オレ、母になる

フロイライン

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季節と心理は移ろうもの

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親への説明をクリアした祐希にとって、あとは出産に邁進するだけだった。


時は一気に動き出し、祐希のお腹はどんどん大きくなっていった。



既に妊娠9ヶ月目 を迎え、いよいよ出産準備期間に入った。
お腹の中の赤ちゃんは体重も増え、今のところ全てが順調に進んでいた。

しかし、祐希は、大きくなった子宮に内臓が圧迫されて胸焼け、息切れ、頻尿、腰痛などが起き、段々日常生活をおくるのがしんどくなっていった。


晃は、毎日、祐希に頼まれて、彼女の裸体を写真に収めていたが、あらためて

「どんだけ巨乳になるんだよ。」


と、変化を続ける妻の体を、感心しながら見つめて言った。


たしかに、祐希もその自覚があり、張りや痛み、サイズアップが顕著になり、乳首から母乳のような分泌液が出たりもした。

「お医者さんが、これは自然な準備が出来てる証拠だから、何も心配いらないって」


祐希は、晃に自身の裸体を見せながら笑って答えた。

祐希の体は、他にも変化があり、血管が浮き出たり、妊娠線ができたり、乳首に白いカスが溜まったりした。

「その爆乳を揉みてえーっ

でもダメなんだよな?」


晃は、天を仰いで言ったが、祐希は笑いながら

「乳首への刺激は早産の兆候、つまり、子宮収縮につながることもあるからダメ」

両手でバツ印を作って拒絶した。
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