オレ、母になる

フロイライン

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変身の条件 女ホル

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一年前

大学を休学し、ニューハーフのバーで働き出した祐希は、着々と計画を進めていた。

その第一段階として…



「ユウちゃん

マジで女ホルするの?」


愛香は、祐希の決断に驚きの色を見せた。


「一日も早く女らしい体を手に入れなきゃならないので。」


愛香は、祐希の答えを聞き、その決意の固さに、驚いた。



「そんなに、カレの事が好きなんだね。」


「はい。

好きです。」


祐希は、顔を真っ赤にしながらも、ハッキリと答えた。



「でもさあ、女ホルって魔法のクスリじゃないのよ、うん。

注射打っても、全然おっぱいが膨らまない人もたくさんいるのよ。

第一さあ、アンタは何もしなくてもめちゃくちゃ可愛いじゃない。

ホルモンなんて必要ないんじゃない?」



「いえ…
相手の人はバイですけど、どちらかと言えば女性のほうが好きなんです。
だから、ワタシも女らしい体になりたいんです。


おっぱいが大きくならない人の話はよく聞きます。

でも、可能性に賭けてみたいんです。」



「副作用もキツイよ。

それと、後戻り出来ないものでもあるし。


でも、本人の決意が揺らがないんだったら、外野がとやかく言う必要もないわね。

あ、そうそう

祐希ちゃんが女らしくなるか、占ってあげようか。」



「えっ
愛香さんて、そんな事ができるんですか?」



「占いっていうより、この世界に伝わる都市伝説みたいなものよ。


あなたって、双子なのよね?」



「はい。

双子の姉がいます。」


「そうよね。
お姉ちゃんの彼氏のことが好きになったって言ってたしね。」



「はい…」



「じゃあ、質問

ユウちゃんのお姉ちゃんの胸のサイズは?」



「えっ

サイズ…


真希っていくつだっけ


でも、大きくて肩コリがするとか言ってたような…


たしか、Gカップだったと思います。」



「えっ!

ホントなの!?


そんな爆乳してるなんて。」



「はい。
でも、それが何か?」


「この業界に伝わってるのがね

女ホル打って、どれくらいの胸のサイズになるのかは、姉妹やお母さんのサイズが参考になるって話よ。

遺伝が関係してるのか…

大体、女性の肉親の、1サイズ小さいくらいになるって話よ。

アンタのお姉ちゃんがGカップだったら…

ユウちゃんはFカップになれるって話。」


「えっ

ホントですか!!」


「さすがに男だから、そこまで大きくならないだろうけど、期待を持てる血筋だわ。」


愛果はそう言って笑った。


祐希もそこまで大きくならなくとも、せめてCカップくらいの大きさになれたら、御の字だと思っていた。


そんな祐希の思いとは裏腹に、女性ホルモンを打ち始めると、胸はみるみる大きくなり、一年後にはFカップにまで育ってしまった。
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