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第139話 年に一度の祭
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僕たちは調査終了の報告をしに冒険者ギルドへと向かった。
冒険者ギルドは街の中心地にあるそこそこ大きな建物で、仕事を求めて出入りする冒険者たちで賑わっている街の顔とも言える場所だ。
ギルベルトさんはギルドに入ってすぐの場所にあるカウンターに立っていて、冒険者たちに仕事を斡旋したりして忙しそうに働いていた。
僕たちが声を掛けると、笑顔で出迎えてくれたよ。
「お前さんたちのお陰で助かった。ありがとうな」
僕は彼から仕事の依頼料として八百ダイルを受け取った。
僕の役目は終わったし、依頼料も貰ったから家に帰るか。
冒険者ギルドを出ようとすると、ちょっと待ってくれとギルベルトさんが呼び止める声が。
振り向くと、彼が一枚の羊皮紙を持ってカウンターから出てくるところだった。
「シルカ、これを持って行け」
僕は彼から差し出された羊皮紙を受け取った。
それは、産業祭のことが書かれたチラシだった。
産業祭とは一年に一度の割合で街が開催しているイベントで、街の外から訪れた行商人や街の農家たちが店を開き、収穫した野菜や手作りの料理なんかを格安で販売する祭なのだ。
僕は出店したことはないが、客として足を運んだことは何度もある。
錬金薬の材料になる薬草なんかが安く大量に仕入れられる数少ない機会だから、有難いんだよね。このイベント。
チラシによると、産業祭は明日開催されるとのことだった。
そうか……もうそんな時期になったんだな。
「そのチラシを持って行くと薬草が安く買えるらしいぞ。せっかくだから行ってみたらどうだ」
確かにチラシの下の方に、そのようなことが小さく書いてある。
チラシのことがなくてもイベントには行くつもりだったが、せっかくだから活用させてもらおう。
僕はチラシを丁寧に折り畳んで鞄の中にしまった。
「ありがとうございます」
「それじゃあな。暗くなってきてるから気を付けて帰れよ」
僕は皆と別れの挨拶をして冒険者ギルドを出た。
帰り道、ラフィナが僕の顔を見上げながら尋ねてきた。
「師匠、行くんですか? お祭」
「うん」
僕は頷いた。
「薬草とかが安く仕入れられるのは有難いんだよね。行商人も店を出すから掘り出し物があったりするし」
流石に星の砂みたいな貴重品が売られていることはないだろうが、そういう宝を探して店を見て回るのは楽しいものだ。
ラフィナは期待の眼差しで僕を見た。
「師匠。わたしもお祭に行きたいです」
「分かった。それじゃあ明日は店を閉めて二人で祭を見に行くか」
「はい!」
こういう外出の予定を立てるのは楽しい。
明日は晴れるといいなと願いつつ、僕はラフィナと共に帰路を歩いていったのだった。
冒険者ギルドは街の中心地にあるそこそこ大きな建物で、仕事を求めて出入りする冒険者たちで賑わっている街の顔とも言える場所だ。
ギルベルトさんはギルドに入ってすぐの場所にあるカウンターに立っていて、冒険者たちに仕事を斡旋したりして忙しそうに働いていた。
僕たちが声を掛けると、笑顔で出迎えてくれたよ。
「お前さんたちのお陰で助かった。ありがとうな」
僕は彼から仕事の依頼料として八百ダイルを受け取った。
僕の役目は終わったし、依頼料も貰ったから家に帰るか。
冒険者ギルドを出ようとすると、ちょっと待ってくれとギルベルトさんが呼び止める声が。
振り向くと、彼が一枚の羊皮紙を持ってカウンターから出てくるところだった。
「シルカ、これを持って行け」
僕は彼から差し出された羊皮紙を受け取った。
それは、産業祭のことが書かれたチラシだった。
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僕は出店したことはないが、客として足を運んだことは何度もある。
錬金薬の材料になる薬草なんかが安く大量に仕入れられる数少ない機会だから、有難いんだよね。このイベント。
チラシによると、産業祭は明日開催されるとのことだった。
そうか……もうそんな時期になったんだな。
「そのチラシを持って行くと薬草が安く買えるらしいぞ。せっかくだから行ってみたらどうだ」
確かにチラシの下の方に、そのようなことが小さく書いてある。
チラシのことがなくてもイベントには行くつもりだったが、せっかくだから活用させてもらおう。
僕はチラシを丁寧に折り畳んで鞄の中にしまった。
「ありがとうございます」
「それじゃあな。暗くなってきてるから気を付けて帰れよ」
僕は皆と別れの挨拶をして冒険者ギルドを出た。
帰り道、ラフィナが僕の顔を見上げながら尋ねてきた。
「師匠、行くんですか? お祭」
「うん」
僕は頷いた。
「薬草とかが安く仕入れられるのは有難いんだよね。行商人も店を出すから掘り出し物があったりするし」
流石に星の砂みたいな貴重品が売られていることはないだろうが、そういう宝を探して店を見て回るのは楽しいものだ。
ラフィナは期待の眼差しで僕を見た。
「師匠。わたしもお祭に行きたいです」
「分かった。それじゃあ明日は店を閉めて二人で祭を見に行くか」
「はい!」
こういう外出の予定を立てるのは楽しい。
明日は晴れるといいなと願いつつ、僕はラフィナと共に帰路を歩いていったのだった。
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