がおかしい。
「イクよ?」
(えっ?もうちょっと頑張って!)
「ああ、イク、イク!」
(あなた待って!)
「んんんっ!んあ、あああ!」
(ああ、イってるぅ。止めないで、もうちょっとでイキそうだから!)
「はぁはぁ・・・・・。ふぅ・・・、真理子、イケた?」
「う・・うん。」
真理子は今夜も嘘をついた。いや、夫が真理子に嘘をつかせたといったほうがいいだろう。動けない真理子とは対照的に、夫はシャワーを浴びに行った。真理子はこんな状態で放っておかれてしまったことに、目一杯の切なさを全身で感じていた。そんな時、真理子に何かのアプリの通知が来た。ベッドの隣のローテーブルには二人のスマホが置いてあったのだ。
(マッチングキャンペーン ご近所さんと秘密の交際)
真理子の眼の色が変わったのは、薄暗い部屋で画面の光を浴びていたからだけでは無かったようだ。
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