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完全なる変身
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祐希は、自分が完全なる女性に性転換出来た事を、晃に事細かに説明した。
晃は、当然の如く驚き
「そんな事があり得るのか…」
と、言って絶句した。
「どれだけ女性に近づいても、所詮は男が誤魔化して女装してたに過ぎなくて、おっぱいなんかは多少は膨らんでたけど、ただその程度のものだったのよ。
でも、今は違うわ。
ワタシは或る薬によって、完全なる性転換を果たして、本物の女性になれたの。
今のワタシは、生理もあるし、妊娠だって出来るのよ。」
「えっ!」
祐希が変化している事は、一目見て気づいた晃だったが、まさかそこまでの変化を成し遂げているとは…
思わず、驚きの声を上げてしまった。
「ワタシの事はどうでもいいの。
ねえ、真希はどうしたの?」
「えっ、ああ。
それが…」
晃は、妻の現在の状況を話した。
「まさか、真希が…」
祐希は、真希が不妊であった事に驚き、固まってしまった。
「たしかに不妊であったことは、本人もすごくショックを受けてるし、とても残念な事だった。
俺も早く子供が欲しいって、真希と話してたしな。
でも、一番の問題は…
真希の心が完全に壊れてしまったって事なんだよ。」
「心が…」
「ああ。
アイツのショックは俺なんかの何倍も大きかったらしく、まあ、そうなるのは当然なんだが…
それが原因で、重度の鬱病になり、今は目が離せない状況にある。
俺も仕事があるし、ずっと付いてるわけにはいかないから、お義母さんにお願いして、ウチに来てもらってたんだ。
でも、それなら、実家にいる方がいいんじゃないかって事で、真希は実家に帰ってる。」
「真希が実家に…」
祐希は、自分の知らない間にこんな事になっているとは、全くもって知らなかった。
それも、あれだけ明るかった姉が、そんな状態になっているなんて…
予想を超える悪い状況に、祐希は俯いたまま考え込んでしまった。
晃は、当然の如く驚き
「そんな事があり得るのか…」
と、言って絶句した。
「どれだけ女性に近づいても、所詮は男が誤魔化して女装してたに過ぎなくて、おっぱいなんかは多少は膨らんでたけど、ただその程度のものだったのよ。
でも、今は違うわ。
ワタシは或る薬によって、完全なる性転換を果たして、本物の女性になれたの。
今のワタシは、生理もあるし、妊娠だって出来るのよ。」
「えっ!」
祐希が変化している事は、一目見て気づいた晃だったが、まさかそこまでの変化を成し遂げているとは…
思わず、驚きの声を上げてしまった。
「ワタシの事はどうでもいいの。
ねえ、真希はどうしたの?」
「えっ、ああ。
それが…」
晃は、妻の現在の状況を話した。
「まさか、真希が…」
祐希は、真希が不妊であった事に驚き、固まってしまった。
「たしかに不妊であったことは、本人もすごくショックを受けてるし、とても残念な事だった。
俺も早く子供が欲しいって、真希と話してたしな。
でも、一番の問題は…
真希の心が完全に壊れてしまったって事なんだよ。」
「心が…」
「ああ。
アイツのショックは俺なんかの何倍も大きかったらしく、まあ、そうなるのは当然なんだが…
それが原因で、重度の鬱病になり、今は目が離せない状況にある。
俺も仕事があるし、ずっと付いてるわけにはいかないから、お義母さんにお願いして、ウチに来てもらってたんだ。
でも、それなら、実家にいる方がいいんじゃないかって事で、真希は実家に帰ってる。」
「真希が実家に…」
祐希は、自分の知らない間にこんな事になっているとは、全くもって知らなかった。
それも、あれだけ明るかった姉が、そんな状態になっているなんて…
予想を超える悪い状況に、祐希は俯いたまま考え込んでしまった。
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