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山中教授
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「山中先生は、こちらにお一人で住まれているのですか?」
「ああ、そうだよ。
ここ二年の間に両親が立て続けに亡くなってねえ。
古い家だが昔建てたのものだからねえ、妙にバカでかいんだよ。」
「すごい家です。」
「ところで、しんどいとか痛いところはないかね?」
「いえ、それがどこも痛みがなくて…
全く自覚症状がないんです。」
「なるほどな…
遅くまで質問攻めにしてすまなかった。
今度こそ寝よう。
この隣の部屋を使ってくれたまえ。」
ようやく解放された俺は、隣の部屋に入り、ホッと一息ついた。
部屋には大きな鏡があって、俺の姿を映し出していた。
女だ
自分の姿だけに違和感がハンパないけど、客観的に見て、どこからどう見ても女だ。
この世界で、俺はなんで女になったんだろう。
さっきも思った事だけど、これには何か意味がある事なのだろうか。
もし、この事が必然なのだとしても、俺はまもなく死ぬわけだし、何のために性転換されてしまったのかわからない。
いや、これって…
俺が親父に命を救われ、このまま生きていけるからこそ、性転換してしまったんじゃないのか?
どちらにしても、明日だ
明日になれば全てがわかるはず
俺が救われるのか、ダメなのかが…
それと…
親父に信じてもらえるかなあ
俺が未来から来たってことを…
「ああ、そうだよ。
ここ二年の間に両親が立て続けに亡くなってねえ。
古い家だが昔建てたのものだからねえ、妙にバカでかいんだよ。」
「すごい家です。」
「ところで、しんどいとか痛いところはないかね?」
「いえ、それがどこも痛みがなくて…
全く自覚症状がないんです。」
「なるほどな…
遅くまで質問攻めにしてすまなかった。
今度こそ寝よう。
この隣の部屋を使ってくれたまえ。」
ようやく解放された俺は、隣の部屋に入り、ホッと一息ついた。
部屋には大きな鏡があって、俺の姿を映し出していた。
女だ
自分の姿だけに違和感がハンパないけど、客観的に見て、どこからどう見ても女だ。
この世界で、俺はなんで女になったんだろう。
さっきも思った事だけど、これには何か意味がある事なのだろうか。
もし、この事が必然なのだとしても、俺はまもなく死ぬわけだし、何のために性転換されてしまったのかわからない。
いや、これって…
俺が親父に命を救われ、このまま生きていけるからこそ、性転換してしまったんじゃないのか?
どちらにしても、明日だ
明日になれば全てがわかるはず
俺が救われるのか、ダメなのかが…
それと…
親父に信じてもらえるかなあ
俺が未来から来たってことを…
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